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高校生探偵・大御堂芳 絶対零度の悪魔
凄惨な殺人現場。遺体の一部が持ち去られ「ewe」という文字が書き残される。連続する猟奇殺人事件を追う刑事・水越の前に現れた高校生・大御堂芳は謎の言葉を残していくのだが… -
聖光学園アイドル組!
名門私立高校「聖光学園」に編入した翼は選抜テストでアイドルだらけの「V.I.P組=V組」に選ばれてしまい翼の運命が変わっていく… -
藍原質店の事件ファイル 不機嫌な名探偵
亡き祖父の質店を継いだ元刑事部管理官でキャリアの藍原椋介。彼に憧れる新米刑事の有紀、精神科医の河野とともに事件の謎を解き明かしていく――!! -
でっかい☆恋のメロディ
身長180cm、体重75kgの女子高生マイ。大きな身体にコンプレックスをもっていたマイだったが、クラスの人気者のヒロだけは『女の子』として接してくれて… -
白薔薇特攻隊長カオリ
後輩が…「木村さんのこと、キムさんは15歳で白薔薇の総長だったんだ。その後輩のウチをカツアゲしてだたですむなんて…」なんて言いふらすものだから、元3代目総長の木村と元4代目総長の長谷部はいまだに男が出来ないでいた。そんなある日、店にやって来た男はなかなかのイケメンでしかも結構強い。最近赴任してきたばかりの様で2人の事を知らないようだ。当然2人は彼、度会を落とそうとするが彼の職業はなんと警察。しかも署長。警察と聞いただけで反射的にビビってしまう2人だが、元レディースである事を隠し、度会署長と付き合う為奮闘する事に! -
15歳、無事卒プロジェクト!!
高校入学のその日、人生で一番たまげた告白を聞きました「子供が出来ました」 2人は子供の為、学校を辞めて働く事を親に報告するのだが。「先生らにバレてないなら、どこの学校を辞める理由があんのさ?」 2人の親が出した条件は、2人とも働きながら高校に通い、子供の親として自覚を持ち、月々家に生活費を入れる事。ヨシオとミチカの高校無事卒業を願うプロジェクト「無事卒の会」がここに始まる! -
酒井美羽スペシャルセレクション
山ノ辺グループの御曹子、晃仁は29歳。社内でも玉の輿狙いでウワサ持ち切りなのだが、本人に結婚する気は全くなし。常務に山のようにお見合いの話を貰い、しぶしぶその中の1人とお見合いする事に…。お金持ちとの恋、恋によるピンチの切り抜け、積極的に攻める恋、誰にも言えないヒミツの恋など、各テーマ毎に描かれる恋愛傑作集。 -
ホールドアップ☆キッズ
博士の研究で体だけ小学生になってしまった三人の男女が、子供としての意外性や博士が作った秘密道具などを駆使して「特命刑事」として様々な事件を解決していく。事件と共に巻き起こる、ヒロインの少女(中身は大人)を巡っての、熱血少年 VS 射撃が得意なクールボーイのドタバタ三角関係劇の行方は?!体は子供、頭脳は大人! -
グレースケールチルドレン
高校に通うかたわら秘密で漫画家の仕事をこなす向出優希。憧れの同級生・桃花、可愛いアシスタントの彩音、OLの姉・優奈に囲まれ忙しくも楽しい毎日を過ごしていた優希だったが、その日常の裏では地球を守るための戦いが繰り広げられていた…!!日常と非日常が交錯する新感覚ファンタジー青春ストーリー! -
突撃!! 屯田村青年団
「ズンダレ~~ッ!!」ド田舎・屯田村に住む青年団員達は嫁探しのため、女性との出会いを求めて様々な作戦を企てる…!無茶なことでも命がけでやる嫁争奪競争!?欲をエネルギーにした団員達のドタバタコメディ!! -
高杉刑事キバリます!
恋も捜査も全力でキバる新米刑事・高杉一輝。彼の憧れの女性は美人・ナイスバディ・有能と三拍子揃ったエリート上司・与謝野涼子。刑事として男として涼子に見合う男を目指し高杉の奮戦が始まる!! -
血に呪われたばけもの屋敷
婚約者の美佐を事故で亡くした兄。兄は血を見ると震えが止まらなくなり、事故も運転中に血を見て発作を起こした為。そんな兄の脳裏に浮き出てくる幼い頃の妙な記憶…。異様に広い屋敷の中を逃げ回る幼い兄。三本指の女に鉄格子の中に閉じ込め犬のように扱われる…。その記憶の裏に封印された兄の秘密とは…!? -
復讐鬼 いけにえ少女
両親を早くに亡くし姉と二人暮らしの真由美は姉の嫁ぎ先の田舎で生活する事に。醸造会社の社長邸だが何か不気味な雰囲気が漂っている。社長邸にはたくさんのお手伝いさんがいるが皆、顔や体の一部か欠けており、気味の悪い顔をしていた。社長邸には実はある隠された秘密があり…!? -
魔女地獄~古賀新一傑作集~
悪魔に魂を撃った魔女・黒井ミサのまわりで起こる黒魔術の邪悪な事件。ホトトギスに取りつかれた女教師の非業、偉大な姉に対する妹の嫉妬、恐怖と不安に引きずり込むオカルトホラー -
死霊の叫び~古賀新一恐怖傑作集~
脳や心臓が消失し昆虫のように脱皮する奇病に冒された人間が増殖する戦慄を描く話や健気な少女に不幽霊がしのびよる話、静かな村に起こった怪奇な話など恐怖が襲い来るオカルトホラー -
ストロボ ストローク
カメラマン志望のあきをは写真学校の卒業を目前に憧れのカメラマン・加堂怜のアシスタントに志願する。採用条件はある人物の写真を撮影するというものだったのだが…!? -
ヘルバスター~地獄を狩る者~
刑事・忌井霊市は瀕死の重傷を負うが奇跡的に命を取りとめたのだが、その直後から自分の背後に存在する不気味な死神に気づく。死神は霊市に使命を与えるのだが…!? -
Magic Paradise ダニー・エルフマン・シリーズ
ダニー・エルフマンは作家である。ありがたい事にファンは多くベストセラーになっている。しかし何百万のファンの中でその物語の多くが事実と知る者はどれぐらいいるのか。特別にあなただけに送る怪異譚を語ろう… -
瑠璃子女王の華麗なる日々
瑠璃子女王様は高級SMクラブのシャングリラオーナーであり女王様。そんな瑠璃子の元には次々と倒錯した愛や性癖を持つ人々が集まってくる… -
深呼吸の必要 THE COMIC
人手の足りない農家の仕事を手伝う援農。中でもひなみが魅かれたのは南の島でのさとうきび刈りのお手伝いだった。ここへ行ったら変われるかもしれないと参加をすることになったのだが… -
パステルトーンの童話
男の子が苦手な花岡うさぎは突然中柳圭介くんに告白された。男の子が苦手だったのにどんどん圭介くんを好きになる。どうしたらいいのかわからないうさぎがとった行動は… -
からくり変化あかりミックス!
小学3年生の夏休み。おばーちゃんの家の蔵で不思議な生き物・ドクと出会い人形と融合する魔法を授けられた雛形あかりちゃん。その力で弟・丹吾を助けたらアイドルになったり着物美人になったり人魚にやスーパーガール…と毎日が大忙しに――!? -
セルロイド・エイジ
「20歳になったら結婚しようね」って約束していたのに…。叶家の隣に建つアパート。ここに独り暮らしの26歳のOL 藤井二葉ちゃんは近々同じ会社の人と結婚する事に。戻ってこなかったひどい男との思い出があるアパートから二葉は引っ越してしまうけど、仲の良い叶一花ちゃんも大喜び。その晩、二葉の前に現れたのは例の男、「リキオウ」の息子と名乗る、「リキヤ」くん。失踪したリキオウから祝いの言葉を届けに来た彼の胸の内にあるのは…「6年待ってみたけど、オレの身体は戻らなかったんだ…。愛しているよ…二葉」ボーカルとしてのデビュー、恋人との幸せを目の前に時に逆らい生きることになった、彼の運命は… -
昼の子供 夜の子供 児童相談所物語
様々な問題を抱え「児相」を訪れる人々。悲劇の淵から彼らを救い出すために奮闘するスタッフたちの活躍を描く -
BRIGADOON まりんとメラン
ある日とつぜん空を覆った異世界ブリガドーンから、危険な生体兵器・モノマキアが地球に襲来する。その怪生物は中学生・浅葱まりんの命を狙うが、まりんのピンチに颯爽と現れたのは蒼き剣士・メランだった! サンライズによる究極の人情SFアクションアニメを、渡瀬のぞみが独自の視点でコミカライズ。ハートフルでドキドキいっぱいの大冒険、スタート! -
ランジェリー・プロジェクト~ミッションは、君とベッドイン~
サイズを測るメジャーが乳首を何度も刺激する。下着が濡れないようにアソコをふさいだ指は、ナカをかき回すように動いて…。下着メーカー勤務の撫子は、いきなり年上部下の結城とセクシーランジェリーの開発を任命される。ヘッドハンティングされたと噂の結城は物腰低い執事タイプの男性。それがいきなり「どれくらい男を誘うか見せてください」と言ってきて…。言われるがまま強引にセクシーランジェリーをつけさせられて、結城の吐息が内ももにかかり、指が鎖骨をなぞって少しずつ下に…!?下着づくりってこんなコトまでしないとイケないの…!? -
手塚治虫漫画全集未収録作品集 手塚治虫文庫全集
原稿紛失により「手塚治虫漫画全集」に収録されなかった至宝の作品が文庫全集でついに読める! 「少年クラブ」に掲載をされた『ハリケーンZ』2作品に加え、絵物語の『銀河少年』やアメリカの南北戦争時代を舞台にした『豆大統領』。フランスの騎士道はなやかなりし時代を描いた『快傑シラノ』など、5作品を収録した未収録作品集第1弾! 【※おことわり……この文庫に収録された作品は原稿の紛失により、当時の雑誌を複写したデータを使用しております。そのため、読みづらい点がございますが、あらかじめご了承ください。】 <手塚治虫漫画全集収録巻数>すべて未収録 <初出掲載>『銀河少年』1953年4月号~1954年2月号 おもしろブック連載/『快傑シラノ』1953年4月号~11月号 少年画報連載/『豆大統領』1953年10月号~1954年12月号 冒険王連載/『ハリケーンZ』スーパーX事件 1958年7月号~10月号 少年クラブ連載/『ハリケーンZ』十三の怪神像事件 1958年11月号~12月号 少年クラブ連載 -
ダスト8 手塚治虫文庫全集
旅客機の墜落事故から奇跡的に生き延びた8人の乗客。彼らは生命の山の「生命の石」のエネルギーによって救われたのだった。生命の山を守る妖精キキモラは、人間が触れてはならないその石を取り戻し、8人の命を奪うべく旅に出る! 生と死をめぐる異色のオムニバス! ほかに『バカ一』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ダスト8』(手塚治虫漫画全集MT91~92『ダスト8』第1~2巻収録)/『バカ一』(手塚治虫漫画全集MT92『ダスト8』第2巻収録) <初出掲載>『ダスト8(原題『ダスト18』)』1972年1月9日号~5月14日号 週刊少年サンデー連載/『バカ一』1971年8月15日号~8月22日号 週刊少年サンデー連載 -
疾風伝説彦佐 疾風の七星剣
戦請負人として数々の厳しい戦いを勝利に導いた、"奇跡の軍神・旋風(つむじかぜ)三人衆"再び! 『疾風(かぜ)伝説 彦佐(ひこざ)』待望の続編登場! ――自分を捨てた親の形見"七星剣"手がかりに本当の両親を探している彦佐。その彦佐の前に、七星剣を知る人物が現れた。20年前、この剣を持つ二十歳前後の若武者に越後で会ったと言うが……。 -
疾風伝説 彦佐
時は戦国、争いと裏切りがはびこるこの時代に、金でやとわれ戦を渡り歩く三人の戦士がいた。戦国史上最強と言われる彼らの名は、旋風(つむじかぜ)三人衆!! ――子供のように無邪気で、常に食うことばかり考えている彦佐(ひこざ)。しかし真の顔は、三人衆の首領にして、鎧をも断つという伝説の名剣・七星剣を振るう「疾風(かぜ)の彦佐」!! 「月影の飛竜(ひりゅう)」「ムササビの小源太(こげんた)」とともに戦乱の世を駆ける!! -
アッパーロード
世界を目指して、闘い抜け高志!! "いつの日か、自分の力を世界で試したい"そんな大きな夢を胸にボクシングに青春をかける村松高志、18歳7ヵ月。そんな彼に世界ランカーへの挑戦という、ビッグチャンスが訪れる! だが、その敵はあまりにも強大だった……。ミドル級から日本初のライト・ヘビー級に変更するという無謀な挑戦。今、高志にとって熱く激しい闘いのゴングが鳴り響く!! -
男友だち
恋人でも、夫でもない。彼は、男友だち 片岡作品に登場する女性たちの多くは社会通念ではなく、自分自身の中にモラルを持つことで徹底している。 例えば結婚。結婚しないことを貫くこと、あるいは結婚することを選択したうえで他の男性と没交渉にならないことを選ぶのも彼女たちの流儀である。 それは制度や通念への反抗ではなく、自分で決めたい、ということにつきている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
標的
小説にだけ可能なこと 常軌を逸した、と形容しても差し支えないと思われるここに描き出された光景は、なぜそれが行なわれるのかについては、一切の説明がない。 ここにあるのは、1人の女性の完璧にしなやかな肢体と一丁のライフル銃だ。 筋肉の名前を一つひとつ挙げていくことと、ライフルを構成するパーツについて述べられることはここでは完全に同じ価値を持つ。 そして、人間の知覚や映像表現ではけっしてなしえない1秒の数十分の1という微細な時間のアクションが小説においてのみ可能であることが、よく理解できるだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
粉雪のつらく降るわけ
誰も知らないから自分で言う。「おまえ、どうするんだよ」 未来へと目を向けてある決断を下しても、それは現在が見ている風景でしかないからやがてその時がやってきた時点でかつて未来だった幻想から悪戯される、ということはあるだろう。 卒業と結婚を同時にやろう、という青年の性急さと、かつて手を切ったものに再びからめとられる弱さは、矛盾しない。 同時にそれらを抱えたまま彼は人の世の洗礼を受けることになる。 それを優柔不断と呼ぶのは簡単だがそのことよりも今、まさに直面していることの悲しみのほうに粉雪が寄り添っている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
エクストラ・ドライ
2人で飲み、次に1人で飲む。 エクストラ・ドライのジンは、かなりキツい。 それがこの、何も起こらないといえば起こらない、おだやかなはじまりの、派手ではないが祝福に満ちたごく短い短篇のタイトルに選ばれているのはなぜか。 男女のうち、視点は女性の側にある。 ヒントは、ラストの1人飲みのシーンにあるのかもしれない。 いや、それはほんとうになんでもない、なにものをも象徴しない、ただのエクストラ・ドライでありただの1人飲みかもしれないのだけれど。 さてあなたはどう読みますか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
どこかにあるはずの素敵な島
ひとつの、充実した結婚のかたち 不思議なタイトルである。 というのも、この小説の中では実際に、結婚した男女が毎年休暇を過ごす南の島が出てきてそれは架空の島などではないからだ。 しかし、その島の名前も場所も一切明らかにはされないから読者にとってはたしかに「どこかにあるはずの素敵な」島に違いない。 片岡義男の多くの小説がそうであるように我々の日常にあるようなリアリズムや従来の小説がそこをテコにして物語を動かす破綻、のようなものはここには一切、現れない。 あるのは1つの、あざやかな夫婦のかたちだけだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
僕と寝よう
尾骶骨とそのまわり一帯 再会は片岡義男の小説にあっては重要な起点となる。 再会、という設定だけでそこに少なくとも2人以上いて、過去と現在があることが物語の確固とした背景となる。 現在は過去とは違うけれども、過去が影を落とさない現在もまた存在しない。 男はそれを利用する。ユーモラスに、そして直裁に。 女性に向けて尾骶骨、と言い放つ男のスタンスと、いったんはぐらかすかに見えてビタッと受け止める女が最高に絵になる短篇だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
ダブル ミント
窓から見える灰色の空 完全に対等な、男女の関係がある。 共に過ごす時間は快適で、偽りがなく無理なところが少しもない。 そうした対等の関係が1日のあいだに連続して起こり、女性の側がすべて同一人物であったとしてそこで起こっていることはいったい何か。 何でもない、というのがおそらくこの小説の回答であり、1対1の関係がただ1個ではない、ということがそこにあるだけだ。 窓から空を見る、という行為であたかも自分をニュートラル・ポジションに戻しているかのような主人公の所作に魅了される。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
ふたり景色
ふたり景色と、ふたりで見る景色 再会、という片岡作品にあって重要な、そして数限りないバリエーションの一つ。 当人たちにもなぜそうするのかわからないまま、しかし、そうでなければいけない、と考える別れがあり、ところがそれはある時間が経過したところでいつのまにか引力へと変化する。 なつかしい、という感情ばかりではないはずだ。 時が移るようにふたりの景色は変化し、ふたりが一緒に見る景色もまた、変化していく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
さっきまで優しかった人
さっきまで優しかった人たち 唖然とする展開、といってもいいかもしれない。 しかも2度。この短さの中で2度、唖然とできる。 舞台設定が、サスペンスの効果を高めている。 ここで「本気だ」と言われているセリフは言葉通りに受け止めるべきであり、それを怖ろしいと思うかあるいは微笑ましいと思うことだって、読者の自由である。 もしかするとこれは新手のSMプレイかもしれない。 そう読むのもまた自由である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
雪が降るから
言い訳ではないけれど とりたてて高揚しているわけではないだろう。 しかし、ただクールなままでもつまらない。 なにしろ外は大雪である。 激しく降る雪が都市の景色を変えてしまうように、女と男がいれば、それも4人いれば、可能性を追求してみればいい。 アルベール・カミュの『異邦人』が「太陽のせい」なら、片岡義男の男女は「雪が降るせい」なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
さようならの言いかた
そして彼女はやりとげた 若い男女がいる。恋人同士ではない。 大切な人を亡くした同士だ。 男にとっては親友。女にとっては恋人。 深い悲しみの中にありながら女性は彼女なりの仕方で追悼を、そして別れを試みる。 それは恋人だった男性を彼女のやり方で理解しようとすることであり、その場所に行ってみることであり、それをやりきったら二度とやらないことでもある。 そのやり方にそっと、親友が寄り添う。 見事なその別れを、彼女は完璧に美しくやりとげる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
B面の最初の曲
自分自身になる途中 最初のアルバムを作ろうとしている女性がひとり。 A面に収録する曲はすでにできあがり、今はやや趣を変えるべく、B面の最初の曲に取り掛かっている。 そしてその間、ごく短い休暇が与えられ、彼女は会いたいだけの人に全部会う。 その、彼女が人に会う、そのやり方がいささか通念を逸脱していても、そのことはまるで問題にならない。 自分以外の何者かになるのではなく、もっとより自分自身になるための彼女の流儀にすぎないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
イアリングをつけるとしたら
つけるときよりもはずすとき 編集者と書き手の情事。 ここでは編集者が男性であり、書き手はまだ書くことの経験が十分ではない。 小説とは、いかにして書かれるものなのか。 会話の中から、そして動作を伴う、あるモノからそれは生まれる。例えばイアリング。 男には得られない視点からイアリングを見て、そのことを構築できればすなわちそれが彼女の小説だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
一生に一度かしら
あっけらかんと百万円 たいへんに魅力的な女性がいて、彼女と寝たい、それが実現するなら百万円払ってもいい、と男が口にする。 話だけなら冗談か下衆な話題として済んでしまうが実際にそれが実現され、女性もあっさりとそれを飲んでしまうともはや外野がどうのこうの言う問題ではない。 「一生に一度かしら」などと笑いながら、百万円を支払い得ない男たちの視線の先をグラビアの彼女が涼しくすべっていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
一等星の見える窓
ようやく一等星の見える時刻 今日こそは会いたい女性がいる。 いつもならしない残業もこなし、時間をつぶそうとするもなかなか電話は通じない。 持て余した時間のあいだに幾人もの女性が登場しては去っていく、そのよるべなさも片岡作品にはおなじみの展開だろう。 やや深い時間になって、ようやくキャッチ。 そこまで時間が経過したのだから、夜空の遅い初夏でも、彼女の体の向こう側に一等星が見える。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
きみはただ淋しいだけ
今はもう10年前ではない この短篇小説を読み終え、あらためてタイトルを見ると、いかにも的確で、同時に残酷に思えてくる。 10年前の輝きを、その当時の風景を目の当たりにしていくらでも語ることができるのは、現在にその輝きが失われているからだ。 かつて選んだ男が去り、選ばなかった男が新たにやってきた、という単純な話ではない。 あの輝きはもはや、確実に消えてしまったのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
追伸・愛してます
後ろ姿に、追伸の1球 少年少女向けの文庫レーベル・コバルトシリーズに収録された一篇。 ここでは、思春期特有の繊細さとストレートさ、よくわからないものに向かっていく頼りなさが、草野球という、このうえなくうつくしい舞台を経由して遺憾なく発揮されている。 ボールを投げる。投げられたボールを打ち返す。 その運動に身を委ね、さらにボールを拾い集める、という内省の時間を持ったあとで、彼と彼女は新しい世界に踏み出していく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
いつか聴いた歌
2人の女性に託された歌 不幸な亡くなり方をした父親から唯一の財産として娘は歌を贈られた。 長じてカントリー歌手になった娘は父の曲に自ら詞をつけて歌うようになる。 ところがその歌を、どうやらもう1人、歌っている女性がいるらしい。 自分しか知らないはずの歌なのに。 このミステリーの前に現れるのが愛すべき21歳の私立探偵アーロン・マッケルウェイだ。 もう1人の女性はいったい誰なのか。 全篇、電話による会話だけで進んでいく哀切な物語。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
メイン・テーマ
テーマを決めて、生きることを選ぶ 『メイン・テーマ』という映画があった。 薬師丸ひろ子主演。森田芳光監督。1984年公開作品。 ここにお届けする「メイン・テーマ1」を元に、森田芳光氏がシナリオを書いて制作されたものだ。 自分という人間はこれからどう生きるのか。 そのことを、片岡義男は「あとがき」で「時間の使い方」と説明している。 時間をどう使うのかが、その人のメイン・テーマ、というわけだ。 なお、「あとがき」には恐るべき構想が記されているが、2015年11月現在、それはまだ実現していない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
借金兄弟
突如失踪した兄のかわりに、多額の借金を返済することになった風枷空昊。兄の上司と部下だという原万雷と煌月に連れられ、ヨロズ屋「花鳥風月」で働くはめになったが、やってくる依頼は珍妙なものばかりで…!? 茂木完田が描く借金返済ジャンピングコメディ!! -
カタナガリ
業物(わざもの)と呼ばれる日本の名刀が美少女に変身! 矢野稔貴が描く新感覚美少女アクションここに誕生!! -
新婚さんいらっしゃい!合コンで知り合った彼
人気長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」が45周年を記念し、マンガになって登場。参加した合コンで知り合った彼は言葉使いも丁寧でとっても好印象。つきあっても紳士的な彼とそのまま「結婚」のはずが…立ちはだかる壁はなんと彼ママ!?【この漫画は、朝日放送の「新婚さんいらっしゃい!」で放送されたエピソードをもとに、脚色を加えて作成されたものです。登場人物名はすべて架空であり、番組に出演された方のお名前ではありません。】 -
中国ナンバーワンCEO張瑞敏 (日本語版)
世界ナンバーワンのシェアを誇るハイアールのCEO・張瑞敏が、 将来を見すえて行う「改革」とは・・・ 張瑞敏(チャン・ルエミン) 実業家で、中国を代表する家電メーカーハイアール・グループのCEOである。 【発行元】株式会社ムーランプロモーション 【発売者】ゴマブックス株式会社 -
パパ、育児できるかな?
すぐ「ぽけ~っ」としちゃう娘に、返事だけはいい息子。あれ?でもこれって僕の子どもの頃と同じじゃん!――そんな毎日笑いが絶えない阿部家のドタバタ育児ライフ! -
一喜くんのヒロイン
スクリーンいっぱいに広がる“好き”ってキモチ。それは甘くて、酸っぱくて。 「もう絶対泣かせたりしない お前の笑顔を撮りたい オレが欲しいのはお前だけだ」 ………………………………………… 両親が俳優で、自分も売れっ子の子役だった朱希。 周りから“親の七光り”と言われ、傷を追った朱希は、 それからずっと人に笑顔も見せることなく、目立つことなく、 ひっそり生きてきた。 そんな朱希を、 もう1度“笑顔のヒロイン”にしてくれる人。 それは、誰よりも優しくて、誰よりも夢に熱くて、 そして照れ顔が魅力的な 映画研究部の監督・一喜くん。 「この胸がドキドキ鳴るのは また演技に夢中になれたから? それとも…。」 恋&青春、待ったなし!! ホンモノの恋が始まる瞬間まで…3、2、1…!! -
母という「女」~子宮が聞いた声~
男に走り、ネグレクトを続ける母親。その男にも捨てられ、自殺未遂を繰り返すように……お願い、早く……お母さん、私のために! -
母という「女」~桜咲く頃~
幼い頃から一度も甘えさせてもらえず、「母」であることより「女」であることを再優先してきた母親。そんな母親の愛情を求めることを諦め、やっと、まっとうな道を歩き始めた…… -
風俗嬢になったワケ~奪われた人生~
ある出来事からどん底に落とされた女性。男を憎めば憎むほど、のめり込んでいく……続けられたのは、風俗だけだった。 -
風俗嬢になったワケ~呪縛~
貧乏、いじめ……私の人生は初めから過酷だったけれど、それでも両親の愛だけはあった。だから、両親のためにお金を稼ぐことは当たり前のことだった。 -
不幸体質の女~愛を知らない~
信じられる人もなく、頼れる家族もなく、病に冒され、痛みに耐え……泣くことも笑うこともない。私に残されたのは絶望だけだったのです。 -
渡る世間は鬼女ばかり~姉という女の末路~
キレイなだけじゃ、ダメかしら?その美しさと傲慢な性格だけで生きてきた姉……そんな姉に虐げられ続けた私だったが、次第に……?
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