中山可穂の作品一覧
「中山可穂」の「愛の国」「悲歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中山可穂」の「愛の国」「悲歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自分は男を愛せない女なのだと、求めているのは男ではなく女なのだと、それだけは口が裂けても言えるはずがない。求めても得られないものはいつしか求めなくなるものだ。わたしはこうして諦めてきたのだ。愛という言葉を自分の辞書から葬ってきたのだ。そうして独りで生きることに決めたのだ。 卒塔婆小町(再読)
薫子おばさんはスプーンでクリーミーな液体を掬い、ひとくちずつ母の口まで運んでやっている。つめたい、と母が顔をしかめると、ごめんごめん、と言っておばさんがいったんスプーンごと中身を自分の口に入れ、温度を調整してから再びそれを母の口に運ぶ。 浮舟(再読)
Posted by ブクログ
何度も読んでいる中山可穂さんの一冊です。中山可穂さんの本は体力、精神力両方ある時じゃないと読めません。両方ある時にはぐわーっと引き込まれて読んでしまうのですが。
この弱法師、「弱法師」「卒塔婆小町」「浮舟」の三作が載っているのですが、私の中で「卒塔婆小町」の印象が薄くて、確か、老婆が出てきたような?くらいの記憶でした。ですが、今回読み返してみて、一番ガツンときたのはこの「卒塔婆小町」でした。元々この方の書かれる愛と狂気の背中合わせっぷりが大好きなのですが、この卒塔婆小町、その愛と狂気が薄皮一枚でつながっているような感じがしたのです。
他の本だと、その薄皮一枚っていうのが今まであまり感じられなく