作品一覧

  • 嵐の地平
    4.5
    1巻1,386円 (税込)
    猟区管理官ジョー・ピケットの養女エイプリルが、意識不明の状態で発見された。頭を殴られ、道端に置き去りにされていたのだ。エイプリルはロデオ・カウボーイのダラスと駆け落ちしていたが、彼はかつて少女に暴行した疑惑があり、ジョーは交際に反対していた。だがダラスの両親から、彼は大怪我をして実家に戻っており、無関係だと言われてしまう。ジョーはダラスを疑いながらも、犯人を探しだそうとするが。一方、FBIから釈放された盟友ネイトにも危機が迫っていた。悪辣な人間と大自然の脅威に挑む猟区管理官を描いた、大人気シリーズ最新作!
  • ガラスの靴(新潮文庫)
    4.5
    1巻572円 (税込)
    まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけて――。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。
  • 熱砂の果て
    4.4
    1巻1,400円 (税込)
    ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットの盟友ネイトのもとへ、連邦政府の秘密組織の男たちが人質を取って現れた。彼らは政府に追われているネイトの容疑を抹消することと引き換えに、ある任務を依頼した。州南部の砂漠地帯で大規模テロを計画している可能性がある、駐米サウジアラビア大使の息子の動静を探れ、と。ネイトは引き受けざるを得なかったが、この件には何か裏がありそうで……。一方のジョーも、ネイトが失踪したという情報を受けて、砂漠地帯へと向かう。不毛の荒地を舞台に、大迫力のアクションが繰り広げられる冒険サスペンス!/解説=堂場瞬一
  • 発火点
    4.4
    1巻1,400円 (税込)
    ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットの知人で、工務店経営者ブッチの所有地から、2人の男の射殺体が発見された。殺害されたのは合衆国環境保護局の特別捜査官で、ブッチは同局から不可解かつ冷酷な仕打ちを受けていた。逃亡した容疑者ブッチと最後に会っていたジョーは、彼の捜索作戦に巻きこまれ……。大自然を舞台に展開される予測不可能な追跡劇の行方と、事件に隠された巧妙な陰謀とは。手に汗握り、一気読み間違いなしの大迫力冒険サスペンス! 全米ベストセラー作家が贈る大人気〈猟区管理官ジョー・ピケット〉シリーズ新作登場。
  • 越境者
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    ワイオミング州猟区管理官の職を辞したジョー・ピケットは、ルーロン知事の意向で現場に復帰していたが、新たな任務を与えられる。巨大製薬会社の跡取りスコギンズが失踪し、FBIは、州の辺境に住む富豪テンプルトンが前々から暗殺業を営んでおり、スコギンズを標的にしたのではと疑っていた。さらにスコギンズ失踪の前後、ジョーの友人のネイトらしき男が近くで目撃されていた。ジョーは知事の指令でFBIに協力し、テンプルトンの本拠地へ情報収集に赴くが……。ジョーがネイトと敵対!? 全米ベストセラーの冒険サスペンス・シリーズ!/解説=三橋曉
  • ゴッサムの神々 上
    4.3
    1~2巻968円 (税込)
    新たなる名探偵、登場!1845年、ニューヨーク。バーテンダーのティムは街を襲った大火によって顔にやけどを負い、仕事と全財産を失ってしまう。新たに得た職は、創設まもないニューヨーク市警察の警官だった。慣れない仕事をこなしていたある夜、彼は血まみれの少女とぶつかる。「彼、切り刻まれちゃう」と口走って気絶した彼女の言葉どおり、翌日胴体を十字に切り裂かれた少年の死体が発見される。だがそれは、ニューヨークを震撼させた大事件の始まりにすぎなかった……。不可解な謎がちりばめられた激動の時代を生き抜く人々を鮮烈に活写した、圧巻の傑作ミステリ。MWA最優秀長篇賞最終候補作。
  • 鷹の王
    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    ネイト・ロマノウスキはこぶしにハヤブサを止まらせ、きびしい表情で北側からヤナギの茂みに向かっていた。このあと生きものが死ぬ運命にある――ジョーピケットシリーズ最新作
  • 暁の報復
    4.0
    1巻1,400円 (税込)
    猟区管理官ジョー・ピケットの留守電に、知人のファーカスから伝言が残されていた。ダラス・ケイツと仲間が、ジョーを襲う密談をしているのを盗み聞いたという。ジョーの娘の元恋人ダラスは、1年半前の事件で家族ともども破滅し、その一因となったジョーに強烈な恨みを抱いていた。ほどなくファーカスが行方不明になり、空からの捜索に同行したジョーは、ファーカスらしき男が3人に発砲された場面を赤外線装置で目撃する。その後遺体が発見され、捜査が始まるが、ピケット一家にも次々と危機が襲いかかる。サスペンスみなぎる人気シリーズ!
  • パールとスターシャ
    4.0
    1巻3,055円 (税込)
    1944年、ユダヤ人の12歳の双子、パールとスターシャはアウシュヴィッツ絶滅収容所に家族とともに送られ、優生学研究に取り憑かれた〈死の天使〉、ナチス・ドイツの医師ヨーゼフ・メンゲレが集めた多くの双子たちとともに《動物園》と呼ばれる施設に入れられる。子供たちに自らを〈おじさん先生〉と呼ばせ、おぞましい人体実験を繰り返すメンゲレ医師の研究対象となった二人が、少女の純粋な目で見た恐るべき世界を叙情的な、それでいて力強い筆致で描いた物語。生命の尊さ、人間の言葉の力を描いた、そして人間の本質について深く考えさせられる一冊。
  • 7は秘密
    4.0
    1巻1,527円 (税込)
    「盗まれたんです。家族を」1846年の真冬。創設まもないニューヨーク市警の警官ティムは、黒人の血が混じった女性ルーシーから助けを求められる。妹と息子が悪辣な逃亡奴隷捕獲人に拉致されたのだ。ティムは兄ヴァレンタインの助けを得て彼女たちを助け出し、兄の家に匿った。だが翌々日の朝、その家で首にローブの紐が巻きついたルーシーの死体を発見してしまう。兄に嫌疑がかかることを恐れたティムは死体を移動し、犯人を追って捜査を開始する。弱者への暴力や黒人奴隷売買が横行する苛酷な時代に、青年警官はただ一人真実を求め奔走する。/解説=酒井貞道
  • 復讐のトレイル
    3.9
    1巻1,001円 (税込)
    ワイオミング州で狩猟中のハンターが惨殺される連続事件。現場に残されていた赤いポーカーチップの意味は。好評猟区管理官シリーズ!
  • もう過去はいらない
    3.8
    1巻1,119円 (税込)
    88歳のメンフィス署の元殺人課刑事バック・シャッツ。歩行器を手放せない日常にいらだちを募らせる彼のもとを、アウシュヴィッツの生き残りにして銀行強盗イライジャが訪ねてくる。何者かに命を狙われていて、助けてほしいという。彼とは、現役時代に浅からぬ因縁があった――犯罪計画へ誘われ、強烈に断ったことがあるのだ。イライジャは確実に何かをたくらんでいる。それはなんだ。88歳の伝説の名刑事vs.78歳の史上最強の大泥棒。大好評『もう年はとれない』を超える、最高に格好いいヒーローの活躍!/解説=川出正樹
  • もう耳は貸さない
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    メンフィス市警殺人課の刑事の現役時代、わたし、バック・シャッツは357マグナムを手に、強盗や殺人犯を追っていた。しかし引退から数十年、89歳になり、心身ともに弱っていく日々を過ごしている。そんなとき、ラジオ番組のプロデューサーからインタビューの申し込みがあった。かつて逮捕し死刑執行が間近に迫っている殺人犯が、捜査でわたしから暴力的に自白を強要されたと主張しているというのだ。現役時代のわたしは、あの事件で何をしたのか――。大好評『もう年はとれない』のシリーズ最新作登場!
  • もう年はとれない
    3.6
    1巻1,119円 (税込)
    思いかえせば、戦友の臨終になど立ちあわなければよかったのだ。どうせ葬式でたっぷり会えるのだから。捕虜収容所でユダヤ人のわたしに“親切とはいえなかった”ナチスの将校が生きているかもしれない――そう告白されたところで、あちこちガタがきている87歳の元殺人課刑事になにができるというのだ。だがその将校が金の延べ棒を山ほど持っていたことが知られて周囲が騒がしくなり、ついにわたしも、孫に助けられながら、宿敵と黄金を追うことに……。武器は357マグナムと痛烈な皮肉。最高に格好いいヒーローを生みだした、鮮烈なデビュー作!2013年マカヴィティ賞新人賞受賞作、『IN★POCKET』2014年文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門第1位。
  • 小鳥と狼のゲーム Uボートに勝利した海軍婦人部隊と秘密のゲーム
    3.5
    1巻2,799円 (税込)
    1941年、イギリスは敗北の瀬戸際にあった。アメリカなどから食料や燃料を運ぶ輸送船がドイツ軍のUボートによって次々と撃沈され、飢餓で戦争継続が不可能になりつつあったのだ。この窮状を打破するため、一度は海軍を去った退役中佐ギルバート・ロバーツに白羽の矢が立った。彼の任務は、Uボートの作戦行動の秘密を探り、有効な対抗手段を考案し、それを大西洋を航行する艦長たちに伝授すること。そんな困難な任務を可能にしたのは、戦場から遠く離れた司令部でプレーされたボードゲームと、有能な若き海軍婦人部隊員たちの存在だった──。知られざる歴史の1ページに光をあてる、サスペンスフルな傑作ノンフィクション!/解説=重力堂信光
  • 逃亡者の峡谷
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ、ファン待望の未邦訳が電子書籍限定で配信! ワイオミング州の山岳地帯で、カリスマ環境活動家のスティーウィ・ウッズが爆破された。 彼はジョーの妻・メアリーベスと大学時代に親しい仲だった。 事件の真相を追うと、さらなる不気味な団体の存在が……。
  • 鷹の王

    Posted by ブクログ

    ジョー・ピケットのシリーズ脇役で、ずっと政府に狙われ、孤独な鷹匠ネイト。本気で殺しに来るチームから身をかわせるか。ついにネイトが追われる理由も明らかになる。

    最高に面白い。狙われる、驚くべき理由、追手の技量の高さ、ストーリー展開。全て文句なし。

    0
    2024年05月11日
  • 熱砂の果て

    Posted by ブクログ

    講談社文庫はルーロン知事のように任期が切れ、創元推理文庫はネイトロマノフスキのように寡黙で語らない。
    日本での最新刊を読み終えた今、次作が出るまで途方に暮れているしかないのか?
    日本語訳ピケットシリーズは一年に一回しか出版されていない。
    ピケットファンの皆さん、これでいいと思いますか?
    アメリカでは既にこの作品以降5作も出版されているんですよ。(Wikipediaによる)
    今回のシェリダンは大学生なのに、アメリカの最新刊では30歳に近くなっているはずなんです。
    どうかどうか一刻も早くアメリカに追いついてください。
    水源のない荒野で喉が渇いたエルク状態です。
    いや、風雪に晒されるヤマヨモギの気分

    0
    2024年02月25日
  • 発火点

    Posted by ブクログ

    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、13作目。(電子書籍を別にすると12作目)
    「鷹の王」に続く作品。
    今作から版元が創元推理文庫に代わって、引き続き発行されてます。

    ジョー・ピケットは広大なワイオミング州で、国立公園を管理する仕事を愛し、大自然に日夜触れている男。
    一見ごく普通の善良な人物だが、小さな兆候も目に留め、どんな難題にも愚直なまでに対処し、逃げることなく突き進む。
    その結果、豪放な知事には信頼されているが、与えられた車両は何度も大破、堅苦しい上司とは反りが合わない。

    環境保護局から、裁定指令を持ってやってきた役人二人がいた。ジョーの知人のブッチの所へ。彼らはなぜか、武器を所持

    0
    2024年01月20日
  • 嵐の地平

    Posted by ブクログ

    今までピケットシリーズに嵌って、胸躍らせながら既に10冊以上読んできた。
    さて、何がこんなに私の琴線に触れるのだろうと考えたら、ふと浮かんだドラマがある。あの有名な「大草原の小さな家」だ。あのドラマにも嵌り、どれだけ毎回楽しみにして観たことか。
    勝手な考えだが「ピケットシリーズ」と「大草原シリーズ」には共通点が多いような気がする。家族構成も似ている。大自然に囲まれているという舞台設定も似ている。
    そして何よりも家族愛や正義とはという部分に共通点があるように思える。
    まったく嵐の地平に触れませんでしたが、「大草原の小さな家」に夢中になった方は、その現代版としてピケットシリーズは十分に楽しめるよう

    0
    2024年01月19日
  • 熱砂の果て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    猟区管理官ジョーピケットシリーズ現時点最新作。いよいよネイトとのバディものになってきたなぁ。物語も前作にもましてインフレ化、国際政治的な陰謀が背景にあって、狩猟規則はもはやきっかけとか味付けにすぎない感じ。

    ネイトがメインの話だから、そうなるのは必然で、それはそれでオモロいんだが、いったん基本に立ち返って、牧場荒らすヤッカイなヤツとか地方政治の利権悪徳政治家とかそういうの相手に大自然の中で立ち回ってほしいなぁと思うファンのワガママ心理。

    ところで、ネイトとメアリーベスの予知夢という話のきっかけは、剣客商売で美冬が男の夢を見たのが大治郎、という話を思い出し、何やら不穏な符合を感じたが気のせい

    0
    2023年10月20日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!