著者は本書の最後を次のような言葉で締めくくっています。本書を表現するにふさわしいと考え、ここに紹介します。「(前略)・・・彼らのような”仕事師”たちが存在しなければ、一試合、いや一イニングですら、プロ野球というものは成立しない。その意味において、彼らは裏方などではない。裏方どころか、選手と同等に欠く
...続きを読むべかざるプロ野球という世界の一員。どのような逆風の中でも志を失うことなく、自らの歩みを進めているなら、彼らもまた、まぎれもない主役なのではないか。・・・(中略)・・・彼らの軌跡が、過去の記憶に留まってしまわないことを願う。 2004年9月24日 大阪近鉄バファーローズ本拠地最終戦を終えた大阪にて」本書で焦点があてられた仕事師は審判・トレーナー・グラウンドキーパー・ブルペンコーチ・グラブメーカー・スコアラー・スカウト・通訳の8人。プロフェッショナルとは何なのかを改めて教えられる8人の生き様。