ダークマター、ニュートリノ、ヒッグス粒子……。科学に関するトピックスが話題にのぼる機会が増えています。実は、宇宙の誕生も、素粒子の発見も、人体のメカニズムも、自然界にあるものはすべて物質の「ゆらぎ」が根底にあります。相対性理論から最新の超ひも理論まで、科学の謎を解くことは、何が、どう揺らいでいるかを解明することでもあったのです。この「ゆらぎ」をキーワードに、科学をシンプルに学んでいきましょう。
Posted by ブクログ 2014年04月15日
最近の物理学では最小単位はヒモであるらしい。
ゆらぎ方が違うだけとか。
宇宙から素粒子、人体まで、「ゆらぎ」を切り口にわかりやすく面白く読ませてくれる。
非理系の自分でも楽しめた。
面白いと思ったのは、「うつ」に関する新説。
何かとネガティブにとらえられるうつ病は人類が生き残っていくには実は有効な...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月03日
ゆらぎをキーワードに宇宙という大きいものから素粒子という小さいもの、また脳や身体について解説されています。
それぞれが超濃厚な内容なのですが、さらっと分り易いように書いてあります。
ここを入り口にそれぞれ気に入った分野へ更に深く進むといいですね。
この本を読むことで、最低限のオトナの常識を手に入れた...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
とても良い本だと思いました。難しい物理をわかりやすく解説している本はたくさん見かけますが、一貫して「ゆらぎ」にフォーカスを当て宇宙成り立ちの神秘と本質を伝えようと工夫されているところが素晴らしいと感心。最後は人体のゆらぎにまで言及し、脳や心の揺らぎ、特にうつ病までが人類絶滅を防ぐ役割を果たしていると...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月23日
久しぶりに「これあたりだ」と思えた新書です。
不必要に深い部分には入らずに感覚的に分かりやすいラインかつ
幅広い知識を一貫した視点で描いています。
「ゆらぎ」という言葉をきくと知識の狭い私が思い浮かべるのは
「超ひも理論」ひいては宇宙の話あたりだが、
本書は同じ「ゆらぎ」を切り口に人体(人間の認識...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月15日
あ、面白かったな。
本当にほとんど数式使ってないので、多分厳密でも性格でもないのだろうが、わかりやすい。
本当に、量子力学から、1/fのゆらぎ、うつ病も人類が生き延びる戦略の一つだと、ゆらぎといえば何でもいいのかよと言う展開。
でも、とんでも感はあんまり無いし、なるほどなあと言う感じ。
超弦理論、初...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月06日
二重スリットの実験は、電子のゆらぎを見る実験。
電子は、「そこにある」という確率でしか表せない。
ブレーンワールド。超ひも理論。量子論
フラクタル幾何学と1/fのゆらぎとの関係
コッホ曲線。自己相似性。
なぜ、同じ雲、波などを認識出来るのか?
時間に関する自己相似性。
心拍、電車の揺れ
再現性が...続きを読む