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裁判官は、法廷で、人間の「必死の姿、裸にされた姿」と対峙する。訴訟という泥まみれの戦場においては、人間性の深淵を覗かざるをえない場合があり、特に、その隠された側面、表立っては語られにくい側面にふれることは多い。法壇から、また時にはいわば神の視点から、紛争や当事者を、さらには自分自身を見据える仕事を33年間務めた著者が、古今東西の書物・作品をも渉猟しつつ、人間の本性とそれを取り巻く世界の種々相を、縦横無尽に、かつ生々しく活写する。
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Posted by ブクログ
タイトルからすると、裁判官として現場での経験から得た人間観のようなものが想定されるが、読み味としては一職業人の経験を踏まえたよしなしごとのエッセイ。個人的に筆者への関心がより深まったといえるが、実際のところ法廷での観察を普遍的な定理のように語ろうとするとどこか胡散臭くもあろうし、これくらいでいいと思...続きを読むうものの期待と違うと思う人もいそう。
元裁判官の経験を生かしてのエッセイのようなもの。裁判例や読書映画などからの考察は面白くないこともないが、一段高みから見下ろすような臭みを感じた。 裁判官という立場が長かったからなのかもしれないが、更に自分は易々諾々とした裁判官ではないと言うプライドが面倒くささを感じる。 鋭い着眼点や論理的な内容と思...続きを読むうが、何十年も勤めた職場や同僚を悪様に言う人にあまり好感は持ちにくい。 また、個人の尊厳や人権などの無条件の信仰はヨーロッパ由来の法学を信奉した真面目な裁判官だからではないか。 人間社会はもっと泥に塗れたもののような気がする。 貶すことが多くなったが、読んで得るもののある本。著者の本は初めて読んだが、もう少し読んでみたい。
「裁判官が見た」とタイトルにあったので、実際の裁判の例とか出てくるのかな?と思ったらそうでもない。 どちらかというと、哲学的なエッセイみたいな感じ。 「裁判官が考えた」人間の本性だったかも。 以下メモ ・愛 愛という概念は純粋にキリスト教的なものであり。一神教の神という絶対者を設定して初めて生ま...続きを読むれる「他者を自己と同様に愛せよ」との要請に基礎を置く。 そのような愛は日本人にはおよそ無縁なものなのに、明治時代にそれを輸入したことから種々の混乱が生じた。 ・悪 悪は私たちの内側に、日常的にある。日本人はその悪を見ようとしない。悪を見る場合に、「自分自身は正義と善の立場に立って、安全な地点からそれを断罪するにとどまる例がきわめて多い」 日本社会は悪に対する耐性の乏しい人々、社会なのである。 ・プライバシー プライバシーの根源にある動機の一つは、動物と人間を区別する指標、人間が自己を他の動物から区別する指標としてそれが必要だということ。 性交や排せつなど、「動物としての人間」という側面はできるだけ伏せておきましょう、という黙契。 ・権利 権利は法が各人に割り当てた「正義の割当分、配当分」なのである。権利主張は単に自分のためだけに行うものではなく、いつか同じ立場にたつあらゆる人々のために、つまり「正義」のために行われるべきものである。 しかし日本では、「権利」の主張は「義務」との対比において、つまり単なるわがままな自己主張としてのみとらえられる傾向があるのではないか。
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