朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作

朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作

999円 (税込)

4pt

日本人の多くは、朝鮮戦争に関してわが国は傍観者だったと思っている。だが、実は当時の日本国内には共産革命の司令塔・極東コミンフォルムによる「武装闘争」指令が下っていた。わが国は戦争と革命の波に巻き込まれていたのだ。GHQ、トルーマン、スターリン、毛沢東らは日本とアジアをどのように改造しようとしたのか。朝鮮戦争はいかにして起こり、日本は紛争に巻き込まれたのか。知られざる日本・台湾の「侵略」工作とともに、敗戦後から朝鮮戦争に至る空白の戦後史が遂に正体を現す。 ●敗戦後の日本を襲った「敗戦革命」 ●野坂参三の「平和革命」工作 ●日本共産党と朝鮮労働党の共謀 ●革命の司令塔・極東コミンフォルム ●中国共産党に操られたトルーマン民主党政権 ●台湾を守れ――根本博と「白団」の活躍 ●原爆開発と朝鮮戦争への道 ●朝鮮戦争をめぐる中ソの思惑と対立 ●日本共産党の武装闘争 ●北海道侵略の危機 ●左右の全体主義と戦った日本社会党

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朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    タイトルはIF物ではなく昭和22年から27年までの
    ソ連を中心とした活動を最新研究成果から列記した
    ≪極東コミンフォルム(国際共産主義運動司令塔)≫
    (1)22.9中国共産党・日本共産党・朝鮮労働党
    ※北海道国際連絡局(千島経由モスクワ連絡ルート)
    (2)22年、2.1ゼネスト(すわ、人民政府誕生?...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    日本侵攻の橋頭堡として朝鮮半島の共産化を目論むスターリンは金日成の南進を許可する反面、毛沢東の台湾侵攻に反対する。

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    Posted by ブクログ 2020年10月18日

    今回は1945年から1950年代の前半までの、おもに中ソの日本における活動とその対応について。

    期間としては短いものの様々な出来事が矢継ぎ早に起こした出来事を追っていくのでスリルがあって読み応えある。

    この時期の「プロパガンダ」をいまだに「正しい」と考えている人がそれなりにいるのだけど、そうした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月26日

    インテリジェンスの観点から、朝鮮戦争/中国共産党による台湾侵略の裏側を理解できました。

    また、日本共産党とソ連/中国共産党との関係も分かり、これまで描かれてきた歴史とは違った観点で当時の時代背景を把握することができました。

    インテリジェンス研究に興味がある方は、是非読んでいただきたいです。

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    Posted by ブクログ 2020年05月31日

    戦後の中ソと共産党がいかにして日本を赤化しようとしていたかがよく分かった。
    共産党マジでヤバイ(語彙力)
    それで、発足当時の社会党が今の社民党とは比べ物にならないくらいマトモでビックリした。

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    Posted by ブクログ 2020年02月13日

    初期の「日本社会党」を評価していたのが意外だった。
    日共と似ているのに一緒にならない理由が少しわかった。

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    Posted by ブクログ 2020年09月05日

    江崎先生の本にはいつもゾッとさせられる。

    敗戦革命をギリギリかわした日本が、朝鮮戦争前後でこんなやばいところにあったのか。
    シナが先に台湾を落としていたらどうなったか。
    戦争のソ連が実際に北海道を取りに来ていたらどうなってたか。

    そうならなかった因子の一つは、米国の日本占領方針転換ではあったけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月10日

    人によってはよくある陰謀説というかもしれない。

    が、戦中、戦後のソビエト共産党による工作や影響力が東アジアにおいても歴史を動かしてきたことは間違いないのではないか。

    お花畑化してしまった我が国政府も早く現実主義に戻ってほしい。

    それにしてもマスコミの低水準といったら。

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    Posted by ブクログ 2019年09月22日

    仁川作戦の翌10月、ソチまで面会に訪れた周恩来に対してスターリンは中国が朝鮮戦争に介入するよう求める。スターリンはヒトラーよりも猜疑心が強く、そしてヒトラーよりはるかに慎重だった。この2つの性格で第二次大戦を勝ち抜いた彼にすれば、アメリカと戦争をせずに共産圏を拡大することが最大の関心事であり、あの長...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月30日

    戦後、占領下から朝鮮戦争に関する事実に基づく解説書として、自分自身は何も知らないまま今に至っていることを痛感。
    政治が防衛が・・・オールドメディアに代表される裏工作がいかに恐ろしいことか。まだまだ過去の検証も現状認識も足りない。

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