文芸社作品一覧

  • 僕と親友と光州事件
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    1979年。大学生の公平は韓国からの留学生ソンボと出会い、二人は親友となっていく。そんな折、軍事独裁政権が続いていた韓国で朴正熙大統領が暗殺され、民主化運動の熱は一気に高まっていった。帰国したまま連絡のつかないソンボを心配し韓国へと渡った公平。やがて彼は、激動の渦に呑み込まれていく─。卓抜した構成力で現代社会の悲劇と魂の再生を描いた社会派小説の力作、文庫化。
  • 蔵人匡房の一番長い日 後三条帝御即位記
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    出自は恵まれてはいないが、自身の努力で蔵人にまで出世している大江匡房は、帝の覚えもめでたい28歳。優秀な頭脳をフル回転させ、官僚としての仕事を日々実直にこなしている。そんな匡房が任された天皇の一世一代の御即位礼。これは、絶対に間違いは許されない大仕事だ。予期せぬ出来事を上手く捌いて、長い一日を無事終えることはできるのか。宮中を舞台にした平安官僚物語。
  • 不可解短編集
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    1巻594円 (税込)
    誰しもが望んだ未来を手に入れたいと願いながら日々を生きている。ある日、不可能と思われていたそれが突然手に入るとしたら──? 願いをかなえてくれる日記、死んだ息子に生き写しの人形、「お客様にしあわせを販売する」セールスマン……寓話的な要素を持つ12編の短編が、視聴者に深い考察を促す。『不可思議短編集』に続く、奇妙な味わいの短編集第2弾。
  • 15歳のボクのちょっとした話
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    1巻792円 (税込)
    中学3年生のタケシは、特技もなく、やりたいことも見つからず、ただ日々をぼんやりと過ごしていた。そんなある日、交通事故に遭い、古代へタイムスリップ。その後もいろいろな時代でさまざまな人と出会う、奇妙であたたかい“旅”をする。時代も立場も違う人々との出会いを通して、少しずつ変わっていくタケシの心。自分の「生きる意味」に向き合いはじめた、少年の成長の物語。
  • 戦記〈双〉(1) 統率者たち
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    地球亡き後、宇宙に進出した人類は、娯楽として戦いを楽しんでいた。その一つが〈双〉と呼ばれるゲームだ。「緋色の詩人」に、〈双〉の戦士たちは思いを吐露する。死と隣り合わせゆえに、彼らは語らずにはいられない。そして、話から浮かび上がるのは、伝説的な二人の戦士の姿だった。フットボールと零戦に着想を得たゲーム〈双〉と、個性豊かな男たちを描くSFロマンシリーズの第一弾。
  • ガン「二人に一人」になっても わたし・家族・友人に最初に知ってほしいこと
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    ベテラン管理職の著者が、乳がん告知から標準治療、手術前抗がん剤の副作用、術後の感染トラブル、復職までを時系列で綴る。理知的で冷静な文章が、医療費や患者コミュニティとの関わりも解説し、同じ境遇の読者に安心と希望を届ける一冊。ポジティブに仕事と治療を両立し、コロナ禍のリモートワーク活用、検診重要性やセルフケア法、心のケア法も紹介。
  • 酔ふて候ふ
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    1巻891円 (税込)
    ほろ酔いの心地や、老いる二人の無言の共感、ひとり酔いの冬月、地下酒場の謎めいた悪女、初夢の博打心など、多彩な酒の景色を季節とともに詠む俳句がぎっしり詰まる。読み手の酒の記憶を呼び覚まし、一献の余韻がいつまでも続く珠玉の一冊。全国の酒愛好家に贈る贅沢な体験。ページをめくるたび酒席の香りとなごみが広がり、心に深く染み入る。
  • 超天然物九州男児は今日も元気
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    九州男児の豪傑ぶりと人間味を妻目線で綴るエッセイ。酒豪、多趣味エピソードや親子対立、定年後再就職までを描き、戦国時代の島津家や西郷隆盛のステレオタイプと重ね合わせる。流木採取やかご作りの逸話、小さな家庭の確執をユーモアを交えて描写。86歳現役続行という長寿と健康の讃歌が心に響く一冊。夫婦の機微を通し地域文化と家族愛を描く普遍的な物語。
  • アラ還ナースの独り言 揺らぎの海を渡って
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    看護師として多様な現場を経験してきて還暦を迎えるにあたり、心の奥底にあった迷いや不安と向き合おうと決めた著者。自身の人生と日々の看護体験を見つめ直しながら、患者のひと言、恩師のまなざし、心に染み入る出会いの数々を思い出す。そうやって、つぶやくように思いを書き連ねることでの気付きが、「もう一度、自分を生き直す力」になっていく過程が丁寧に綴られる。
  • スポーツの琴線
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    人はなぜスポーツを見て涙を流すのか、時に怒り、時に震え、時に笑い、感極まる。スポーツにはなんびとも足を踏み入れることのできない純粋な感動がある。本書では、世界の舞台で活躍したアスリートたちによる名場面と真実の物語を、筆者がリアルタイムでテレビや新聞等で得た情報、かつて教科書で紹介されていた「オリンピックの話」、ネットの情報などをもとに、独自の見解を織り交ぜて取り上げる。
  • どるちぇ・え・かんたーびれ 名曲にまつわる18の随想
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    チャイコフスキー、ショパン、ブラームス、シベリウスらの名曲が呼び起こす感情は、時に切なく、時に熱く、読む者の心を激しく揺さぶる。初恋の甘酸っぱさ、深まる友情、そして旅先での運命的な出会い──。クラシック音楽を愛し、その旋律と共に歩み続けた著者が、18曲に込められた「人生の断片」を鮮烈に描き出す。音楽の力を再発見できる、優しくて楽しい一冊。
  • ようこそ、パラダイスへ そこへ行く道
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    我等いまわの息にて『なんじ今日我と共にパラダイスにあるべし』と、主のみ声を聞きたいものです。しかし主は我らを励まして言われます。『見よ。わたしは、世の終りまであなた方と共にいます』と。死者の中からよみがえられた方が、今いまし、昔いまし、後に来られる方が、永遠に生きておられる方、御座に着いておられる方に栄光、誉れ、感謝を、とこしえまでお捧げ致します。(著者より)
  • わちきを抱いておくんなまし 山東京伝穿ちのものがたり
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    東京の深川には江戸時代から綿々とつながる時間がある。その魅力に気づいたガイドボランティアの「かなえ」たちは、独自に勉強しながらツアー客を案内している。特に、山東京伝は、かなえたちの興味を刺激する人物で、その身近に存在した蔦重や花魁も登場する下町ツアー小説。多彩な登場人物に触れながら、200年前のことが時間を感じさせることなく湧き上がってくる。
  • 鮎の如く
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    自身の家族4人─父方の祖母・清野、母方の祖母・たけ、母・ゆき、義理の伯母・コウメ─の波乱に満ちた人生を描いた物語。彼女たちは、明治・大正・昭和という激動の時代を、妻として、母として、そして一人の女性として生き抜いた。15歳で嫁ぎ数々の不幸に見舞われた清野と、気性の激しいたけの対照的な人生──時代を超えた女性たちの苦悩と愛情が静かに息づいている。
  • 孤独なライオンたち
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    1巻990円 (税込)
    朝雄好みの女性を演じていると、今まで知らなかった世界が見えてくる。甘え上手な女でいると、男の言葉使いや声が優しくなる。なんだか自分が本当に可愛い女になった気がしてくるから不思議だ。今までつき合った男性は、みんな対等の関係だった。女のタイプによって男の反応が違うことがおもしろかった。それは、新鮮なゲームの始まりだった。(本文より)
  • 後輩のブラウス
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    1巻990円 (税込)
    女の子にしか恋できない──その痛みと愛しさを短歌に刻んだ。自分を受け入れ、他者を見つめ、まっすぐで、せつない恋に揺れる心を繊細に描き出す。誰にも言えない想い、誰かには届いてしまう心──あなたの胸にもきっと触れる、「百合短歌」。「女の子にしか恋愛できないとあきらめた日から私は自分」「特定の下級生には優しいと指摘され友顔赤らめる」(本文より)
  • 短期の利上げ、長期の利下げ なぜ、ここまでの円安になってしまったのか?
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    1巻990円 (税込)
    ここまでの円安を進ませてしまった原因は何か? そして、根本的な構造として日本経済を再建するための方法は何か? さまざまなデータを繙きながら、著者独自の視点で現在の問題と解決策を論考する。キーワードは「儲かる見込み」。そのために何をしなければならないのか……。もはや他人任せでは生きていけない。自分自身で見抜いていく必要があると知らされる。
  • 認知症の母、そして繋がる私
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    1巻990円 (税込)
    認知症が日々、進行していく母。その母を一人で在宅介護する息子。しかし、その息子も病に倒れ、窮地に立たされる。現代社会において、認知症を患う高齢者が増加の一途を辿っている。本書は、著者自身が体験した現代社会のリアルを小説として描き上げている。「この物語の主人公を通して、一人でも多くの同じような境遇にある方に、一縷の希望や勇気を少しでも与えることができれば」と著者は願う。
  • サンシャイン イン ザ モーニング 医龍と呼ばれたドクター・タローの人生 前編
    続巻入荷
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    1~2巻990~1,386円 (税込)
    著者の恩師であるドクター・タローの人生を物語化した前編。タローの幼少期から出征し復員するまでの出来事や、愛した女性、家族を描きながら、戦争や平和の問題も問いかける。戦中・戦後の特徴がタローや人々の言動に絡めて描かれ、市民の苦悩がクリアに浮かび上がる。タローは将来を誓った女性を出征中に金持ちの男に奪われたことすら知らず、終戦後に必死で探し求めるが果たして……。
  • NF─エヌ・エフ─
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    1巻1,089円 (税込)
    「NFの歌は聞こえた?」「試合中たしかに鳴り響いているもの、流れているものがあったんだ。そうだね、あれがNFの歌なのかもしれない」「言葉で説明するのは難しいようね」「歌というより、どっちかといえば一種の幸福感みたいなものかな」動物たちはなぜ闘うのだろう? 人間の争いとは異なる獣たちの闘いの本質を求めて、創司はNF(ナチュラル・ファイティング)のリングに上る。
  • ありがとう妖怪さん
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    子どもたちの心はたくさんの刺激に囲まれている。美味しいこと。嬉しいこと。ドキドキすること。楽しいこと。哀しいこと。淋しいこと。妬みごと。裏切りごと。腹立たしいこと。勇気がわいてくること。怒りごと。イライラすること。黙りごと。まだまだたくさんあるよ。そんな子どもたちの心にそっと寄り添い優しく力強く応援するために存在する妖怪たちを描いた絵本。
  • おおかみとねずみ
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    「ぼくは目が見えないんだ」ねずみが言いました。おおかみは、「ぼくはおおか……」と言いかけて……本当のことを言えば、ねずみくんまでにげていってしまう……そう思い、とっさに、「ぼくは、うさぎだよ」と、うそをついてしまいました──外見がこわいおおかみ。目の見えないねずみ。孤独を抱えた2匹は、心を通わせ、そして……相手のことを思いやる気持ちが育つ絵本。
  • くいしんぼうかいじゅうなのなの
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    食べるのが大好き、でもちょっぴりわがまま。片づけは苦手だけど、おそうじは大好き。そんなユニークな「なのなの」のすがたに、くすっと笑えて、じんわり心がなごみます。なんでもない毎日が、とっても楽しくなる、不思議なかいじゅうのお話。読むたびにまねしたくなる「なの~」のリズムで、思わず笑顔になる一冊です。心が疲れたとき、そっと寄り添ってくれるような絵本です。
  • ちいさなカラスのかんさつ日記
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    「カァ」と鳴くのはこんにちは? それともびっくり? ある日見つけた、なんだか気になるちいさなカラス。ベランダに、電線に、道ばたに──。暑い日も、雨の日も、あの子はそこにいて、じっとこちらを見つめてくる。ちいさなカラスを見つけた日から、毎日がちょっぴり楽しくなった。お気に入りのカラスとの日常を描いた絵本。かわいくて、不思議なカラスとの出会いはいかがですか?
  • バナナといったら?
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    「バナナ」から始まる連想が、言葉を通じてこころとこころをつなぎ、みんなが笑顔になれる世界を描く絵本。「きいろ」「お月さま」「月見だんご」など親しみやすいイメージが続き、「さびしい」気持ちを「きみ」が受けとめ、「ありがとう」と返す展開には、やさしさと癒しがあります。世界中が笑顔でつながるという温かなメッセージが心に残る作品。
  • バラばあちゃん
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    やさしさあふれる時間と、忘れられない笑顔。湖の見える家に暮らしていたバラばあちゃんとの日々を、孫の「ぼく」のあたたかな目線で描いている。読み聞かせや食事、お昼寝などを通じて、深い交流を育んだ二人。大好きなバラばあちゃんとの大切な思い出が、心にそっと灯る物語。大切な誰かとの思い出があなたの心をあたためてくれますように…。そんなメッセージが込められた絵本。
  • まっ赤なはなおの片方のげた 家族と歴史をつなぐ5つの物語
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    1巻1,089円 (税込)
    かがみの世界に入ってしまった女の子のお話『おばあちゃんのかがみ』、ひみつの小びんの液体を飲んじゃったら……『犬になったさっちゃん』、おじいさんが流した涙のわけ『お仏飯』、キツネと人間の心の交流を描く『源三じいさまとキツネの銀三』そして表題にもなっている、片方だけのげたの隠された悲話『まっ赤なはなおの片方のげた』。5つの珠玉の物語を収録。小学生から大人まで。
  • 楽しい編み物で人生をばら色に ─マインドフルネスニッティングのすすめ─
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    幼少期から編み物と歩み、環境化学物質の生体影響を探求した研究者が、禅やヨガの呼吸と呼応する手編みのリズムを通じて、心身のストレスを軽減し集中力を高めるマインドフルネスニッティングの理論と実践を解説。技術継承の希少性と教室に響く笑い声、BPA研究の信頼感が交差する、芸術としての編み物の新しい視座。子どもの情操教育や心豊かな人生のヒントも示し、幅広い世代に贈る一冊。
  • 丸山眞男病論
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    本書はある意味、前作『西洋精神病文明』においての画竜点睛の点睛に当たるといってもよい。その意味するところは、それを加えることでその焦点位置を後方に下げ、全体画像を見渡すことができるようにしたことである。従ってその細部を省くことにもなった。それは言い換えるなら、これまで述べてきた左翼と呼ばれている知識人の言わば教祖的人物が丸山ではないかと思うに至ったのである。
  • 銀行員の歩む「獣道」
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    1巻1,089円 (税込)
    「昭和」とは本当に“勢い”のある時代だったのか……。「どんな人でも暗い道よりも明るい道を歩きたい。だが、人として生きてゆくには誰も通ったことのない、暗くて、危険な獣道にも似た道を選んで進まざるを得ないこともある」(「まえがき」より)ままならないことも、理不尽なことも、「仕事」として生き抜いた男の自叙伝。今の時代「生きる」ことに迷うあなたに──。
  • 今日は何をしない日にしようか
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    1巻1,089円 (税込)
    深い心の傷を抱えた人々の再生を描く短編集。別れの手紙で交わる多村黄菜と高見幸太郎のやりとりを軸に、幼い想いの象徴としてのカブトムシが示す贖罪と赦し。母からの手紙が導く新たな命、カケルの誕生。月夜に語られる三人の目撃談から始まる『満月の子守唄』では、見えない絆と奇跡の再会が白い鳥居の下に結実する。それぞれの物語が手紙や証言で交差し、新たな感動と発見が待つ。
  • 最愛なる人へ ~あなたへの最後の手紙~
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    1巻1,089円 (税込)
    「小春日和のこの頃、いかがお過ごしですか。あれから二年の月日が過ぎようとしています。お元気ですか? 私はもうすぐ嫁ぎます。一枚の手紙をあなたに書いています。私は嫁いでいいですか。あなたから最後に返事を待っています」京都嵯峨野を舞台に結婚を前に心に秘めた男性を想い、コスモスの花のように揺れる女性の心理を繊細に描いた小説。
  • 自分にできること?
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    鳥たちの楽園でコンテストが開催されます。カラスのアトミも出場を決意。でも彼には、華やかな歌声も、速く飛ぶ翼もありません。仲間たちの才能に圧倒され、自信を失っていくアトミを変えたのは、フクロウの長老・ノイモスの言葉でした……。自分には特別な何かがないと感じている子どもや大人たちに、「今のままで、じゅうぶん価値がある」と寄り添い、勇気をくれるあたたかな絵本。
  • 昭和の農村から回想する「日本」
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    1巻1,089円 (税込)
    春には田に御神酒を注ぎ、小正月には繭玉を飾り、豊穣を祈った日本人。農村の代表的な営みであった米作りと養蚕にスポットを当て、日本の精神文化を論じている。そして、その構築された精神をもって日本は近代化を成し遂げていったとする主張は、著者の実体験に基づいているだけに説得力が増す。農家の人々の営みも農村の喜怒哀楽も、見逃せない日本の歴史の一部である。
  • 昼呑み英会話
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    1巻1,089円 (税込)
    なぜ日本人は英語をしゃべれるようにならないのか!? 英会話スクールに20年間通いつづけている著者は中学の英語教諭。だからこそわかる「日本人の英会話事情」と、英会話の勉強と同時につづけた「昼呑み」について軽快に綴る。──外国語学習は、生涯学び続ける“lifelong learning”である。根気よく工夫をこらした独学を楽しみながら学んでいきたい。(著者より)
  • 透明な水の上の舟
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    私は海の中まで続く線路を通り終点の駅にたどり着いた。海へとつながる官舎に招かれ、灯台守で舟造りが好きな群青さん、陸と海を行き来して過ごす兄弟のケイくんとりっくん、温かい料理でもてなす花房祖母さんなど、海と共に生きている不思議な人たちと出会い、私の意識は過去の記憶の奥深くを旅する……時空を超えて陸と海をつなぐ透明な水の物語──幻想的な世界へと誘い出す。
  • 母と盲人
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    1巻1,089円 (税込)
    家族と平穏に暮らしていた雄三は、ある日、視覚の異常に気づく。その後、難病のベーチェット病と診断され、失明の可能性を告げられる。視力の低下で美容師の仕事もできなくなり自暴自棄になった雄三は自ら離婚を選択し、引き籠り同然の暮らしをするように。そんな雄三を案じた母・春枝は、あるチャレンジを始めるが……。光を奪われた雄三と、パワフルで前向きなおふくろとの日々を描く小説。
  • おいらはおいら くらげホテルにおいでませ
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    孤独を感じているくらげのおいらは、「くらげホテル」にたどりつきます。ホテルでは毎日違う部屋が用意されていて、これまでの癒されたこと、楽しかったこと、うれしかったことなどを追体験していきます。宿泊の最終日、おいらはあることに気づきます……。しあわせについて、ひとつのこたえを提示する絵本。優しい色合いで描かれたかわいらしいイラストにも注目です。
  • サンタさんのクリスマス
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    動物村の仲間たちがサンタさんへお返しするアイデアを思いつき、ネコさんの文字アート、ゾウさんのモミの木運び、イヌさんのケーキ作り、キリンさんの高所飾りなど、それぞれの特技を活かして準備。雪だるま作りやツリー飾りが子どもの想像力を刺激し、やわらかな色彩とあたたかなタッチが、親子で楽しむクリスマスのひとときを包む心あたたまる物語。
  • その涙はやがて光に
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    1巻1,188円 (税込)
    命や自然、そして人が生きる上での苦悩などを描きつつ、人生の智慧をぎゅっと詰めこんだ独創的な作品集。共存共生の尊さと生きることの厳しさを、時に説諭的に、時に愉快に、また時に抒情的に織り上げた童話は5編。また、もどかしく思うようにならない青春のジレンマや焦燥にスポットを当て、人間が抱える弱さを受け入れることで次なるステップが見えてくることを歌い上げた詩は37編を収録している。
  • ヨンタさんってしってる?
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    1巻1,188円 (税込)
    サンタさんはどうしてあんなにたくさんのプレゼントをもっているんだろう──サンタさんは知ってるけど、ヨンタさんってだれ!? なんで黄色い服? 著者の子育て経験をきっかけに生まれた、おかたづけとものを大事にすることの大切さを楽しく伝える絵本。“ヨンタさん来るよ!”は、おかたづけのおまじない。本文中に隠れている『ぶーたん』を探しながら、親子で楽しめる1冊。
  • わたしのせかい My World
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    朝の「おはよう」からはじまる、心を元気にする魔法のような一冊。深呼吸して、ごはんを食べて、大好きな人に「だいすき」を伝える──そんな日々の小さなことが、あなたの世界をふわっと明るくしてくれます。自分を大切にすること、人と心を通わせることの大切さを、やさしい日本語と英語で届けてくれる絵本。子どもも大人も、読めばきっと笑顔になれます。
  • 異世界転移 世界自然遺産の島 ─ボニンアイランド“母島”─
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    1巻1,188円 (税込)
    はじめて母島を開拓した折田家の足跡を小説仕立てにするとともに、二十年ぶりに島を訪れた旅を記録したことで世界自然遺産の島の総括的紹介も含む多層的な作品となった。正確さ、実証性を重視しつつ、島の自然や生き物、島の歴史への熱い想いが感じられる。小説とドキュメンタリーが巧く同居しリアリティーに富んだ本書は、小笠原を訪れる人により深い理解と啓蒙を与えるだろう。
  • 音からうまれた絵本 はやき と はやこ
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    てんしの なまえは ♪は「てんしの なまえは ♪はやき と ♪はやこ/♪はやき と ♪はやこの おしごとは きれいな せかいを つくること」──著者の娘である桜希が作った『創』という曲を聴き、降ってきたイメージを形にした絵本。配置、色彩、デザイン等を小児科医が監修。
  • 嫁さまブルース
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    1巻1,188円 (税込)
    悦子は長男の嫁として自らが夫と義母を介護し、看取った。その後、社会状況は変化し、介護は家庭で担うものから社会で担うものになった。悦子も96歳になり、怪我をきっかけに自ら希望してサービス付き高齢者住宅へ入居した。ところがそこで想定外の事態が発生、嫁の明美は翻弄されることになる。悦子と明美、二人の“嫁さま”の、介護にまつわる葛藤を鮮やかに描き出した一冊。
  • 花のこぶかざり
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    首かざりだけじゃない! おでこのこぶにも花かざり。あそびながら歩いていたなつ子とうめ子が麦畑に落ち、おでこをぶつけ合って、たんこぶができてしまった。そんなアクシデントもおばあちゃんのすてきなアイディアで、かわいらしいたんこぶになり、みんなで大笑い! すてきな時間が流れた。小さな冒険と、ばあちゃんとの大切な思い出。あたたかな物語にそっと包まれる絵本。
  • 修羅の華咲け ──頼家暗殺! 元久元年の熱い夏──
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    源頼家の暗殺を密かに命じた尼将軍・北条政子。嫡子奪権の裏側で渦巻く嫉妬と野望、忠誠と裏切り。政子の冷徹な決断と義時との確執が生んだ革新と危機、源平合戦の遺産から南北朝動乱への布石まで掘り下げる。鎌倉幕府創建から150年、武家政権の興亡を、愛憎渦巻く群像劇と緻密な史料考証で鮮やかに描き出す。波乱に満ちた人間ドラマが、時代を超えて胸を揺さぶる。
  • 父と母の戦中・戦後 変わりゆく時代を生きた ある窯業家の足跡
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    大正生まれの著者の父は昭和14年と17年に召集された。昭和20年6月に結婚し、終戦後は北関東の町で窯業を営み、戦後復興需要にあわせて生産を拡大していった。父母の足跡から見えてきたのは、中央から離れた地方にありながら、先見性をもって不断の努力をしてきた先人たちの歴史だった──亡父のノートを手がかりに丹念に歴史を追った、地方の産業史を知る上でも貴重な一冊。
  • 別れの季節のうたうたい
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    21世紀への漠然とした不安を胸に歩んできた人生を振り返りつつ、環境問題、戦争、音楽、風土といった多角的視点から現代社会を見つめ直す。知覧の特攻兵の遺書、ジガバチの営み、薩摩焼の記憶、台風の恐怖といった多彩なテーマを通して、「人類はどこへ向かうべきか」という根源的な問いを投げかける。経済成長や科学の発展だけでは語れない、人と自然、記憶と未来を結ぶ静かな警鐘の書。
  • 母との三十三か月 ある介護の日記から
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    1巻1,188円 (税込)
    物忘れから始まった母の介護は、骨折、認知症疑い、施設入所、コロナ感染、転院と進んでいく。息子は仕事と介護の間で悩みながらも、母の気持ちと安全を第一に寄り添い続けた。母とのやり取りの中に見える深い人間ドラマは心に沁みる。また介護の現実に直面した家族の葛藤と選択の過程、在宅介護の準備や日々の対応が具体的に綴られ、実際に介護を考える人にとって参考になる一冊。
  • 通訳ガイド美桜の日本へようこそ! プロポーズは松本城で
    続巻入荷
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    1~2巻1,188円 (税込)
    〈通訳案内士〉って、どんなお仕事? 世界中からやって来る外国人。日本の良さを知ってほしい、この旅を楽しんでほしい、みんなと仲良くなりたい──。新たな道を歩み始めた女性の奮闘を描くお仕事小説。「世界中からのお客様をお迎えし、仲良くなれるというのも素晴らしいことです。こんな……素晴らしい……仕事……。私は話しながら、感極まってしまった」(本文より)
  • あなたを救いたい 長崎の原爆を生き延び、奇跡に導かれた半生から
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    死にたいと思っている方、悩み苦しんでいる方、健康長寿で静かに幸せな最後を迎えたいと願っている方、病気で苦しんでいる方、ボケたくないと願っている方、少しでも上位職をと願って、上手くいかずに苦しんでいる方、「そんなあなたをこそ、救いたい」。多くの苦難を乗り越えてきた著者が、その経験から、つらいときはどうすればよいか、人生において重要なことは何かについて綴る。
  • ミサンガ記念日
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    2015年秋。看護師2年目の愛娘、ミナの体に異変が見つかった。検査の結果、悪性黒色腫(メラノーマ)だという。すぐに入院治療が開始されるが、がんは若いミナの体をむしばんでいく。それなのに、多忙な著者は見舞いへ行くこともままならない。毎朝送るさりげないSNSメッセージが、娘と著者とをつないでいた……。短い生涯を生き切った娘の姿を、父の目を通して描く追悼の書。
  • 親子でまなべる たんぱく質のひみつ 知っておどろくたんぱく質のはたらき
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    1巻1,287円 (税込)
    40年にわたりたんぱく質の研究を続け、私たちが生きているのはたんぱく質のおかげと言っても過言ではないと言う著者が、たんぱく質の大切さ、面白さ、すごさを詰め込んだ親子で楽しめる子ども向けのたんぱく質本。「たんぱく質ってなあに?」「たんぱく質は体の中でどうやってつくられるの?」「たんぱく質は体の中でどんなはたらきをするの?」たんぱく質博士がわかりやすく解説してくれる。
  • 善には善果、悪には罰を 父と愛人、私の二十年戦争
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    1巻1,287円 (税込)
    脳梗塞を発症し、要介護5の寝たきりとなった母のヘルパーとして雇った女を愛人にした父。その事実を知りながら、何も解決できない自分が腹立たしい。自分にはおそらく父と同じ血が流れている。認めたくはないが、それは事実。どんなに理不尽であろうとも、暴君として君臨した父には逆らえず、支配され続け、翻弄され続けた著者の実体験に基づいた自伝的小説。
  • 東子
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    -
    1巻1,287円 (税込)
    祝言を控えた東子は又従弟の明に告白され戸惑う。嫁いだ東子は男児を出産するが、夫から時期尚早だと疑われ家を出る。東子は英語教師のポールとサトコ夫妻に助けられ、ポールから英会話を学ぶ。やがて東京の教会に住み大使館で英語を活かし通訳として活躍するが、過去に苛まれ我が子への思いを抱きながら運命の渦に巻き込まれる……。明治30年代、懸命に生きた女性の悲恋を描いた物語。
  • 100%後悔しないやり直し人生の方程式 グレートプレインズの雫
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    -
    1巻1,386円 (税込)
    世の中には自分の仕事に自信をもっている人とそうでない人がいる。では、日本人の英語教師の中で、自信をもって教えている教師の数はどのぐらいいるだろうか。答えは事実上ゼロであり、言うまでもなく私もその一人であった──。英語教師からアメリカでの博士号取得、教授職を経て、還暦でフリーライターに。波乱に満ちた半生と日米文化の深い洞察を通じて、人生の再出発と尊厳ある生き方を描く。
  • 北国の片隅で
    NEW
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    1巻1,386円 (税込)
    終戦後、樺太引揚者の両親のもと、自然豊かな北海道の富良野・麓郷で育った少年は、受験の失敗や父の死など、様々な苦労を経て教員となった。教員としての苦悩や社会経験、家族との絆を通じて、主人公の波乱の半生を綴る成長物語。戦後の歴史的背景、政治や社会問題への考察、平和への願いなど、主人公の人生を通じて社会の変遷と課題も見つめている。
  • ミドリとソラ
    NEW
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    小鳥のソラを亡くして悲しんでいたなおちゃんの前に、ある日、小さなヒナ・ミドリがあらわれます。最初は飼うことをためらっていたなおちゃんも、不思議とミドリとはすぐに心が通じ合い──。大切な命との出会いと別れ、そして思い出が心に生きつづけることを、やさしく描いた絵本。ただの“別れの物語”ではなく、“つながりの物語”であり、読後には不思議なあたたかさが心に残ります。
  • 神を攻略せよ! 神に挑む者に神は微笑む
    NEW
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    神の言葉は、何故、こんなにも分かりにくいのか? 神に興味を持って数十年、書店にある様々な神に関する本を読んでも、この現実を網羅しながら目に見えない世界も含めた、そのすべてに納得できるという教えはなかった。だが、神の教えや神の言葉とされるものは、すべてが断片的で、わざと真実を教えないように語られていると気づいた。あぁ神は、神の言葉の謎を、人間に解いてほしかったのだ。
  • 起凶十郎 髑髏の花嫁
    NEW
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    1巻1,584円 (税込)
    戸多藩の照姫が姿を消した。その探索を依頼された起凶十郎。仲間たちの協力を得て調べていくうちに、事件の背後には、戸多藩の秘宝をめぐる老中と豪商の癒着、藩同士の対立などさまざまな陰謀があることがわかる。神社や寺に巣くう悪党どもと激しい闘いが始まり、凶十郎の必殺飛雷の剣がさえわたる。舞台は江戸から伊豆、三河と西へ移ってゆき──娯楽性あふれる痛快活劇時代小説。
  • テーブルトーク 上
    続巻入荷
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    ウィリアム・ハズリットはサミュエル・ジョンソンやジョージ・オーウェルと並ぶイギリスの最も偉大な批評家・エッセイストである。その中でも最良の作品が収められているとされる本書の多岐にわたるテーマをうまく日本語に落とし込んでいくため、私は今まで得た全てのものを注ぎ込んだ。私がこの世に生まれてきた意味をこの翻訳の完成で達成したと思っている。まさに私の総決算であった。
  • 中條右近 太夫
    NEW
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    1巻1,683円 (税込)
    徳川家康が掛川訪問時に味覚したまずい水を憂い、承認した水無田村の用水路工事。村人の手弁当で6年かけ完成も台風で崩壊。藩の理不尽に挑んだ農民・右近は、妻・花代の烈怒や息子・理平太の静かな覚悟と村人の絆を支えに、郷村掟を破り命を賭して将軍直訴を決行。封建制度の不条理と利他精神を、史実に基づいて描く感動巨編。今なお胸に迫るリアルな人間ドラマ。
  • ばんざい鳥の詩
    NEW
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    1巻1,782円 (税込)
    エンボらの村にイネとカミを伝える使者が訪れ、古代の里山を越え新天地を目指す村人たち。エンボや父ヒナク、長老クヌコの視点で、稲作前の暮らしと、所有や支配の芽生えをめぐる哲学的自問を鮮やかに描く。また、男と女の粗削りゆえに純粋な求め合いも描かれる。読み応えある佳品が問いかける、生きるとは何か。ヒトは、どのようにして生くべきか!
  • 私的ノート 比類なき魂の痕跡
    NEW
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    お前が駄目でも、必ず誰かがお前の失敗を受け止めて最終的な成功へと導いてくれる。お前の苦しみが全くの無駄なものではなかったことにしてくれる誰かがきっといる。だから、お前は心配しなくていい。お前の探求、試みは必ず生かされることになる。だから、大丈夫だ。いくら苦しんだっていいのだ。きっと何とかなる。(本文より)……繰り返す波のように押し寄せる苦悩に、真正面からぶつかった若き日の自身へ捧ぐ。
  • 墓 この生にさようならをする前に
    NEW
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    時間が、空間がこぼれてゆく。何もとらえられず、何もとどめられない。ただ、虚空を掬う。日が暮れかけている。急がなければならない。日はすでに野末に沈み、何もない広い野と空間を、墨色を帯びた茜色の大気が覆っている。残光は急激に弱まり、やがてすべてが闇に閉ざされるだろう。私はこの物寂しい光景を前に悲哀と焦燥感とにとらわれながらひとり立ちすくみ、野の果てをじっと見据えている。(本文より)
  • らせんのチカラ、太極のチカラ うれしい、たのしい、ありがとう
    NEW
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    単なる「武術」ではなく、「哲学」であり、究極の「ライフスタイル」である「太極拳」。「宇宙の法則」「自然の法則」でもある「螺旋【ら/せん】」という動き。それらを理解し、マスターし、いつまでも若々しく健康に過ごしましょう! 太極拳の効果をより高めてくれる「螺旋棒」を使った12の基礎功法を、写真で詳しく解説した一冊。
  • 暖かき日よ KAZU作品集
    NEW
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    描くことは、感じることと考えること──野生動物は自ら「人と暮らそう」と考えたりはしません。ところが人の側から見たとき、その性質がたまたま利用価値が高く、相性のいい動物がいました。牛、馬、犬そして猫です。人はこれらの動物を積極的に身近に置いて利用しようと考えたのです(本文より)。風景画、人物画、動物画、そして恐竜、と。前作『光の街の人々』に続く作品集第2弾。
  • 鑑賞の生理
    NEW
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    美に酔うとき、心身に何が生起しているのだろうか。美の受用によって生じるのは、まず快感である。眼や耳といった受容器としての感覚器官から大脳に美に対する快の感覚を伝える情報伝達物質が、その過程においてはたらくと考えられる。美への陶酔は、強い快の感覚が神経伝達物質によって大脳に伝わる。そのことによって起きる大脳生理学的現象ではないか、と私は考えている。
  • 白い犬
    NEW
    -
    1巻1,089円 (税込)
    映画の流れに身をまかせて/時々目が合うと/むしょうに照れくさかった/君はちょっぴり冗談なんか/言ってみせるけど/僕にはそんな余裕もなかった/とにかく君の笑顔がうれしかった/時間よとまれ 時間よとまれ/いつまでもこうしていたいから(「時間よとまれ」より) 恋愛、人生の悲哀や無情、社会をテーマに自由自在な表現と飾らない言葉で紡いだ、けのすけ渾身の自伝的詩集。
  • 謎解きに砂糖、ミルクはいりません
    NEW
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    不器用で無口な圭介は、亡き父の珈琲店を継ぐために故郷へ戻ってきた。数年後、高校の同級生・由美子と結婚し、静かに店を切り盛りする日々を続けていた。しかしある朝、由美子が何の前触れもなく姿を消す。残されたものは1冊のノートだけ。訳あり客たちのそれぞれの事情に巻き込まれながら、圭介は由美子の不在に向き合い、少しずつ真実に近づいていく。
  • 神智学の説く超常世界 ─壮大な妄想か、驚異の真理か─
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    まだあまり知られず、難解とも思われている神智学を丁寧に読み解く! 神智学は、物質世界の背後に多層的な霊的世界があると捉え、人間の魂はその中で転生を繰り返しながら霊性進化し、最終的に神的存在と一体化する道を辿ると説く。「人間や宇宙、死後の世界、魂の進化」などの根源的な問いを学究的に追求する思考・探究でもある。本書では、神智学を丁寧に読み解く。
  • AI彼女
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    1巻693円 (税込)
    国語の教科書を読んで一緒に優しい大人になろうよ。 国語の教科書とは、我々に与えくれた価値ある文集だ。 それはコミュニケーション能力を鍛えるだけではなく、自己認識と他者理解の能力も育て、感受性も育て、他人の気持ちが分かるようになってくる。 この能力は、イマジネーションから生まれる。それは同時に嘘を吐く能力も身に付くが、真理の探究にも、美の表現も、役立つ。 それは、最高のイデアの真善美に目覚める事である。 動物は、嘘を吐かないが人間は嘘を吐くから嫌いだという人間は、人間に与えられたイマジネーションの偉大さを知り、人間として生まれた事を喜びだと感じて欲しい。 そのために、ワンさんは、ここに最初に登場する不幸な3人のAI少女に再度、それぞれ国語の勉強をさせて未来があり中身のある魅力的な女性に変身させるのであった。
  • この世界にいるあなたに、ラブソングを
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    1巻693円 (税込)
    物語は淡路島のリハビリテーションセンターを舞台に、舞台事故で半身不随となった人気アイドル・空が、秋五や瑠璃、マネージャー雪菜らに支えられ、凍りついた心を剥がすように、絆と旋律で歩みを進める。開幕と終幕が深く結びつき、奇跡の復活ライブへと誘う感動の再起劇。笑いと涙を誘う多彩な患者との交流が、人々の悲しみと希望を深く響かせる。
  • 宇宙絵馬の ポエム『銀河 ロマンス』
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    1巻693円 (税込)
    混沌と欲望に揺れる地球に、自由でやさしい想像の光が差し込むような幻想的詩集の第2弾。表題でもある前編は、神への祝詞のように宇宙と地球を結んでいく。後編では四行詩として「愛」や「平和」への希望が星々の名を借りて謳われる。「人 心呼吸を/いつも 心掛ければ/新しい言葉たち/地球を 優しく くるんでくれる」([新 心呼吸]より)
  • 掘割の水に映った桃の月 仙台堀の金太郎 捕り物控
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    寒戻りの夜、掘割に浮かんだ油問屋の手代と花魁の死体。心中と断じた同心を尻目に、十手を操る少女“金太郎“が真相を追う。油の利権を巡る闇、法乗院組、そして彼岸花の女剣客──江戸の水路を舞台に、粋と情と謀略が渦巻く連作捕物時代小説。幼馴染の塩売り惣太や木場鳶の若衆と潜入捜査、さらわれた浅草小町の行方、桃の月の夜に隠された約束の刃が血煙を呼ぶ。
  • 泡となって消えるまで
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    珊瑚島に身を寄せていた歌帆は、同じく島に流れ着いた若者たちと平和だが退屈な日々を過ごしていた。そこへリッチという人物がやってきて、島の復興と発展を唱え始める。夢のような計画、歌帆たちは夢中になって協力するが……。前著『人魚の島』の続編である表題作「泡となって消えるまで」他、別れの悲しみを乗り越えた先にある希望を描いた短編4作を収録。
  • NO NAME
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    人を襲う、謎の生命体「D」が現れて13年。政府は「D」に対応できる人材育成のため高制大学を設けていた。高制大学に入学した鷹史、なつき、直浩、麻由香は、銃や刀など、特性を生かし、「D」出現現場で活躍していた。「D」の絶滅に近づいてきたかに見えていたが、恐るべき性質と目的を持つ「D」が現れ、絶体絶命の危機に! そのとき、彼らは…。
  • この素ン晴らしき世界で
    -
    病弱な母と厳格な父のもとで育った山中昇太。父の仕事の関係で転校が多く、孤独な少年期を、葛藤と対話を繰り返しながら成長していく。結婚・家庭・仕事での苦悩を重ねながらも、信仰を通じて救いを見出し、人生を歩んでいく。信念を持ち社会と闘った青年期、家族への想い、裏切りと再生の仕事人生、すべての経験を通して「この素ン晴らしき世界」への感謝と希望が込められた半生記。
  • 闇夜の光
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    1巻891円 (税込)
    2月5日の雪の大阪、大阪府警に詐欺被害届を出した45歳社長・鈴木卓也。SNSで知り合った女性の甘い誘いに乗り──。ロマンス詐欺と投資詐欺の罠に堕ちた顛末を、トマトの卵麺エピソードやシナトラ、サッチモの旋律が場面を彩る衝撃小説。インターネット社会へ警鐘を鳴らし、孤独と欲望が交錯する現代社会への痛烈な警鐘が心を揺さぶる一冊。
  • 光を見ることはできない 人類は6次元で不死身となる
    -
    恐竜は、青空の下に生息していたのか。私たちの空はなぜ青いのか。「無時空間」の発見から思索を深めた画期的論考。わからないけれど、生きている。わからないけれど、何時か死んで行く。過ぎ去るのは時間なのか。無常とは何か。人間に理解出来るのだろうか。「私たち人間は、元元、無い所のもの(4次元の肉体)を使って生きている。蛇果裸、『色即是空』となる」(本文より)
  • 落葉
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    1巻891円 (税込)
    妙は大身代・飯沼家の長男・元吉に嫁ぐが、夫と初夜を迎えることはなく、家庭内では孤独な日々を送る。家族や親戚の不自然な態度から、妙は夫の事情を悟るが、実家は遠く、婚礼直後に帰省もできぬまま「一ヶ月」が過ぎたことで、人生を戻す機会を失ってしまう。周囲の人々の哀れみも、不自然な夫婦関係も、妙はすべてを受け入れ、哀しみの中で生きていく決意をする。
  • 50代 50の言葉 深淵からの情熱 Passion from Dark Inner Self
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    夢を追い続けた男が語る、魂のメッセージ。限りある人生、命を削って何を成すか。──デスメタルと仏教が導いた、覚悟と希望の言葉たち。人生に「本気」で向き合うための、生き方のヒントがここにある! 「自分の心の中で解消することが出来ないネガティブな感情があれば、自分自身と対峙してうまく昇華して、その想いを表現してください」(本文より)。
  • くぐる 超空間の旅
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    1巻990円 (税込)
    「くぐる」とは、まるで何かをくぐって、突然別の場所に現れる超空間移動現象。いつ、どこに、どうやって「くぐる」のかは、わからない。この不思議で過酷な旅を続けるのは、少年リオと相棒犬のスッカリン。旅先で彼らは、虐げられる側に属していたり、無意味な掟に従わなければならなかったり、いわれなき暴力を受けたりと困難に直面する。彼らを待ち受ける運命とは……。
  • グミちゃん
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    1巻990円 (税込)
    20代、30代、50代、70代の女性の日常を描いた4篇の物語。それぞれが抱える問題や悩みは、どれも現代社会に起こり得ることで、それらをなんとか乗り越えようとする4人を応援したくなる。幸せとはこういうことだ、と示している女性たちではないが、「こんな人生でありたい」と思わせてくれるリアルさがある。目に見えないつながりを信じさせてくれるラストも用意されている。
  • みがわりになった三匹のねずみ
    -
    クモ膜下出血で緊急手術を受けた著者は、術後経過の見守りとリハビリで入院中、自身の幼き頃の思い出はもとより、両親や祖母の歩んだ足跡を走馬灯のように回想します。生と死の境界に立たされたからこそ見えてくる“人生の意味“が家族個々の思考を通して描かれた含蓄深い私小説です。戦中、戦後の生活が浮き彫りにされている点にも特徴があり、貴重な時代証言であるとも言えるでしょう。
  • 寒椿の花 ─あの日々は褪せることなく─
    -
    十三歳で旅立った拓也。その短い生涯は、重い障害と向き合いながらも、家族の深い愛情と奮闘に彩られた日々でした。母が綴った詳細な保育記録をもとに、父と姉が心の声を重ねて編んだ一冊。医療も福祉も十分でなかった時代、希望を捨てずに歩んだ家族の姿は、命の尊さと支え合うことの意味を静かに問いかけます。真冬に咲いた寒椿のように、静かに、そして強く生きた少年と家族の記録。
  • 戯曲 扉
    -
    1巻990円 (税込)
    33年前、全国優勝を目指し、日々厳しい練習に励んでいたみどり中女子野球部だったが、熱心に野球部を率いていた顧問の赤岩の厳しすぎる生徒指導が問題となり保護者会が開かれる。そして生徒たちの心理面や進路にも影響を及ぼしていき……。「ああ、私が悪いんじゃなかったんだって思えたら……、そしたら、どんなに安心できたでしょうね、私……」──過去と現在が対話する戯曲。

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  • 心解ける時間 ~つながりの連鎖~
    -
    本書には、前著『たくさんのあしあと』に収録していない、もう一つの話を収録。別離と母との絆、父の死、四十五年の時を経て再会した妹、そして心に残る人々との出会い。血のつながりだけでは測れない親子の愛と、喪失の中で見つけたあたたかな記憶を綴った家族エッセイ。人は誰しも心に小さな痛みを抱えている。それでも人のやさしさが人生を支えてくれることを、そっと教えてくれる一冊。
  • 知られざる骨髄の力 細胞補充と生命維持の最前線
    -
    1巻990円 (税込)
    従来の「ヘイフリック限界」では説明しきれない長寿の謎に対し、未分化骨髄幹細胞の働きに注目して辿り着いた新たな提言をまとめた医学論考。長年病理学の現場で細胞と向き合ってきた筆者の知見が、理論と実例を交えて丁寧に語られる、常識と科学が交差する知的刺激に満ちた一冊。著者曰く、入浴や適度な運動、快適な生活こそが各種幹細胞を活性化し、老化の進行を緩やかにする。
  • 眞空管
    -
    1巻990円 (税込)
    「ころがり飽きたビー玉のやうにねむくなつた子供らが夢の中で透き通つた影になりどこまでものびてゆく。/ただつらくくるしかりけるひところをおもひださせる四月の夢よ」(「ゆめ」より)。アンビバレントな感情を、心の叫びを、文語体・口語体を巧みに織り交ぜながら詠んだ歌集。正当化された矛盾や日常の惰性を紡いだ詞で壊すとき──。
  • あこがれのホシにきたボク
    -
    ある「いのち」が遠い星から旅してくる──その視点で描かれる、誕生の物語。草や木、動物たちがいきいきと生きるこのホシに生まれることは奇跡なのだと、あらためて気づかされます。新しい命に出会うすべての人に、また、生きている意味に迷いそうになったときにも、そっと寄り添って勇気をくれる絵本。ことばのリズムが心に残り、読後には大切な人に「ありがとう」と伝えたくなります。
  • パトラ・セブン あの夏休み
    -
    1巻1,089円 (税込)
    東京で建築士として充実した日々を過ごす鈴木翔太は、かつていじめで登校拒否気味だった。小6の夏休みに沖縄赴任中の父を訪ね、島人のあたたかな暮らしと闘牛パトラ・セブンの世話に携わりながら、自信と生きる喜びを取り戻す。社会人となり、結婚を前提とする恋人を母に紹介する節目に、15年前の夏の日々を愛おしく語る、絆と成長の軌跡を示す感動青春譚。
  • ふくろうの森
    -
    「だいじょうぶだよ」その一言が、心をあたためる──夜の森にひびく、ふくろうたちのやさしい声。森や人々の安全を守りながら様々な場面に出会う。生きること、おわかれすること。ふくろうたちが見守る森で、生と死をやさしく見つめるいのちの物語。「人も どうぶつも 虫たちもみんな、みんな、手を つないで、しあわせに 生きましょう。」(本文より)
  • もりのおかしコンクール
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    とんとんとん、ぐるぐるぐる……。まぜまぜ、ぐるぐる。まぜまぜ、ぐるぐる。でーきた、できた! おかしが できた。おいしい おかしの で・き・あ・が・り! どきどき、わくわくが とまらない!! ケーキにクッキー、アイスにドーナツ。どのおかしも おいしそう! えがおいっぱい!! しあわせいっぱい!!! でも、一番心に残ったのは……。笑顔あふれるおいしい絵本。
  • 帰巣の限界をこえて ─ミツ蜂の大冒険─
    -
    1巻1,089円 (税込)
    運命なんて、こわくない。1~2ヵ月しか生きられない働き蜂が自分の生き方を問い直した。自由とはなにか、働くとはなにか。心の声に従い、冒険の旅へ。小さな羽ばたきは、運命すらこえていく。すべてを受け入れ、生き抜いたミツ蜂モーネ。その小さな命の旅に、心が揺さぶられ人間としての人生を重ねる。小さな命が教えてくれる、自由への祈りと希望の物語。
  • 健康落語
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    1巻1,089円 (税込)
    身近な病気も楽しく予防する小噺風健康指南書。「ご隠居、胃癌の治療いうたら火事と一緒ですな」「どうしてじゃ?」「小さいうちに見付けて処置せえ、言うことですやろ。消化器系の病気だけに、早う見付けて早う消火したらええ、言うことですがな」「なるほど、お前もなかなかうまいこと言うようになったな」おあとがよろしいようで……。(本文抜粋)読んで“健康“を目指そう!
  • 光の歌
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    家族のこと、師や友のことなど、幼少のころからの出会いを振り返り、多くの人達との邂逅に著者は感謝する。その率直な気持ちの背景には、自身の信仰心も大きく影響している。キリストおよび身近な人たちとの邂逅によって生かされている自分を知った著者の心情が吐露され、欲望の視点を外したときに本当の自分の在り方が明らかになることを示唆している。
  • 私たちの中の古代
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    「二拝二拍手一拝・神社参拝」「鳥居─鳥の居るところ」「三輪山──日本を創った山」「古事記と日本書紀」「土偶──安産への願い」「日本語表記──柿本人麿創始」「漢字──音と訓」「JAPAN」「奈良大物と将棋のはじまり」「日本に馬はいなかった」etc……。当たり前の「常識」としている様々なものに「なぜ」を追い求め、深く洞察した一冊。
  • 竹取物語と福音書
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    1巻1,089円 (税込)
    シリーズ第三弾! 「古代日本の土壌には、元に戻らなくなった覆水が染み込んでいる」──歴史の中から抜け落ちたものを探索し、そこから日本史を見直す、そんな「歴史探偵」の目から、『竹取物語』に新しい視点を与えた意欲作。明治期の日本的知性を代表する夏目漱石と内村鑑三の語る所に耳を傾け、二人の見解に「喪失史観」を適応させ解析を深める。

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