デービッド・アトキンソンの作品一覧
「デービッド・アトキンソン」の「イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」」「イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
すばらしい。
この本を大分県の別府観光中に出会ったというのもなにかの縁か。
観光業に向き合いながら、「供給側と需要側には基本的に大きな断絶がある」ということを学んだ。
そして素晴らしい供給を成し遂げるには、需要側を深く理解することが必要であると。
日本の観光業を考えるにあたって目から鱗であるのは当然のこと、最終章における日本のスポーツ業への言及がかなり興味深かった。
筆者曰く、日本の観光業とスポーツ業はお金を稼ぐ気概のなさにおいて共通しているという。
スポーツが体育の授業の延長として、教育目的の側面が注目され続け、美しいプレーに感動をしたり、高い成績を残すことだけが求められる。
そしてそれが個人の能力や投資に依存しすぎていて、産業として経済を循環させていく気概がなく再現性もない。
スポーツ大国だあるアメリカと比較をしても、スポーツに対する国民性なんていう非科学的な根拠ではなく、産業化の差であるのは明白。
なにができるかはわかりませんが、旅好きであるわたしにとても刺さりました。
Posted by ブクログ
デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論
耳に優しい御用学者を集めて政治家や官僚が思い通りの答申を出させる。
出した方針は科学的な対費用効果の分析もせずにうやむやにする。
この見事なサイクルで高度経済成長期の時は乗り切れたのかもしれませんが、これからの人口減少、GDP減少、世界的なゼロサムゲームの中で日本という国は誰からも顧みられない小国になって行くのでしょう。
竹蔵は今の富を元に人口が減少していってもコンパクトに身の丈に合った形で豊かさを享受できれば良いのではないかと考えていました。
しかしながら、著者のGDPが縮小すると日本の借金の比率が大きくなり財政が破たんするという指摘までは考えていませんでした・・・
著者の分析に対して科学的に反論することは難しそうです。
著者の書き方も結構けんか腰な感じです。
なので、WEB上の著者の記事には、重箱の隅つつきや感情的な反発、日本独自論などが多く書き込まれていました。
物事を変えたいと思ったら、現状を正しく把握して正しいと思われる改革をすることと、現状把握と改革を継続的に回していく必要がありますが、今の日本にはそういった能力は無いようです。
改革を行っても数十年後に日本という国が今のように豊かで自由な国であり続けられるのは疑問ですが、今で良しとする今の日本の状況だと絶望的かと思います。
日本と一緒に沈んでいく必要は無いので、若人よ世界に出て行きましょう。
竹蔵
Posted by ブクログ
頭を水をぶっかけられたような感覚。政令指定都市の役所で観光業務に10年近く携わっています。昔、上司がこれいいよーと教えてくれたけど、読みきれてなかった本書…。1秒でも早く読んどけよ!と自分に叱りたくなるくらい観光業務に携わる人々は必読の一冊だった。
日本の外国人に対する「来るなら来ていいよ〜」「来たら良さ分かるよ〜」的な感覚、分かる。
全然容姿もスタイルも磨けてない女子(日本)が「付き合いたいなら付き合ってあげてもいいけど〜」って言ってるように感じた。(完全に主観すぎるけど)本当に(観光で)モテてる国(ヨーロッパ諸国)はめちゃくちゃ努力してお金積んで…そりゃそうだよね、っていう当たり前の事実を、淡々と述べられてしまった。という衝撃。
特に後半に文化財についての言及があって耳が痛すぎる…。いまは文化財の保存活用の担当しているが、壊れないためのお金だけしかつかないし、建築の専門家による建築の専門家にしか分からない価値を残すためのお金だし、全然改変も活用もできないし、これって意味あるの…???と疑問疑問疑問で全くモチベーションの上がらない仕事だったけど、本書のおかげでまだまだやれることたくさんあるんだ!と本当に希望が湧いた。本当に感謝しかない。
せっかく縁あって観光担当になったので、この本を教科書に。なんとか頑張っていく。救われました、ありがとうございます!