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4.8戦時下の空に、機密を運ぶ任務を担いながら、無数に散っていった軍鳩(ぐんきゅう)。 どこにも帰り着くことができなかった彼らの魂と、少年ダヴィーの心の交流を描く。 魂を激しく揺さぶる傑作ダークロマン、大容量の描きおろしを加え、待望の刊行! 古屋兎丸、心酔。 「生ける通信兵器として訓練された彼ら。 傷つきながら飛ぶ姿に心の奥底が震えた。 鳩山さんの紡ぐ言葉、物語、少年たちは鳥肌が立つほど美しく、痛い。」 ヴァイオレット・スプリング・シティへと向かう寝台列車。 両親と旅行中の少年ダヴィーが出逢ったのは、奇妙な制服を身に着けた満身創痍の少年たちだった。 息も絶え絶えな彼らから預かったのは、一本の“通信管”。 この出逢いが、ダヴィーの運命を、少年たちの未来を変えていく。 美しく静謐な筆致で紡ぐ、希望と救済の一大スペクタクル。
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-美しくも妖しい魅力を放つ少年たちを描いた鳩山郁子の作品は、 漫画マニアのみならず、10~20代の女性たちにも支持されています。 単行本未収録の2作品と新規コミックエッセイ4ページを加え、 カバーイラストも新たに描き下ろし[新装版]として刊行。 ▼収録作 星的、菫的/青く塗られた青のなかに/銀輪の心臓/緑陰の幕間から/孔雀料理/水琴滴/エレクトリックローズ/Limonea Act I/Limonea Act II/リチア電気石譜/卓上噴水/セルリアン・ベリテ/薄荷の諧楽(シンフォニー)/音楽/初収録:MIDORI Act.I/MIDORI Act.II/MIDORI Act.III/ATELIER/The curtain fall
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3.6※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第26弾は、『風立ちぬ』などで知られる文豪・堀辰雄×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 彼等は鼠のように遊んだ。 少年たちの秘密の隠れ場。 ある日、一人が盗んだ石膏の女の人形を持ち込んだことで、何かが変わっていく。 堀辰雄の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き、本シリーズでは太宰治『魚服記』中島敦『山月記』新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーター・ねこ助によって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
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4.7堀辰雄の傑作少年文学『羽ばたき Ein Marchen』を壮麗にコミカライズ。 二人の少年――ジジとキキをめぐる美しく残酷なおとぎ話。 “ジジは普通の餓鬼大將とちがつて、ただ誰よりも腕力が強いだけではなく、それと同じくらゐに誰よりも美しかつた。その慓悍な眼ざしと、その貝殼の脣とが、他の仲間たちの上に異常な魅力をもつてゐるのだ。ジジは彼の貧乏なことをも彼の魅力の一つにしてゐるやうな少年だ。” “ジゴマのジジをキキといふ少年が追ひかけてゐた。キキは身體の小さなくせに、頭の大きい少年だ。そのとき、突然ジジが石につまづいて、はげしく倒れた。そして死人の眞似をした。するとキキは、彼を捕縛すべき警官の役割を放棄して、ジジの肩に手をかけながら、女の子のやうにやさしく聞いた。 ――ジジ、どこも怪我をしない? ” 原作小説と鳩山郁子の描き下ろしあとがきのほかに、文筆家・長山靖生氏による堀辰雄が生きた時代と本作の作品世界を楽しく学べる解説文も収録。 『羽ばたき Ein Marchen』という名作を多角的に楽しめる一冊。
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4.3西欧文学を学び、日本の古典に赴いた知の作家たち。豊かな言葉をもって、巧みな手法と仕掛けで物語を紡ぐ。堀辰雄「かげろうの日記」、福永武彦「深淵」、中村真一郎「雲のゆき来」他。 [ぼくが選んだ訳] フランス文学を学んだ者がその富を創作に応用する。しかし彼らはフランス文学を学んだのではなく文学の普遍を学んだのだ。だから日本の古典を自在に用い、現代の日本を舞台にした巧緻な中篇を作り、また江戸期と今の京都を行き来する国際的な雰囲気の名作を書くことができた。――池澤夏樹 解説=池澤夏樹 年譜=鈴木和子 月報=堀江敏幸、島本理生
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