ジェイムズ・P・ホーガンの作品一覧
「ジェイムズ・P・ホーガン」の「巨人たちの星シリーズ」「量子宇宙干渉機」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジェイムズ・P・ホーガン」の「巨人たちの星シリーズ」「量子宇宙干渉機」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
イギリスの作家。1941年生まれ。コンピュータ・セールスマンから転身、一気に書き上げた処女作『星を継ぐもの』が翻訳紹介されると同時に爆発的な人気を博する。以後、『創世記機械』、『未来の二つの顔』、『未来からのホットライン』など、最新科学技術に挑戦する作品を矢つぎばやに発表。幅広い読者を獲得している。現代ハードSFの旗手と目され、ことごとくがベストセラーとなっている。2010年歿。
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初めての本格SFでした。
5万年前の死体「チャーリー」が発見され、疑問が優秀な科学者達から噴出し、百家争鳴状態となるも、ハントがすべてをつなぎ合わせ、謎が解ける。
ハントがこれらの謎を解くに至った場面は、「ガニメデ」から木星を見たときでした。月の5倍の大きさで様々な色を発して輝く木星、大きな感動から心が無の状態になり、唐突にチャーリーの心情に至り、そして…。この部分の表現は素晴らしかったですね。
さらに、ここでやや鼻持ちならないキャラとして描かれていたダンチェッカーが、最後の謎たる人類の起源について解明する。最後は素晴らしいキャラとなってましたね。
エピローグではその裏付けとなる場面が登場。ル
Posted by ブクログ
1977年に刊行された名作と言われているSF。こんな面白い小説があるんだと感動しました。「星を継ぐもの」というタイトルの意味の深さ。
あらすじとしては、書かれた当時からすると未来である2027年頃、月で宇宙服を着た遺体が発見されたが、それがなんと5万年前のもので、生物学的に人間と全く変わらない事がわかる。その頃の人類は石器時代のはず。この謎を調査し、驚天動地の事実を解明していく過程を綴った話です。主人公やそのライバル(後で仲間になる、その過程の描写も良かった)が、調査した結果を口頭やレポートて報告する場面が多く、巻末の解説にもあったが、謎解きミステリー要素も強いです。読者も謎を一緒に考えてい
Posted by ブクログ
序盤(テューリアンと接触するまで)は、どの通信がどこからのどういう性質のものなのかというのが結構複雑でイメージし辛く、なかなか読むのに時間がかかった。テューリアンと接触してからはイメージしやすくなったため、面白さも増した。
三部作の第三作ということで、前の二作とは変わって異星人の政治事情や戦いが中心となっている。そしてガニメアン、地球人、ジェヴレン人の3つの人種の因縁の決着がつく。
テューリアン、シャピアロン号のガニメアンたちと地球のハントたちが惑星の距離を隔てて共闘する様は緊迫のシーンもあって面白いし、ジェヴレン人のスパイであるスヴェレンセン邸に乗り込むシーンと寝返ったヴェリコフの活躍も良か
Posted by ブクログ
星を継ぐものシリーズ完結。
SFのオールタイムベストで常にトップ3圏内に入ってくる名作の完結とあらば読まないわけにはいかないだろう。
ハードSFとしてはハントとダンチェッカーが侃々諤々の討論をしながら、というよりは起きた現象に対して淡々と仮説、実験の繰り返しで、星を継ぐものシリーズで見られた面白さは薄い。その分、社会学とエンタメに振り切っており、前半はダンチェッカーの親戚のリベラル思想な作家、ミルドレッドが大活躍する。後半は懐かしのシャピアロン号、ゾラックとガルースが活躍し、未解決の伏線と対峙しハッピーエンドを迎える。
旧作から読んでいると登場人物のほとんどが既出なので非常に読みやすい。