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Posted by ブクログ
人体における各元素の働きには興味があったので手にとった。しかし、私は学生時代から周期表を覚えるのが苦手。ちゃんと理解できるだろうかと不安だったが、本書は誰にでも分かるような言葉で丁寧に解説されており非常によく分かった。
もともとの目的であった人体については、特に神経や筋肉がナトリウムとカリウムによって動いているという話が興味深かった。オン / オフの切り替えを細胞の内外の電気的プラスマイナスで切り替えており、それを同じ 1 価で大きさの異なるナトリウムイオンとカリウムイオンで行っている。なぜナトリウムとカリウムなのかということにも言及されていて面白かった。
他にも宇宙というスケールの大きい視点から元素の起源について語られていたり、少し前から注目されているレアアースについても解説されている。
本書を読んで一気に周期表が理解できたし、好きになった。学生時代に読んでおきたかった一冊。現在勉強中の学生や私と同じように周期表に苦手意識のあった人に是非読んでみて欲しい。
Posted by ブクログ
題名は大袈裟だが、周期表の楽しさを知ることができる。
-なぜ、放射性物質であるストロンチウムを体内に蓄積させないためには、カルシウムを摂るのが良いのか?
-なぜ、レアアースが中国だけに偏在しているのか?
本書は、無味乾燥な周期表を時事ネタや健康ネタを絡めながら、興味深く説明する。
著者は量子学を専攻した後、NHKでアナウンサーとして活躍。NHKを退職して、医者となった。
医学を勉強しているときに「目からウロコが落ちた」ことが2回あったらしい。
ひとつは、宇宙にある元素と体を構成する元素が大きくつながっていること、もうひとつは、周期表で人体が良く使う元素の真下にある元素は毒性があることが多いこと。
この二つの事象の説明は、ミステリー小説的でもある。
第1章の最後にある「電子の軌道を4つの原則」は紙と鉛筆を持って数字表を書きながら読むと、周期表が深く理解できる。
もう一度高校生に戻って化学を勉強したくなる、お勧めの★5つ。
Posted by ブクログ
[すいへいりーべ...からの脱却]高校時代にとりあえず覚えた記憶が多くの方にあるであろう「周期表」。一見、無味乾燥に見えるこの表が現実の世界を紐解くヒントになっていることを、多くの例とともに示してくれる一冊です。著者は、NHKアナウンサーとして活躍したこともある異色の医学博士、吉田たかよし。
全編から著者の周期表への愛が伝わってくるのですが、本書で提示される周期表の有益さと「よくできている」という意味での美しさを考えれば、さもありなんと膝を打つ読者の方も多いのではないでしょうか。極めて理解に優しい言葉で書かれていることもあり、科学関係に興味を抱かせてくれる新書として大変オススメできる一冊です。
ただ単に元素ごとの解説を加えていくのではなく、宇宙や人体、さらにはレアアースといった話題とともにその特徴などを教えてくれるところにも好感が持てました。このような科学紹介本の類いを読むと、「こういう先生に昔教わっていれば…」(だいたいこういうことを言うやつほどどんな先生に教わってもロクに伸びるもんじゃない)と身勝手にも思ってしまうのですが、本書ではその感想を特に強く感じることになりました。
〜周期表の本質は、科学が到達した曼荼羅である。〜
ここまで言われちゃうともう☆5つ
Posted by ブクログ
非常に興味深く、一気に読んでしまいました。
量子化学の箇所は難しくて一度では到底理解できなかったけれど、何度か読んだら、ちょっとずつ分かるようになってきた(ような気がする)。
筆者の言う通り、なんとも面白く、不思議で美しいと思える。
どの項も面白かったけれども、特に人体や毒の箇所が引き込まれました。
亜鉛と水銀などは、同じ族のため間違って取り込まれやすい、など。
なるほど、なるほど、へー、と、唸らずには読めませんでした。
周期表って非常に面白い。こんなに面白いものだったとは。
高校生の時に、これを読んでいたら人生変わったかなあ?とも。
本書に書かれていることは、化学を学び、そして医学とどちらも専門的に深く学んだ筆者だからこその視点なのだろうなと思います。
私の拙い文章ではうまく伝えることは難しいですが、とにもかくにも非常に面白かった。
こんなに興奮する本に出会えたのは久しぶりです。
Posted by ブクログ
化学を勉強していた私にとっては周期表は大変だった思い出もあり、
面白かったと懐かしく思えたり本当に身近に感じるのですが、
学校のテストでしか周期表を学ばなかった人にとっては、
暗記の思い出しか残ってないかもしれませんね。
小難しい話もまったくないとはいえませんが、
本当に”えっそうなってるの?えーそうだったんだ”と私たちの体や生活に身近に実は周期表が関係してた事を、変わった経歴の著者が分かりやすく教えてくれます。
理系の人も文系の人も、今学生で化学に苦戦してる人も、化学が大好きな人も、主婦の人にもお勧めです。難しそうって思わず読んで見てください。びっくりする程、周期表に引き込まれます。
Posted by ブクログ
原発問題等に絡めて周期表を身近なものとして解説した本。
授業ではあまり出てこない遷移元素も多く扱っていて、これはどういう元素?と思っていたのが解決できる。
典型元素は縦、遷移元素は横に性質が似ているというのもすごくわかりやすい。
やはり発展の電子軌道の部分は理解するのに時間がかかるが、元素が周期を示す裏付けとして比較的わかりやすく解説されていると思う。
レベルとしては理系大学進学高校生程度。
高校の内容を取り戻す大学の一般教養程度。
社会人になってからも一読しておくべき一冊だと思う。
教員として、授業で使えるネタが詰まっている優秀な本だと思う。
これを読んでおけば周期表だけで数時間授業ができそうだ。
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ビジネス・実用
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