天祢涼の作品一覧
「天祢涼」の「陽だまりに至る病」「謎解き広報課」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「天祢涼」の「陽だまりに至る病」「謎解き広報課」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
具体的なネタバレは避けますが、これを読むより先に(というかレビューは別に読まなくていいので)、本書を読むことをおすすめします。
秋本秀文は死のうとしていた。SEとして働いていた秀文は、仕事での些細な行動がきっかけで先輩の不興を買い、提案書の不当な書き直しや名指しの批判などのパラハラを繰り返され、精神的な限界が来て退職した過去によって、新たに就職活動もまともにできない状態になってしまったのが原因だ。自殺の名所として知られる神社の桜の木で首を吊ろうとした彼は、その木の洞に差し込まれた封筒に気付く。それは〈どうせ死ぬなら殺してみませんか?〉と交換殺人を提案する手紙だった。悩みつつも提案を受け入
Posted by ブクログ
人は信じたいものしか信じない。本当にそうだと思う。自覚していようとなかろうと、そうなってしまう。SNSや切り取り報道を見て、簡単に真実を見誤ってしまう人はたくさんいる。そして、自分が信じているものこそが正しいと、信じている真実を疑わない。そして知らぬ間に人を傷つけ、興味がなくなるとすぐに忘れてしまう。本当の真実を見極めることはとても難しいけれど、真実とは何かを意識することだけは忘れずにいたい。
最後の最後まで、誰がどう事件に関わっているのか分からず、予想外の結末に驚かされた。そして、優璃はとても優しく、強くいようとする女の子だった。