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中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
Posted by ブクログ
天庚国分裂後の国の残り一つ・采青国が遂に登場。采青国に行く途中に問題が発生した茉莉花は、かつて会談の際に顔を合わせていたことのある采青国の皇弟・高福と護衛の武官・蒼天に出会う。かなり難しい高福の人探しを、下心を隠しつつ手伝う茉莉花と、受け取れるものはちゃっかり受け取る蒼天と、どんどん危機察知能力が上がってる気がする春雪がおもしろかった。
茉莉花が久しぶりに新しい大きな事実をつくって大どんでん返しをしたのはヒリヒリした。ページをめくる手が止まらなかった。
もうすぐ皇帝・珀陽と茉莉花が出会ってから1年の作中時間経過らしい。濃すぎる1年でびっくりする。2人とも、お互いに1年の記念を意識しているのに、茉莉花はとんでもないことに気付いてしまい、しばらく国には帰れなそう。次も楽しみ!
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