瀬木比呂志の作品一覧
「瀬木比呂志」の「現代日本人の法意識」「檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「瀬木比呂志」の「現代日本人の法意識」「檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学法学部卒。『民事訴訟の本質と諸相: 市民のための裁判をめざして』などの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
驚いたのは引用される文献や映画の数量だ.著者は個人主義・自由主義を標榜しており、左翼系思想の問題点を指摘している.あまり聞き慣れない用語が満載で、それぞれ別個に調べて対応した.キャンセルカルチャー、イノセンスなどなど.著者の考え方を如実に示している表現は、「まずは自己の利益があり、そのことを前提とした上で他の利益を考え、利害の対立があれば議論を行って調整する.その上で、合意を結んだらそれに従う.」だと感じた.日本社会の問題点として、「自分自身は正義と善の立場に立って、安全な地点からそれを断罪するにとどまる例がきわめて多い.」という指摘も当を得ていると思った.
Posted by ブクログ
姉妹書『絶望の裁判所』が裁判所の組織や制度、そして裁判官の人格についての本だったのに対し、こちらは裁判所が下す判決が主な検討対象。刑事、民事、行政訴訟といった各分野の具体的な判決や判例の傾向が述べられる。
そのぶん『絶望』に比べ、直感的におかしいと感じるというよりは価値判断の結果であり、今のような在り方の肩を持とうと思えば持てる部分もある。衝撃度は前作ほどではなかったと感じた。
もっとも、終章である第8章からはグッと引き込まれた。これまで舌鋒するどく当局批判をしてきた著者の、裁判官時代に味わった痛みが、人間性が、いっぺんに吐露される。
キャリアシステムから法曹一元制度への転換、弁護士や弁護