江崎道朗の作品一覧
「江崎道朗」の「危うい国・日本」「言ってはいけない!?国家論 いまこそ、トランプの暴走、習近平の野望に学べ!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
共産主義がこれほど、とは
「第二次世界大戦の「最大の勝者」はソ連」(本書より)ーー。確かに。言われてみると、目から鱗だった。大戦で日本は徹底的な敗北を喫し、大英帝国は植民地を失って見る影もなくなり、ドイツは東西に分割された。アメリカは西側陣営の覇権を確立したが、東西冷戦に追われ、得たものは何だったか。共産主義国家は大戦前にソ連とモンゴルのみであったが、大戦後はいつの間にか欧州からアジアにかけて次々と誕生した。本書は実に勉強になった。共産党が本当に●●な存在であることも改めて分かった。1920年8月に採択された共産主義インタナショナル(コミンテルン)への加入条件には「条件やテーゼを原則的に拒否する党員は、党から排除されなければならない」と定められている。コミンテルンに従わない者に対しては、排除、粛清、殺戮が義務として課されている。国際的共産主義運動を行なっていく上では非合法活動も認めており、愛国心は邪魔でソビエト連邦に対する全体の忠誠心を持たねばならない、とも定めている。こんな思想が戦前の日本のエリートにはびこり、左翼全体主義が大日本帝国憲法の精神である保守自由主義を弾圧し、日中戦争の長期化と日米開戦を招いた。本書を読んで、戦前の歴史は大きく見直されなければならないと考えさせられた。
Posted by ブクログ
気がつけば赤
GHQは敗戦の日本にとって米国そのものであり、自由主義思想を広める司令塔であったーーー。こんな思い込みが知識の基盤にあった自分を恥ずかしく思う。戦後の日本はGHQがいるのに、労働争議も活発化していく。この矛盾に、どうして若い頃から気がつかなかったのだろう。矛盾を解く答えは案外と簡単だ。GHQは既に赤の巣窟であったのだ。司令塔が赤だから、戦後日本では共産主義革命が進む危機があった。GHQどころか、米国そのものに赤が浸透している時代だった。赤は怖い。気がつけば我が家の庭にも浸透しているものだからだ。戦後75年がたったが、歴史の遺物となってはいない。米国では、左派の先導する暴動が頻繁に起きている。中共は目に見える形で強権性を増している。本書は『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』と併せ実に勉強になった。
Posted by ブクログ
先日、地元の博物館で終戦80年の展示があり、家族で見てきました。戦中に生まれた両親がまだ健在で、微かな記憶を辿って話してくれた戦中にの思い出が、空襲で焼け野原になった街を高台から見下ろした風景だったそうです。
戦闘機の製造会社があった関係で、着弾密度が東京大空襲よりも酷かったようです。街の全て焼けてしまって、残っていたのが駅だけ。そんな原体験が5歳だった父に残っていました。その一夜の死者も620名を超えて、多数の民間人が犠牲になった空襲だったようです。
その太平洋戦争がいかにして始まったのか、そこにコミンテルンがどのように影響を与えたのか、著者ならではの、広くて深いアプローチで書き上げられています。
SNSを中心とした影響力工作が様々な形で政治に影響を与えている現在、多くの同胞の命を奪った無謀な戦争になぜ突入してしまったのかの一面を知ることは、とても重要なことと思われます。あぁ、このようにして戦争に突き進んで行ってしまったのかと、良く理解できました。
世間の動きが、米英への戦争やむなしという感覚に進んでいく中、日本元来の保守自由主義を尊重すべしと訴え続けた人々が数多くおり、そのことに今さらながら悔しい思いをしました。
国の流れを作り上げる報道のありかたの難しさ、そしてその内容をどのように国民が受け取るべきなのか、単純化して答えられない複雑に絡み合った関係性が、非常に分かりやすく書かれた作品でした。