検索結果
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-ジェッサは5年前、ロンドンの投資銀行で働き始めたばかりの頃、銀行の顧客タリクとベッドをともにしてしまった。顧客と恋に落ちたことで彼女が悩んでいるうちに、タリクは不意に姿を消す。その後、報道でジェッサは驚くべき事実を知った。タリクは中東のヌール国の王族で、内紛が起こったせいで彼が急遽新しい王になったというのだ! そんな彼が、前触れもなしに突然ジェッサの前に現れこう告げた。「君ともう1度だけベッドをともにしたい」と…!?
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-かつて手放した家宝のイヤリングを取り戻してほしい――病床の祖父の願いを叶えるため、億万長者のダリオ・ディ・シオーネはマウイ島を訪れる。ところが交渉相手として現れたのは、別居中の妻アナイスだった。6年前、ダリオは彼女の浮気を疑い、家を出た。自分の双子の弟と関係をもった彼女を、許せるはずもなく…。一方、アナイスも動揺を隠せずにいた。濡れ衣を着せられても、彼への想いは変わらない。勇気を出して伝えなければ。あなたには息子がいるのよ、と。
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-寒空の中、アミリアはスペインの古城を訪れた。かつて義兄と呼んだ初恋の人…マリンセリ公爵テオに会うために。両親が別れたあとも彼を忘れられず、秋に開かれた仮面舞踏会に忍びこみ、正体を明かさぬままテオと情熱的な時を過ごした。まさか妊娠するなんて…でも何も要求しない。彼に知らせたあとはシングルマザーとして生きていくわ。ところが妊娠を告げるとテオはアミリアを山奥の別荘につれ去り、ベッドをともにするのなら公爵夫人として扱うと冷たく言い放って?
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-ホリーは旅先のサントリーニ島で、世にも美しい男性――ギリシア海運業界の雄テオと出会った。ふたりはたちまち恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果てたホリーは、「他の人とベッドをともにした」と告白し、テオの元を去った。別居して4年たった今、ついに彼女はある目的のため離婚を申し入れた。すると、テオが思いがけない提案をしてきた。ふたりが熱いハネムーンを過ごしたバルセロナで再会したいと言うのだ…。
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1.0幼い頃から厳格な祖母と父に抑圧されて育った、名門貴族の令嬢ジュリエット。出来のいい異母姉と比べられ、家の繁栄のためだけに生きることを強いられながら、それでも彼女は密かに自分の人生を諦めずにいた。たとえ政略結婚することになった相手が「怪物」と呼ばれる男性であっても…。スラム街出身の大富豪ハビエルは、特権階級の血筋を得たいがためにジュリエットとの結婚を望んだことを、隠しもしなかった。その野心溢れる眼差しに、ジュリエットの心は揺れて…。
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-レイラは小さな国アラクルの王女だったが、独裁者の父親から母親とともにアメリカに逃れた。12年の月日がたち、故国のことも忘れかけたある日、彼女の前にかつて正式に婚約していたアーデルが現れた。突然の訪問に驚く彼女に、彼は冷ややかな眼差しを向けた。そして命令口調で「きみはぼくと結婚しなければならない」と宣言する。幼い頃の婚約など、とうに無効だと信じていた彼女にとってあまりに信じられないことだったが、事態は思わぬ方向に進んでいき――…!?
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3.0親に虐げられて育った孤独な二コラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2か月は、人生でもっとも幸せな日々だった。金目当ての親に彼との恋をゴシップ紙に売られ、彼に裏切り者と罵られるまでは。そして10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書となった二コラは、彼と再会する。「今度は母親に狙いをつけたのか」と二コラを罵るジャンカルロ。違う。私はあの時も今も、変わらずあなたを愛しているのよ。彼女の訴えもむなしく彼は残酷な要求をして?
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4.0秘書のナタリーはロンドンの空港で自分とうりふたつの女性に出会う。地中海に浮かぶ小国のプリンセスだと言う彼女は、タブロイド紙を賑わすプリンス・ロドルフォとの結婚が目前に迫っているらしい。つかの間の自由が欲しいという彼女の願いを聞き入れ、ナタリーは期間限定でプリンセスと入れ替わることになった。最悪なプリンス、私が懲らしめてやるわ! そう意気込むナタリーだったがロドルフォに会ったとたん、君は僕のものだと熱く唇を奪われて――。
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-政略結婚の婚約式の翌日、アマヤは黙って姿を消した。母からの電話で、婚約者であるシーク・カヴィアンはハーレムを持ち、女性を囲っていることを知ってしまったのだ。そんな人と結婚したら、私も母のようになってしまう。異国の愛の形を受け入れられず、豪奢な生活を捨て、ひとりで私を育てた母のように…。半年後、居場所を突きとめられ連れ戻されたアマヤは、待ち受けていたカヴィアンにこう言いはなたれた。「ハーレムに行こう。きみが一番関心のある場所だろう?」
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-スターリングの前に突然現れたのは、砂漠の国バクリの王リハド。「きみのお腹の子は王国唯一の王位継承者だ」彼はそう告げると、強引に彼女を砂漠の国へつれ去った。さらにリハドは、お腹の子が正式な王族と認められるよう、彼との愛なき結婚を強要。ふたりは砂漠の離宮で蜜月を過ごすことに…。確かに父親は王の弟オマールよ。でも彼が亡くなったいま、王位なんて関係ない。この子は私が育てるの! だが、スターリングには誰にも知られてはいけない秘密があり…。
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-結婚式直前に行方をくらました、気まぐれでわがままな姉の身代わりになったザラ。父にひきずられるように教会の通路を歩んでいたが…いくら父にとって期待はずれの娘だからって、こんな扱いひどすぎるわ! サイズの違うウエディングドレスを着て、政略結婚として見知らぬ男の妻になるなんて。それに新郎が反対するに決まっているわ。――ところが花婿のチェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、誓いのキスは情熱的すぎて…!?
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-ウエイトレスのルーシーはシベリア小国の王族ラフィにひと目で見初められ、すぐに身ごもったため結婚した。そしてイギリスから地球の反対側…遠い国アラクルへとやって来た。言葉の壁や習慣の違いに戸惑いを感じていたが、彼の愛があれば大丈夫――そう思っていたのにラフィは結婚した途端、突然氷のように冷たく変わってしまった! 出会った頃の甘い言葉はなく、指一本触れようともしない。遠い国でひとり、私は無視されるためにあなたに嫁いだの…!?
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3.0マティは兄の言葉に耳を疑った。亡き父の会社を守るため、ギリシアの大富豪ニコデムスと政略結婚をしろと言うのだ。彼からのプロポーズは初めてではない。18歳のときにマティは彼の申し出を断り、それから10年、彼を避けていた。「今度こそ逃げられないぞ。君のすべてを奪いに来た」兄を救うには、黙って傲慢で冷徹な彼のものとなるしかない。マティにできるせめてもの抵抗と言えば、結婚式に灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった…。
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-美しき王女と評判のプリンセス・ガブリエルは、知らないうちに自分の結婚が決められていることに愕然とした。相手は、狙った獲物は必ず手に入れる非情な大富豪リュック・ガニエル。だが挙式当日、夫の顔を初めて見た瞬間、生まれて初めて知る感覚が彼女の全身を突き抜けた。この結婚は巨額の支援金とひき替えで、彼に愛のかけらもないことはわかっているのに!! 一方、ガブリエルをただの獲物としか見ていなかったリュックにも思いがけない感情が芽生えて…。
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-巨大企業を率いるCEOカヨの手足となって働いてきた秘書ドルー。世界中で起こるトラブルの処理から別れた恋人への贈り物の手配まで、すべてを犠牲にして尽くしてきた。けれど弟を亡くした今、もう高額な治療費も必要ない。自分をあとまわしにするのはこれでおしまい。冷酷なボスへのかなわぬ想いからも自由になろうと退職を申し出る。カヨは有能な秘書の突然の退職に内心あわてる。言葉たくみに南の島へ誘い、彼女を手に入れてひきとめようとたくらんで…!?
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3.0砂漠の国ハータンの皇太子アズリンと結婚し、キアラは幸せの絶頂にあった。彼は国家の投資事業を担って飛び回っているため一緒には住めないけれど、世界中がふたりのロマンティックな逢瀬の場となっていた。そんなある日ハータンから急報が届いた。病に倒れた父王に代わりアズリンが即位する日が決まったのだ。キアラは未来の王妃として慌ただしく宮殿へと移った。だがそこに待っていたのはまるで人が変わったかのように妻に絶対服従を求める夫の姿だった。
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-フェリチ公国のプリンス・レオと熱烈な恋に落ち、プロポーズを受けたベサニー。豪華な宮殿、上流階級の人々。夢のような暮らしに胸をときめかせたが、平民出身の彼女に王族は冷たく、国務が忙しい彼も味方してくれなかった。それどころか彼女にプリンセスとしての役割を押しつけるばかり。絶望のあまり宮殿を飛びだして3年。本当は今でも愛している彼に離婚を切りだすと、彼は冷淡にも了承する。しかし、離婚するためには再び悪夢の公国を訪れる必要があり…!?
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4.0貴族との政略結婚を強いられた令嬢ソフィーは籠の鳥同然だった。そんな彼女の前に現れたのは、外の世界を教えてくれるというシチリア実業家レンツォ。ひと目で恋に落ちたソフィーはバージンを捧げるも運命には逆らえず、彼のもとを去る。結婚式当日、寝室に侵入してきたレンツォにソフィーは妊娠をさとられ、子供の存在を知った彼は花嫁ソフィーをさらう。ところが彼の目的は子供を産むまでの間、愛人として契約を結ぶことだった。彼を愛していたのは私だけだったの?
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-プリンセス・ヴァレンティナは秘書の仕事に奮闘していた。というのも政略結婚を控え嘆いていた時、まるで奇跡のように自分と瓜ふたつの女性に出会ったのだ。少しの間入れ替わり、お互いの人生を休もうというヴァレンティナの提案を彼女は受け入れてくれた。想像以上に仕事は大変だし、ボスのアキレスは厳しくて鬼のようだわ。でも上手くやってみせる。アキレスが自分の正体に気づき騙されているふりをしているとも知らず、束の間の自由を楽しむヴァレンティナだが…?
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-覚えていたのは名前と年齢だけ。道端をひとり歩いていたところを保護され、里親を転々とする不遇な子供時代を過ごしたマギー。ある夜、コーヒーショップで働く彼女が床磨きをしていると、護衛たちを大勢ひきつれた尊大な男性がいきなり入ってくる。彼はコンスタンティン国王レザと名乗り、厳かに口を開いた。マギーは彼の隣国の、行方不明だったプリンセスだというのだ。国王自ら王女教育をするというが、その理由は――「君は生まれたときに私と婚約したからだ」
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2.0誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。それからイサルに求婚されるも、愛からなどではなく、身体が気に入ったという理由だった。そしてニューヨークからスイスにつれ去られたリリアナは、彼の“完璧な妻”になるべく再教育されることになる。従順で貞淑な、愛されない妻――。どんなに恋い焦がれても、彼が応えることはないなんて…。
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-慈善団体の職員アリシアは、過去の恥ずべき経験から、自分を戒めひたすらまじめに生きてきた。けれど同僚に誘われしぶしぶ行ったクラブでニコライと出会い、今までの生き方を忘れた。危険で美しい人――まるで狼のよう。彼にかかわったら、私はまた取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに絡みあう視線を外すことができない。たくましい腕に抱き締められたとたん、体のなかから激しい欲求がわき上がった。ニコライとのキスは、濃密な夜と破滅の味がした。
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1.0エイドリアーナは、キッツィニア王国の皇太子の有能な秘書。かつて王族を誘惑し、国を破滅に導いた女の血をひく彼女は、先祖の汚名をそそぐため懸命に仕事に打ち込んでいた。その行いが評価され、弟のパト王子のお目付役という重大な任務につくことになったけれど、日々をともに過ごすうちにどうしても王子に惹かれる自分に気づいてしまう。絶対に王族とだけは恋に落ちたくなかったのに、つのる思いが止められない…。やっぱり私は呪われた血のもち主なの?
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1.0婚約者に捨てられた令嬢ラリッサのニュースでNYは大騒ぎ。もともと愛のない縁談だったが父親にも見放され、傷心の彼女はパパラッチから逃れるため、小島のリゾートへ向かう。そこに現れたのはジャック――名門一族の御曹司で女性との噂がたえないプレイボーイだ。お互いゴシップ誌をにぎわすセレブ同士、ひととき甘い時間を過ごす。スキャンダルと嘘の人生。誰も本当の私を見てくれない。孤独なラリッサのクリスマス、手をさしのべてくれたのは意外にもジャック…!?
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1.0トリスターヌ・バルベリは、パーティーでギリシアの大富豪ニコスに声をかけた。「私をあなたの愛人にしてほしいの…」と。実家の負債帳消しを目論む冷酷な異母兄から命令され、さらに病気の母をたてにとられ、従うしかなかったトリスターヌ。だが命令とは言え、ニコスの圧倒的な魅力に身も心も惑わされて…。一方、ニコスは思わず勝ち誇った笑みを浮かべた。まさか宿敵バルベリ家の娘のほうから誘いをかけられるとは。思う存分利用してやろうじゃないか。
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-婚外子として生まれ、大富豪の伯父に疎まれていたベッカだが、ある日突然伯父の邸宅に呼び出された。そこにいたのはラリサの婚約者セオ。「君はラリサによく似ている。僕の計画に協力してほしい」愛人に一族の株を譲り渡すと言い出したラリサから株を取り戻すため、ラリサのふりをしろというのだ。つまりあなたの婚約者になれということ? こんなに魅力的な男性の…。考えるまもなく、髪を染められ化粧を施され、セオの婚約者としての生活が始まった――。
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-エイドリアーナは、キッツィニア王国の皇太子の有能な秘書。かつて王族を誘惑し、国を破滅に導いた女の血をひく彼女は、先祖の汚名をそそぐため懸命に仕事に打ち込んでいた。その行いが評価され、弟のパト王子のお目付役という重大な任務につくことになったけれど、日々をともに過ごすうちにどうしても王子に惹かれる自分に気づいてしまう。絶対に王族とだけは恋に落ちたくなかったのに、つのる思いが止められない…。やっぱり私は呪われた血のもち主なの?
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3.0ルーシーはアラクルの有力一族の長、ラフィと恋に落ちて身ごもり、彼の祖国に嫁いできた。不幸にも夫の留守中に流産し、悲報を伝えようとしたが、連絡がつかない。クリスマス前にやっと会えたとき、彼女は罵られた。「君は玉の輿狙いで妊娠も流産も嘘だ!」
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4.3リビーは恋人のサムに浮気を疑われ、ひどい喧嘩をした。サムに嫌われたと思い込んだ彼女は、妊娠していることを告げないまま彼の前から姿を消す。移住先で息子を産むと、リビーは花屋に勤めながら新しい人生をスタートさせた。だが八年後、悲劇が起きて…。
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3.02年前、サスキアは夫ドメニコのもとから逃げ出した。いくら夫を愛していても、平凡な彼女にとって、イタリアの名家の妻という座は重圧でしかなかった。イギリスに帰り、園芸家となったサスキアは、庭園の見学のため思いきってヴェネツィアへ旅立つ。ミラノで暮らすドメニコとは、でくわす恐れはないだろう。ところが、オペラ鑑賞に出かけた劇場に、なんと彼がいたのだ!席は離れているのに、ドメニコの激しい怒りをひしひしと感じる。つかまったら、ただではすまない。サスキアの体に戦慄が走った。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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2.0懐かしいディランの声を聞いたとたん、シエラの思考は動きを止めた。10年の歳月も彼の裏切りも忘れ去り、鼓動が速まるのを感じながら。
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4.0モンタナ州ホワイトホーンのアビー・ターナーは、間もなく結婚しようとしていた。愛するチェイスを忘れるためだけに。
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-数カ月前に引っ越してきて以来、セイディはアパートメントの魅力的な隣人バックが気になって仕方ない。それなのに彼からパーティに誘われると、内気な彼女はいつも断っていた。そんなある朝、緊急事態が起こり、裸同然のバックに助けを求めるしかなくなり……。
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-レイラは小国アラクルの王女。独裁者の父親の支配から逃れるため、母親とともにアメリカへと移住して12年の歳月が過ぎた。ある日、レイラの前にかつて正式に婚約を交わしていた男性アーデルが姿を現し、厳しい声で言った。「きみはぼくと結婚しなければならない」
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-愛をくれないあなたを、なぜ愛してしまったの? カサンドラが亡夫の異母弟ジョーナスに初めて会ったのは、会社を経営していた夫の遺言状が公開される日だった。肉親との縁を切ったはずのジョーナスが突然現れ、カサンドラにこう言い放ったのだ。「君が悲劇の未亡人?」思わぬ侮辱に彼女は唖然とした。なんて不愉快な人!だが、カサンドラの不幸はそれだけでは終わらなかった。会社の後継者に指名されたのは、ジョーナスその人だったのだ。そのうえ驚いたことに彼は、カサンドラに結婚を迫ってきた。「妻が欲しいわけじゃない。君の持っている株が欲しいんだ」
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-純潔を捧げた相手が皇太子とも知らず、身ごもって… 修道院育ちのピアは旅先のNYで初めての恋におちた。身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、両親の葬儀に彼が現れた。まさか彼がアレス王子――アティリア国の皇太子なんて! 秘密はすぐにバレ、マスコミに騒がれてしまう。まだ産まれてもいないこの子が第一王位継承者になるの。DNA鑑定のためピアは彼の自家用機に乗せられるが目をさましたとき、そこは…海に浮かぶ彼の王国だった!
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4.3死にものぐるいで働き、巨万の富を得た大富豪パスカル。あとは完璧な結婚をするだけだ。理想の妻を探す彼の胸に、かつて出会った天使の笑顔が去来した。セシリア…6年前、事故にあった僕を救ってくれた見習い修道女。惹かれあい愛を交わした彼女は今、どうしているのだろう…。過去の想いが疼いたパスカルは修道院を訪れた。一方、突然現れた彼をセシリアは睨みつけた。私のすべてを奪い、ふたりの将来を期待させたうえで突然消え去ったあなたが、今さら何の用?
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4.0ニューオーリンズの観光客向けレストランで働くショーナ。場違いな高級スーツを身にまとい護衛つきで現れたのは5年前、一夜の恋に落ちバージンを捧げた相手マラクだ! ショーナは彼との子供を育てながら、彼が迎えに来ることを夢みていたが、まさかこんな形で再会するなんて…。彼はプロポーズにはほど遠い傲慢な言葉で結婚を迫った。「僕は正式に王位に就いた。君と僕の子は未来の王となる」温かい家庭を作ることを夢みていたのに、彼の望みは世継ぎだけなの──!?
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-16歳だったジュリエンヌは、町中から蔑まれていた。10歳の妹も同じだった。ふしだらな母親から生まれた姉妹の行く末など、知れたものだと。だが、イタリアの大富豪クリスティアーノとの出会いがすべてを変えた。彼は、生きるために身を売ろうとしたジュリエンヌを救い、住まいと教育を与え、仕事までくれたのだ。そんな彼に恋をするなど、愚かだとわかりきっていた。だから出会いから10年後の夜、ジュリエンヌは純潔を捧げるとすぐに彼の前から姿を消したのだが?
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-精神科医のサリーナは大富豪マテオの邸宅を訪れた。世界的企業のCEOである彼は、妹の婚約者を殴りつけたことを問題視され、役員会から精神分析を受けるよう要請された。傲慢で自信に満ちたマテオはサリーナの苦手なタイプ。けれどサリーナは彼が不意に見せた寂しそうな横顔が気になって仕方がなかった。そして2回目の面談の日、マテオの魅力に追いつめられ唇を奪われてしまうサリーナ。その様子を録画され、彼の仕掛けた罠に落ちようとしているとも知らずに。
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5.0かつて手放した家宝のイヤリングを取り戻してほしい――病床の祖父の願いを叶えるため、億万長者のダリオ・ディ・シオーネはマウイ島を訪れる。ところが交渉相手として現れたのは、別居中の妻アナイスだった。6年前、ダリオは彼女の浮気を疑い、家を出た。自分の双子の弟と関係をもった彼女を、許せるはずもなく…。一方、アナイスも動揺を隠せずにいた。濡れ衣を着せられても、彼への想いは変わらない。勇気を出して伝えなければ。あなたには息子がいるのよ、と。
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5.0寒空の中、アミリアはスペインの古城を訪れた。かつて義兄と呼んだ初恋の人…マリンセリ公爵テオに会うために。両親が別れたあとも彼を忘れられず、秋に開かれた仮面舞踏会に忍びこみ、正体を明かさぬままテオと情熱的な時を過ごした。まさか妊娠するなんて…でも何も要求しない。彼に知らせたあとはシングルマザーとして生きていくわ。ところが妊娠を告げるとテオはアミリアを山奥の別荘につれ去り、ベッドをともにするのなら公爵夫人として扱うと冷たく言い放って?
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-養護施設育ちのケイトはその不幸な生い立ちから、人を愛することを恐れていた。恋愛より何より、仕事で自立することが最優先だった。そんなある日、養護施設で姉妹同然に育った親友の訃報が届く。赤ちゃんが遺されたと知って、ケイトは何の迷いもなくその子を引き取ったものの、仕事との両立は困難で、シッターを雇うことにする。だが、現れたのはリックと名乗る黒髪の男性。まさか彼が赤ん坊を奪うつもりの大富豪とは夢にも思わず……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-五年前、フランセスカは、やむにやまれぬ事情から第九代リンガード伯爵ウィリアム・クウェンティン――ウィルと別れた。その後、彼女は会社勤めを始め、今は自分のフラットで暮らしている。フランセスカは、この半年、正体不明のストーカーにつきまとわれていた。ある夜帰宅すると、フラットの浴室の窓が割られていたうえ、追い討ちをかけるように不気味な電話がかかってきた。彼女はパニックに陥り、安全な場所を求めてウィルの屋敷に車を走らせた。五年たっても彼は相変わらず魅力的だった。フランセスカは自分がまだウィルを愛していると気づいたが、彼には再婚話が持ち上がっていた。花嫁候補は資産家の美しい娘だ。フランセスカはウィルの幸せを願って自分の気持をひたすら押し隠し、何も告げずに彼の屋敷を立ち去ろうと決心する。
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-■ここでまた自殺者が出れば、ダイヤモンド家の連中は喜ばないだろう。■家庭のぬくもりを求め、ダイヤモンド家で子守として働くアニーは、婚約者のいるアンソニーに惹かれて悩んでいる。アンソニーとの待ち合わせ場所の桟橋に現れた見知らぬ男性は、彼の兄のルーファスだった。調査報道記者として飛び回る彼はアニーの雇い主でもある。だからって当てこすりや傲慢な態度は許せない。私を自殺志願者と間違えた上に、弟をろくでなし呼ばわり。きちんと子供の面倒も見ているのに、仕事をしろと言うなんて。でも、また自殺者がってどういう意味?前に誰かが死んだっていうの?いったい誰が?ここは平和な田舎じゃなかったの?
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3.5貴族との政略結婚を強いられた令嬢ソフィーは籠の鳥同然だった。そんな彼女の前に現れたのは、外の世界を教えてくれるというシチリア実業家レンツォ。ひと目で恋に落ちたソフィーはバージンを捧げるも運命には逆らえず、彼のもとを去る。結婚式当日、寝室に侵入してきたレンツォにソフィーは妊娠をさとられ、子供の存在を知った彼は花嫁ソフィーをさらう。ところが彼の目的は子供を産むまでの間、愛人として契約を結ぶことだった。彼を愛していたのは私だけだったの?
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-誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。それからイサルに求婚されるも、愛からなどではなく、身体が気に入ったという理由だった。そしてニューヨークからスイスにつれ去られたリリアナは、彼の“完璧な妻”になるべく再教育されることになる。従順で貞淑な、愛されない妻――。どんなに恋い焦がれても、彼が応えることはないなんて…。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
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1.5ホリーは旅先のサントリーニ島で、世にも美しい男性――ギリシア海運業界の雄テオと出会った。ふたりはたちまち恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果てたホリーは、「他の人とベッドをともにした」と告白し、テオの元を去った。別居して4年たった今、ついに彼女はある目的のため離婚を申し入れた。すると、テオが思いがけない提案をしてきた。ふたりが熱いハネムーンを過ごしたバルセロナで再会したいと言うのだ…。
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-慈善団体の職員アリシアは、過去の恥ずべき経験から、自分を戒めひたすらまじめに生きてきた。けれど同僚に誘われしぶしぶ行ったクラブでニコライと出会い、今までの生き方を忘れた。危険で美しい人――まるで狼のよう。彼にかかわったら、私はまた取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに絡みあう視線を外すことができない。たくましい腕に抱き締められたとたん、体のなかから激しい欲求がわき上がった。ニコライとのキスは、濃密な夜と破滅の味がした。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
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3.0幼い頃から厳格な祖母と父に抑圧されて育った、名門貴族の令嬢ジュリエット。出来のいい異母姉と比べられ、家の繁栄のためだけに生きることを強いられながら、それでも彼女は密かに自分の人生を諦めずにいた。たとえ政略結婚することになった相手が「怪物」と呼ばれる男性であっても…。スラム街出身の大富豪ハビエルは、特権階級の血筋を得たいがためにジュリエットとの結婚を望んだことを、隠しもしなかった。その野心溢れる眼差しに、ジュリエットの心は揺れて…。
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3.018歳の誕生日、ペトラは気鋭の投資家ケイン・フレミングと恋におちた。彼はペトラの若さを案じて関係を深めようとはしなかったが、やがて彼女の一途な願いが叶い、二人は年の差を乗り越えて結婚した。だがある日、家に帰ってくるなりケインは衝撃の事実を告げた。ペトラの伯父が、100万ドルの借金を申し込んできたという。しかも、ペトラが結婚したのは、金のためだと断言して。そしてケインは反論の余地も与えず、彼女に出ていけと言い渡した。あれから8年。その彼がペトラの前に現れ、借金の返済を迫った。100万ドルなんて、とうてい無理よ……。青ざめるペトラに、ケインは言った。「僕と再婚するという方法もある」 ■〈疎遠の二人、よみがえる愛〉と題して、一度は離れてしまった夫婦の愛の復活物語をお届けします。若くて繊細なヒロインと、裕福で無慈悲なヒーローを描いて人気の、R・ドナルドの秀作。一方的に捨てられた幼妻ペトラは、ふたたびの結婚で幸せになれるのでしょうか?
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-レイラは小さな国アラクルの王女だったが、独裁者の父親から母親とともにアメリカに逃れた。12年の月日がたち、故国のことも忘れかけたある日、彼女の前にかつて正式に婚約していたアーデルが現れた。突然の訪問に驚く彼女に、彼は冷ややかな眼差しを向けた。そして命令口調で「きみはぼくと結婚しなければならない」と宣言する。幼い頃の婚約など、とうに無効だと信じていた彼女にとってあまりに信じられないことだったが、事態は思わぬ方向に進んでいき――…!?
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3.7親に虐げられて育った孤独な二コラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2か月は、人生でもっとも幸せな日々だった。金目当ての親に彼との恋をゴシップ紙に売られ、彼に裏切り者と罵られるまでは。そして10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書となった二コラは、彼と再会する。「今度は母親に狙いをつけたのか」と二コラを罵るジャンカルロ。違う。私はあの時も今も、変わらずあなたを愛しているのよ。彼女の訴えもむなしく彼は残酷な要求をして?
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5.0プリンセス・ヴァレンティナは秘書の仕事に奮闘していた。というのも政略結婚を控え嘆いていた時、まるで奇跡のように自分と瓜ふたつの女性に出会ったのだ。少しの間入れ替わり、お互いの人生を休もうというヴァレンティナの提案を彼女は受け入れてくれた。想像以上に仕事は大変だし、ボスのアキレスは厳しくて鬼のようだわ。でも上手くやってみせる。アキレスが自分の正体に気づき騙されているふりをしているとも知らず、束の間の自由を楽しむヴァレンティナだが…?
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4.0【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!結婚式直前に行方をくらました、気まぐれでわがままな姉の身代わりになったザラ。父にひきずられるように教会の通路を歩んでいたが…いくら父にとって期待はずれの娘だからって、こんな扱いひどすぎるわ! サイズの違うウエディングドレスを着て、政略結婚として見知らぬ男の妻になるなんて。それに新郎が反対するに決まっているわ。――ところが花婿のチェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、誓いのキスは情熱的すぎて…!?
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-秘書のナタリーはロンドンの空港で自分とうりふたつの女性に出会う。地中海に浮かぶ小国のプリンセスだと言う彼女は、タブロイド紙を賑わすプリンス・ロドルフォとの結婚が目前に迫っているらしい。つかの間の自由が欲しいという彼女の願いを聞き入れ、ナタリーは期間限定でプリンセスと入れ替わることになった。最悪なプリンス、私が懲らしめてやるわ! そう意気込むナタリーだったがロドルフォに会ったとたん、君は僕のものだと熱く唇を奪われて――。
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4.6覚えていたのは名前と年齢だけ。道端をひとり歩いていたところを保護され、里親を転々とする不遇な子供時代を過ごしたマギー。ある夜、コーヒーショップで働く彼女が床磨きをしていると、護衛たちを大勢ひきつれた尊大な男性がいきなり入ってくる。彼はコンスタンティン国王レザと名乗り、厳かに口を開いた。マギーは彼の隣国の、行方不明だったプリンセスだというのだ。国王自ら王女教育をするというが、その理由は――「君は生まれたときに私と婚約したからだ」
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3.0ベルヴィアは、双子の内気な姉をいつも守ってきた。ある日、会社経営に行きづまっていた父親が、融資目当てで、イギリス屈指の実業家レイサム・タヴェナーを家に招待した。如才なく、世慣れた感じのレイサムは、大人しい姉のほうに関心を持ったらしくて、何かにつけて気を引こうとする。断れない姉をかばうベルヴィアは、彼の興味を引きつけるため遊び慣れているふりをした。すると、真に受けたレイサムは奔放な娘だと思いこみ、辛辣な態度で接してきたあげく、“浮気女”と嘲りながら、ベルヴィアにキスをしてきて……。
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-ティナは姉の結婚式のため、幼い息子とサントリーニ島へ向かった。旅の途中でギリシアの実業家アリと再会するとは思いもせず。二人が出会った6年前、ティナはアリに激しく惹かれ、すべてを捧げた。だが彼は3カ月で去り、彼女はひとり身ごもった体で残されたのだった。真実を知ったアリは妊娠を黙っていたティナを責め、息子の父親になるため、すぐさま結婚しようと迫った。アリは、浮気をしたら親権を手放す婚前契約を結ぶと宣言し、二人きりで過ごす時間を取って夫婦の相性を確かめようなどと言う。条件の有無ではなく、愛のない結婚がいやなのだと心で叫びながら、今も彼に強く惹かれるティナに、抗うすべはなかった。 ■今もっとも人気のあるテーマ、シークレットベビー。なかでも家族を重んじるギリシア人ヒーローとのロマンスは格別です。息子のための結婚といいながら、浮気もせず、夫婦関係を固守する夫を愛さずにはいられないヒロインの苦悩を描いています。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.6誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。それからイサルに求婚されるも、愛からなどではなく、身体が気に入ったという理由だった。そしてニューヨークからスイスにつれ去られたリリアナは、彼の“完璧な妻”になるべく再教育されることになる。従順で貞淑な、愛されない妻――。どんなに恋い焦がれても、彼が応えることはないなんて…。
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2.0やむにやまれぬ事情から別れたウィルこと、リンガード伯爵が住む屋敷へ、フランセスカは車を走らせていた。半年前から、正体不明の不気味なストーカーにつきまとわれて、怯えを感じた彼女が頼れる先は、元夫のウィルしかなかったのだ。5年ぶりに見る皮肉めいた彼の表情は、相変わらず魅力的で、胸に封印していた恋心をたやすく揺さぶり起こす。だが、恋愛絡みの相談と誤解され、突き放されたうえに、ウィルには既に再婚話まで持ちあがっているという。彼の幸せを祈り、フランセスカは気持ちを押し隠して去るが……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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2.0ケルダが13歳のとき母が再婚し、新しい兄ができた。再婚相手の大富豪の御曹司で、見とれるほど美しいアンジェロだ。彼はなぜかケルダに厳しくあたり、彼女の育ちの悪さを咎めた。だがそんな二人の関係はケルダが18歳のときに一変する。あるパーティの夜、成り行きでキスを交わしてしまったのだ。それを見た継父は激怒して、すぐさま彼を家から追いだした。6年後、ケルダは偶然アンジェロに再会した。なぜか彼女の窮状を知る彼は、愛人になれば援助してやると言い、やがてケルダが彼の子を宿すと、強引に結婚を迫ったのだった。■1996年に刊行された、大人気作家リン・グレアムの日本デビュー作をお贈りします。義兄妹の切ない心情、一夜の目眩く情事、妊娠、便宜結婚と、ハーレクインのすべてが詰まった傑作です! *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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2.5政略結婚の婚約式の翌日、アマヤは黙って姿を消した。母からの電話で、婚約者であるシーク・カヴィアンはハーレムを持ち、女性を囲っていることを知ってしまったのだ。そんな人と結婚したら、私も母のようになってしまう。異国の愛の形を受け入れられず、豪奢な生活を捨て、ひとりで私を育てた母のように…。半年後、居場所を突きとめられ連れ戻されたアマヤは、待ち受けていたカヴィアンにこう言いはなたれた。「ハーレムに行こう。きみが一番関心のある場所だろう?」
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-朝早く、玄関をどんどんと叩く音がした。ドアを開けると、見知らぬ男性が険しい顔で家に押し入り、甥の心を弄んで捨てた女だと、リアをなじった。突然のいわれのない非難に面食らったが、どうやら男はリアを、奔放な従姉ポピーと勘違いしているらしい。実業家だという、デミトリオス・クウツウピスと名乗った彼は、端整な容貌を蔑みに歪め、甥の婚約者として、いますぐギリシアに戻るよう、ポピーに――リアに迫った。リアは人違いだと説明する暇も与えられないまま連れ去られた。
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3.8スターリングの前に突然現れたのは、砂漠の国バクリの王リハド。「きみのお腹の子は王国唯一の王位継承者だ」彼はそう告げると、強引に彼女を砂漠の国へつれ去った。さらにリハドは、お腹の子が正式な王族と認められるよう、彼との愛なき結婚を強要。ふたりは砂漠の離宮で蜜月を過ごすことに…。確かに父親は王の弟オマールよ。でも彼が亡くなったいま、王位なんて関係ない。この子は私が育てるの! だが、スターリングには誰にも知られてはいけない秘密があり…。
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5.0結婚式直前に行方をくらました、気まぐれでわがままな姉の身代わりになったザラ。父にひきずられるように教会の通路を歩んでいたが…いくら父にとって期待はずれの娘だからって、こんな扱いひどすぎるわ! サイズの違うウエディングドレスを着て、政略結婚として見知らぬ男の妻になるなんて。それに新郎が反対するに決まっているわ。――ところが花婿のチェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、誓いのキスは情熱的すぎて…!?
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-ウエイトレスのルーシーはシベリア小国の王族ラフィにひと目で見初められ、すぐに身ごもったため結婚した。そしてイギリスから地球の反対側…遠い国アラクルへとやって来た。言葉の壁や習慣の違いに戸惑いを感じていたが、彼の愛があれば大丈夫――そう思っていたのにラフィは結婚した途端、突然氷のように冷たく変わってしまった! 出会った頃の甘い言葉はなく、指一本触れようともしない。遠い国でひとり、私は無視されるためにあなたに嫁いだの…!?
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3.5マティは兄の言葉に耳を疑った。亡き父の会社を守るため、ギリシアの大富豪ニコデムスと政略結婚をしろと言うのだ。彼からのプロポーズは初めてではない。18歳のときにマティは彼の申し出を断り、それから10年、彼を避けていた。「今度こそ逃げられないぞ。君のすべてを奪いに来た」兄を救うには、黙って傲慢で冷徹な彼のものとなるしかない。マティにできるせめてもの抵抗と言えば、結婚式に灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった…。
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-二十歳になったエミリーは、親が決めた相手と婚約するも、婚約者がよりにもよって自分の姉と恋仲だったことを知る。みじめな境遇から救ってくれたのは、初恋の人ルークだった。4年前、彼はエミリーの一途な想いを冷たく拒んだのに、彼女の恋人を情熱的に演じると、自分の屋敷へ連れ去ってくれたのだ。もしかして、本当は私を想っていてくれたの……?だがそんな淡い期待は、無残にも粉々に砕かれる。ルークは、エミリーの父親に深い恨みを抱いていることを明かし、復讐を遂げるためだけに彼女と結婚するのだと言い放った。それなら……なぜ妻のように求めるの? エミリーは屈辱に乱れた。 ■スコットランドの屋敷に連れ去られたエミリー。そこにはルークの本当の恋人とおぼしき女性までおり、彼女の苦しみは尽きません。耐えきれずに屋敷を飛び出したとき、エミリーのおなかにはルークの赤ちゃんが――。K・ローレンスによる甘美な復讐物語です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0慈善団体の職員アリシアは、過去の恥ずべき経験から、自分を戒めひたすらまじめに生きてきた。けれど同僚に誘われしぶしぶ行ったクラブでニコライと出会い、今までの生き方を忘れた。危険で美しい人――まるで狼のよう。彼にかかわったら、私はまた取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに絡みあう視線を外すことができない。たくましい腕に抱き締められたとたん、体のなかから激しい欲求がわき上がった。ニコライとのキスは、濃密な夜と破滅の味がした。
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-明るい姉の陰に隠れて育った不器量で世間知らずのリサは、15歳のときに巻き込まれた事件のせいで、姉の夫の兄ジョエルにふしだらと決めつけられ、心に傷を負った。それから8年後、姉夫婦が飛行機事故で亡くなり、ジョエルとリサが姪たちの後見人に指名される。またあの軽蔑のまなざしを向けられるなんて耐えられない……。案の定、怯える彼女に再会したジョエルは、リサを男遊びの絶えない女のように扱ったあげく、言い放った。「姪とともにいたければ、ぼくと結婚するしかない」と。
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-心に深い傷を負ったフェリシティは、ある秘密を抱えてこの街へやってきた。危険なほどの魅力を放つカークのような男性は、最も避けたいタイプだったが……。
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4.7美しき王女と評判のプリンセス・ガブリエルは、知らないうちに自分の結婚が決められていることに愕然とした。相手は、狙った獲物は必ず手に入れる非情な大富豪リュック・ガニエル。だが挙式当日、夫の顔を初めて見た瞬間、生まれて初めて知る感覚が彼女の全身を突き抜けた。この結婚は巨額の支援金とひき替えで、彼に愛のかけらもないことはわかっているのに!! 一方、ガブリエルをただの獲物としか見ていなかったリュックにも思いがけない感情が芽生えて…。
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4.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】婚外子として生まれ、大富豪の伯父に疎まれていたベッカだが、ある日突然伯父の邸宅に呼び出された。そこにいたのはラリサの婚約者セオ。「君はラリサによく似ている。僕の計画に協力してほしい」愛人に一族の株を譲り渡すと言い出したラリサから株を取り戻すため、ラリサのふりをしろというのだ。つまりあなたの婚約者になれということ? こんなに魅力的な男性の…。考えるまもなく、髪を染められ化粧を施され、セオの婚約者としての生活が始まった――。
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3.5巨大企業を率いるCEOカヨの手足となって働いてきた秘書ドルー。世界中で起こるトラブルの処理から別れた恋人への贈り物の手配まで、すべてを犠牲にして尽くしてきた。けれど弟を亡くした今、もう高額な治療費も必要ない。自分をあとまわしにするのはこれでおしまい。冷酷なボスへのかなわぬ想いからも自由になろうと退職を申し出る。カヨは有能な秘書の突然の退職に内心あわてる。言葉たくみに南の島へ誘い、彼女を手に入れてひきとめようとたくらんで…!?
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4.5砂漠の国ハータンの皇太子アズリンと結婚し、キアラは幸せの絶頂にあった。彼は国家の投資事業を担って飛び回っているため一緒には住めないけれど、世界中がふたりのロマンティックな逢瀬の場となっていた。そんなある日ハータンから急報が届いた。病に倒れた父王に代わりアズリンが即位する日が決まったのだ。キアラは未来の王妃として慌ただしく宮殿へと移った。だがそこに待っていたのはまるで人が変わったかのように妻に絶対服従を求める夫の姿だった。
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4.7エイドリアーナは、キッツィニア王国の皇太子の有能な秘書。かつて王族を誘惑し、国を破滅に導いた女の血をひく彼女は、先祖の汚名をそそぐため懸命に仕事に打ち込んでいた。その行いが評価され、弟のパト王子のお目付役という重大な任務につくことになったけれど、日々をともに過ごすうちにどうしても王子に惹かれる自分に気づいてしまう。絶対に王族とだけは恋に落ちたくなかったのに、つのる思いが止められない…。やっぱり私は呪われた血の持ち主なの?
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4.5多額の借金に苦しむエンジェルは、勝負を賭けることに決めた。それはセレブの集まるパーティーで裕福な結婚相手を見つけ、人生の逆転劇を果たすこと! うまく玉の輿に乗れれば、絶望的な暮らしから解放されるのだ。そんな時、声を掛けてきた男性は、頬に傷を負った逞しい肉体をもつ伯爵レイフ・マクファーランドだった。聞くとレイフは、とてつもなく裕福だという。危険な駆け引きでも彼と結婚するためなら、何をひき替えたって構わないわ!!
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2.0フェリチ公国のプリンス・レオと熱烈な恋に落ち、プロポーズを受けたベサニー。豪華な宮殿、上流階級の人々。夢のような暮らしに胸をときめかせたが、平民出身の彼女に王族は冷たく、国務が忙しい彼も味方してくれなかった。それどころか彼女にプリンセスとしての役割を押しつけるばかり。絶望のあまり宮殿を飛びだして3年。本当は今でも愛している彼に離婚を切りだすと、彼は冷淡にも了承する。しかし、離婚するためには再び悪夢の公国を訪れる必要があり…!?
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4.3【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】婚約者に捨てられた令嬢ラリッサのニュースでNYは大騒ぎ。もともと愛のない縁談だったが父親にも見放され、傷心の彼女はパパラッチから逃れるため、小島のリゾートへ向かう。そこに現れたのはジャック――名門一族の御曹司で女性との噂がたえないプレイボーイだ。お互いゴシップ誌をにぎわすセレブ同士、ひととき甘い時間を過ごす。スキャンダルと嘘の人生。誰も本当の私を見てくれない。孤独なラリッサのクリスマス、手をさしのべてくれたのは意外にもジャック…!?
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3.4【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】トリスターヌ・バルベリは、パーティーでギリシアの大富豪ニコスに声をかけた。「私をあなたの愛人にしてほしいの…」と。実家の負債帳消しを目論む冷酷な異母兄から命令され、さらに病気の母をたてにとられ、従うしかなかったトリスターヌ。だが命令とは言え、ニコスの圧倒的な魅力に身も心も惑わされて…。一方、ニコスは思わず勝ち誇った笑みを浮かべた。まさか宿敵バルベリ家の娘のほうから誘いをかけられるとは。思う存分利用してやろうじゃないか。
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-ジェッサは5年前、ロンドンの投資銀行で働き始めたばかりの頃、銀行の顧客タリクとベッドをともにしてしまった。顧客と恋に落ちたことで彼女が悩んでいるうちに、タリクは不意に姿を消す。その後、報道でジェッサは驚くべき事実を知った。タリクは中東のヌール国の王族で、内紛が起こったせいで彼が急遽新しい王になったというのだ!そんな彼が、前触れもなしに突然ジェッサの前に現れこう告げた。「君ともう1度だけベッドをともにしたい」と…!?
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3.0エミリーは愛情の薄い銀行家の家庭に育ち、二十歳を迎えた今、父親の銀行に勤める男性と結婚しようとしていた。婚約披露パーティの夜、彼女は自宅の温室で思いがけずルークと出会った。ルークは血のつながらない又従兄で、十歳の時に母親を亡くし、エミリーの家に引き取られたが、彼女の一家を露骨に憎んでいた。四年前、エミリーは彼に夢中になったが、すげなく拒絶されたのだった。彼女がルークと言い合っている時、温室に婚約者と姉が入ってきて、信じられない会話を交わした。なんとエミリーの婚約者は姉と恋仲だったのだ。「僕と付き合っていたことにして、婚約を解消すればいい」ルークは屈辱に震えるエミリーに解決策を持ちかけ、唇を寄せてきた。それが復讐の始まりだとも知らず、エミリーは彼のキスに応えていた。
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-★すてきな家を紹介してあげる。代わりにあなたの心をもらうわ!★姉妹同然に育ったいとこを自殺未遂に追いやった男ジェド・キャノン。その男がロンドンで邸宅を探しているという。この情報を耳にしたとき、テイマーはこれで復讐ができると喜んだ。二流の不動産屋に勤めるテイマーは、必死に高級な物件を探し、上等なスーツに身を固めて、ジェドとの対決に向かった。彼については充分に下調べをしてあるから、手玉に取るのは簡単よ。資産家で、非情で、服を着替えるように女を替える銀色の瞳の男。ほかの女にはないクールさで決めて、必ず彼の気をひいてみせる。ところがジェドに会ったとたん、テイマーはそのパワーに圧倒された。そのうえ握手を求められて、一瞬脳裏に過去がよぎる。五年前のレイプ事件・・・・・・。負けない!ぜったいにジェドを落としてみせる。
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-ロマンスの巨匠たち~リン・グレアムの軌跡 1~全世界累計4200万部以上!偉大な作家の全作品を、デビュー作から順次刊行!永久保存版! ケルダの母が、6年前に別れた元夫トマソと復縁するという。ケルダの義父だったトマソは大富豪で、優しかった。でも……。彼女が母の復縁を喜べないのは、その息子アンジェロのせいだ。冷酷な銀行家で容姿端麗、7歳上の義兄アンジェロとは、ケルダが18歳だったある夜、ふとしたことからキスをしてしまい、それをきっかけに、家族はばらばらになってしまったのだった。アンジェロは私を恨んでいる……また彼と会うことになるの?再会したアンジェロは、ケルダを義妹としてすら扱わず、嗜虐的なまなざしで言い放った。「君を今度こそ僕の愛人にする」 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.0両親を亡くして以来、妹のために必死で働くエリナー。イギリスの大貴族ヒューゴ・グローヴスムーア公爵が姪の家庭教師を探していると知り、少しでも高い給与を求める彼女はヨークシャーの城を訪れた。ゴシップ誌の常連で悪名高い公爵様らしいけど関係ない…私は仕事を全うするだけ。ところが現れた公爵に冷たく美しい瞳で見つめられ…エリナーは易々と唇を奪われてしまった。地味で男性とつきあったことすらない私にキスをするなんて…この人は何を考えているの!?
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5.0外交官見習いのクレオは、通訳の仕事で出会った砂漠の国の王ハリドの美しさにひと目で心奪われた。運命の出会い? いいえ…こんなに素敵な人が私となんて。ところがカフェでハリドと偶然再会し、お忍びの視察につきあってほしいと頼まれる。楽しい時間を過ごした数か月後、彼にもう一度会いたいと、クレオは旅行で沙漠の国を訪れた。再会を喜ぶハリドになんとプロポーズされ、夢見心地のまま受け入れるクレオ。けれどハネムーンが終わった後、ハリドの態度が一変して?
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-ティナは姉の結婚式のため、幼い息子とギリシアへ向かった。旅の途中で、宿命の人、大富豪アリと再会するとは思わず。6年前、ティナはアリに激しく惹かれ、すべてを捧げたが、ほどなく彼は別れを告げ、彼女は身重の体で残されたのだった。不意の再会に動揺するティナとは違って、屈託のないアリに怒りを覚え、彼女は思わず秘密を告げた――わたしの息子は、あなたの息子でもあるわ、と。ティナはもう二度と会わないつもりで颯爽とその場を去った。ところが、結婚式でふたたびアリに会い、結婚を迫られるとは! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0お下がりのウエディングドレスをまとい、ザラは祭壇に向かっていた。こんなのってないわ……美しい姉の身代わりに花嫁になるなんて。気まぐれでわがままな姉は、挙式当日に姿をくらましたのだ。結婚相手は、見も知らぬ億万長者、チェイス・ウィテカー。祭壇の前で待つ彼の、空のように青く美しい瞳も、新婦が別人とわかれば、怒りの炎を燃やすにちがいないわ。それでも、この政略結婚を悲願とする父の命に背くことなどできず、ザラは震えながら新郎のもとへ一歩一歩進んでいった。ところが、チェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、あまりにも情熱的な誓いのキスをしてきて……。 ■幼い頃からつねに美しい姉と比較され、日陰で生きてきたザラは、これまでずっと父にとって期待はずれの娘でした。そんな彼女が突如結婚することになったチェイスには、“道具”として花嫁を利用するある思惑があり……。内気で心優しいザラの運命は!?。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-婚外子として生まれたベッカは、大富豪である伯父に疎まれ、妹を大学に通わせるための援助を乞うたが、邪険に追い払われた。半年後、伯父の邸宅に呼び出され、不思議に思いつつも向かうと、そこにいたのは、伯父の娘ラリサの婚約者、セオだった。聞けば、ラリサは一族の株を浮気相手に譲り渡す文書を残したまま、事故に遭って、今は昏睡状態にあるのだという。「きみはラリサによく似ている。だから、呼んだ」浮気相手からくだんの文書を取り戻すために、ラリサのふりをしろと!?即座に拒んだベッカに、セオが悪魔のように冷徹な声で告げた。「妹の未来を捨てる気か。報酬は弾む。いい大学にやりたいんだろう?」 ■〈私はイミテーション〉と題して、瓜二つの別人になりすますヒロインの切ない恋物語をお届けします。きみを改造してみせるというセオの言葉どおり、髪をブロンドにされ、化粧も服装も変えられたベッカ。そうして、セオの婚約者としての生活が始まりますが―― *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。 清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。 最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。 頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、 彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。 ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、 5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。 ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。 怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。 「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」 彼女は承諾するしかなかった――跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。
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-再会した彼は私のことなど忘れていた。あの甘い日々はつかの間の夢だったの? マデリンが息子とつましく暮らす小さな家に、ある日突然、イロニア王国の使者が訪れた。すぐに渡航せよとの通達だった。とうとう私の重大な秘密を知られてしまったの?6年前、短期留学生としてケンブリッジで学んでいた彼女は、イロニア王国の皇太子パリスと激しい恋に落ちた。妊娠がわかったのは帰国後で、密かに出産するしかなかったのだ。今や国王となったパリスと思わぬ再会を果たしたマデリンは、「きみは誰だ?」という彼の非情な反応に凍りついた。だが息子の存在を知るやパリスは態度を翻し、彼女に迫り……。 ■個性豊かな物語を描いて人気のケイトリン・クルーズ。今作はシークレットベビーをめぐる、王道のロイヤル・ロマンスです。王位継承者である息子のために結婚を承諾したヒロイン。ヒーローの心の闇を垣間見ると同時に、彼を愛していることに気がついて……。
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-籠の鳥は生まれて初めての恋をした。自分を檻に閉じこめたがる非情な夫に。 ヴィクトリアが18歳になって以来、父親は結婚相手をさがしてきた。そして、ヴィクトリアはイタリア貴族アルドの花嫁となった。結婚式の夜、誰からも恐れられている彼は言った。「僕は君を自分のものにしたいんだ。僕のかわいい妻を」怖くてたまらないはずなのに、ヴィクトリアの胸は高鳴っていた。だが数カ月前の夜の薔薇園で、彼女が熱い想いと純潔を捧げて情熱的なひとときをともにしたアルドはもうどこにもいなかった。アルドが私を妻にしたのは、トスカーナの屋敷に閉じこめるため、世間の目にいっさい触れさせないためだったのだ。なぜなら、結婚する気のなかった彼の子を私が身ごもっているから。 ■父親から自由を制限され、富裕な男性に売られる日のために囚人のような暮らしを強いられてきたヒロイン。ヒーローも父親と同じことを考えていると知り、愕然として屋敷から逃げ出しますが、彼につかまって……。危険なのに甘いロマンスをご賞味ください!
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-冷徹さと情熱を併せ持つ大富豪に、突然、“愛人宣言”されるなんて! キーナは18歳のときに初恋を経験したが、その後に待っていたのは、相手が陰で彼女を酷評する冷たい声だった。傷つき、逃げるように故郷を去ったキーナは、夜は工場で働きながらデザイン学校を卒業し、ファッション業界の帝王ニコラスに雇われた。当時、妻を亡くしたばかりのニコラスはその冷徹さが妻の死を招いたともっぱらの噂だったが、キーナは知っていた――彼が美しき妻の生前の写真を、大事にデスクに飾っていることを。恋に臆病になっていなかったら、私も好きになっていたかも……。そんなニコラスと出逢って6年。食事を共にしたある夜、彼がキーナに思いがけない申し出をする。「僕は君の愛人になるつもりだ」 ■無慈悲な大実業家の顔と、亡き妻を想う孤独な男の顔。ニコラスの2つの顔を知るキーナは、そのギャップに得も言われぬ魅力を覚えますが……。社長と元部下が繰り広げる、珠玉のシンデレラ物語! *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-冷徹な国王との結婚に、愛は含まれていなかった! タレクはアルザラムの国王となって1年足らず。周囲の期待に応えるため、妻を娶り跡継ぎをもうけなければ……。そう考えていたところへ、またとない花嫁候補が現れた。彼の知らぬところで不当に囚われていたアメリカ人女性アニヤだ。突然地下牢に現れた国王タレクに、アニヤは目を見張った。罪なき拘束生活に憤りつつも、長衣の美しい王に胸がときめく。彼女は宮殿の贅を尽くした部屋に通され、法外な提案をされた。あなたの問題と私の問題を解決するため、結婚しようですって? ■ケイトリン・クルーズは斬新かつユニークな設定で読者の心をわしづかみにする、USAトゥデイのベストセラー作家です。跡継ぎを今すぐもうけたいシークヒーローと支配的な父親から逃れたい純真なヒロイン。そんな二人が繰り広げる恋愛模様をお見逃しなく!
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-教えて、私は誰なの? この幸せは、いつまで続くの? 意識を取り戻したとき、アリーは見知らぬ男性の腕の中にいた。 ハンサムすぎて近寄りがたいほど整った顔。セクシーな肉体。 心臓がどきんと鳴った。見覚えがある気がするけれど……。 「アレクサ、なぜ君がここにいるんだ?」鋭い視線を向けられ、アリーは戸惑った。アレクサ? 私はアリーよ。でも……。 「自分でもわからないの。思い出せないの」 そこはイタリア人富豪アンジェロの所有する島だった――。 アンジェロは首を傾げた。派手好きだったアレクサに瓜二つだ。 なのに彼女は無垢な乙女にしか見えない。 「君は僕の妻だった」」 ■可憐なヒロインに心揺さぶられ、思わずキスした直後、「僕は君に興味がない」と口走ったヒーロー。一方、ヒロインは二人の間には強い絆がある気がして……? ピュアなヒロイン像が共感を呼ぶ、アニー・ウエストが描く大人気の記憶喪失がテーマの秀作!
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-わたしは明日、花嫁になる──心から愛する人に思いを残したまま。 20歳で両親を亡くし、強欲で支配的な叔父から逃れるように生家を飛びだし、ロンドンで暮らし始めたティモニー。実業家クレタと偶然出会って恋に落ち、彼のペントハウスへ移り住むように。半年後、ティモニーはついに愛を告白するが、驚いたことにクレタは拒絶すると、その場で彼女を追いだした。なぜこんな酷い仕打ちを? わたしは愛されていなかったの?傷心の彼女は叔父に強いられるまま、高齢の富豪との縁談を受け入れてしまう。だが挙式を翌日に控えた聖夜のパーティに突然クレタが現れ、彼女を担ぎあげると車で連れ去って……。 ■ヒロインが聖夜に突然現れた最愛の人から聞かされたのは、彼の哀しい生い立ちの秘密でした。そして同時に叔父のたくらみも知ることに……。ケイトリン・クルーズらしい軽快な展開でありながら、印象深いシーンも多い、ドラマティックな一作です。
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2.0鳥籠の外に出た彼女が知ったのは、甘くて苦い愛の罪。 王女アマリアの人生は、25歳で激変した。出生時に取り違えられ、実は農家の娘だったと判明したのだ。公私にわたる重圧から解放されて宮殿をあとにした彼女は、5年前、スペイン富豪ホアキンと出会ったホテルへ向かった。つらいとき、何度あの夏の甘美な思い出に救われたことか。だが出迎えた彼は、まるで罰するように乱暴なキスをすると、冷たい声で告げた。「あの残酷な仕打ちを償ってもらおう」王女ゆえに別れを選ぶしかなかった私を、今も憎んでいるの?思わず身震いしたアマリアを、ホアキンの氷の視線が貫いた。 ■『宿命の花嫁に王は跪く』に続く、ケイトリン・クルーズ渾身のロイヤル・ロマンス〈王女と灰かぶり〉第2話をお贈りします。ある日を境に、突然王女から庶民になったヒロイン。5年ぶりに再会した想い人から手ひどく扱われ、ショックを受けますが……。
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-カンザスの農場で育った田舎娘の私が本当は地中海の小国の王女ですって? 病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法なのだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。 ■出生時の取り違えで異なる人生を歩むことになった2人のヒロインのロマンスを描く2部作〈王女と灰かぶり〉の第1話をお贈りします。軽妙な筆致で人気のケイトリン・クルーズがハーレクイン・ロマンス3700記念号を飾ります。
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-明るい姉の陰に隠れて育った不器量で世間知らずのリサは、15歳のときから姉の夫の兄ジョエルに軽蔑されてきた。それは年頃のちょっとした出来心が原因だったが、リサは彼にふしだらというレッテルを貼られ、心に傷を負った。以来、恥ずかしさと悔しさから彼とは会わないようにしてきたのに……。8年後、姉夫婦が亡くなり、ジョエルとリサの2人が遺された子たちの後見人に指名されたことで、再会を余儀なくされる。またあの軽蔑のまなざしを向けられるなんて耐えられない!怯えるリサに、冷たい瞳のジョエルは驚くべきことを言い放った。「子どもたちとともにいたければ、ぼくと結婚するしかない」 ■リサは15歳のときに受けた心の傷がもとで、男性とのキスさえ怖がるようになっていきました。当然、純潔の身でジョエルとの結婚生活に突入しますが、厳しい兄のような存在の彼からは経験豊富な女と誤解されたままで……。新妻リサを待ち受ける運命やいかに? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。