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学問は、心の底より湧き出る豊かな喜びの中で学んで、初めて活学となる――人は学んでは思索し、思索しては学ぶことを繰り返しながら成長する。学ぶことはもっとも知的な行為であり、その知的な蓄積をどのように生かすかは、強い意志と情熱にかかっている。本書は、東洋学の泰斗が、『小学』『論語』『礼記』などの東洋の古典を通して、学ぶことの大切さと考えることの愉しみについて語り明かした珠玉の講話集である。すでに実証されている先人達の人間・人格・行跡を通じて、真の学問が人間を変えることを説いた「学問は人間を変える」や、青年の使命とそれを成就するための学問を論じて、知識を体現することを説いた「小学の読み直し」など、生きる勇気を生むために、そして本当の自分を作るために人は学び考えることを主張している。人間としての成長のために、透徹した“安岡人間学”の精髄をわかりやすく説いた「先哲講座」。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年04月22日
「東洋の古典から何をいかに学ぶか?」
正直難しいと感じた。印象に残った言葉は、
・ 人間は人間の性質を変えるより外に救われる方法がない(p17)
・知性・知能によって知るものが理であり、実践によって把握するものが道である (p42)
・男の器量は人格の出来ばえです。器量は道に基づいていろいろの器...続きを読む
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