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中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
活躍と切なさと
出向先で大活躍をして戻ってきた茉莉花を迎える珀陽の心情がじーんとくる。
沈着冷静、有能な皇帝と見られていても寂しさを抱えているというのが現実。これからの二人の距離がどうなるのか楽しみ。
遂に、やっと赤奏国編完結、帰国
戦わずに和平交渉に悩むヒロインにどんどん吸い込まれてさっと読んでしまいました。久しぶりに皇帝との絡みもあってよかった。天河の任務報告の箇所もあって笑いながら読ませてもらいました。
面白い！
このシリーズは、どの巻も面白くて一気に読みたくで毎回夜更かしして次の日眠くて後悔しています(°▽°)
毎回、茉莉花と一緒に悩見ながら読んでしまいます。
主人公が頑張って難題に立ち向かっていくストーリーは大好きです！
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