一色さゆりの作品一覧
「一色さゆり」の「コンサバター」「音のない理髪店」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「一色さゆり」の「コンサバター」「音のない理髪店」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
作家の五森つばめが、聴覚障がい者で理容師だった祖父のことを小説にするまでの紆余曲折が書かれていました。
つばめには聴覚障がい者の祖父母とコーダの父親と伯母がいます。読み進めていくと、聴覚障がい者が自立するために奔走した方達の努力の結果が、音のない理髪店になったことがわかりました。
それと同時に差別や偏見で傷つけられたことの多さ、人生を変えられるような出来事があったことも知りました。そのなかで、同じ立場にたつことをあきらめずにいたことがもたらした結果の裏の努力を思わずにはいられませんでした。
また、人の縁の繋がりにも、必然性があるようにも感じました。〈会いたかったです〉という手話に込められ
Posted by ブクログ
一色さゆりさんのハートウォーミングストーリーですね。
一色さゆりさんの、今までのアートをテーマにした小説とは、一線を引いて、新たなテーマの小説です。
ろう者をテーマにした、ルーツ探しの小説です。
二十三歳の五森つばめは、大学時代に作家デビューして新人賞を受賞したが、それから三年、いくつかのプロットを考えてたが、作品に結びつけず、学習塾で生計を立てていた。
そんなとき、老舗出版社の駒形さんという編集者から、会いたいと打診をされた。
つばめは、いくつかのプロットを話すが、そのなかで「耳の聞こえない両親を持つ男の子の物語」が、駒形さんの目に止まった。実は、その男の子は、つばめの父で、父と