現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集

現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集

569円 (税込)

2pt

4.0

本書の書名中の「酔古堂」とは、中国・明時代末の教養人・陸紹コウの雅号で、世の中の名利など眼中になく、悠々たる生き方を追い求めた人物のこと。「剣掃(けんすい)」とは、彼が愛読した『史記』や『漢書』をはじめとする、五十種以上に及ぶ古典から選び出した名言・嘉言を、剣(心)で世間の邪気を掃(は)らい味わう、という意味である。この『酔古堂剣掃』を愛読し、その名言・嘉言をどう味わうかを、陽明学者の泰斗・安岡正篤師が「講話」というかたちで解説したものが、本書である。内容は、「足るを知る虚無観」「好煩悩と百忍百耐」「生活・自然・風流」「山居・幽居の楽しみ」など、人格よりも経済力を、過程よりも結果を重視しがちな現代人に、自然と共生して生きる喜びを味わえと訴える、警鐘の書ともいえる内容である。本書は「現代活学講話選集」(全七巻)の五巻目。今、結果のみを重視し、急ぎすぎる日本人に心の滋養となる一冊である。

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり

現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集 のユーザーレビュー

4.0
Rated 4 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    安岡正篤先生のご子息にあたる安岡正泰先生を講師にお招きし、素読形式による勉強会を運営しております。その際に平成21年度に利用している書籍。

    0
    2009年10月18日

    Posted by ブクログ

    本書を手にとるまで、聞いたこともない古典であった。

    中国・明末の教養人 陸紹珩の著で、史記や、漢書など50数種の古典の中から名言、嘉言を集めた読書メモである。
    酔古堂とは、陸紹珩の雅号であり、剣掃とは、世俗の邪気を掃ういう意味とある。

    広く知られた、菜根譚よりも内容が豊富で面白い。明治大正のころ

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    安岡先生による「酔古堂剣掃」の解説集。やはり古典に勝る自己啓発書はない。前半の「風雅の至極」や「人間と花鳥風月」あたりはちょっと「長く」感じられたが、後半の「大丈夫の処する道」、「智者の達観」は一気に読み上げた。安岡先生の座右の銘とされる六然について、「勝海舟がよく揮毫した言葉です(p177)」とし

    0
    2015年10月25日

現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり

安岡正篤 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す