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中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
5巻と6巻は、続きです
いやぁ〜、凄かったです。
5巻は、全容があまり掴めないので???という感じですが、
そこで終わるのねぇー。と速攻で6巻に読み進めました。
主人公の茉莉花がどんどん成長して、カッコイイです!
いつも勉強の合間に読む楽しみにしている作品です。
濃いめの新キャラが2人出てきましたが、お互いの素性も明らかになっていよいよ次巻では共同戦線?!
そして珀陽と春雪のやり取りによる不意打ちの胸キュンに見事に被弾しました・・・いいぞ、もっとやれ!!笑
新たな試練
またまた皇帝から禁色を取るためのきっかけとなるための試練が用意されて出発したヒロイン。新たなキャラとともに事件を解いていくが果たして解決するのか、、、つづく
つづく。。
今度は治安の悪い土地へ1人で赴任した茉莉花ですが、着いて早々に記憶の良さを発揮して知人を増やします。
新キャラはいずれも個性的で、事件の解決に取り組む際に時には疑い、また協力する関係になりました。
珀陽、天河、子星のお馴染みキャラは出番もほとんどなく、少し寂しい気もしました。
残念
5巻の序章で感じる違和感
6巻のあとがきで、なんとなく"ああ、そういう事なのかな?"って理由が頭に浮かぶけど、ほんの僅かな設定の違いでもストーリーにズレを感じてしまうのが少し残念。
作品自体が面白いので楽しいけど、設定の統一感は持たせて欲しい。
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