歴史・時代 - 美学作品一覧

  • 豪快茶人伝
    5.0
    信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州――。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。いつの時代も各々の美学の発露であった茶の湯を通して、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。
  • <明智光秀と戦国時代>変わる武士たちの倫理観
    -
    自分の能力を引き出さない主人を裏切ることは当たり前。かつて戦国武士は、傭兵だった。「下剋上」が当然とされた世界はしかし、いつしか変わってしまい、「二君にまみえず」、一人の主人に仕え続ける美学へと反転した、その現場を探し当てる。
  • 大江戸将棋所 伊藤宗印伝(小学館文庫)
    3.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 江戸中期の将棋五世名人伊藤宗印は、いかにして将棋3家を守り抜こうとしたか。養子ゆえに不当なあつかいに甘んじた青年期から、実力者多出の家系を作り上げた老年期まで、当時の棋譜をまじえて波乱の生涯を描く異色の実在時代小説。現代の棋士たちも驚嘆するという実力者が輩出した江戸期の隆盛を築いた宗印の実像と、将棋に賭ける男たちの矜恃―将棋好きならずとも、その生き様と美学に心打たれる。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 華麗なる割腹
    3.0
    三代将軍家光が没した。恩寵に与った重臣は、追腹切って殉死した。さらにその家臣たちも。だが、そのなかにあって大組頭・山岡主馬は異彩を放っていた。殉死する理由のない山岡の願いはただひとつ、人の目を愕かせる華々しいやり方で腹かっさばくことだったのだ。(「華麗なる割腹」) 武士(もののふ)の凄絶な美学を縦横無尽に描き切った傑作歴史小説!
  • 国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動
    4.0
    もっとも死ぬ確率が高い特殊部隊の創設者が語る究極の組織論。 新安保法制が施行され、「自衛隊員の戦死」が現実味をおびてきた。しかし、今の日本という国家に「死ね」と命じる資格はあるのだろうか。国のために死ねる人間を作るにはどうしたらいいのか――。 【著者プロフィール】 1964年生まれ。日本体育大学から海上自衛隊へ。防衛大学校指導教官、「たちかぜ」砲術長を経て、イージス艦「みょうこう」航海長に。在任中の1999年、能登半島沖で不審船と遭遇。この事件を契機に創設された海上自衛隊内初の特殊部隊「特別警備隊」に配属され、現場突入部隊の初代指揮者として足かけ8年間在籍。42歳で退官し、ミンダナオ島に拠点を移し、日本を含む各国の警察、軍隊を指導。現在は日本の警備会社のアドバイザーを務めるかたわら、私塾を開いて、みずからの知識、技術、経験を後進へ伝えている。 【おもな目次】 第一章  海上警備行動発令 北朝鮮戦闘員の目/初めての海上警備行動/警告射撃開始 など 第二章  特殊部隊創設 特別警備隊準備室/レンジャー訓練の実態/自衛隊は弱いのか など 第三章  戦いの本質 拉致被害者を奪還できるか/相手に勝つということ/平時と非常時/常識を捨てられない問題 など 第四章  この国のかたち あなたの国は、おかしい/トロい奴は餌/危うい行動美学 など
  • 佐助と幸村
    3.0
    忍びの者・佐助は、武門の誉れを振りかざす武家を軽侮するが、ただひたすら死に花を咲かさんとする幸村と出会い、その孤高の佇まいに惹かれてゆく。迎えた決戦の時。幸村は己の美学を貫き、佐助は死中に活を求めて乾坤一擲の策を講じた――。史実と伝奇を織り交ぜた真田戦記外伝。《『真説 猿飛佐助』改題》
  • さむらいの本懐
    -
    幕末の世に大仕事をしながら、将軍慶喜からも疎まれ罵倒された勝海舟、一介の流人あがりにもかかわらず東国武士に担ぎ上げられ鎌倉に幕府を開いた源頼朝などなど、人の褒貶は棺を蓋うてもなおなお定まらない。永い時の流れを経てみれば勝者も敗者もみなひとしく美しく懐しい。遺るのはただ、男の美学の存否のみ、その尺度で測られることこそが「さむらいの本懐」だろう。円熟の史眼で転変を凝視する巨匠の小説と随想集。歴史を読む醍醐味はこの一冊に凝集される。
  • ザ・バサラ 信長と利休
    -
    信長と利休は、正真正銘のバサラ者であった! 安土桃山文化の頂点ともいえる織田信長と草庵茶道を開創した千利休の功績を調べ、信長と利休の美学がどのように文化に反映されたのか――。 若き研究者(主人公)が信長と利休の歴史をひも解いていく。 【著者紹介】 加藤達乃進(かとう・たつのしん) 一級建築士、一級建築施工管理技士 1947年生まれ。足立建設株式会社顧問。 【所属】公益社団法人岐阜県建築士会、まちづくり委員会元委員長、地域貢献活動センター元委員長、公益社団法人岐阜県建築士会顧問 【受賞】第4回全国材木活動コンクール 木青連連合会会長賞、平成13年岐阜県木美創出賞 岐阜県建築士会会長賞 【講演】平成19年岐阜商工会議所設備部総会「岐阜町屋を活かしたまちづくり」、平成20年岐阜女子大学公開講座・岐阜に学ぶ「町屋の保存とまちづくり」 【研修】1977~1983年 茶道表千家・華道正統則天門、1988~2000年 日本建築セミナー(講師:中村昌生、早川正夫、平井聖 ほか)、1998年 日本建築士会まちづくり委員会主催「横浜まちづくり塾」(講師:田村明 法政大学名誉教授、横浜市デザイン室元室長)

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  • 小説 太田道灌
    3.0
    室町幕府の権威失墜とともに、関東は長い戦乱状態に入っていた。江戸城を築城し、軍事と歌に秀でた武将・太田道灌は、上杉家の滅亡を阻止するため獅子奮迅の活躍をしていた。しかしその才気はあらぬ誤解を招き、ついに謀略の魔の手に倒れた。道徳と秩序が乱れた世の中で、己の美学を貫き通したそのさわやかな生きざまを余すところなく描く。

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  • 小説 千利休 秀吉との命を賭けた闘い
    3.0
    「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」――この利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」――と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起こった――。 本書で、「なぜ利休は、それほどまでに天下人・秀吉と対立したのか」を、利休の内面を照射しながら、徹底的に探ってゆく。そして、その心のありかを、「利休のその強靭な精神は、あくまでも、“自分をまちびと(市民)である”と考えた自己保持にある」という結論を導き出してゆく。 さまざまな形で、多くの作家が書き尽くした感のある「利休切腹」の真相を、利休自身の「まちびと」としての生き方に求め、天下人を気取る成り上がり物への反抗心として描き上げた著者の視線は、痛快であると同時に新しい。男の人生には美学が必要だと語りかけてくれる好著である。

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  • 「戦国武将」がよくわかる本
    3.7
    ゲームやTVドラマでおなじみの武将たちが美麗なイラストとともに迫り来る! 上杉謙信、伊達政宗、真田幸村、長曾我部元親・・・。若い女性を中心に今巷で大人気の戦国武将たち。彼らの魅力のひとつは、他を圧倒する強烈な個性と「義」を重んじた独特の美学にある。 独眼竜の異名を取った奥州の覇王=伊達政宗 強靭な肉体と恐るべき精神力を誇った天下無双の豪傑=本多忠勝 神の心、悪魔の戦術で敵を圧倒した軍神=上杉謙信 天下の覇権を夢見た四国の覇者=長曾我部元親 など、常に死と隣り合わせに生きた男たち117人を「婆沙羅武将」「猛将」「義将」「智将」「戦略家武将」「哀将」の6つのカテゴリーに分け、紹介する。 本書のもうひとつの魅力は、従来の固定概念を覆すイラストの数々。力強く格好いいイラストから、憎らしい程のスキのない武将イラストまで、カバー、本文とも豊富に掲載。一見の価値あり! の戦国武将入門書。

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  • 千利休 己れの美学に殉じた男
    3.0
    「あれほど待ち望んだ平和が招来したとたん、朝鮮、明に出兵しようとは……とうとう心まで老いて魔道に入ったか!」。面前で平然と言い放つ利休に、秀吉は思わず懐刀に手をかけた――。信長、秀吉に仕え、茶の湯の頂点を極めた男、千利休。しかし一方で利休は、恐るべき秀吉の秘密を知ってしまったのだった。天下人である秀吉と利休の関係を新しい解釈で描きあげ、自刃の謎に迫る傑作歴史小説。
  • 竹中半兵衛 秀吉を天下人にした軍師
    3.8
    目の前で剽軽な笑顔を見せる木下藤吉郎に、半兵衛は次第に心ひかれていく自分を感じていた。「この男と、もう一度戦場に立ってみるのも悪くはない。あるいは戦火の絶えた世の中が実現できるやもしれぬ」。――名利を求めず、ただ天賦の軍略の才を縦横に駆使して秀吉を勝利に導いた男、竹中半兵衛。名誉よりも人生に美学を求め、三十半ばで夭折した名軍師の生涯を描く長編歴史小説。
  • 練塀小路の悪党ども
    5.0
    練塀小路にかくれもない、数寄屋坊主の河内山宗俊。お上の威光を笠に着て、やりたい放題の悪事三昧。大名旗本はいわずもがな、はては坊主、町人にいたるまで、弱味を握っては追い回し、大仕掛け、小仕掛けの荒稼ぎ。贅をこらした屋敷には宗俊を慕う悪党どもがたむろして、夜毎、色と欲の胸算用……。歌舞伎でお馴染みの河内山宗俊を主役に、悪どもの群像を描く。江戸情緒のなかに悪の美学が冴えるピカレスク・ロマン。連作短篇時代小説。 *薬研堀の狼 *石町の銀鼠 *池之端の蝮 *鉄砲洲の小猿 *向島の傷千鳥 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 滅びの将 信長シリーズ1 (小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 信長に敗れた別所長治、荒木村重、吉川経家、松永久秀、清水宗治ら戦国武将の数奇な運命と美学を描いた秀逸歴史小説。
  • 美少年尽くし
    4.0
    男だけの小宇宙、主従の契り、死と破滅――『色物語』『男色大鑑』などのエピソードから江戸期の男色と色道の美学を軽やかに紹介。
  • 利休にたずねよ
    4.1
    女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。

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  • 龍馬を斬った男 今井信郎伝
    3.0
    暗殺者のレッテルを覆す、その知られざる生き様!! 気鋭の歴史学者が描く、初のノンフィクションノベル!! 幕末の英雄・坂本龍馬を斬った男、今井信郎。見廻組に属して龍馬を斬ったことのみが注目されてきたが、この男の本領は、龍馬暗殺以後にあった。鳥羽伏見から五稜郭までの激烈な戊辰戦争を戦い抜き、維新後は、西郷隆盛に加勢し西南戦争に従軍しようとした。牧之原開墾にも従事、ついには初倉村(現・静岡県島田市)の村長にまでなり、後半生を地域振興に捧げる。官軍史観では見えてこない敗れし男の美学と生き様を描ききる! 明治維新150 年記念出版!!

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