シティブックス作品一覧

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  • 焼岳 殺意の彷徨
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    1巻682円 (税込)
    東京の開業医千堂士郎が焼岳で遺体となって発見された。検視の結果、転落による事故死ではなく、殺害されたとの結論となった。手掛かりがまったくないため、長野県警豊科署の道原伝吉は、部下の伏見とともに、殺された千堂について調べることからはじめた。身近な者の誰かが殺害を企てたはずとの直感を頼りに、丹念に被害者を調べ、複雑な家族関係、家族も知らない秘密などがじわじわとあぶりだす――。それぞれの人生が、なにかをきっかけにからまるうちに、殺人の動機の芽生えとなることを人情刑事が赤裸々に暴いていく。
  • 合本・人生を照らす全3冊
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    曽野綾子作品では初めての3冊合本。「本物の『大人』になるヒント」「失敗という人生はない」「晩年の美学を求めて」からなっている。 「本物の『大人』になるヒント」は、心をただしく生きていくためのヒントとなるエッセイ、「失敗という人生はない」は、曽野綾子作品のなかから選りすぐった味わい深い文章を集めた箴言集、「晩年の美学を求めて」は、人生を深く考えるきっかけとなるエッセイとなっている。 これから歩むべき道を前に心新たにした時、人生を振り返りたい時、立ち止まって人生の行く末を考えたい時、必ずや、励ましとなる3冊合本。
  • 暗殺都市
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    1巻682円 (税込)
    デパートの警備員の辺見恭平は、もともとは、要人警護を務めるSPに抜擢された優秀な警察官だった。暴走族がしかけてきた煽り運転に応戦し、怪我を負わせたことの責任をとって職を辞したのだ。平凡な生活を送っていた辺見だったが、ある日、罠にはまり、銀座のクラブホステスの警護をする役目を負わされてしまう。 数日間で終わるはずの警護だったが、思わぬ成り行きをたどってしまう――。正義感溢れる辺見は、男として生きる者としては、どのような結末に満足するのか。驚愕のラストが待ち受けている!
  • 京都紅葉伝説殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    京都では名の知られる公家の名門・西御門家の高校生の娘が、一億円の借金をして失踪した。ギャンブルの負けがこんだものによると思われたが、別に理由がありそうだった。が、判然としない。借金をした当の本人が失踪しているからだ。借金返済に困った両親は、京都無明庵の住職に相談するも手に負えず、住職は旧知の宮之原警部に京都まで来てくれと依頼した。京都に乗り込んだ警部は、公家のいくつもの秘密を探り出し、借金を負った真相とともに、失踪した娘を追う。スリルに満ちた京都旅情ミステリー!
  • 密室の狩人
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    1巻682円 (税込)
    銀座高級クラブのバーテンダー、稲瀬谷健太郎にはもう一つの顔がある。裏の仕事は〝いかせや健太郎〟と呼ばれるコールボーイ。 健太郎は特異な体質で、腋の下のあたりから発する独特のフェロモン〝牡の匂い〟が女性たちを欲情させるのだ。 たとえば。 清純アイドル歌手として売り出し中の江見夕子はまだ18歳だが、本性は病的な淫乱娘。事務所社長に「金で買える男を世話して」と要求し、思い通りにならないと仕事はしたがらないし、マネージャーに当たり散らしたりと手が付けられなくなる。そこで夕子のガス抜きのために〝いかせや健太郎〟に指名が回ってきた。 アイドル歌手から、コメンテーターとしてテレビに登場する人気評論家、政治学者、有名ファッションデザイナー婦人、世界的ロックシンガー、外国人プロゴルファーから65歳のおばあちゃんまで、性的な欲求不満を抱える女性たちを、性技と誠実さで心底満足させていく。
  • 立山雷鳥沢殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    日本三名山に選ばれている立山でドラマの撮影中だった主演の女優・串田加緒里が殺害された。 めきめきと人気の出てきていた加緒里は長野県警大町署の刑事・串田正義の妹だった。 正義は山行中に何者かに突き飛ばされて身の危険を感じていたことが二度もあった、と妹から聞いていた。 正義はかつての同僚で豊科署の刑事・道原に相談をしていた。そんなさ中の事件だった。 何人かの容疑者が浮かび捜査が難航するうちに、彼らの父親・串田光正も殺害されてしまう。 事件は串田家への怨恨か? 捜査すればするほど、真相は深い謎の中に封じ込められるかのように思えた。 だが、執念の刑事・道原伝吉はわずかな手がかりから犯人を追い詰めていく。 長野県警の人情刑事・道原伝吉シリーズ。
  • ハード・忘れられない
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    1巻682円 (税込)
    郷田健一は杉並で開業した歯科医。結婚して8年になる貞淑な妻と幸せな家庭を持っているが、学生時代からの女遊びは止められない。 29歳の美しいOL由利にも偽名を使い旅行ライターをかたって口説き落とし、一夜限りの情交を楽しんだ。 その場限りのはずだったが、新宿のデパートで偶然再会したことで、由利の旺盛な性欲と奔放な性戯に「三度は会わない」という自らの禁を破ってしまう。 スリルを楽しみつつ、甘美な肉体に溺れたあげく、「好きだよ、由利」と囁いてしまう。 そんなことがあっても、何事もなく過ぎていくはずだった。 ところが、由利が彼の歯科医院に患者として現れて……。 美しくも淫らな描写と、男と女の愛憎の心模様が、読者を官能の世界にいざなっていく。
  • 北八ヶ岳縞枯山殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    北八ヶ岳の山々の一つ、縞枯山は各地で桜の便りがきかれるようになった春先でも、まだ雪が舞っていた。 そんな中、行方の分からなくなった若い女性の捜索を始めた。 警察の捜索隊を中心に、登山パーティや山小屋の主人も加わった大規模な捜索にもかかわらず、行方不明の女性の発見には至らなかった。 かわりに右目を錐のようなもので刺され凍死したと思われる男を見つけた。その後、女の遺体が見つかったが、それは、行方不明になった女とは違っていた。 長野県警諏訪署の刑事、道原伝吉と貞松らが捜査を始める。 無関係だと思われた二つの遺体の関連性が次第に明らかになるにつれて事件は複雑で意外な展開を見せ始める。 道原と貞松の二人の刑事は、東北から関西に至る広域捜査で犯人を追う。 道原刑事の山岳ミステリーシリーズ初期の刮目作!
  • 大井川SL鉄道殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    大井川に沿って走る大井川鉄道のSL列車が、高さ70メートルの奥大井レインボーブリッジを渡っているまさにその時だった。 乗客たちは、白い乗用車が木々をなぎ倒し、峡谷の斜面を落ちていくのを目撃した。 乗客たちの通報により、ただちに派出所の警官が、上り、下りの両方向から一本道を現場に向かった。 しかし、犯人らしき人物を目にすることはなかった。 山深い地での犯行、そして姿の見えない犯人。 捜査が行き詰まる中、次の事件が起きてしまう。いったい、犯人の目的は何か? 警察庁宮之原警部が超推理と智略をもって犯人に迫る!
  • 合本・人情刑事道原伝吉『雪山と執念』全3冊
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    1巻1,782円 (税込)
    短編集2冊、中編集1冊を合本にした読み応え版。 『白銀の暗黒』 読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。 表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに別の登山者の凍死体が発見された事件が発端となった。 「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたこという思いから責任をとり辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。 『仮面の雪山』 手掛かりがなく、迷宮入りやむなしという、手掛かりのない3つの難事件に、豊科署の道原伝吉刑事が足を使い知力と執念で挑む。 表題となっている「仮面の雪山」。正月の北アルプスで遭難した大学後輩の救助に向かった中丸伊左男は、猛吹雪の中、捜索隊からはぐれ行方不明になってしまう。 二重遭難となったが、4日後、奇跡の生還を果たす。 しかし、そこには何かが隠されていた……。 「月の女神」は、大糸線穂高駅のホームで女性が倒れていたことが事件の発端。 おびただしい出血があり救急搬送されるが、病院に到着する前に亡くなった。検死の結果、銃弾による失血による死亡とされた。 数人しかいなかったホームでの銃撃だったが、銃声を耳にした者はいなかった……。 「絶頂の餓鬼」は、冬の北アルプスを山行していた4人パーティに悲劇が襲いかかった。 ストーブに使うホワイトガソリンが、水にすり替えられていた! 1人は生き残るが、3人が死亡。誰が何のためにそんなことをしたのか。 事件に潜む宿怨を、道原伝吉刑事が炙りだしていく。 『血の雪崩』 北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。 夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。 翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。 捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。 表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。 道原伝吉の、真実を見つけるための不断の努力、事件にひたむきに向き合う彼の姿に共感を覚えることだろう。
  • 尾瀬ヶ原殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    5月の長い連休が明けて、北アルプスに登った男が予定日を過ぎても戻らないという連絡が長野県警豊科署に入った。 県警から連絡を受けた山岳救助隊は、徳本峠小屋の近くで、絞殺された女と捜索願の出ていた男の転落死体を発見し、道原伝吉をはじめとした刑事たちが検死と現場検証に出向いた。 状況から推して、無理心中という見方があったが、道原は雪の荒れた跡の不自然さから他殺の疑いを持った。 関係者にあたるうちに、この事件の鍵は、ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原にあると突き止め、19年前のある男の不審死にかかわっていることを見抜く。 複雑な人間関係を解きほぐし、意外な展開を見せる人情刑事・道原伝吉シリーズのスリリングな傑作。
  • 上高地・大雪 殺人孤影 「父と娘」の逃亡を追う長野県豊科署刑事・道原伝吉の執念
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    1巻682円 (税込)
    上高地近くの、林道から外れた茂みの中で女の死体が見つかった。 10年ほど前に銀座でホステスをしていた女だった。その線から蕎麦屋の店主と娘を連れて駆け落ちをしていたことが判明する。当時2歳だった娘は中学生になっていた。長野県諏訪でひっそりと3人で暮らしていた。 同居していた元蕎麦屋店主の行方も知れなかった。 娘はいったんは殺された母親の福島の実家に預けられたが、出奔してしまう。 どうやら2人は行動を共にしているらしいと読んだ捜査員たちは行方を追い始める。 しばらくたって、女の新しい交際相手だと思われる諏訪の工場経営者が殺される。ますます元蕎麦屋店主への疑いを強くした道原たちは、長野から北海道への執念の追跡を始める。 大好評! 長野県警豊科署・道原伝吉刑事シリーズ。
  • 合本・人情刑事 道原伝吉 「山脈」全3冊
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    1巻1,782円 (税込)
    長野県警の人情刑事・道原伝吉の山岳ミステリーの中から、「山脈」というタイトルを三作品集めた面白い企画の合本。 伝吉の執念の捜査手腕は、三作品いずれも嘆息するほど見事。 「地下山脈」 北アルプス・常念岳に登るといって出かけた豊科町に住む家具販売会社社長が行方不明になった。 翌日、稜線から大きくはずれた森林帯で、会社社長は遺体となって発見された。 凍死と思われたが、現場には複数の人間がいたことを示す足跡があり、遺体には殴られた跡なども見つかったことで、殺人事件となった。 捜査は難航したが、刑事・道原伝吉は、かつて銀座のクラブで働いていた実可子という女性の存在に辿り着く。絡み合った男と女の情念を、伝吉は丁寧にほぐしながら、捜査を進展させていく。 「崩壊山脈」 北アルプスから下山した岩佐は、都内の愛人宅に部屋のドアを開けたところで殺害された。 凶器は、ピッケルと思われ、登山経験者が疑われたが、手掛かりに乏しく、捜査は手詰まりになったあたりで、また登山用具を凶器とする殺人が起きた。 地道な捜査がつづけられたが、犯人どころか、犯人像さえ浮かばなかった……。 はたして、執念の捜査が実を結ぶのか。長野県警豊科署の道原伝吉刑事が、金と色の欲にまみれた犯行を暴く! 「死神山脈」 安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。 当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。 だが、刑事・道原伝吉は地道な捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。しかし、目的はわからなかった。 捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。 その事件も、日比野をかたった凶行だった。 捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。
  • 「病は気から」の科学  心と体の不思議な関係
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    「病は気から」とは、なんと言い古された言葉だろう。しかしそれに「科学」が付くと趣きはちょっと違ってくる。 心が体に及ぼす作用をしっかりと見極めて生活することは、ストレスに対する負担を軽くしたり、生活を楽しくしたり、人との付き合いを円滑にしたりする。 本書では日本の幕末の偉人たちの「気」の持ち方を紹介し、多くの研究者の患者たちへの丁寧なアプローチで「心」と「体」と「脳」の関係を解説する。 そうしたことから「安心感」「精神状態」が健康にどう影響するかを検証していく。加えて、高齢化社会の「病」「心」「老」を考える。 健康生活を送るための知恵と心がある。
  • 甘いうめきが死を招く 濃密官能サスペンス傑作集
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    1巻682円 (税込)
    「いいかい、独りでやるの……。いっぱい、いくんだよ」 あてずっぽうにダイヤルを回してセックスを録音したテープを流し、電話に出た相手の反応を楽しんでいると、受話器からは女性の押し殺した息づかいと、「アア、アン」という声が──。 いたずら電話で知り合った美人OL片桐敏子とのセックスにいつしかおぼれていく英次。敏子のセックスは奔放だ。「舐めたい、英次のこれ……」「めちゃくちゃにされたいの」「ひびくわ、英次。とってもいい」「コレはわたしだけのもの」とベッドでは欲望が止まることなく色情を漏らし続けた。そして、ひさしぶりのテレホンセックスの最中に、敏子が突然はげしく喉を詰まらせたような声を出し、殺害されてしまう。現場に駆けつけた第一発見者の英次は容疑者となり警察の取り調べを受けることに。敏子のレコード盤コレクションを手掛かりに殺人犯を探す表題作のほか、女性たちが秘める奥深い性を赤裸々にしていく。 「新宿はぐれ地図」「笑え、デスマスク」「リップ・テクニック」「ディスカバー・ワイフ」「怨み肌」「真夏の夜の狂乱」「蜜のパートナー」「甘い夜のダミー」の9編を収録する勝目梓ワールド炸裂の傑作集。
  • 天草御所浦殺人事件 警察庁広域捜査室 宮之原警部の透徹眼力
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    1巻682円 (税込)
    風光明媚な熊本・天草の島々、休暇で訪れていた大鷹鬼平はバス乗り場で八尋雪枝と知り合いになる。 誘われて御所浦島の同じ旅館に泊まることになる。 雪枝は同じ島内に住む友人を訪ねる予定で、夕食後、友人の夫からの呼び出し電話で出かけていくが、その夜は戻らず、翌朝、溺死体としてフグの生け簀に引っかかっているのが発見された。 時間をおかず東京で、農林水産省の審議官という高級官僚が西銀座の地下駐車場で刺殺された。 まったく関係のない事件だと思われたのだが……鬼平は疑問を抱いた。 美しい海で、真珠貝とトラフグの二つの養殖事業を巡る問題が起きていたことが、どうやら事件にかかわっているらしいと鬼平は睨み、警察庁の宮之原警部に連絡を取る。 社会問題を含んだ壮大なスケールで描く宮之原シリーズの快作。
  • 合本・人情刑事 道原伝吉 出張捜査全3冊
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    1巻1,782円 (税込)
    山岳ミステリーの巨匠・梓林太郎の初の合本全3冊。 人気の人情刑事道原伝吉が管轄署内で起きた殺人事件の解明をすべく出張した作品を集めたもの。 「北海道雨竜殺人湿原」(諏訪署刑事 道原伝吉 出張捜査長編) 「蔵王高原殺人事件」(長野県警豊科署 道原伝吉刑事 動機不明連続殺人捜査長編) 「吉野山・常念岳殺人回廊」(豊科署刑事 道原伝吉 哀切苦悶捜査長編) いずれも、心の機微を感じ取りながら捜査していく道原伝吉ならではの物語で、心に迫ってくる。
  • 蔵王高原殺人事件 長野県警豊科署 道原伝吉刑事 動機不明連続殺人捜査長編
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    1巻682円 (税込)
    北アルプス北穂高南稜で、深い霧の中、40代の男が行方不明になった。 ヘリコプターを飛ばし、捜索した結果、遺体で発見された。 不倫している若い女性との山行であった。 単なる事故とみられたが、長野県警豊科署の道原伝吉刑事は、現場の不自然さから、殺人事件であると見抜いた。 ここから地道な捜査がはじまるが、2週間後、被害者の同僚女性が殺されてしまう。 仕事が関連していると思われたが、社長は、頑なに否定し、捜査にも協力を拒む姿勢をみせた。 捜査は行き詰りをみせる中、道原伝吉刑事は、執念で打開していくが……。
  • 禁断の抱擁 原色性愛乱舞図鑑
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    1巻682円 (税込)
    モノと性が固く結びついた男たち女たちの話。 幼い頃に見た性的な光景が、モノによって蘇ることもある。 別れた男がつかっていたモノが、性欲を喚起させるきっかけづくりになることもある。 彼ら彼女らは、ごく普通の性欲の持ち主であるが、モノにけしかけられ、モノに引き出され、異常なものを紡いでしまう。 本編は、10のモノが登場し、10の性の欲を披瀝する。
  • 遠山郷 雲海の殺人
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    1巻682円 (税込)
    長野県安曇野の秘湯、中房温泉の宿から泊り客の行方不明が報告され、翌日転落死体で発見された。 死体で発見されたのは同じ長野県の南信州の標高1000メートル以上の山村に東京から移り住んだ男だった。 男は妻と次女を東京に残し、問題を抱えた長女を山村の「寮」に“留学”させていた。 転落事故死かと思われたが、偽造された遺書、不思議な記号が書かれた地図らしきものなど、不審な遺留品が見つかった。 安曇野署の刑事・道原伝吉は殺人の疑いを強くし、記号はラブホテル、巨大な歓楽街・新宿歌舞伎町ではないかと目星をつける。 新宿署の協力を得て捜査を開始するうちに、歌舞伎町を舞台にしたドロドロとした人間関係や、東京と信州を結ぶ因縁が見え隠れしてきた。
  • 九州平戸殺人事件 警察庁遊撃捜査係 宮之原警部 存亡の危機
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    1巻682円 (税込)
    熱海の錦ヶ浦に少女の絞殺死体が打ち上げられた。 発見したのは、元関東管区警察局監察官の飯森であった。 彼は、横浜の警察署の捜査係長だった宮之原の手腕を見込み、警察庁直属の捜査係に引っ張ったその人である。 そうしたいきさつもあり、錦ヶ浦の絞殺死体の捜査を、宮之原警部が担当することとなる。 公開捜査によって絞殺された少女の身元が判明するが、なぜ、彼女は産んだばかりの我が子を、関わりのまったくない有名女性デザイナーの自宅の前に捨てたのか。そして、捨ててすぐに殺されなければならなかったのか。 この事件の裏にひそむ哀しく切ない人間の業を、若々しい宮之原があらわにしていく。
  • 誰かが眠れない夜 私立探偵  伊賀光二の仕事術
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    1巻682円 (税込)
    私立探偵・伊賀光二。ハードな事件によって左右の手の小指を落とされるという報復にあう。 ある日、趣味の裏ビデオの鑑賞をしていた。画面には、切れ長の目で長い睫毛の女が本番を繰り広げていた。 その時チャイムが鳴り、仕事の依頼が飛び込む。依頼人は今まさに“鑑賞”していた本番女優だった。 坂部順子と名乗る女は「父親を捜してほしい」という。元刑事で伊賀と同業の私立探偵の父親は、調査中に別の事件に巻き込まれたらしい。 話を聞いた直後、すぐに手を引けという脅迫電話があり、行方不明になっている坂部の探偵事務所を訪れた帰り、三人組に襲われる。 またハードな事件に巻き込まれる予感を感じながらも、伊賀は若くて美しい女の頼みは断れない……。官能色豊かなハードボイルド探偵小説。
  • 夜の獲物
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    1巻682円 (税込)
    8つのストーリーそれぞれにうごめいている、めくるめくエロス。男と女の熱い思惑。 犯罪に手を染めようと自らの意思で踏み出す者もいれば、はからずも、罪を犯すことになってしまう者もいる。 惑いながらも突き進んでいく彼らの真情、不安を打ち消し、勢いをつけるためにセックスにのめり込む彼らの不安の心を、見事にあぶり出す。 勝目ワールドの真骨頂が随所に堪能できる短編集。
  • 視線が殺した
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    1巻682円 (税込)
    地位も名誉も金も持っている青年社長猪沢慎一郎は、幼い頃からマゾを自覚していた。 そんな彼が自らの性癖を満足させるために選んだ道は、素直で純朴な処女を嫁に迎え、ハードSとして育てることだった。 夜毎、マゾの夫は妻久美子をサドとして鍛える。肉体だけでなく、自らの精神までも追い込むのを本望とする夫は、妻に浮気を持ち掛ける。 嫉妬に苦しむことで、マゾの心を満足させようというのだ。 しかし夫は、純朴だった妻の心が軋んでいたことに気づかなかった……。 迫真エロス満載の心震える長編。
  • 血の雪崩 長野県警豊科署 道原伝吉刑事 徹底捜査編
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    1巻682円 (税込)
    北アルプスの岳沢で、息子が雪崩に巻き込まれたとの報せを受け、冬山登山経験の豊富な父の中尾英助はただち救助に参加した。 夜になり、捜索はいったん打ち切りとなり、テントを張った。 翌朝、再開のはずだったが、中尾英助はテントの中で刺殺されていた。 捜索に参加した全員がシロとの判断が下される中、豊科署道原伝吉刑事は被害者のずさんな女関係に、事件の真相があるのではないのかと睨んだ……。 表題となっているこの「血の雪崩」のほか5つの短編からなる。 道原伝吉の、真実を見つけ出そうと不断の努力をつづけ、事件にひたむきに向き合う彼の姿に痺れるだろう。
  • 脳を「芯」から癒す本 クスリがいらない、ウツの処方箋
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    「癒し」は心の万能薬 私たちの心の奥にある本能的な甘え願望を優しく包み込んでくれる、それが「癒し」です。 その癒しを利用した療法が、ウツの治療に非常に効果があることがわかりました。 「癒しホルモン」が分泌する生活習慣を取入れて、疲れた心を癒してください。 癒しは心の万能薬、心を満たす最大の力なのです。 著者の言葉より
  • 官能の狩人
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    1巻682円 (税込)
    ハンサムでスマートな私立探偵・中沢卓也は原宿のマンションの一室に事務所を構え、さまざまな事件の依頼を受けている。 若く美人で有能な助手・青柳理絵とともに、人妻の浮気調査から誘拐事件、殺人事件まで、警察とは別の手腕と手法で事件を解決に導いていく。 二人の武器は、彼と彼女の肉体である。 卓也は、乳房を攻め、熱く湿った中心に分身を突き立てて、調べたい女を篭絡し、理絵も同様に、その豊かな体でターゲットの男たちの口を開かせる。 スマートながらもエロチックなコンビが、色と欲にまみれた男と女の事件を解決へと導く、官能ミステリー作品集。
  • 北海道・神威岬の殺人
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    1巻682円 (税込)
    人里離れた北アルプス烏川渓谷の発電所で、少女がひとりでいるところを発見された。 なぜ、この少女はここにいたのか。 体が冷え切った少女は何も語らない。それは話したくないのか、精神的なショックを受けたせいなのか。 報せを受けた豊科署刑事・道原伝吉は、少女が見つめていた草むらを捜索することを指示すると……。 感涙必至、人情刑事伝吉が本領発揮! 人のやさしいまなざしが事件に気づき、人を思いやる気持が事件を解決させていく──。
  • 紅の殺人海溝 用心棒弁護士 宗像光生の旅情事件簿
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    1巻682円 (税込)
    北海道の東の果ての霧多布。 その海岸の昆布を乾燥させる小屋で、持ち主がひからびた姿となって発見された。 殺人を犯して服役した父の冤罪を晴らすために奔走していた息子だった。 無念の想いを継いだのは、美貌の婚約者であった。 はたして彼女の熱意は、犯罪者の子どもの婚約者としての意地なのか、冤罪と証明するに足る事実があるのか。 やさぐれ弁護士の宗像は、色と名誉欲に揺さぶられながら、少しずつ核心に迫っていく──。 旅情と推理が絶妙に織りなされたミステリー長編。
  • 岳人隊イェローリボン 北アルプス高峰救助長編
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    1巻682円 (税込)
    山で遭難した人を助けたい、素早い救助ができれば助けられる命が増えるはずだ──。 純粋な想いに衝かれて動き出した、北アルプスでの私設の遭難救助隊・岳人隊。 数人の規模ながら、着実に実績を積み上げていき、マスコミで取り上げられ、知名度があがった。 だが、有名になるにつれて妬まれ、予想もしない激しい妨害工作をされるようになる。 はたして彼らは、純粋な想いを貫けるのか、岳人隊は多方面からの圧力に押し潰されてしまわないか。 山岳小説の第一人者となった著者が、初めての書き下ろした記念碑的力作。
  • 西行伝説殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    阪神淡路大震災から2カ月半ほどたった頃、愛媛県松山市のホテルで絞殺死体が見つかった。 その背中一面に桜の刺青があった。 暴力団同士の抗争かと思われたが、殺されたのは退官した高級官僚だった。 ひとり娘の話から、父親は西行法師に傾倒し、その足跡、事蹟を訪ねることが退官後の趣味だったといい、持ち物から肌身離さず持ち歩ていた西行の歌集「山家集」がなくなっていることがわかった。 娘の契は婚約者とともに捜査に同行する。 西行と桜の刺青と高級官僚、これらのキーワードによって事件は複雑になっていくが、次第に解き明かされる。 警察庁の宮之原警部が活躍する社会派ミステリー。
  • うつに負けない「気」の高め方
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    心が疲れてきたな、と感じたら読んでください。 心のための手掛かりが見つかるはずです。 うつは、わずかなストレスがきっかけで、心に忍び込んでくるものです。 筆者自身も、些細なことからうつになってしまい、壮絶な日々を送ります。 本書には、必死の想いでうつから抜け出した経験をもとにした、心を明るく元気にして暮らすための、実践的で現実的な対処法が盛り込まれています。
  • 怒りて猿よ山を揺すれ
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    1巻682円 (税込)
    猿の本能と人間の欲望が激しくぶつかりあう! 餌を求めて神経を研ぎ澄ませ、知恵をしぼり、生きる山猿たち。 人は金儲けのために、そんな猿たちを利用しようとする。 ボス猿・雷電率いる仲間たちは、人間の思惑通りに踊らされてしまうのか。 天然記念物指定、高速道路建設など人間の欲が露わになれば、猿の住む環境は厳しくなっていく。果たして、人と猿が共に幸せに生きる道はあるのか。 野生動物と地域開発とが交錯する至高のエンターテインメント小説!
  • 修羅の高峰
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    1巻682円 (税込)
    長野県警豊科署の人情刑事・道原伝吉が直面する3つの難事件。 「岩稜の記憶」 鶴田家の長女・左蓉子の結婚式当日、新婦の父・晴良が溺死体となって上高地梓川上流のダムで発見された。 晴れの日に自殺などするはずもない。が、他殺と断定する証拠もなかった。 所轄の豊科署刑事・道原伝吉は、晴良がなぜ、長女の結婚式当日の朝、ダムに行くことになったのかを推理し、地道に捜査をつづけると……。 「氷雨の感染」 長野県穂高町で、宅配業者が見つけたのは、玄関に溜まっていたおびただしい量の人血だった。 この失血量ではとても生きてはいられないはずだが、人はどこにも倒れていなかった。 死体なき殺人事件の様相を呈するなか、捜査を進める道原伝吉は、その家に、殺意が潜んでいるのを読み取った……。 「高峰の掟」 豊科署長宛に、「宮坂刑事の妹は『変態教室』というAVに出演している」といった内容の手紙が送られてきた。 名指しされた刑事とその妹は実在し、妹は現在、行方がわからなくなっていた。 刑事課次長から相談を受けた道原伝吉は、東京に出向き、AVの制作会社を訪ねることからはじめた。 思わぬ展開に向かうなか、人情刑事・道原伝吉の胆力は見事であった。
  • 死体との約束
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    東京都監察医務院の元院長の「死体は雄弁に語り、そして嘘をつかない」を信念に2万体の死体と向きあっててきた“法医学”エッセイ。 病気による“変死”や“突然死”からはじまり、殺人、事故、自殺……。その裏には様々な人間模様がある。 保険金殺人、子供同士のいじめ、老人問題、貧困、親の子殺し、バラバラ死体、毒殺、溺死、放火など、死体を見つめてきたから見える社会の本当の姿。 社会を騒がせた様々な事件を例にとって、犯人像に迫っていくその方法は、ミステリーを思わせる。 なお、本書は「死体との悲しい約束」を改題したものです
  • 「水晶の印」殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    日本最大の繁華街・新宿歌舞伎町の裏通り。 「初恋の人を探します」とうたって探偵まがいの仕事をしている桐沢香代のもとに、死相をにじませた佐藤志摩子という女性から、水晶の印鑑を贈ってくれた初恋の男性・菱田を探してほしいと依頼があった。 数週間後、富士山の麓の朝霧高原で、男女の心中死体が発見された。 身元がわからなかったが、所轄署では心中事件として幕を下ろそうとしていた。 が、そのニュースを観て奇妙に感じた桐沢香代は、旧知の宮之原警部に連絡を取ると……。 予想外の展開の連続に、宮之原警部も驚愕する!
  • 吉野山・常念岳殺人回廊
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    1巻682円 (税込)
    殺される理由などあるはずのない、善良な男が殺された。 すぐさま長野県警豊科署に捜査本部が設置されたが、犯人検挙に結びつくものは何もなく、難しい捜査を強いられた。 行き詰まった捜査が動きだしたのは、殺された被害者とともに北アルプス常念岳に登っていたもうひとりの男の死だった。 ふたりの男たちはなぜ死ななければならなかったのか。 人情刑事・道原伝吉は、男たちの死に至る理由を、苦悶しつつ突き止めていく。
  • 北海道雨竜殺人湿原
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    1巻682円 (税込)
    白バイで暴走車を追跡中だった諏訪署交通課の浜中良秀が亡くなって一年半あまり経ったある日、妹の久絵が旅行先の北海道で消息をたった。 連絡がとれないだけなのか、行方不明なのかわからない段階だったが、不安になった浜中家の父は、良秀がかつて警察学校で同期だった一色昌平刑事に相談した。 しかし一色は、浜中家を出た直後、何者かによって射殺されてしまう。豊科署における初めての刑事射殺という大事件となった。 捜査本部が置かれ、専従となった道原伝吉刑事は、幾重にも重なり、見えなかった事件の深層に、少しずつ近づいていくが、そこには、想像を超える驚きの事実の連続があった!
  • グーグルドキュメント速攻丸わかり
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    【紹介は著者から】 Googleが提供しているGoogleドキュメントでは、Excelと互換性のある「スプレッドシート」も提供されています。 これはGoogleアカウントがあれば、誰でも無料で利用できる表計算ソフトです。 本書は、このGoogleスプレッドシートを使う上で、仕事を効率化し、時短につながるさまざまなテクニックをまとめた活用ガイドです。 Googleスプレッドシートは、ブラウザで利用する表計算ソフトのため、アプリケーション版の表計算ソフトとは若干異なる操作が必要になります。 しかし、Excelに代表される表計算ソフトを利用したことがあるユーザーなら、少し使ってみるだけで、これまでと同じように表計算ソフトの高度な機能を活用し、美しい表を作成し、グラフを作り、表をもとにデータを抽出し、数値分析や統計なども行えるようになります。 これらの操作を行うとき、どのようなメニューや機能を使えば効率よく作表が行えるのか。また、スプレッドシートで利用できる関数やピボットテーブル、マクロ、それにアドオン機能などについても説明しています。 プライベートからビジネスまで、手軽に表計算ソフトを活用したいユーザーに最適な一冊です。
  • 襟裳岬殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    札幌のホテル経営者の朋恵は経営のことで悩み、ひとり気持ちを整理するために襟裳岬を訪れた。 海霧が迫る岬で、朋恵は女性の殺人死体と遭遇する。 翌日、日高山脈を挟んで反対側の然別温泉で男の自殺と思われる死体が発見された。二人はともに郵政年金福祉事業団の企画課に勤務していた。 地元の目撃者や新聞記者の話から、単純な痴情のもつれによる殺人ではないと感じた朋恵は、大学の同級生の峡子に相談する。 峡子は警察庁に入庁し警視正というキャリアだ。そして紹介されたのは警視庁広域捜査官の宮之原だった。 宮之原の捜査で、事件は北海道と東京の二点を結び思いもかけないような広がりを見せ、複雑な人間関係が浮かび上がる。 著者の代表作「宮之原警部シリーズ」注目の一冊。
  • 美濃淡墨桜殺人事件
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    1巻682円 (税込)
    巨大企業となった道浦食品では、創業家の道浦家と叔父で社長の多岐川濤一郎とで、後継者を巡る派閥争いが静かに勃発していた。 その大きな原因は、道浦家のひとり娘・碧が、家業を継ぐべき立場にもかかわらず、工業デザイナーになるといって、3年前イタリア・ミラノにひとりで勝手に行ったためだった。 そんな折、母であり道浦食品会長の真佐子が末期ガンに冒されていると、ミラノまでわざわざ知らせに来た者があった。 そして間もなく、母の死を知らせる電話が日本から届いた。 ところが、死因はガンではなく、毒殺の疑いが濃厚ということだった……。 碧は急きょ、帰国したが、数々の罠が待ち受けていた。
  • 北岳 殺意の岩壁
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    1巻682円 (税込)
    南アルプス北岳で男性が死亡した。 当初、落石の直撃を受けたことによる事故死と思われていたが、近くの平たい石に「ニコロサレタ」と血文字で書き遺していたことが判明し、殺人事件と断定された。 豊科署刑事・道原伝吉は手掛かりが少ないなか、地道に捜査を進める。 そして、伝吉の人間に対する洞察力が、思わなく展開に導いていく──。 哀しみとせつなさを織り交ぜて進む、男と女を追う物語の迫力に、圧倒されることだろう。 読書の悦びとミステリーの愉しみの滋味を心のすみずみで味わえる絶品である。
  • 仮面の雪山
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    1巻682円 (税込)
    手掛かりがなく、迷宮入りやむなしという、手掛かりのない3つの難事件に、豊科署の道原伝吉刑事が足を使い知力と執念で挑む。 表題となっている「仮面の雪山」。正月の北アルプスで遭難した大学後輩の救助に向かった中丸伊左男は、猛吹雪の中、捜索隊からはぐれ行方不明になってしまう。 二重遭難となったが、4日後、奇跡の生還を果たす。 しかし、そこには何かが隠されていた……。 「月の女神」は、大糸線穂高駅のホームで女性が倒れていたことが事件の発端。 おびただしい出血があり救急搬送されるが、病院に到着する前に亡くなった。検死の結果、銃弾による失血による死亡とされた。 数人しかいなかったホームでの銃撃だったが、銃声を耳にした者はいなかった……。 「絶頂の餓鬼」は、冬の北アルプスを山行していた4人パーティに悲劇が襲いかかった。 ストーブに使うホワイトガソリンが、水にすり替えられていた! 1人は生き残るが、3人が死亡。誰が何のためにそんなことをしたのか。 事件に潜む宿怨を、道原伝吉刑事が炙りだしていく。
  • 必ず柔らかな明日は来る
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    著者の数多くの著作や新聞・雑誌コラム、対談といったものの中から選りすぐった言葉、文章。 生真面目すぎる生き方よりも、笑って過ごせる粋な人生を生きたほうがいいのではないかという。 ささくれだった心や複雑化した人間関係を和らげることや、荒れる子供たちをどう考え、国家を愛することとはどういうことか、と著者の意識は広がっていく。 そして誰もが迎える「老」と「死」について考えることは大切なことで、それが後悔のない人生、明日を信じて歩むことにつながっていくと提言する。 一読だけでは乱暴に思えるかもしれないが、その裏にはキリスト教者としての人々に対する無償の愛がある。 含蓄深い言葉の数々だ。再読、再々読すべき箴言集。
  • 霞沢岳殺人山行
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    1巻682円 (税込)
    登山者の少ない北アルプス霞沢岳で、顔面を無惨に切り裂かれた死体が発見された。 ポケットにはコスモスの花びらが一枚入っていた。 八日後、遠く北海道警旭川東署から、旭岳で同じように顔面を刻まれて殺された死体が見つかったとの報告を、長野県警豊科署の道原伝吉刑事は受けた。 ポケットには同じようにコスモスの花びらがひとつ。 地道な捜査をつづけるが、連続殺人の輪郭を描けず、被害者に共通することは何も見つけられない。 捜査本部に行き詰まり感が漂いはじめた頃、第三の殺人の報が入った。 宿怨を抱く犯人とは誰か。 そして、殺された者たちに共通する行いとは何だったのか……。 刑事の鬼気迫る執念が、男たちの闇をあぶりだしていく。
  • 地下山脈
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    1巻682円 (税込)
    北アルプス常念岳で登山者が行方不明になった。捜索にあたった山岳救助隊は、稜線から100メートル下った樹の根元で遺体を発見した。奇妙なことに遺体の周辺には、たくさんの足跡が残されていた。死因は凍死のようだったが、不審を抱いた刑事は遺体を解剖に付した。その結果を見て刑事は仰天した
  • 白銀の暗黒
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    1巻682円 (税込)
    読み応え十分の5つの中編ミステリーからなっている。 表題となった「白銀の暗黒」は、北アルプスの屏風岩で転落死した登山者のテントに、別の登山者の凍死体が発見されたことが事件の発端となった。 「潜伏」では、自分のミスから若い女性を死なせたことから責任をとって辞職した元刑事が、数十年後、死の予感の中で、迷宮入りとなったその事件に、鋭い推理を働かせる。 「弱味」は、6千万円を持ったまま行方不明になった不動産会社社長の行動を追ううちに、忌まわしい過去をあぶり出していく。 「岩尾根の告発」では、ピッケルを間違えてられた若者に悲劇が襲いかかる。 「雪の蝶」では、記憶喪失になった男が、蝶を描くことだけはできるということを知った長野県警豊科署の道原伝吉の見事な推理が冴え渡る。 「避難命令」では、雪山の小屋から署に犯人移送をはじめた伝吉たち刑事の危機を描く。 梓林太郎が、巧みで、力強いことをあらためて知らせている。読後感は清涼だ
  • 狼よ、はなやかに翔べ
    -
    1巻682円 (税込)
    超一流の流行作家だった藤原審爾が放った動物小説集だ。 読み応え十分の中編が4作品。 狼が主人公で傑作との評価される「狼よ、はなやかに翔べ」、サーカスの目玉だった黒豹を描いた「黒豹よ、魔神のごとく襲え」、熊の哀しみと人間の無慈悲な凶悪ぶりを対比が見事な「赤い人喰熊」、そして、飼い犬として可愛がられた犬たちが野生化し、野犬となり、人間たちの憎悪の対象となっていく様に迫った「山犬たちが吠える雪夜」。 評論家の中島河太郎は、文庫版の解説でこうつづっている。「著者の動物小説の特色は、主役となった動物の側から描かれて、その心情と行動を見事に捉えている。人間との係わりもあるにしても、かれらの視点から人間の信頼と不信、ないし不可解さを導きだしたたしかさに驚嘆させられる」と。 必読である。
  • マネーゲーム
    -
    1巻770円 (税込)
    【著者の言葉(図々しい自己宣伝)】  この小説は私の処女作です。87年に初版が出てからすでに30年余。豊田商事事件を扱ったという事実が独り歩きして、「事件小説」として受け取られている感がありますが、じっさいは出版当時のポストモダンの思潮の中で、どのような小説が書けるのか? 思考の実験を試みる気分でいろいろ試行錯誤しながら書いた覚えがあります。  だからかどうか、現在、80年代後半のバブルを先駆的に扱った小説として、注目してくださる向きがあることを、少々面映ゆく、しかし、いくぶんか誇らしげに感じる自分がいます。  小説は抜きがたく時代や世代に結びついたものですが、当時を知らない若い人たちが興味を持って紐解いてくれるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。最近の小説の味わいとはまた違った当時の小説状況を振り返ったり、確認するためにも案外と有意味かもしれない――と、ここではせいぜい気張って自己宣伝したいと思います。どうぞ、よろしく!
  • 北アルプス白馬岳殺人連鎖
    -
    1巻682円 (税込)
    JR亀有駅北口交番に、「幼い頃、おもちゃ屋からダッコちゃん人形を盗んでしまった。二十数年経ったが、後悔は消えない。お詫びのしるしにお金を返したいが、かつてのおもち屋はないので探してほしい」との手紙と1万円が届いた。 心温まる美談として新聞記事になった途端、殺人が起きた。 作者によると、「この作品は、新聞に出ていた小さな記事がヒントになった」のだそうだ。 そして、次のようにつづける。 「私は毎朝、あるいは深夜、新聞を読んでいるが、ふと思考が、記事とはべつの方向へ流れてゆくことがある。映画を観ていても同じで、目はスクリーンを向いているが、脳は別の映像を映している。いずれも記事なり、映画の1シーンから起爆剤のようなショックを受けたためで、その一瞬が、長編小説の結末のヒントになる場合がある」。 いくつものどんでん返しがつづくが、驚きだけでなく、悲しくせつない想いにもさせらる超一級の作品だ。
  • ヘルスフード科学講座
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    21世紀の新しい「知的食生活」を実践するために必要な考え方と具体的な食素材をわかりやすく解説。 著者はヘルスフードとは、予防医学的な効能を持つ食品、そしてQOL(Quality of Life)改善機能など健康と美の維持・増進を有する食品であると定義。 水産機能性物質(マリンビタミン)、脳機能障害予防食品としてのブレインフード、疲労回復に効果的な食品、QOL改善食品、美容食品、サプリメント、デトックス食品までを網羅。 体にいい食品やサプリンメントの有効性、そのメカニズムと効能を図表を使いながらレクチャー。 健康維持と疲労回復、生活習慣病の改善、予防医学的な観点など、現代人必読の食の教科書である。
  • 中央アルプス殺人事件
    -
    1巻682円 (税込)
    うら若き雑誌記者の行方不明から事件ははじまった。 彼女の足跡を導くのは湖の畔に佇む謎の美女、その果てに中央アルプスで山男がつづけて殺害される。 思わぬ人間模様が明らかになるにつれ、姿を見せぬ殺人者が徐々にその正体を現していく。 信州の大自然を汚す人間の欲望を描いた長編山岳ミステリー。
  • 死神山脈
    -
    1巻660円 (税込)
    安曇野のホテルの一室で女性の遺体が発見された。 当然、部屋を予約し、チェックアウトして姿をくらませた日比野が容疑者とされた。 だが、長野県豊科署の刑事・道原伝吉は捜査により、日比野をかたった真犯人がいることを突き止める。 しかし、目的はわからなかった。 捜査がゆきづまりを見せはじめた頃、第二の事件が起きてしまう。 やはり、日比野をかたったものの凶行だった。 地道な捜査をすすめる道原は、穂高、安曇野、そして東京が、欲と保身によってつながっていることに気づいた。
  • 崩壊山脈
    -
    1巻660円 (税込)
    北アルプスから下山した岩佐は、都内の愛人宅の部屋のドアを開けたところで殺害された。 凶器は、ピッケルと思われ、登山経験者が疑われたが、手掛かりに乏しく、捜査は手詰まりになった。 そこに、また登山用具を凶器とする殺人が起きた。 地道な捜査がつづけられたが、犯人どころか、犯人像さえ浮かばなかった……。 はたして、執念の捜査が実を結ぶのか。 長野県警豊科署の道原伝吉が、金と色の欲にまみれた連続殺人の深層を暴く!
  • 虚線の山
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    1巻660円 (税込)
    山岳ミステリーの第一者の作家人生、充実期の山岳ミステリー集だ。意表をつく見事な展開を繰り広げる3つの中編からなり、いずれの作品も筆が冴え渡っている。表題の『虚線の山』は、槍ヶ岳から戻るはずの夫を待っていると、深夜、見知らぬ女から、衝撃の知らせを受けた。夫は、女の部屋で急死したという。夫の死の原因は何か、本当にその死は病死だったのか。悲しみに暮れる中、妻は動き出す。 『氷の密室』は、生活苦からやむなく自分の臓器を売ろうと決めた男にもちかけられた怪しいバイト。「臓器を売る気になったんだから」、どんなことでもできるはずだといい、100万円を振り込んできた。男はそれが罠と気づいたが、すでに抜けられなくなっていた……。 『殺人・クリヤ谷』は、母が亡くなる寸前、一人娘の浩子は金を貸していたと教えられる。その額、1500万円。借金をしている、下町で印刷会社を営む東川は、小狡かった。 返済する気がないとわかり、浩子はある危険な申し出を東川にしたのだった……。
  • 社長の顔が見たい 上
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    何かがふっと気になった時、腑に落ちない「何か」を感じた時、生きていくうえで迷った時、その迷いの原因がわからない時、本書が役に立つことでしょう。物事に隠されている真実、普段の意識では見抜けない核心、生きていくために必要な「何か」が、きっと見えてくるはずだ。多岐に渡るテーマを真正面から見据える曽野綾子の目線は、時に辛辣だが、温かであり、力強い。我々の心を励ましてくれるのだ。
  • 晩年の美学を求めて
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    さて、晩年とは何歳なのだろうか、という簡単な疑問から始まる。当人にはいつが晩年かわからないからだ。連載当時七十歳代半ばだった著者は、晩年をどう美しく生きるかを、人生の締めくくりとして考え始める。超高齢化社会に加速度的に向かう日本と日本人は様々な問題を抱えている。老後の生活の不安、ひとり残された暮らし方、老いた親のことなど。ボケを防止するという消極的なことではなく、自らを律し(自律)、自ら生活を立て(自立)積極的に老後を生きることを提案する。不幸な家庭と戦争という少女時代、貧しかった世の中、作家として生きることを決め、キリスト教者として「神の存在」を確信し「愛」で自らを見つめる。人みな老いていく中で、どう生きるべきか、どう人生を締めくくるか。 本書は考えるきっかけを、心に語りかけてくれる。
  • ちょっとひと息 大人のちょいエロ検定
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    大人の男女関係へと至る道は、きっかけさえあれば簡単なようで、じつは奥が深く、絶妙な大人力を必要とするものです。そこに「ちょいエロ」な大人力が加われば、まさに鬼に金棒、あなたのモテ度はさらにアップし、狙った女性のハートを鷲づかみにすることもけっして夢ではありません。本書は、「大人研究」の第一人者・石原壮一郎が放つ、まったく新しい大人力検定本。 男女関係に発展しそうな多彩なシチュエーションを用意し、その際にあなたがどんな対応をとるか、どんな選択肢を選ぶかで、あなたの「ちょいエロ度」を検定します。 問題は全部で69。それぞれの設問に3つの選択肢を用意し、各回答に点数と判定がついています。回答後、その設問と選択肢に関する解説を読めば、あなた自身の「ちょいエロな大人力」に関する弱点や問題点が鮮明に浮かび上がってくることでしょう。 どうぞ毎日お気軽に少しずつでも本書の問題にチャレンジし、あなたの「ちょいエロな大人力」に磨きをかけてください。あるいは、飲み会や合コンのネタとして本書の問題を提示し、みんなの回答を比べながら盛り上がってみるのも一興かもしれません
  • 安心したがる人々
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    「安心してはいけない」「世の中はもっと不安になる」「安心に暮らせる生活などない」。不安や悲惨さの中にこそ、希望や安心が残されている。学生時代からキリスト教者として生きてきた著者は、作家として社会を見つめる多くの問題作を生み出している。また社会的責任や発言力の大きい団体の代表などの役職も務めた。様々な立場から、欧米はいうに及ばず東南アジア、東、アフリカ、中南米など多くの問題を抱える数多く国々を訪問をしてきたなかで、否応なく「日本とは? 日本人とは?」という問題に直面する。このエッセイには私たちが見過ごし避けてきたものの本質が見えてくる。昭和ひとケタ女性の行動力と発言力が、次の時代を担う若者たちを刺激する!
  • 中国の性愛術
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    2千年以上に及ぶ中国の歴史の中で伝えられてきた性愛術。しかしそれは単なる快楽の追求ではなかった。 人には不可欠な性愛だが、中国のそれには時空を超えた知恵があったのだ。陰陽の二元が一つとなることで、新しい生命が生まれるだけではなく、病を克服し健康を保ち、和合を為す。
  • 驚異のウォーキング革命 体も頭も良くなる
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    数々のトップアスリートを育ててきたスポーツサイエンスの権威・田中誠一氏が提唱する、驚異のウォーキングを明らかにしていく。このウォーキングは、アスリートだけのものではない。わたしたちを悩ませるメタボを改善し、脳を活性化させる。良いことずくめの田中式「ウォーキング・エクササイズ」は、こんなにも簡単だった!
  • 君は僕の夢を見ない
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    著者の高校生時代から、女優デビュー、作家へと成長していく中で、自身の身の回りに起こった恋愛の事情を綴ったエッセイ集。卓越した文章は、読んでいて心地いい。高校時代のひとめぼれ経験から始まって、恋愛の賞味期限の短さから「恋せよ」という。 物足らない感じさえする繊細な男たちを憂い、そして大人の恋はフィフティフィフティであるべきだと結んでいる。女優であり、小説家であり、恋愛エッセイの名手の手にかかれば、恋愛は「年齢や環境に構わず、飛び込んでくる病」で「五十代でも、恋の病にかかると思うと、急に気持ちがはしゃぎ」出すものだということがよくわかる。
  • あまりにも知らなすぎた スーパーストレッチング: ゴルフと健康のため
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    ストレッチといえば、準備運動としてもトレーニングとしても当たり前となっているが、実は知っているようでいて知らないことばかり。読むだけでゴルフが上達、目からウロコ間違いなし。健康志向のゴルファー必見。 第1章 ゴルファーの朝 第2章 ストレッチングで柔軟性を高める 第3章 正しいウォーキングで正しいスウィング 第4章 足腰を強化する 第5章 胴体と腕を強化する 第6章 パワーと持久力をアップする 第7章 クーリングダウンで調子を保つ 第8章 チューブ1本でできる筋力トレーニング 第9章 これで万全トラブル対策
  • 死体の涙 監察医が見た
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    40年近い年月を死体とともに生きてきた著者が、さまざまな死体から聞き取った声なき声を綴る。幼子をなくした母の悲嘆と狂乱ぶりにせつなさを募らせ、母を亡くした乳飲み子の無邪気な姿に涙を流す。老人の自殺に家族の間の冷めた実態を感じ取る。 東京都の監察医として2万体の検死に立ち会い、5千体の解剖を手掛けたその経験から、死体が発する「人のあたたかさ」「人の現実」を語りつくす。
  • 蛇と住む女
    -
    1巻691円 (税込)
    おおらかな中国のセックスに関しての実話集。一対一の男女のか関係はもちろん、男1に女2、はたまた乱交、そしてホモとレズ、蛇と交わる女と様々な男と女たちが登場し、いろいろな場面が繰り広げられる。女のあそこが匂う村では、下半身むき出しで暮らし如沿おうした男に乗っ取られた女子学校、中年女に犯される美少年、舌の艶技が抜群の女、陰門で話す母と無脛、などなど26話を収録。
  • 忠臣蔵異聞 二人の大石
    -
    1巻801円 (税込)
    忠臣蔵の発端となった浅野内匠頭による吉良上野介刃傷沙汰、松の廊下の事件は、その後の処理を含め謎の多い事件だ。解明されない裏の事情があるのだろうか。この物語は、吉良を巡る噂話、憶測から始まる。刃傷事件を起こした浅野は弁解もないまま即日切腹、お家断絶と急な展開を見せ、臥薪嘗胆のときを経て、赤穂藩家老・大石内蔵助を中心に四十七士が本所吉良邸へ討ち入り、見事敵を討つまでを描く。だが、その裏には「大石一族」の強い絆があった。赤穂藩士・堀部安兵衛を仲立ちに、二人の大石、内蔵助と津軽藩士・大石郷右衛門の侍としての矜持があった。新しい人物像で描く「忠臣蔵」への新アプローチ。
  • アダージョの恋
    -
    1巻605円 (税込)
    十年以上も前に終わったはずの男と女の不思議な関係。かつては売れっ子のライターだった男は鎌倉に住み、有閑の夫人や女医との付き合いに明け暮れる。酒に溺れ睡眠薬を多用するおとこを、かつての恋人だった「私」は優しく見守る(表題作「アダージョの恋」)。高校時代の女友達との久しぶりの邂逅で、遠い昔のことを思い出しながらも現状の生活を探り合ったり(「迷子が笑った」)、雄の飼い猫は飼い主の私に欲情する、訪れる男たちにも嫉妬し、彼らの服などにおしっこをする(「猫のヒゲ」)、若手俳優のベテラン役者への嫉妬に付き合う女優の気持ちの揺れ(「砂の花」)、甘味評論家の取材を通してその夫婦の生活のただなかに入ってしまうフリーライター怒りと困惑(「ようかん」)、など、様々な場面の男と女の嫉妬と愛情を描く5編を収録。
  • 恋しくて……Love Words
    -
    古今東西の“愛”“恋”“別れ”“結婚”などに関しての作家・詩人、哲学者たちの名言から思い出される男と女の場面。映画のワンシーン、小説の一文、友人たちの失敗や成功、出会や別れ、そして著者自身の恋愛体験、妻として母としての普段の生活までを鋭い観察眼で見つめる。的確な分析、キレのいい文章で綴るエッセイ集。
  • ヘミングウェイと猫と女たち
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    1巻880円 (税込)
    日本のヘミングウェイ研究者の第一人者が、著作や残された膨大な手紙、メモ、証言から作品と人となりを読み解く。ヘミングウェイは、生涯4回の結婚をし、多くの恋愛の逸話も残している。いまだにキー・ウエストの邸宅には、彼自身が飼っていた猫たちの子孫が数多く住んでいるということからも分かるように、愛猫家でもあった。「猫」「女たち」をキーワードに、時代と場所を手掛かりに本質に迫っていく。傑作と言われる「雨の中の猫」や長編「誰がために鐘は鳴る」「武器よさらば」などの作品を解剖する。研究書ではあるが、丹念な取材と紀行文としての趣きが読み物として、尽きない興味をそそる。
  • 俺之助
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    1巻393円 (税込)
    このマンガ、ハチャメチャなギャグマンガに有らず。1970年代に描かれたにも関わらず、時空を越えるシーンは今のSF映画を想起させるし、デジタル時計ではなぜか特別な時間を描いている。当時の若き俊才は、現代の有り様を予見していたのか!
  • ぽこちん黒書
    -
    1~2巻440円 (税込)
    黒鉄ヒロシ巨匠の初期の作品集。元禄期が舞台ながら、思春期の男子が思い描くエッチな妄想がそこかしこにちりばめられいて、思わず笑ってしまう。風刺ととんちとエッチの切れ味はどれも鋭い。才能のきらめきが眩しい。
  • 女子プロゴルファーの世界
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    1992年、95年と2度の賞金女王タイトルを獲得し、日本女子ツアー20勝を誇る塩谷育代プロ(伊藤園所属)。小学生高学年の時に「将来はプロゴルファーになる」と作文に書き、高校3年の時に松井利樹プロの指導を受けて本格的にプロへの道を歩み出す。プロテスト合格は20歳の時、2回目で合格。親元を離れて鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県太田市)でトレーナーの田中誠一氏と出会い、「10年後に賞金女王になろうよ」と一緒にトレーニングして賞金女王への道のりが始まる。プロ初優勝のエピソード、先輩プロとの練習ラウンドで大変だったこと。結婚、子育てと女子プロとの二足の草鞋を履き、出産後にもツアー優勝を果たし、高校生だった宮里藍のアマチュア優勝に危機感を覚えるなど、女子ツアーを取り巻く世界を頂点に立った塩谷プロの目を通して詳しく紹介する。
  • 俺に訊け! ゴルフ迷路からの脱出術
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    アマチュアがゴルフ場で犯すミスの原因は、ほとんどメンタル面からきている。「うまく打てるかな」という不安や緊張からスイングがガチガチになって、スライス、トップ、大ダフリの連続だ。こうなると負のスパイラルから立て直しが利かなくなる。せっかくのラウンドで大たたきならゴルフも楽しくない。そこでプロ生活半世紀以上の安田春雄プロが、悩むアマチュアにベストアドバイスを送る。
  • 大海の恵み「マリンビタミン」奇跡の効果実績
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    女性にとって「キレイ&元気」に歳を重ねることはとても重大で、大変なことです。この大きな問題を解くカギのひとつが〈マリンビタミン〉です。栄養学でいうビタミンではありませんが、「ビタミンのように生理活性の高い、海由来のあらゆる有効成分」といったものです。コラーゲン、アスタキサンチン、DHA、EPA、コンドロイチン、グルコサミン……。海からの食費品、魚、海藻、貝類などを日々の食事でしっかり摂って、美と健康を保ちましょう
  • 羽川豊リポート2014 日本&世界ゴルフツアー
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    2014年ゴルフ界で起きたサプライズ、事件、トラブルをすべて網羅する貴重なゴルフデータ本である。 日本ゴルフ界悲願の日本人男子プロによるメジャータイトル獲得が近付いている。丸山茂樹プロに並ぶ日本人最多タイの米ツアー3勝をマークし、世界ランキングトップ10に入った松山英樹だ。 ドライバー飛距離、ショット精度、パッティングの技術はすでにトップクラス。米ツアーでは毎週のようにパワーランキングで優勝候補に挙げられ、世界も認めるトッププロに成長した。 そんな松山の2014年ツアー軌跡を世界最強レフティと呼ばれ、シニアツアーで活躍する羽川豊プロが的確に分析する。 4月のマスターズ・トーナメント、6月の全米オープン、7月の全英オープン、8月の全米プロ選手権とメジャー大会は年に4回開催される。 これまで松山がメジャー大会でどんな戦いをしてきたか? 勝てなかった理由は何か? 松山に求められているモノは何か? いつメジャーに勝てるか? など、世界で戦ってきた羽川プロの鋭い視点でチェックする。 また高校1年生のアマチュアで日本ツアーに優勝して一躍人気者になった石川遼は米国でなぜ勝てないのか、取り組むべき最優先課題は何か。米女子ツアーでは宮里藍、宮里美香、横峯さくらが競争激しいステージでどれぐらい活躍できるのか。ゴルフファンが抱く疑問にズバリ答える。 人気選手不在で試合数が激減、長期低迷にあえぐ日本男子ツアー活性へのヒントを提言する。
  • 大人のお伽噺
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    1巻550円 (税込)
    黒鉄作品には珍しい長編マンガ集だ。昔話の「カチカチ山」「さるかに合戦」「一寸法師」「浦島太郎「桃太郎」「雪女」に材をとった「大人のお伽噺」をはじめとして、6コママンガや2ページマンガとはひと味違った醍醐味の作品ばかり。 あちこちにちりばめられたギャグと史実と知識に圧倒される。マンガに耽る喜びが詰まっているが、途中2ヵ所で、巨匠のエッセイが読める。独特な文章はうまくて面白い。
  • いつかボビーのように
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    1巻416円 (税込)
    18歳で棋士最高位の「名人」タイトルを獲得し、5年連続でタイトルを防衛している日本将棋連盟棋士の法水凛にはもう一つの顔があった。それはトップアマチュアゴルファーの顔だ。23歳になった法水の憧れは、アマチュアで全米オープン、全米アマチュア、全英オープン、全英アマチュアと当時のグランドスラムを1年間で達成して、プロに転向せずに引退した球聖ボビー・ジョーンズだった。 目標はプロを負かしてトップに君臨したボビー・ジョーンズの生き方を見倣い、ジョーンズが創設したマスターズの舞台に28歳までに立つことだ。「聖地オーガスタに立って何があるのか見極めたい」と強豪たちと対戦しながら腕を磨く。プロも教えを乞いに集まるアマチュアのパット名人・門司先生からは「迷宮の扉」を開けてしまったと指摘され、法水は悩み、ゴルフは乱れる。トップアマの過激なドラマが、名匠・政岡としや氏の漫画で描かれる。
  • ヒラリーマン
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    1巻495円 (税込)
    4コマ漫画は多かったが、著者が挑戦したのは6コマ漫画。昭和の時代でも珍しかったくらいのコマ割りだけに、今読むとショッキング。ぐだぐだのサラリーマン氏の日常を面白可笑しく描いている。サラリーマンという生き物は、今も昔も変わらないなあ。ちなみにタイトルのヒラリーマンとは、役職のつかない社員を平社員と呼んでいたが、その「ヒラ」と、サラリーマンをギュッと押し込めた造語。
  • AIUEOL
    -
    1巻495円 (税込)
    オンナの本音がズバズバ飛び出す4人暮らしのOL生活は、エッチで過激で笑えることだらけ。あそこもココもオンナのカラダの使い道はいろいろ、オンナにしか判らない。水着代わりに何を使う?人間蚊取り、花電車だって思いのまま。下着泥棒、焼き芋から、季節ネタを鋭く切り取る4コマまで、女心のひだを笑いとくすぐりで描く。
  • ひみこーッ
    -
    1~2巻495円 (税込)
    吉良邸討ち入りに現われる白装束の「ひみこ」。井原西鶴の「好色五人女」のお夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衞門、八百屋お七の話などに現われひっかきまわす「ひみこ」鞍馬天狗のカッコ良さに痺れたかと思ったら、病の沖田総司にお茶をいれる「ひみこ」……。日本の歴史や物語を手玉に取り、フィクション・ノンフィクションひっくるめて縦横無尽に描く博覧強記の黒鉄ヒロシの世界。一度読んだら、病みつきになること間違いなし。
  • ひとり遊びをときどき
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    様々な雑誌や媒体に掲載されたエッセイをまとめたもの。したがってテーマも多岐にわたっている。主婦、母親、そして女優との間を行き交う。高校時代から駆け出し女優時代を得て三十代の成熟した女へと成長していくなかで、見たこと、したこと、感じたことを綴っている。結婚記者会見での指輪のエピソード、理解ある夫の元で友人たちと飲み歩いたり麻雀に興じたりして、まわりの主婦たちを唖然とさせる。しかし、娘が生まれた後は、母親としての気遣いを見せる。幼馴染や旧友たちとの別れや再会、好きな車の運転、車窓から透けて見える人たちの生活、などなど。I.「いつまで続くやら」と心配された私の結婚生活II、女の敵はやっぱり女なのかなあ……III、子供と過ごす時間、彼女はいろいろなことを教えてくれるIV、ひとり遊びをときどきV、「フツーのおばさんになりたくない」と思っていた頃
  • 悪玉・活性酸素を退治する!
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    ビタミンCの約6000倍、ビタミンEの約500倍の抗酸化力を持ち、健康と美容に効くと大注目の抗酸化物質「アスタキサンチン」。 私たちが昔からエビ、カニ、サケ、イクラなど赤い色をした身近な海産物から取り入れてきた栄養素です。 本書では、まずストレス過多から紫外線まで病気と隣り合わせの現代人にとって「活性酸素」がいかに恐ろしいかをレクチャー。その“悪玉”を、アスタキサンチンが見事に撃退するメカニズムをわかりやすく解説しています。生活習慣病や眼精疲労の予防と改善、美肌・美白、脳細胞や体の衰えなどに対する効能を紹介する、アスタキサンチンの入門書です(本書は、『驚きのアスタキサンチン効果』を改題したものです)。
  • 窓の女
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    1巻682円 (税込)
    『窓の女』7編からなる短編集。990年代に書かれたもの。女性の心の中にありがちか感情を余るところなく描き出す。バラエティに富んだ作品集だ。 表題作の「窓の女」は、隣のアパートの窓から覗く水商売の女が子供心にきれいに映る。突然、数日間姿を消し、そして戻ってきたときには背中に刺青のある男と戻ってくる。少女の垣間見る大人の淫靡な世界。「手伝い求ム」はある家庭にお手伝いとして入り込んだ女の企み。「私だけの音」深夜路上に止められたポルシェの排気音に官能的な疼きを感じる人妻。「盗みかえし」高校時代の恋人が主人公の同級生の女と結婚することを聞き、二人の婚約を破局させようとする。うまくいったかのように見えたが……。「日傘のトン子」ジーパンとTシャツ姿でいつも日傘を差しているトン子は映画の小道具係だ、映画の助監督の恋人がいるが、その助監督に女優がちょっかいを出したことから、穏やかならぬ心境になる。「水の中の小さな太陽」はプールサイドで再開した幼馴染。彼女はサラリーマンと妻としてアメリカ生活を終えて帰国、二人の子供がいる。もう一人は独身で銀座のホステス。家庭生活の不満を聞きながら、結婚は女にとって強い砦だと実感する。「黒い電卓」計算高いホステス。新しい男ができると電卓を取り出し、何やら計算を始めるという。
  • ホルモン窃盗団: トラベル旅々トラブル
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    「ホルモン窃盗団」とはいかなるドロボー集団なんだ?米軍ジェット戦闘機に搭乗し空から原子力空母へと乗艦した時の恐怖体験!異国のホテルの浴槽で目が覚めたら腎臓がなくなっていた女性の話。土佐生まれの著者が会津への取材旅行で感じた率直な想い、クロガネ少年の心の中に今も走るSL…。虚実皮膜の間、オソロシくオカシく展開する奇っ怪華麗なる「黒鉄ヒロシの世界」!! 描きおろしイラスト76点も収載。タイトルに惹かれた人はもちろん、なんじゃこりゃ!? の思いを抱いた人にも超オススメの旅行エッセイ。時空を超えて「黒鉄ワールド」をご堪能あれ。
  • 色女
    -
    1巻682円 (税込)
    シティホテルの高層階の部屋の窓から夜景を眺める28歳の石野浩子。木村裕一には妻がいることを納得ずくで始まった関係も1年半になる。木村は罪悪感につきまとわれ関係を解消したいと考えていた。しかし今夜、浩子を後から抱きしめ「縛ってみたいんだ」と囁くと、彼女の全身が一瞬にして熱くなるのが伝わった。ふたりは単なる不倫の関係から別の関係になれるのか……(「色女」)。表題作をはじめ、最後の一線をめぐる最高の女友達との夜、マンションの管理組合で知り合った四十歳と三十七歳の既婚者同士など8組のスリリングな恋模様を描いた、切なく苦い、だけど最高に甘美な作品集。本書は、徳間書店より刊行された「横好き」を改題したものです。
  • おぬれ絶唱
    完結
    -
    全1巻495円 (税込)
    1980年代を彷彿させる黒鉄ヒロシの世界観が味わえる時代劇ギャグマンガ
  • 女性の世界は25時間
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    生命倫理学者でありテレビコメンテーターとしても活躍する高木美也子さんの初の著作。この本を書いた1991年には、3大学で授業を持ち、テレビ報道番組「CNNデイウオッチ」キャスターをはじめラジオ番組でもレギュラーと超多忙な毎日を送っていた彼女。時代の先頭を走る女性として、「働き続けるのがつらい」「やっぱり私には仕事は向いていない」と悩んでいる同性に向けて「自信を持って頑張れば人生楽しいよ!」とエールを送ります。  本書は、自身の体験に基づいた54本のショートエピソードで構成。大学理工学部を卒業後4年間留学したパリ時代の話、テレビ・ラジオで触れ合った人から学びとったこと、男女の友情結婚、男社会である科学研究者として軽やかに道を切り拓いていく姿勢……。いま読んでもまったく時代を感じることなく楽しく読めることはもちろん、ポジティブに生きようとする女性へのはじめ普遍のメッセージです。
  • 星を見た金魚
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    小説雑誌に連載された「吟行エッセイ」をまとめたもの。金魚は高橋洋子の俳号でもある。  編集者とカメラマンをしたがえて北から南へと各地を巡る。行った先々で様々な出来事にぶつかり、ユーモラスな体験をする。  城崎では志賀直哉の足跡を追い、ひなびた温泉街に郷愁を覚え、松葉ガニと格闘する。  伊豆天城では踊り子を思いながら「踊り子号」の客になる。早咲きの河津桜と猪レースを楽しむ。  沖縄では首里城で琉球王国をしのび、万座ビーチでは熱帯魚に囲まれて水中で句を詠む。  山形上山では好きな競馬を堪能し、霧中で何も見えない蔵王を巡り、強酸性の温泉につかる。  長野は冬季オリンピック直前、滑らないカメラマンを従えてスキーに挑む。善光寺では暗闇のお戒壇巡りを体験。  瀬戸内明石では蛸に感激し、出来たばかりの吊り橋で淡路島へ、時間が留まったような町並み、そして渦潮。  奥多摩では銘酒「澤ノ井」の蔵元を訪ね、新酒を味わう。やっと出会った紅葉。  焼津ではのんびりと釣り糸をたれ、吊りが好きだった父親を思い出す。港の食堂で旬のカツオ三昧。  長崎は雨だった。グラバー邸、眼鏡橋、ハウステンボス……、彼女自身の若いころの恋の思い出が蘇る。  仙台では新蕎麦の手打ちにトライし堪能、俳句と言えば芭蕉の松島、伊達政宗の瑞巌寺を散策。  厳寒の網走は監獄とオホーツクの流氷、白熊のような現地ガイドとスノーモービルで疾走。  最後は俳句の聖地・四国松山へ。正岡子規、坊ちゃん団子、道後の湯、そしてやはり桜で締め。
  • ラグビーの人間学勝つために個人は、組織は何をすべきか
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    ふとしたきっかけでラグビーを始めた中学時代、全国制覇を狙える大工大高校へ。8ヶ月のニュージーランド留学を得て名門・明治大学、そして神戸製鋼。神戸製鋼では故平尾誠二氏らとV7の中心プレーヤーとして活躍した。阪神大震災の年に現役を引退しプロコーチとなり、母校はじめ、多くの高校、大学で後進の指導に当たる。 「ラグビーは子供を大人に、大人を子供にする」。そして「ルールのある喧嘩だ」ともいう。高校卒業後、ニュージーランドで学んだことは「闘うことの楽しさ」であった。大工大高校、明治大学、神戸製鋼と常にトップのラガーマンとして活躍し、その後プロコーチとして後進の指導に当たる。  ラグビーという高度な戦術を持ったスポーツでの戦う者たちの戦術と心理にせまる。2015年のワールドカップで目覚ましい活躍を見せた日本ラグビーの原点がここにある。  高校、大学、社会人を通じて、「勝った」より「負けた」に言及する部分が多いのは、成長に必要な要因が多々あるからだ。内容はかなり硬質で濃い。「論理」「数値化」「マニュアル化」などこの手の本にはなじみのない言葉が見られ、ラクビーに対しての新しい見方、発想が詰まっている。  なお本書は、『戦闘集団の人間学』(集英社文庫ISBN4-08-747119-5)を底本とし、著者が加筆・訂正、改題したものです。
  • 伊達粋狂
    完結
    -
    全1巻495円 (税込)
    主人公のサラリーマン・伊達君が繰り広げる、バカげているけど真理を突いた行動と言動の数々。くすくすっと笑うも良し、深くうなずき同意するも良し。全開フルスロットルの黒鉄ワールドを堪能すべし!
  • ポコチン共和国
    -
    1~2巻475~495円 (税込)
    障子の穴から覗いたみたいに、見たい、ヤリたい世界がポコチン魂全開で広がる。昭和の匂い満載の黒鉄ワールドに、思わずニヤリ。甘酸っぱい、ちょっとムラムラ、むずむずが連続する艶話の楽しみを満喫してください。
  • 人間区人体町
    完結
    -
    全2巻495円 (税込)
    精神が過去へ死者が未来へ。性器が天へ親子が地下へ、生誕から死滅までヒトの生涯が一冊に凝集された大問題作。巨匠黒鉄ヒロシによる驚異の書き下ろし人間喜劇マンガ。
  • 平成版モダンゴルフ
    完結
    -
    全1巻416円 (税込)
    ゴルファーなら一度は経験したことのあるスーパーショット、トラブル、大ミスを、漫画家・たかぎしひろや(日本漫画家協会会員)がコミカルなタッチで4コマに詰め込んだエスプリの効いた抱腹絶倒のギャグ漫画。
  • あいつァ物騒1
    -
    1~2巻429円 (税込)
    プロテスト一発合格の物騒力(ぶっそう りき)がトーナメント会場で大暴れ。物騒が繰り広げる痛快ゴルフ漫画だ。
  • THE PRO ワイの師匠1
    -
    1~2巻482円 (税込)
    プロゴルファー八車九三。プロゴルファ界一の単純スケベの八車プロの快進撃!政岡としやの抱腹絶倒、痛快ゴルフ漫画だ!
  • うらばい
    完結
    -
    全1巻429円 (税込)
    万屋十一(よろずや といち)が大阪を舞台に裏社会でひと儲けする。政岡としやの傑作オリジナル作品だ。
  • 爆弾ゴルフ
    完結
    -
    全1巻451円 (税込)
    日本ゴルフツアーきっての飛ばし屋・北の丸小鹿プロは、爆弾ショットと呼ばれる圧倒的なドラバー飛距離を武器に、青木、尾崎、中嶋、倉本ら最強と呼ばれたAONKを蹴散らしてトーナメントで暴れまくる。
  • 俺のゴルフ道1
    -
    1~3巻397円 (税込)
    群馬県の山奥にある採石場で一人の少年がダンプ一杯分のゴルフボールを来る日も来る日も打ち続けていた。少年の名前は荒船多聞、三日月中学2年生。元極道だった父親、荒船清二郎から世界一のプロゴルファーを目指せとスパルタ指導を受け、体でゴルフを学んでいった。
  • 年中夢中 俺のゴルフ
    完結
    -
    全1巻416円 (税込)
    いまにも潰れそうなオンボロ帝都ゴルフ練習場に頻繁に通う出版社編集者の夏目金之介がひょんなことから、金持ちゴルファーの石原裕三郎と決闘を演じることになった。コース攻略法など、ビギナーにとって役立つ情報も満載のゴルフ漫画の傑作版。
  • 抱卵
    -
    1巻636円 (税込)
    女たちはいつも愛を求めている、そして裏切られ、妬み、憎む。泣き、笑い、怒る。その先に本当の愛があることを夢見る。しかし女は決して弱くはない。 うなじを育てる、毛玉を吐く、かさぶたに覆われた女、巨大な蛸になるなど、不思議なテイスト、シュールな物語世界の中に女の本質がある。  5つの「愛の形」の物語が堪能できる短編集。

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