作品一覧

  • 音のない理髪店

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,881円 (税込)
    音のない世界でも、きっとメッセージは届くから──ろう理容師を祖父に持つ若手作家。その半生を描こうとする姿が胸に迫る傑作小説! 日本の聾学校ではじめてできた理髪科を卒業した第一号であり、自分の店を持った最初の人。そんな祖父を持つ五森つばめは、3年前に恋愛小説系の文学賞を受賞してデビューした。だが、その後自分の目標を見失い、2作目が書けないでいた。そんな折、デビューしたところとは違う出版社の編集者から声を掛けられ、祖父の話を書くことを強く勧められる……。ろうの祖父母と、コーダの父と伯母、そしてコーダの娘の自分、さらには聾学校の先生まで。三代にわたる希望をつなぐ取材が始まった。
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

    小説・文芸

    3.6
    1~2巻770円 (税込)
    読むと美術館に行きたくなる? 爽やかでやさしいアート小説 求職活動中の優彩のもとに「あなただけのアート旅にご案内します」という不思議なDMが届く。アートと旅をめぐる連作短編集!
  • オークションの女神

    小説・文芸

    3.4
    1巻792円 (税込)
    うちに出品してくれる人のほとんどが、死(Death)離婚(Divorce)借金(Dept)の3Dをきっかけにしている。どこで恨みを買っているかわからない──仕事ぶりも外見もエレガントで隙がない上司・冬城美紅の言葉に入社3年目の小洗凜太郎は驚く。経営状態が良くない「東京オークション」が社運をかけ、ウォーホルやピカソの作品を集結させた大きな商い。そこに「中止しなければ会場爆破」の脅迫文が。欲、噓、エゴが織りなすショー=オークションで事件は起きる! 人間模様の意外な展開から目が離せない、傑作アートサスペンス。
  • 神の値段

    小説・文芸

    3.6
    1巻693円 (税込)
    第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作! マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか――。美術市場の光と影を描く、『このミス』大賞受賞のアート・サスペンスの新機軸。
  • カンヴァスの恋人たち

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,683円 (税込)
    私は、幸せになるために芸術をやるんです。 碧波市の美術館に勤める学芸員の貴山史絵は、80歳の女性画家、ヨシダカヲルの展覧会を担当することになる。ヨシダは美術業界から一線を退いたあと、山奥のアトリエでひとり絵を書き続けていた。担当になった史絵は、東京で働く恋人との将来や、職場での人間関係、学芸員としてのキャリアに悩んでいた。今ではほとんど無名と言っても良いヨシダの展覧会開催に疑問を抱く史絵だったが、ヨシダとの交流を重ねるうちに、その不思議な魅力と、ひとり筆をにぎりつづける生き方に魅了され、自身も次第に変わり始める。 展覧会の準備に奮闘する一方で、史絵はヨシダの過去が気掛かりだった。一時は戦後の女性画家として名を上げていたにもかかわらず、なぜ表舞台から消えてしまったのか。ふたたび絵を描き始めるまでの空白の10年間に何があったのか。ふたりが心を通わせたとき、ヨシダが語るのは、秘められた愛についてだった――。
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士
    値引きあり

    小説・文芸

    3.6
    1~6巻548~784円 (税込)
    世界最古で最大の大英博物館。その膨大なコレクションを管理する修復士、ケント・スギモトのもとには、日々謎めいた美術品が持ち込まれる。すり替えられたパルテノン神殿の石板。なぜか動かない和時計。札束が詰めこまれたミイラの木棺。天才的な審美眼と修復技術を持つ主人公が実在の美術品にまつわる謎を解く、豊潤なるアート・ミステリー。
  • ジャポニスム謎調査 新聞社文化部旅するコンビ

    小説・文芸

    4.5
    1巻770円 (税込)
    日陽新聞社本社文化部に異動してきた雨柳円花に、先輩記者・山田文明が持った印象は最悪だった。タメ口だわ、SNSで人気者だわ、社会人としてキチッとしてないわ……そして自分より先に企画が採用されるとは! アートにだけは並外れた知識と興味がある円花が企画した〝日本文化を再発見〟する新連載、その補佐役を山田は命じられる。雄勝硯、大津絵など、取材で各地をまわるうち、自由奔放なだけではない円花の良さに山田は気づく。完全補完関係コンビによる取材の成果をお届けします! 芸大出身の著者が紡ぐ、エンタメ度満点の文庫オリジナル小説。
  • 光をえがく人

    小説・文芸

    3.8
    1巻770円 (税込)
    東アジアのアートが照らし出す五つの物語。その一つ一つが大切な人との繋がりを浮かび上がらせる。世界の「今」を感じさせる小説集! 【ハングルを追って】 ハングルが書き込まれたアドレス帳を拾った美大事務職の江里子は、油画科の親友に相談し、ソフィ・カルにちなんで韓国へ行ってアドレス帳の持ち主を探すことに……。 【人形師とひそかな祈り】 伝統の御所人形を作り続ける正風は子どもにも弟子にも恵まれず、そろそろ工房を畳もうと考えていた。そんな折、フィリピンからの留学生を紹介され心を開いていく……。 【香港山水】 現代水墨画家の成龍は、コレクターたちのパーティに駆り出される。そこで本土の実業家の夫人・美齢と出会い、デモ隊と警察が衝突する混乱のさなかに二人は再会し……。 【写真家】 有名な写真家だった父が、記憶をなくして海外から帰国。娘は世話をしながら、母から写真家としての父の話を聞き、生涯を辿ることになる。知らなかった真実がそこに……。 【光をえがく人】 ミャンマー料理店の店主に、自国の政治犯についての話を聞くことになった。学生のころ反政府運動に加わって投獄され、劣悪な監獄生活のなかでの奇妙な体験とは……。
  • ピカソになれない私たち
    値引きあり

    小説・文芸

    3.9
    1巻520円 (税込)
    国内唯一の国立美術大学・東京美術大学油画科。なかでもスパルタで知られる森本ゼミの望音・詩乃・太郎・和美の4人は、自身の才能や未来に不安を感じながらも切磋琢磨していた。そんな時、ゼミに伝わる過去のアトリエ放火事件の噂を聞き――。不条理で残酷な「芸術」の世界に翻弄されながらも懸命に抗おうとする〝美大生のリアル〟を描いた青春小説。
  • モナリザの裏側

    小説・文芸

    3.7
    1巻2,145円 (税込)
    大好きな母親とルーヴル美術館を訪れた女性。かつてパリ留学中に出会ったという父と母の、ある絵にまつわる秘密を知ることに。バブル期の好景気のなか、NYに出張し、ゴッホ「医師ガシェの肖像」のオークションに携わることになったシングルマザーなど、名画に導かれ、自らの人生に向き合う人々を描く心温まる5篇の物語。

ユーザーレビュー

  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

    Posted by ブクログ

    ダヴィンチの絵を実はあんまり知らないんだなーと思った。
    モナリザを観た時小さい絵なんだなーと思ったくらいで、そんな感動もなかったような気がするんだけど、もう一回観てみたくなった。
    あと、モナリザ以外にもルーヴルにダヴィンチ作品があったの知らなかった。
    わたし観たのかな?全く記憶にない。
    大洪水も観てみたいな。このシリーズは結構検索しながら読んでしまうので途切れ途切れになることもある。
    けど安定的に面白いのと、美術を学べて楽しいシリーズ!

    0
    2026年08月28日
  • ロゼッタストーンの暗号 コンサバターⅥ

    Posted by ブクログ

    あんまり日本美術に興味がなかったけど、素敵なんだなということがよくわかった。
    実物を観れる機会があれば観てみたいなと思った。
    ヘルがお友達に晴香さんのお友達になってくれて、かわいかった!

    0
    2026年08月28日
  • モナリザの裏側

    Posted by ブクログ

    名画をモチーフとした短編集。
    スマホで名画を見ながら読めるのは、今ならではの贅沢さ。海外の美術館をすこしだけのぞき見できた感じもして、嬉しかった。そしてこの本では名画の歴史的背景やオークションの様子なども描かれていて、知識が増えた。読書に教わることは本当に多い。

    【オスロで光の種をまく】
    ムンクの「叫び」に今の自分を重ね、言葉の大切さに気づく主人公。有名なこの作品の背景を詳しく知ることができた。

    【青い馬の瞳】
    ナチス政権時に不当に扱われた美術品があったことに驚いた。嘘を広めることに芸術が使われたことにもショックを受けた。

    【富士山のハンマープライス】
    どんな作品でも誰かにとっては取って

    0
    2026年08月11日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    これは、勢いで読んではいけない本だった。徳島に聴覚障害、いろいろ自分と関係が深い内容で、聾者の歴史と苦悩も伺え、かなり史実に基づいている。新聞に取り上げられていた時から気になっていた。主人公の小説家つばめさん=著者の葛藤が鮮明に書かれていて、その都度共感してしまう。再度、じっくり読みたいと思う。

    0
    2026年07月25日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    読み終わって何て言えばいいのか…
    自分でも分からないけど、すごく良かっただけじゃなくなんか胸がいっぱいになった。
    デビュー作を出版してから書けなくなった作家の主人公がいろんな人に助けてもらいながら、ろう者で最初の理髪科を卒業し、自分のお店をもった祖父の取材をはじめる。
    大正から昭和にかけて、それでなくても生きにくい中でろう者達ははかりしれない苦労をされていた。
    不自由なく生きている私が理解したい、力になりたいなんておこがましく、でもこの本のテーマのつなぐのために本を読んだ気持ちを伝えていきたいと思いました。

    0
    2026年07月03日

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