完結作品一覧
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-さまざまな別れのあとには、さまざまな再会があればいい この短編の、再会のシーンのあざやかさはどうだろう。 もしも映画なら、男性視点、女性視点、ロングショット、寄りのショット、 そしてすれ違う瞬間のことや交わす目線、かける言葉のタイミングなど 制作者には相当な力量が問われるだろう。 人は大人になり、結婚をし、時間が経過すれば離婚、というようなこともあり そしてまた・・・ どこかで生きている限り、さまざまな可能性がある。 再会とは、失われたものを取り戻すことではない、と誰もが知っている。 それはまた新しい生を生きるために必要なアクションなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-第1章と最終章、あとは会話で小説 作家と編集者が会う。原稿の受け渡しのためだ。 これまで共に仕事をしてきた時間も含め、深い信頼で結ばれた2人は 今、書かれつつある小説の今後の成り行きについて検討を重ねる。 そのあいだに、くだんの小説の第1章が挿入される。 そのあと、再び、検討の会話。そしてラストは・・・ 会話と書かれた小説の両方が合わさって、この1つの小説ができあがる、 という入れ子状の仕組みを持ちつつ、最後はまた一つ、 意外性のあるひねりを加えてあるところを堪能したい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-再会という偶然に恵まれたら、そのあとは躊躇してはいけない オートバイ小説であり、出会いの小説である。 冒頭のシーンは、オートバイ・ファンを満足させるに十分な魅力を放っている。 そして片岡作品にしばしば登場する「再会」という幸福が この小説にも与えられている。 再会のあとに躊躇は禁物。持っていない免許は取得すればよく、 行きたければ行けばよく、誘いたければ誘えばいい。 それらを阻むものは、この世の中に何も無い。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-真っ赤な、までは行かない嘘とは、どのようなものか? この小説のタイトルを確認してから読み始めれば、 その「嘘」というのはおそらくこのことだろう、 という察しは、たいていの読者にはつくのではないか。 だからその「嘘」はそれほど巧妙に仕組まれたものではない。 そのことよりも、男が2人、女が1人というその力関係と 女性が持つ魅力のための軽い装置として「嘘」はあると考えていい。 3人がライダーであるならば、いささか大掛かりな「嘘」の仕掛けも 「真っ赤な嘘」までは行かない、ほんのりと赤く染まる程度なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-立ち止まる時間がほとんどないような彼女が、ふと立ち止まるその時に 作家がそのような語彙を用いているわけではまったくないが、 これは近年の言葉で言えば「シングルマザー」の物語だ。 彼女には4歳になる息子がいて、翻訳の仕事をしている。 幼稚園に連れて行くこと、料理を作ること、絵本を読み聞かせること、 それら子供のために割く時間のほかにも 姉や姉の子、姉の夫、仕事相手との関係があり、 用事があったりなかったり、誘惑の電話も頻繁にかかってくる。 それらの細かい時間がいくつもいくつもミルフィーユのように重なって この魅力的な女性のポルトレは描かれる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-嘘偽りなく、いつでも自分自身であることを生きる 小説を書こうとしている男がいてその男も含んだストーリーと、彼が書いた小説の両方を合わせて1つの長篇小説に仕立ててある作品である。 登場人物は多いが、それぞれ、その人ひとりの輪郭をハッキリと持ち、例えば自分が日々生き生きとしているために仲が悪くないのに離婚もするし、夫婦であろうが個別に旅もするし、誰が誰と会い、どのように誘おうと自由だ。この長篇に説得力を与えている要素に「部屋」と「時間」がある。かつて暮した部屋、今は痕跡の部屋、そしてふと思い出す過去の時間が人物の生きてきた姿を鮮明に照らし出す。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-三角形であること、三辺あることによって彼女は新しい自分を知る。 2人の女性と1人の男性がいる。 女性同士は友人であり、男性はうち1人の夫だ。 ある時、1人の女性がもう1人の女性に夫を紹介する機会がやってくる。 妻と夫、という関係でないほうの男女は ラジオ番組のホストとゲストになる。 そこから三人の三角関係が形成されるが、それは通常の意味での 「はじまり」と言えるものなのかどうか。そこに嫉妬はなく 性的興奮があり、そして実はその向こうに、 女と女、という関係も見え隠れしているのだ・・・ 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-同じ過去を歩んだ2人は、実はもう同じ現在にはいない 互いに好きで、結婚したい意志もありながら、それが実現しない。 そういうことは、人の一生においてはありうるだろう。 しかしそれが過去の痛恨事であったばかりでなく 現在にまで影響を及ぼしていること、そして いっぽうは過去を洗い流し、もういっぽうが今も過去の輝きを生きているとしたら これは紛れもない現在の悲劇になる。 性を飛び越えるようなことがあれば、なおさらだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-理想と現実が交錯する現場は、果たして過去から開放される日だろうか。 倒錯、と呼べないこともないし、あるいはおかしな性癖として 片付けられてしまう可能性もあるだろう。 しかし、幼い頃に強く願った思いが、嘘というより もはや創作として機能し、創作は年を追うごとに洗練を極め、 そして結婚式という特別のタイミングで そこまでしなければならないのか、というような もはや誰にとっても悲劇でしかないのかもしれない仕方で 関係者一同が対面する。 地に足を着けた生き方、などという言い方が陳腐に聞こえるほど 人は自分の心の影を引きずって生きているのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-「私のほかに女性がいるでしょう」と彼女は何度も言う 「私のほかに女性がいるでしょう」と、 女性が男性に向けて問いかけたとしたら、詰問と考えるのが通例だろう。 しかし片岡義男の小説にあっては、通例に従うようなことはまずない。 この言葉は彼女が持ちたがっているイメージであり、願望であり、 嫉妬であり、そしてなにより、男に対する投げ出すような愛情である。 それを受け止めながら男は嘘をつく。ひどい男? そうだろうか。 男の気持ちはなにげないようで実に不思議な ラストシーンに鮮明に現れている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com
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-ステーション・ワゴンではダメなのだ、やはりオートバイでなければ まるで別々の2つの作品を接合したかのように およそ途中までの展開からは想像もできないようなラストがやってくる。 女と男と女。3人のあいだには親密な関係がありつつ 微妙な温度差があり、従来のような関係を維持しにくくなっている。 3人の中の1人の女性は、借り物のステーション・ワゴンに乗っている時と 自ら乗ることに決めたオートバイと共にある時とではなにかが違う。 その「なにか」に向けて物語は過去へと遡行してゆき、 そして、まさか、とあっけにとられるラストシーンへと至る。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-2人と2人で4人。男と女で性別が2つ。17歳の夏は今この時だけ 本作の最後に付いている「著者との会話」では 「オートバイは十七歳にもっとも似合うと、ぼくは思っているからです」 という言葉がある。その言葉通り、男2人は17歳で 女性の1人も17歳、もう1人の女性は留学期間があるため18歳だ。 人をくったようなタイトルに関連するシーンはラストに現れ、 同じく「著者との会話」で「ストーリーの中心」とされているが 読者にはこの言葉を真に受けない自由がある。 4人とはいったい何か。それが真の主題だといったらおそらく野暮になるが間違いではないはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-2人は会話で映画をつくる。夜の中で夜の映画を 男女がいる。季節は秋。もう真夜中だ。 しかし、女性にはこれから仕事がある。 毎週の決まった仕事だが、行きたくない、このまま帰りたい、 そう思う日だってあるだろう。今日がまさにそうだ。 「このまま帰って2人で映画を観たい」。 その思いはしばらくは叶わないから、女が主演を演じる映画を 2人で想像してみる。クルマで目的地に着くまでの時間、 その映画ならざる映画、言葉で建てられた映画が上映される。 さて、それはいったいどんな映画だろうか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-この世界が見える場所で、しかし少し隔離されながら、2人がしたこと 男女がいる。ホテルの中だったり、 セダンやクーペに乗っていたり、そうして この世界が見えながら、囲みの中に区切られた空間で 彼女たち、彼らは会話を交し、服を脱ぎ、 いま自分たちが行なっていることの意味を反芻したり あらぬ想像をめぐらしたりする。そんな情景が30。 せわしない世の流れからやや隔たって、いくらかスローな 静かな日々の断片がここにある。 小説による季節のアルバムを聞こう。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【目次】 ベッドが三つある部屋 これはメロドラマ ブルーの選びかた 理想的な窓 窓にカーテン 昼寝 思い出の夏 彼女と彼1 彼女と彼2 電話をかけるだけ コパトーン 彼と別れた彼女 ケチャップはあまりかけない セーターを脱ぐ 飽きたら言って 海の香りと電話ブース ふたりでいても淋しい 切り花 いつも小道具 交差点の横断歩道 桜前線 雪が降る 小さな花 林檎が燃える、あるいは飛ぶ 来てくれた彼女 日曜日の白い月 縛られてみないか ベッドに戻れ 微笑の研究 雨の夜 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-現実と現実ならざるもの この本の仕組みは「あとがき」に作家自身が書いている内容につきる。 フィクションとしての小説に1人の女性の主人公がいてその女性はフリーランスのエディターであり、彼女が作ろうとしている、受け取ろうとしている新たなフィクションこそ現実のこの『タイプライターの追憶』という小説である、というような構造だ。 現実とは何か。小説とは何か。その関係は? エディターの彼女が経験する激しい感情の波とその後の凪の中に その秘密を解く鍵が隠されているのかもしれない。 ※作家の敬愛する写真家・佐藤秀明氏撮影の写真を収録 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-父を「あなた」と呼ぶ娘が差し出す、スプーン一杯の光 不思議な短編である。不安定の中に 一時的にできたエアポケット、あるいは台風の眼、のようにも見えるし、 案外、これはこれでゆるぎない安定のようにも見える。 高原のコテージに複数の夫婦が集まり、その中で最も落ち着いているのは 14歳の少女であるように見える。彼女が「あなた」と呼ぶ男との関係は このあと果たしてどうなるのか、それはわからない。 お気に入りの紅茶を淹れ、スプーンに「ほら」とばかり 月を映してみせる14歳の心の中は誰にも予測できない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-聡明な彼女たちは明言してから静かに去っていく。 なんと挑発的な。あるいは、なんと不愉快な。 おそらく、そのように読むことは十分に自然なことだろう。 身勝手な、イヤな、おまけに嘘つきの、男である。 おまけに反省もしない。同じことを何度も繰り返している。 ただこの男には、嘘をつかないものが1つだけあって、 それは自分の気持ちに対して、である。気持ちを偽ったまま関係を続ける、 ということが彼にはできない。そこが素直と言えば素直だが 別れ方は最悪である。やはり彼女たちは 去り際に頭からコーヒーをぶっかけて行くべきなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-スポーツと気晴らしのほかに、何も必要ではない 君を喩えるならスポーツだ。君はほんの気晴らしだ。 もしそんなふうに男から面と向かって言われたら 実際にはほとんどの女性は腹を立てるかもしれない。 しかしそのスポーツも気晴らしも 人生においてそれ以上価値のあるものがない至高の存在だとしたら? いや、スポーツにも気晴らしにも「至高」は似合わない。 聡明な2人の女性と、たぶん女性たちほど聡明ではないが その女性たちから愛されている2人の男たち、その4人の物語。 歳月はあっという間に10年経過し、しかしこのベスト・ユニットは崩れない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-昔話、作り話、嘘の話。しかしそこにも真実があるらしい 長く語ることのできる人、というのがいる。 この小説には2人、そういう人物が出てくる。 しかもその2人の2つの話はとてもよく似ている。 なぜなら、それはカウンターという、不特定多数が共有する匿名空間で ふと耳にした会話を反芻し、変奏したものだからだ。 読者は微妙にズレたその反復を楽しむ。 ひどいじゃないか、嘘じゃないかと思ってもかまわないのだが、 聞いている人物に感銘を与えるほどの「真実」もまた、 そこには宿っているらしい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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-昭和20年、戦争が終わり新しい時代に歩みはじめた日本。突きぬける青空と光る海に囲まれた淡路島の子どもたちが出会ったものは、野球!! 野球を通じた、個性豊かな子どもたちと女性教師との強い絆を描く珠玉の物語。
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-太平洋戦争末期。劣勢を跳ね返すべく、戦闘機の神様と呼ばれた帝国海軍、源田実大佐が編成した屈強な航空部隊、海軍第343戦闘隊。その基幹を担った戦闘301飛行隊「新撰組」が、川西航空機開発の最強局地戦闘機、紫電改を駆使してアメリカ海軍グラマン部隊と激突する!!
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-大戦末期、追いつめられた日本が選択した究極の戦術・体当たり攻撃(通称特攻)。陸軍飛行第244戦隊、森明彦大尉は、抜群の操縦技術で搭乗員が死なない空対空特攻を考案しB29を邀撃するなど成果を挙げるが、師団本部が下した指令は確実に死に至る対艦特攻隊の編成だった。
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-熾烈を極めたニューギニア戦線。伝説の名機・零戦を駆り、強力なアメリカ海軍機動部隊に立ち向かった帝国海軍の絶対的エース坂井三郎。敵機の攻撃を受け、頭部に瀕死の重傷を負いながらも生還し、勝利に貢献した大空の英雄の死闘を描く!
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-太平洋戦争初期に活躍し、後に映画にもなった加藤健夫陸軍中佐率いる帝国陸軍飛行戦隊、飛行第64戦隊。切迫する戦局の中、一式戦「隼」で知られる通称加藤「隼」戦闘隊を人間味溢れる人柄で指揮し、飛び抜けたエースのいない部隊に団結力で目覚ましい成果をもたらした名指揮官の奮闘!
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-動物病院に勤めるリサは無類の馬好き。結婚には興味のない彼女だが、同級生の獣医ニックにだけは好意を抱いていた。「交配するなら優秀なニックと!」と、彼の子どもが欲しいことを伝えるが、あえなく断られてしまう。諦めきれないリサ。そんな時ニックの双子の兄ニールが、ある提案を弟に持ちかけた。気分転換のゲームに、NYで人気者の自分としばらく入れ替わって生活しないかと。しかしニールは知らなかった。リサがニックに大胆な頼みごとをしているのを…。
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-オフィスの花、英子と陰気でデブの美子は親友。周囲からも月とスッポンだと思われていた二人だが、心は繋がっていると美子は信じていた。しかしある日、美子は引き立て役として英子に利用されていたことを知ってしまう。そんな折、人生コンサルタントを名乗る岸和田という女から、英子のように美しくなる方法があると持ちかけられる。不審に思いながらも、女の誘いを受けてしまった美子。不思議な人形工房で、英子の毛髪を使った怪しい儀式が行われ……。午前零時、英子と美子の顔は入れ換わり、美子は憧れの美貌を手にする。だが、これが思いもよらぬ惨劇の始まりだった――!?
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-「あなたは人間やめますか?」 食欲が湧かなくなって痩せられる、心が明るくなって家事がはかどる、性的快感が高まる――。 夫と子供からの非難がきっかけで手にしたダイエット薬。安全な薬だと思ったのに、その正体は恐ろしい覚せい剤で…。 幻覚や不眠など、確実に身体を蝕んでいく薬物の恐怖。周囲の支えによって薬物依存から更生していく家族の物語。 感動の難病ドラマシリーズ【身近な毒物と現代病】をお届けします。 ※本作は人気レディースコミック雑誌『家庭サスペンス』で連載していた、『知られていない難病シリーズ』を電子書籍版として再編集したものです。
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-「泣くと死ぬって、どういうことですか…?」 医者からの思いもよらない絶望の通告――どうして病気は私を選んだの? 芸能人の壮絶な闘病生活でも話題になった、「もやもや病」「若年性パーキンソン病」「多発性硬化症」「ベーチェット病」など誰もが発症する可能性のある難病の数々。 病気の魔の手に震えながらも、一歩ずつ克服していく家族の力。感動の難病ドラマシリーズ【あの芸能人がなった難病】をお届けします。 ※本作は人気レディースコミック雑誌『家庭サスペンス』で連載していた、『知られていない難病シリーズ』を電子書籍版として再編集したものです。 ※収録作品は芸能人の自伝を描いたものではございません。ご了承いただいた上でご購入ください。
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-京町妃紗、星森ゆきもをはじめ、Sho-Comi大人気作家陣によるテーマ読み切り集。 本作のテーマは、「ウェディング」。 描き下ろし3作品を含む計9作品を収録! 読み応えも、甘さもしあわせも、た~っぷりです。 ■収録作 京町妃紗/「6月、君とウェディング」 ひょんなことから10年後にタイムスリップした真希。 未来の旦那サマと対面して・・・!? 星森ゆきも/「執事な恋人」 最高級執事とお嬢サマのリアルラブ。 密樹みこ/「天の花嫁 番外編」 連載中大反響を呼んだドラマチックラブファンタジー「天の花嫁」の番外編! 小泉蓮/「年上カレシ」 愛があれば、年の差なんて! 月見パピコ/「絶対、君と結婚宣言。」 学校一のスーパーイケメンに、婚姻届を渡されて・・・!? えりんご/「婚約0日婚はどうですか?」 大好きな彼と結婚したのに、まぁったく手を出してこないってどういうこと!? 朝黄ひかる/朱里まり/北村咲都子 単行本特別描き下ろし作品
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-大好評を博しているベツコミのオムニバス単行本シリーズ「Pure Love Seasons 2」の第4弾、「雪~冬・誓い~」がついに発売! 「桜~春・出会い~」 「海~夏・告白~」 「星空~秋・キス~」と続いたこのシリーズも今回で完結。 紺野りさ、加賀やっこなど人気作家10名が集結した超豪華なラインナップで、大ボリュームの272ページ! ベツコミ読者アンケート上位作家の単行本未収録作品を一緒収録。 大人気オムニバス最終巻です!
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-「ココロ・ボタン」の宇佐美真紀長編ピュアラブよみきり「消えない星を追いかけて」や、「胸が鳴るのは君のせい」の紺野りさかきおろし作、「一礼して、キス」の加賀やっこドキドキよみきりなど、ベツコミ読者アンケート上位の単行本未収録作が読める、大好評オムニバスシリーズ! 今回も通常のコミックスよりも分厚い272ページのたっぷりボリュームでお届けします。 大人気作家・紺野りさかきおろしの胸キュンカバーが目印です。 八寿子、フクシマハルカ、登田好美、ちより、瀬能旬、まめもやしと豪華な作家陣が一度に読める贅沢オムニバス、お見逃しなく!!
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-世界の大学に関心を持つすべての若者へ向けた入門書 この本を手に取ったあなたには、世界の大学に挑戦してみようという気持ちが心のどこかにある。その芽を大切に育てて、ぜひ開花させて欲しい。たった一度きりの人生。自分でどんどん切り開いていって欲しい。そのための入門書である(はじめに、より抜粋) 【目次】 はじめに 第1章:世界の大学Q&A 第2章:ライブラリアンの見た世界の大学 第3章:世界の大学案内 巻末:対談 世界の大学を旅して あとがき 【著者】 石松久幸 慶應義塾大学図書館情報学科、メリーランド大学院図書館情報学卒。 職歴:メリーランド大学、シカゴ大学、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学の各図書館に於いて日本研究部部長。日本古地図のデジタル・プロジェクト化では国際的な評価を得る。現在はライブラリー・コンサルタント。著書に『バークレー・クラブ』『アメリカほたる』『おじさん漂流記』。共書に『三井文庫旧蔵江戸版本目録』。訳書に『アフリカ系アメリカ人』、『もうひとつのアメリカン・ドリーム』など。 三竹大吉 立教大学文学部卒。1984年(株)紀伊國屋書店入社。 1991年シンガポール営業所長、1998年シドニー営業所長、2001年サンフランシスコ営業所長、2007年アメリカ地区総支配人。ニューヨークと南カリフォルニア勤務を経て、紀伊國屋書店パシフィック・エイシアン地区営業本部へ異動。 シンガポール、オーストラリア、アメリカ、タイと30年近くに渡り、合計130ヶ所以上の世界の大学と図書館を自分の足で訪れ、現場の教員や図書館司書と交流を重ねてきた。現在は横浜在住。 横田カーター啓子 バゼル山本登紀子 細井美穂子
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-先輩、ツンデレ、天然、お姉さん、小学生、そしてアイドル……! ヒロインは全員かわいい「眼鏡な女のコ」! 眼鏡をかけた女の子との恥ずかしくもあまずっぱい青春ラブを、ぎゅっとまとめてお届けいたします。
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-「お帰りなさいませ! 凡太様!」 ある日家に帰ると、そこには可愛いメイドさんがひとり……ならば普通(?)のラブコメだったのに。実はただの豪腕SP!? 本物のメイドさんも追ってきて始まる、ドタバタ共同生活! 「眼鏡なカノジョ」スピンオフストーリー麻生先輩と神谷君のダブル眼鏡ライフ&描き下ろし「空色の空港」も収録したTOBIワールド全開の作品集。
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-大人気戦国ラブロマンス「愛しの焔~ゆめまぼろしのごとく~」の外伝が登場! 織田信長の妹姫・市は、いくつになっても兄様にべったりの日々。けれど、ある日、その愛する兄から「浅井長政に嫁げ」と申しつけられて……。今度は、琵琶湖が恋の炎で燃え上がる!? もとむらえりが贈る、戦国ラブロマンス・第二弾!
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-ある日目が覚めると、私は見知らぬ部屋のベッドの上に全裸でいた。「こ…ここはどこ…?」ひょっとして、またやっちゃたんだわ。私には夕べの記憶がまったく無かった。「おや、もう起きたのか」「あ…あなたは?」「起き抜けのイッパツでもやろうか」見知らぬ男が馴れ馴れしそうに言い、私の足を広げる。「あっ…ダメ…!」「何言ってんだよ。夕べはあんなに燃えてたくせに!」男が猛り立ったモノを遠慮なく私のアソコに挿れてくる。私のアソコも何故か何の抵抗もなく根元まで飲み込んでしまう。「どうだ。突っ込まれてる所がよく見えるだろ?」激しく抜き差ししながら男が言う。「あはぁあっ…」「ほら、イヤラしくヒクヒク動いる!」「昨日あれだけイッて、まだ足りないのかよ?」
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-非正規問題の多面多様な実相を浮き彫り 東大卒の非正規労働者、弓田誠は在学時の就活期に事情があって就職を逃し、職を点々として低賃金・使い捨ての実態を知る。弓田はしかし、12年に及ぶ過酷な経験を自分にしかない「体験資産」と考え、格差社会に対応する原動力とする。勤め先の外食チェーン、自動車工場、特殊法人、メガバンクなど、いずれも得難い体験資産となった。30代も半ばとなり、機は熟した。弓田は意を決し、計略を巡らして資金調達にメドをつけ、友人らと新たな事業プロジェクトを立ち上げる。 【目次】 プロローグ I 外食チェーン 1. 感想レポート 2. 虚偽情報 3. ヘイトスピーチ II 自動車工場 1. 商品蒸発 2. 末梢神経 III 年金機構 1. しがらみの園 2. 旧サクセス・ストーリー IV 学校 1. 知的伝道者 2. ブラック自治体 V メガバンク 1. 本郷の紳士 2. 告白 3. 企業経済学 vs. 労働経済学 4. 勝ち組 vs. 負け組 VI 独立 1. 運命 2. 希望 3. 新生活へのシナリオ 4. 法律の落とし穴 5. 創造的立ち上げ 6. 離陸 【著者】 北沢栄 1942年12月東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。共同通信経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、フリーのジャーナリスト。05年から08年まで東北公益大学大学院特任教授(公益学)。主な著書に『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)、『官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム』(朝日選書)、『静かな暴走 独立行政法人』(日本評論社)、近著に『小説・特定秘密保護法 追われる男』(産学社)。訳書に『リンカーンの三分間——ゲティスバーグ演説の謎』(ゲリー・ウィルズ著、共同通信社)。
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-阿形勝平、園崎法子、高城千鳥、天河一、由多次人、牧穂乃香、新山仁子、日染芳春や、山田先生、漆原先生、ゴモリンも登場しちゃうオールキャラギャグコミック! キュートにミニキャラ化されたコミックは必見。ゲラゲラ笑えるネタ満載! とんでもない展開が魅力です。
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-Blog of the year2015で優秀賞受賞 1日15万PVのホッコリ介護4コマが話題の 人気ブログ『コバヤシの、ハードロック介護!』がついに書籍化! 暗い、汚い、ツライ…… そんな介護のイメージをぶっこわす! 介護士コバヤシが、明るくてふっと笑えるような 介護施設での日常を4コマ漫画にしました。 ご家族の介護に疲れてしまった人、 介護士として働くのがしんどい人、 まだまだ介護とは縁遠いと思っている人にも読んでもらいたい あたたかくて、介護生活がもっと楽しくなる施設での毎日です。 介護が楽しくなるヒントがきっと見つかります。 【著者情報】 コバヤシ 1983年2月2日生まれ。神奈川県出身、三重県在住の介護職員。 ラーメンと甘い物が好物。趣味のバンドではドラムを担当。 デイサービス、小規模老人ホームでの夜勤専門スタッフ、 特別養護老人ホームへの転職を経て、現在の介護施設にて勤務中。 介護施設での日常を4コマ漫画にしたブログ『コバヤシの、ハードロック介護!』が話題となり、 BLOG of the year2015の優秀賞を受賞。 『コバヤシの、ハードロック介護』 http://ameblo.jp/kobayashiiiiit/ 小林みそ コバヤシの妻。イラストレーター。この漫画の作画を担当。
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-プロバスケットチーム「埼玉ブロンコス」。埼玉ブロンコスのファンである、埼玉に住む雑誌編集者・ホラー小説家・バンド少年・スポーツカメラマンなど、様々な視点から描かれるブロンコス周辺の普通の人々を主人公にした物語――。
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