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私たちの祖先は、なぜ日本を目指したのか?――命がけの航海から見えてきた「新しい人類史」!
「最初の日本列島人は、当時陸続きだった大陸から歩いてやってきた」――これは今や間違ったイメージだ。我々の祖先は、何らかの手段で海を越え、日本列島へたどり着いた。
しかし、その事実には不可解な点がある。
水平線の先にある見えない島の存在を、彼らは知っていたのか。
世界最大級の海流、黒潮を、どうやって越えたのか。
そして、それほどの難関に立ち向かってまで、なぜ海の向こうを目指したのか。
――謎に挑むため、私たち現代人がおこなった命がけの実験航海実験。そこから見えてきた日本人誕生の物語と、「祖先たちの本当の姿」とは。
〈この太古の航海は決して、選ばれし屈強な男たちが主役の冒険物語ではない。
これは後期旧石器時代を生きた、ふつうの男女たちの物語なのである。 ――本書より〉
クラウドファンディングで計6000万円もの支援を受けて達成された「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の成果がここに!
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Posted by ブクログ
「人類はどうやって海を渡って日本にやってきたか?」という問題に対して、人類史学者の海部氏は当時の環境や技術を考慮して実験的に解き明かそうというプロジェクトを立ち上げた。本書は6年に渡る壮大なプロジェクトを書き記したドキュメンタリーである。幾多のトラブルや失敗を繰り返しながらも、多数の支援者を巻き込んで、人力での黒潮横断に挑戦し、ついに水平線の向こうにある島に辿り着く…そんなドラマに惹きこまれ、読み進めるうちに自分も一支援者のようになっていく。
現代の技術をもってすれば島から島への移動はたやすいが、古代の人類はリスクを冒してまでなぜ海を目指したのか?実際に人類の挑戦を目の当たりにした著者の見解が興味深い。
Posted by ブクログ
オーディブルにて 再読(以前は本で)
実はこのスギメの航海の話はすごく好きでオーディブルでタイトルを見つけて再読してしまいました。
以前、海部先生がこの内容について講演された時にもオンラインででしたが参加したことがありました。
すごくロマンを感じるしワクワクする。
こうやって実際に再現したしてみることで、机上でイメージするだけではふんわりしていることが、実感として具体的になるのが面白い。実際にやってみると、これはあり得ないんだなとか、こういう気持ちになるよねということが追体験できて、旧石器人はどうだったんだろうって改めてイマジネーションが広がる。
Posted by ブクログ
日本人のルーツの一つに、南方系のルートがあると考えられていますが、そのルートが成り立ち得るのかどうか、実際にやってみよう、というプロジェクトの全体を紹介した本です。
とはいえ、南方系のヒトが初めて日本に渡ってきたのは3万年以上前のことなので、想像するしかない部分は多々ありますし、3万年前と今では、海の状態も陸の状態も違うので、完全再現は難しいですが、それでも、人力だけで南方系のルートは可能と考えて差し支えないレベルの成果が得られたことは、非常に意味があると思います。
それにしても、このプロジェクトに関わった皆さんの情熱には、圧倒されます。
南方系のヒトが日本に渡ったときにも、きっと同じような、あるいは、この本に出てくる皆さん以上の情熱があったのでしょうね。
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