ありがとうって言えたなら
  • 完結

ありがとうって言えたなら

866円 (税込)

4pt

決して仲のいい母娘じゃなかった。
だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。

余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。
「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。

***

「すい臓のほうに何かあるって」。
大阪で暮らす姉から、エネルギッシュで毒舌でコワモテの美人の母が、余命1年のすい臓がんだと告げられた。
釧路で一人暮らしをしていた母は、看護師をしている姉の元へ身を寄せ、通院と治療が始まった。抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮。心はガチガチに閉じていて。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかり……。
決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
思わず「お母さん」ってつぶやきたくなるコミックエッセイです。

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ありがとうって言えたなら のユーザーレビュー

4.3
Rated 4.3 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    瀧波さんの言葉は時々カチンときたり、首をかしげたくなることもあるけれど、全般的に視野を広げてくれる漫画家さんなので、多方面でたしなませてもらっている。

    母娘の難しさを自分も実感していたということもあり、読んでみることに。

    いつか来るであろうその日を少しリアルに感じてみることができた。

    私はそれ

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    わたしの母の膵臓に嚢胞があり、ガン化する可能性があるとのことで半年に一度検査をしてるところなので、参考にと思って読んだ。漫画家である瀧波ユカリさんのお母さまが末期の膵臓癌とわかってから亡くなるまでの一年とちょっとの間の話。瀧波さんが、ご自分自身やお母さまのこと、そして現状を理解しようとする姿勢、お母

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    たとえどんな親でも、子どもにとってはたった一人の親。卵巣癌の終末期の母を介護している最中、父に膀胱と腎臓と肺に進行した癌が見つかり途方に暮れていましたが、大変参考になりました。
    この本を一緒に介護している弟にも読んでもらおうかな。両親の介護があとどのくらい続くのかわかりませんが、悔いを残さないようや

    0
    2022年04月03日

    Posted by ブクログ

    著者が末期がんの母親を送るまでの日々を漫画で綴る。老いた(しかもややこしい関係の)親との葛藤が自分のことのように思える。気持ちがしんどい時は読まないこと。

    0
    2021年02月04日

    Posted by ブクログ

    余命一年の母と子どもたちの闘病記録。今年亡くなった祖母と母の関係を思い出して(怒りっぽい祖母とかリアルな部分も含めて)、ちょっと泣いた。

    0
    2020年11月03日

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