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Posted by ブクログ
貧血で細菌感染を防いでいるなんて驚いた。だからって瀉血するのはやだけど。
「善玉コレステロールが多すぎる」ってある人が医者から言われたと言ってたけど、何が悪いのか分からなかった。
つまり全身から肝臓に運ぶ量が多くなりすぎるのか。肝臓に負担がかかるのかな?
著者の言葉遣いの丁寧さと、分かりやすい例(室伏のハンマーとかレゴとか)のおかげで宇宙が身近に感じられた。今まであまり宇宙には興味なかった人でも、健康とか生物学に興味ある人ならば普段とは違った視点から楽しく読めると思う。
今度はアイザックアシモフの『もの言う石』とかいうの読んでみたい。
>癌で死亡する理由も 宇宙生物学によって説明がつきます 。火星や金星とともに岩石型惑星として誕生した地球の大気には 、もともと酸素は含まれておらず 、私たちの祖先は酸素がないことを前提に誕生しました 。そのため 、私たちの細胞は酸素の毒性に脆弱で 、これが発癌に深く関わっているということがわかってきたのです 。
>生命にとって 、酸素は原発に似ている ! /癌と酸素の深い関係 /活性酸素と癌 /癌予防は抗酸化成分で /人間だって日光に当たったほうがいい /運動は健康に良くない ?
>貧血は細菌から身を守る高度な防御機能だった ? /地球は鉄の塊 /生命に鉄が不可欠な理由
Posted by ブクログ
地球の成立ちが生物にどのような影響を与えているか、いくつかのトピックで語る。
形成当初空気に酸素が少なく、地殻は鉄分が多い。ここから嫌気性生物が当初の生命体となった。一方酸素は反応生が高く、酸化しやすくそのままでは存在しにくい(二酸化炭素、エアーズロックの酸化した大地)が、結合/分解する際のエネルギーが大きいため単細胞のみの嫌気性生物が多細胞生物になるためには酸素を利用できる好気性生物になる必要があった。動物はミトコンドリア、植物はシアノバクテリアと共生して、酸素エネルギーを有効活用することに成功した。
鉄は豊富なミネラルなので、体の至る所に利用されているが、一方細菌やウィルスとかにも利用されるため、人間はあえて貧血になることで対抗しようとした。そのためアフリカなどで慢性貧血の部族に鉄剤を飲ませたところ病気が蔓延したことがある。
月はジャイアントインパクトで地球から分離したため過去は地球に近く(現在の1/12)潮汐力も非常に強かった。このため地殻が削られ鉄などのミネラルが地表に出て来た。今でも月は3.5cm/年ずつ地球から遠ざかっている。月がなければ地軸は木星の重力の影響を受けて今のような四季がちょうどある角度ではなく、灼熱と評決の星だった。
Posted by ブクログ
満潮時に出産が増えるだとか、満月の夜は事故が増えるだとか、
人間と自然の関係については、まことしやかな噂が多い。
それらの真偽のほどは定かではないが、生命と自然や宇宙との繋がりが、
これほど深いものだったとは驚きだ。
原始の塩酸を大量に含んでいた海水が
塩水に変わったのは、月の引力のおかげだったとか、
老化や発癌は細胞の酸化の影響が大きいが、
それはもともと地球には酸素がなかった為、人間の細胞は本来酸素が苦手である等々、
宇宙生物学の研究成果から浮き彫りにされた、
目からウロコのトピックが満載の良書である。
生命体が宇宙の神秘的なメカニズムから生まれ、
私たちの体内に、宇宙が今も息づいていることがよく解る。
Posted by ブクログ
「宇宙生物学」とは耳慣れない学問ジャンルですね。
『宇宙生物』までをひとかたまりで捉えると、「宇宙生命体」や「宇宙人」とかを扱う学問のようにも思えますが、そうではありません。宇宙生物学とは、宇宙的視野で生命の成り立ちや起源を解明する学問で、アストロバイオロジーとも呼ばれているのだそうです。
本書において著者は、この宇宙生物学の観点から、ナトリウム・リン・酸素・鉄といった様々な元素が生命の発生や維持に果たしている役割を分かりやすい言葉で解説していきます。
「人間は月とナトリウムの奇跡で誕生した」「地球外生命がいるかどうかは、リン次第」「毒ガス「酸素」なしには生きられない 生物のジレンマ 」「鉄をめぐる人体と病原菌との壮絶な闘い」等々、「章立て」のタイトルを辿るだけでもワクワクしますね。
切り口が斬新で刺激的、私にとってはとても興味深い内容の著作でした。
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ビジネス・実用
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