不毛地帯 第一巻

不毛地帯 第一巻

902円 (税込)

4pt

拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。

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  • 不毛地帯 第一巻
    902円 (税込)
    拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。
  • 不毛地帯 第二巻
    825円 (税込)
    商社マンとして生き抜くことを宿命と感じるようになった壹岐は、防衛庁の次期戦闘機選定に伴う商社、メーカーの熾烈な受注合戦に巻き込まれる。国防のため、真に優れた機を採用させようと奔走するが、背後には次期総裁選をめぐる暗闘が横たわっていた。壹岐は政界や防衛庁内の利害が複雑に絡み合う「黒い商戦」で水際立った手腕を発揮する。しかし、その代償もまた大きかった。
  • 不毛地帯 第三巻
    869円 (税込)
    次期戦闘機商戦に勝利し、中東戦争をめぐる商機を掴んで利益を挙げた壹岐は、社の経営方針転換を提唱。経営不振の千代田自動車への関与を深めようとした矢先、米巨大自動車企業フォークの社長が突如来日する。虎視眈々と日本市場を窺うフォーク社に対し、壹岐はアメリカ近畿商事の社長となって千代田自動車との提携交渉を進めるが……。国際経済戦争の過酷な現実に壹岐は苦悩する。
  • 不毛地帯 第四巻
    825円 (税込)
    フォーク社との虚々実々の交渉の裏で、壹岐は資源に乏しい日本の将来を見据え、原油確保の手段を模索していた。腹心の部下・兵頭はイランやリビアに飛び、文化や商習慣の違いに悩まされながら油田開発の可能性を探る。一方、フォーク社との交渉は最終段階に至って、ライバル東京商事の暗躍で思いもかけない展開に……。専務に昇進し、近畿商事ナンバー3となった壹岐の戦いは続く。
  • 不毛地帯 第五巻
    869円 (税込)
    油田開発を商社マンとしての最後の仕事と思い定めた壹岐は、社内の反対を押し切り、イランのサルベスタン鉱区に賭けた。政官界からの逆風をかわし見事採掘権の落札に成功するが、灼熱の大地からは一向に原油の噴き出す兆しはなかった……。シベリアと中東、二つの「不毛地帯」を彷徨する一人の日本人の戦いを、戦後史を背景に圧倒的な筆致で描ききった一大巨編、ここに完結。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

不毛地帯 第一巻 のユーザーレビュー

初めて『不毛地帯』を読んだとき、圧倒的な感動が胸に押し寄せ、しばし呆然としてしまいました。けして、楽しいばかりの話ではありません。戦争の話、抑留の話、友の死、そして―。
“結局、古き良き昭和の話だよねー”と言う人もいるでしょう。でも、そんな陳腐な言葉は寄せ付けないほどのドラマがここにあると、私は声を大にして言いたい!!
また、私が山崎豊子さんの作品の中で一番『不毛地帯』を好きな理由は、途中はいろいろな困難と挫折に見舞われながらも最後に「救い」があるからです。油田がねえ…。彼女ともねえ…。いかん、ここからはネタバレ!!
さてさてどんな救いなのか?は、あなたの目で確かめてください。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月30日

    15年ほど前にドラマ化された事もあるので知っている人も多いと思うが、この1巻だけでも原作を読んでほしい。シベリア抑留の壮絶な内情が見て取れる。
    戦争はしてはいけないものだが、それ以上に負けてはいけないものということを強烈に認識させてくれる。
    ウクライナは早くロシアに降伏した方が被害が少ないとか言って...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    超大作。
    一話は戦中〜戦後のシベリア拘束期間が大半。時代の不遇さと愛国心の強烈さに終始目が奪われた。

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    Posted by ブクログ 2023年01月29日

    圧倒的なボリューム感。早くこの小説に出会いたかった。ここまで命懸けで生き抜いた人が生きていた時代に我々の時代が勝てるはずがないと思ってしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    山崎豊子の小説は初めて読んだ。フジテレビのドラマが面白かったので、原作はどんな感じなのかと手にとってみた。全5巻だし、テーマも重厚なものなので、読むのはさぞ大変だろうと思っていたが、かなり読みやすかったし、面白かった。知らなかった言葉もたくさんあり勉強になった。わくわくしたり犯人が気になったりするよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月13日

    久しぶりに大作を読んだ。山崎豊子氏の不毛地帯である。どんな内容か全く知らないまま読み始めた。
    第二次世界大戦で日本軍の参謀だった壹岐は、戦後シベリアに抑留され、11年もの長い月日を寒さと飢えに耐え忍びつつ、過酷な労働をさせられた。ようやく日本に戻ることが出来てからは、関西の繊維系総合商社に採用され、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    シンドラーのリストを観たすぐ後に読んだからか、それともこの本自体の描写のおかげかはわからないけど、シベリアでの話を読んでいると収容所での生活の光景がありありと浮かんできた
    「戦争」という悪行の裏にはそれを是と信じて自分の全てを賭けた人たちがいて、戦争を推し進めたことについての個々人の責任ってなんなん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月25日

    全5巻通してのレビュー

    昭和初期から敗戦までの期間は苦手であるし、小説を読むのも躊躇っていた。
    第二次世界大戦に突入せざるを得なかった経緯も、戦時中の「大本営発表」も、その言葉を聞くだけで嫌悪感でいっぱいになるほどだ。

    適切な表現が思い浮かばないが、
    シベリア抑留中のまさに物理的な「不毛地帯」で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月11日

    ひたすら引き込まれます。
    シベリアでの11年の勾留。まったく畑違いの商社での第二の人生。圧倒的な取材と筆力。ドラマとはまさにこういうものを指すのでしょう。これがあと4巻つづくという幸せ。

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    Posted by ブクログ 2017年11月16日

    びっくりした。かなり面白い。知識としては知っていたシベリア抑留に関して、過酷な現実がこれ程までに生々しく描かれていると、同じ日本人として知らなかった事が多すぎて恥ずかしくなる。敗戦後、日本の発展の礎を築いた財閥や商社を舞台に、ソ連での回想を交えながら、静かにストーリーが始まってゆく第1巻。

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    Posted by ブクログ 2016年03月19日

    シベリア抑留の過酷な様子が伝わってきた。
    1945年に戦争は、終わったけど、ずっと苦しみ続けていた人たちがいたことを知った。
     
    壱岐正が、第二の人生を商社マンとして、一から歩もうとする真摯な姿を見て、
     
    自分も、自分の仕事や人生と真っ直ぐに向き合っていきたい。と思った。

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