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私たちの体、住んでいる地球、そして宇宙。この世に存在するものはすべて、元素同士の化学反応によりできています。これら自然科学の摂理を凝縮した万能の道具が、周期表です。元素たちが並んだ周期表のルールは、複雑そうに見えてシンプル。縦と横のどっちから攻める? なぜ人体は取り込む栄養素を間違う? 元素の化学進化って何?――難しそうだけどなぜか気になる、そんな周期表の仕組みわかる入門書。
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Posted by ブクログ 2017年02月15日
周期表を用いて宇宙や人体などの事象を上手く説明しており、高校程度の化学の知識があれば面白く読めると思う。 冒頭で述べられている「周期表とは量子化学の結論を数式を用いずに表したもの」(だったかな)という定義は本質を上手く言い得ている。
Posted by ブクログ 2015年07月26日
題名は大袈裟だが、周期表の楽しさを知ることができる。 -なぜ、放射性物質であるストロンチウムを体内に蓄積させないためには、カルシウムを摂るのが良いのか? -なぜ、レアアースが中国だけに偏在しているのか? 本書は、無味乾燥な周期表を時事ネタや健康ネタを絡めながら、興味深く説明する。 著者は量子学...続きを読むを専攻した後、NHKでアナウンサーとして活躍。NHKを退職して、医者となった。 医学を勉強しているときに「目からウロコが落ちた」ことが2回あったらしい。 ひとつは、宇宙にある元素と体を構成する元素が大きくつながっていること、もうひとつは、周期表で人体が良く使う元素の真下にある元素は毒性があることが多いこと。 この二つの事象の説明は、ミステリー小説的でもある。 第1章の最後にある「電子の軌道を4つの原則」は紙と鉛筆を持って数字表を書きながら読むと、周期表が深く理解できる。 もう一度高校生に戻って化学を勉強したくなる、お勧めの★5つ。
Posted by ブクログ 2014年12月10日
[すいへいりーべ...からの脱却]高校時代にとりあえず覚えた記憶が多くの方にあるであろう「周期表」。一見、無味乾燥に見えるこの表が現実の世界を紐解くヒントになっていることを、多くの例とともに示してくれる一冊です。著者は、NHKアナウンサーとして活躍したこともある異色の医学博士、吉田たかよし。 全...続きを読む編から著者の周期表への愛が伝わってくるのですが、本書で提示される周期表の有益さと「よくできている」という意味での美しさを考えれば、さもありなんと膝を打つ読者の方も多いのではないでしょうか。極めて理解に優しい言葉で書かれていることもあり、科学関係に興味を抱かせてくれる新書として大変オススメできる一冊です。 ただ単に元素ごとの解説を加えていくのではなく、宇宙や人体、さらにはレアアースといった話題とともにその特徴などを教えてくれるところにも好感が持てました。このような科学紹介本の類いを読むと、「こういう先生に昔教わっていれば…」(だいたいこういうことを言うやつほどどんな先生に教わってもロクに伸びるもんじゃない)と身勝手にも思ってしまうのですが、本書ではその感想を特に強く感じることになりました。 〜周期表の本質は、科学が到達した曼荼羅である。〜 ここまで言われちゃうともう☆5つ
Posted by ブクログ 2014年04月15日
学生時代に全く興味を持てなかった理系の本が面白く読めて嬉しい。著者に感謝。 元素周期表が単なる記号と数字の羅列ではなく、宇宙や人体の成り立ちまでも読み解ける表であったとは。 生き生きとした科学の面白さが伝わってくる。 手元に置いて繰り返し読みたい本。 こういう本を高校で理科を教える教師の方達に読ん...続きを読むでいただいて、生き生きとした授業をして欲しいと思う。 きっと科学好きが増えるはず。 水俣病や放射能被害がなぜ起こるかもわかりやすく説明されている。レアアースのことも良くわかった。
Posted by ブクログ 2013年10月05日
非常に興味深く、一気に読んでしまいました。 量子化学の箇所は難しくて一度では到底理解できなかったけれど、何度か読んだら、ちょっとずつ分かるようになってきた(ような気がする)。 筆者の言う通り、なんとも面白く、不思議で美しいと思える。 どの項も面白かったけれども、特に人体や毒の箇所が引き込まれました...続きを読む。 亜鉛と水銀などは、同じ族のため間違って取り込まれやすい、など。 なるほど、なるほど、へー、と、唸らずには読めませんでした。 周期表って非常に面白い。こんなに面白いものだったとは。 高校生の時に、これを読んでいたら人生変わったかなあ?とも。 本書に書かれていることは、化学を学び、そして医学とどちらも専門的に深く学んだ筆者だからこその視点なのだろうなと思います。 私の拙い文章ではうまく伝えることは難しいですが、とにもかくにも非常に面白かった。 こんなに興奮する本に出会えたのは久しぶりです。
Posted by ブクログ 2013年04月29日
めちゃ面白い内容です。文章も大変読みやすく、量子化学から生物の仕組みまでをこんなに解りやすく解説できるなんて、今年のサントリー賞はこれで決まりかな。是非一読あれ。
Posted by ブクログ 2013年02月27日
化学を勉強していた私にとっては周期表は大変だった思い出もあり、 面白かったと懐かしく思えたり本当に身近に感じるのですが、 学校のテストでしか周期表を学ばなかった人にとっては、 暗記の思い出しか残ってないかもしれませんね。 小難しい話もまったくないとはいえませんが、 本当に”えっそうなってるの?えーそ...続きを読むうだったんだ”と私たちの体や生活に身近に実は周期表が関係してた事を、変わった経歴の著者が分かりやすく教えてくれます。 理系の人も文系の人も、今学生で化学に苦戦してる人も、化学が大好きな人も、主婦の人にもお勧めです。難しそうって思わず読んで見てください。びっくりする程、周期表に引き込まれます。
Posted by ブクログ 2013年02月11日
原発問題等に絡めて周期表を身近なものとして解説した本。 授業ではあまり出てこない遷移元素も多く扱っていて、これはどういう元素?と思っていたのが解決できる。 典型元素は縦、遷移元素は横に性質が似ているというのもすごくわかりやすい。 やはり発展の電子軌道の部分は理解するのに時間がかかるが、元素が周期を示...続きを読むす裏付けとして比較的わかりやすく解説されていると思う。 レベルとしては理系大学進学高校生程度。 高校の内容を取り戻す大学の一般教養程度。 社会人になってからも一読しておくべき一冊だと思う。 教員として、授業で使えるネタが詰まっている優秀な本だと思う。 これを読んでおけば周期表だけで数時間授業ができそうだ。
Posted by ブクログ 2013年01月13日
これは良い本でした。著者はサンデージャポンなどでも有名な吉田たかよしさん。東大工学部の大学院で量子化学を研究後、NHKアナウンサーとして活躍、その後医学部に入り医師となるという異色の経歴の方。サンデージャポンの印象が軽そうであまり印象はよくなかったのですが、この方の本は良いです。頭のよさがよくわかり...続きを読むます。 本書で著者は、周期表は多くの人が学校で習うものの、”量子化学を理解していない人が教える周期表の知識は、単なるセミの抜け殻である”と主張します。周期表はかなり深い意味、原理があるのにそれを知らないで丸暗記するからつまらないのだということでしょう。確かに本書で著者が語る周期表の世界はおもしろい。高校時代にこうした著作を読んでいたらもっと化学に興味を持てただろうな、と思いました。 本書で著者が随所で述べているのは、周期表で同じ縦の列にある元素は一番外側の電子の数が同じであるため性質が似ている。そのため、医学的観点からは体に必要な元素と同じ列にある元素は人体に害を及ぼしがちである。例えば、原発事故で有名になったストロンチウム。これは周期表では人体に不可欠なカルシウムの一個下。そのためカルシウムと間違えられ人体に取り込まれ、しかも骨まで届く。骨は骨髄で赤血球や白血球を作り出しているところであり、もうれつに細胞分裂をしている。細胞分裂しているときの細胞は遺伝子がむきだしになっている。このため放射性ストロンチウムが取り込まれると、DNAに害が及び白血病のリスクが非常に高まる、ということ。非常にわかりやすい説明でした。さすが化学研究者→医者の経歴を持った方ならではの説明、と思いました。 本書で一番印象的だったのは、天然の元素はほとんどは地球上では作られず、超新星爆発などによって作られた、ということ。要するに新しい元素を作るためには、1000万度を超える温度が必要であり、地球上ではそのようなことは起こらない。例えば陽子と陽子をくっつけようとすると、陽子と陽子は正の電化同士なので反発する。ただ一定以上のエネルギーでくっつければ核力が働きくっつくが、そのためには1000万度を超えるエネルギーが必要である。亜鉛やヨウ素などの鉄より思い元素を利用している私たちは、宇宙で繰り広げられた化学進化の歴史の上に成り立っている存在である。なんというか、我々人間は星から来た痕跡があるんだな、と、不思議な気持ちになりました。我々は星の子供、といってもよいかもしれません。
Posted by ブクログ 2020年11月11日
【手に取ったきっかけ】 学生時代、電気化学寄りの材料科学分野を研究していた。 詳細な説明は省くが、求める性能を発揮する材料の候補を検討する際に、周期表を眺める時間が多かった。 周期表が便利なことは知っていたが、より詳細な解説はぜひ読んでみたいと感じたので、この本を手に取った。 東大で修士を取った後、...続きを読むNHKでアナウンサーを務め、その後医者になるという著者の珍しい経歴も興味を持った点の一つである。 【概要・感想】 量子化学を専攻し、医師免許も持つ著者が、周期表をあまり知らない人にもわかりやすくかみ砕いて周期表を解説してくれている。 まずは化学の側面から、元素は周期表上でなぜあのように並んでいるのか、縦の列(一般的には「1族、2族、・・・」という言い方をするが、著者は「グループ」という言い方をしている)、横の列にはどのような意味があるのか、 といったことを解説している。 この辺りは学生時代習ったことなので軽く読めた。 次に元素と人体の関係の解説へと進む。 例えば福岡原発事故の際に話題となったセシウムなどがなぜ人類の健康に影響があるとされているのか、どうしてアルコールを摂取すると眠くなるのか、高血圧の予防・治療に緑黄色野菜の摂取が推奨される理由はなんなのか、 といった人体にまつわる疑問は、周期表を用いて解答することができる。 化学をほとんど知らない人でも、周期表と照らし合わせながら読むことで、楽しく読める読み物だと感じた。
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