検索結果

  • 愛を知らない億万長者【分冊】 1巻
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    父の死後、学費や生活費のすべてを支払っていたのはフェイスが幼い頃から憧れつづけた、後見人のストーンだった・・・。 ―彼はいつも、私の心の支えだった・・・。でも、彼はただ、後見人として私の面倒を見ているだけ!これ以上施しを受けるわけにはいけないわ!― ストーンへの借りを返すために働き始めたフェイス。 決心を変えない彼女に、ストーンはある提案をする・・・! 「僕への返済と引き換えに、僕と結婚してくれないか」。 ストーンが母親の会社を継ぐためには、彼が“結婚すること”が条件なのだという・・・! ―愛する人のプロポーズが、取引だなんて・・・!―

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  • 魂で愛して【分冊】 1巻
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    -
    彼だけはきっと、本当の私を見てくれる――。華やかなモデル業界を離れ、小さな町にやって来たリン。外見だけが騒がれる日々に疲れた彼女は、名前も服装も変えて平穏に暮らすつもりだった。けれど引っ越し初日にアパートメントの隣人ブレンダンと口論になる。廊下の荷物につまづいただけであんなに怒るなんて!でもリンは知らなかった。彼は盲目。その美しい瞳は何も映さないのだ。恥じ入った彼女をブレンダンはすぐに許し、やがてふたりは恋に落ちるが…?

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  • 友達ではいられない【分冊】 1巻
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    -
    ウエディングドレスデザイナーのフラニーは、事業拡大のため大手広告代理店オーナーのジャックに仕事を依頼した。セクシーでハンサム、ひと目でプレイボーイとわかる魅力的な男性…なのはいいけれど、1か月連絡がないのはどういうこと? 業を煮やしてジャックの家を訪れたフラニーは、彼が赤ん坊を抱えて困っている場面に出くわした。事故で亡くなった兄夫婦の娘を引き取ったのだという。ほうっておけず赤ん坊の世話を手伝うフラーだが、数年前の悪夢を思い出して?

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  • 傷ついても愛したい【分冊】 1巻
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    1.0
    介護のため困窮していたタニスは、亡き親友の夫トムに便宜結婚を申しこまれる。子供のベビーシッターを探していたトムは、結婚すればお互いの問題が解決すると言うのだ。申し分のない条件に、彼の提案を受け入れたタニスだが、かりそめの結婚式で唇を合わせたとき、その冷たさに体が震えた。トムは私を愛していない。彼の心は永遠に亡き妻のもの。なのに私は彼に惹かれている。この先、想いが届くことはないという絶望を抱えながら、彼と暮らさなければならないの!?

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  • 冷たい誤解【分冊】 1巻
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    母の死で再開後、自分を支えてくれた父。その突然の訃報で、アナは義理の兄で億万長者のギャレットと出会う。彼となら悲しみを分け合える・・・。ところがアナを父の愛人と誤解したギャレットは、彼女に冷たい視線を向ける。その態度を、アナも許せず、二人の間は険悪。が、遺言から彼と1か月間一緒に暮らすことになり!?

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  • 後見人は億万長者【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    「私たち結婚するべきよ」クリスティンは少女時代から好きだった10歳年上の後見人デリクに、思いきって逆プロポーズした。妹としてしか見られていないのはわかっている。亡くなった奥さんをまだ愛していることも…。でも25歳になる今、長い片思いに決着をつけたいの。しかしデリクはまともに相手にすらしてくれず、がっかりしたクリスティンは新たな人生を楽しもうと別人のように女らしく変身した。それがデリクの心に激しい独占欲を生むことになって――!?

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  • 恋人たちの再会【分冊】 1巻
    無料あり
    2.0
    だめだ、まだ死ねない。マルコの乗ったヘリが熱帯雨林に墜落し、彼は瀕死の重傷を負った。死と隣あわせになって心を占めたのはただひとり。忘れようとしても忘れられなかった女性、ソフィーのことだけだった――。数か月後。マルコが帰省したと聞いたソフィーは、速まる鼓動を抑えきれずにいた。6年前、夢を追うためにソフィーを捨てた人。残酷な仕打ちにまだ心はひき裂かれたままだ。どんな理由で戻ってきたにせよ、もう私は2度と彼にかかわらないわ。

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  • すれ違いのクリスマス【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    孤児として育ったシルヴィは、勤め先の仲間を家族のように大切に思っている。でも、その会社を滅茶苦茶にしようとする悪魔が現れた! 冷酷と噂の筆頭株主マーカスだ。会社を買収されたとは言え、独裁は許さないと抗議に向かったシルヴィは、まさしく彼は悪魔だと確信した。女性の心を一瞬で奪う美しさを備えた彼に無遠慮に見つめられただけで、身動きがとれなくなってしまったのだから。なんて傲慢なの? でも私に、彼の魅力に抗うことができるのかしら?

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  • 公爵の花嫁
    -
    シドニーで働くマリはヨーロッパのヘレニア王国に来ていた。ヘレニア王国の末裔であることが判明したいとこが、壮麗な宮殿で結婚式を挙げたのだ。ところが、披露宴でマリは某国の俗悪な皇太子に言い寄られる。窮地に陥った彼女はライサンダーという男に助けられるが……。
  • 純潔を捧げる日まで
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    濡れてぱっくり口を開けた秘所が、 彼の眼前にさらされて…。 悪魔アクラムのしもべモリガンは、少女の時から長い年月、人間たちの魂を奪ってきた――主の若さと美貌を保つために。 従順なしもべがひそかに主に欲望を抱き、どれほどはしたない妄想をしているか、彼は知らない。 ああ……アクラムがほしい―― たくましく硬くたかぶった男のしるしが背後からヒップに押しつけられ、食いこんでくる。 敏感になったつぼみを容赦なくいじくり回す、力強い手。 思わずあえぎ声をもらすやいなや、太い指が脚の間にすべりこんできた。 下の唇を左右に分けて、蜜がしたたらんばかりの秘所をいやらしく広げてくる。 だめ、それだけじゃまだ足りないわ。もっと、もっとほしい! 望みどおり四つん這いにされると、ついにその秘所が主の眼前にあらわになる。 ヒップをぐいと掴まれた次の瞬間、狂ったように腰を振り立てる主の硬くそそり立つコックに何度も深々と刺し貫かれ……。
  • 放蕩侯爵に調教されて
    -
    「清純ぶるな。 あいつのモノを突っこんでほしそうな顔をして」 卑猥な言葉は屈辱的なのに…。 ここはいったいどこ? ヘレンは眠気で朦朧とする頭を起こし、まばたきした。揺れるろうそくの光―― 見慣れない部屋だ。身を起こそうとして、愕然とした。縄で腕を縛られている! 「ようやく目が覚めたね」部屋の隅から聞こえてきた低い声の主は……新郎のピアースだ。 ヘレンは父を恨めしく思った――悪名高き放蕩侯爵に娘を嫁がせた父を。 固く立ち上がった乳首をピアースの指がかすめ、ヘレンはあえいだ。「ほら、体はこんなにも正直だ」 レースのナイトガウンの胸元からは乳房があらわになっているし、その下のサテン地も薄く、秘所の茂みまでが透けて見えている。 そのとき、食事の盆を抱え使用人が現れた。ああ、使用人の目に裸同然の新妻の姿をさらすなんて……。 花婿は、ズボンの前のふくらみを大きくした使用人を下がらせてから言った。 「清純ぶるな。その脚を開いて濡れたところにあいつのモノを突っこんでほしそうな顔をしただろう?」 卑猥な言葉に屈辱を覚えながらも、恥ずかしいことにヘレンはその部分が潤ってくるのを感じて……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『無垢な幼妻は絶倫侯爵に調教される』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • ようこそ、快感スタジオへ
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    彼は指を濡らすと、秘所の奥へと這わせていく。 「絶対にイクな」 見合いがいやで家を飛び出したマヤは、ヨガの看板を見つけ、気を落ち着けようと中へ入った。 人けのないスタジオにいたのは、見事な肉体のインストラクター、ヴィクラム。ここでは必要最小限のものしか身につけない決まりだと言い、ブリーフ一枚の自分の姿を指し示した。 Tシャツとショートパンツを脱いで、彼と体をからませ合うと考えただけで興奮に胸が高鳴る。でも……。 「抵抗しているね、マヤ。なぜだい?」 わたしの体内の血は熱くざわめき、乳首が痛いほど固く立ち上がった。ヴィクラムがわたしの背後に回る。 彼は長い指でわたしの太腿を開き、両膝をわたしのヒップに押し当て背中の下に体を入れてきた。 次の瞬間、固くたかぶった彼の欲望のしるしが背骨に当たるのを感じた。 わたしはあえぎ声をもらして全身を震わせ、彼の唇を求めて向き直ろうとした。 「だめだ」手首をつかむ彼の両手が腕を這い上がり、汗に濡れた乳房を強く握りしめる。「残りの衣類も全部脱ぐんだ」
  • ワイルドなお仕置き
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    「いい子だ――パンティを脱いで、ぼくに渡して」 誰かが入ってきたら、どうするの…? 高校の同窓会で、わたしは離婚した夫ジェームズと3年ぶりに再会した。 わたしたちはカレッジを卒業後すぐ結婚したが、 仕事が多忙だった彼は“今夜は疲れているから”と言っては、セックスを避けていたものだ。 でも、離婚後ビジネスで成功したという今の彼に、以前の面影はまるでない。 日に焼けた逞しい体を見ていると、下半身がうずうずしてたまらない。 誘われるまま互いをむさぼり始めると……ベッドでの彼は180度変わっていた。 これが本当に、あのジェームズなの? ――いつも青白い顔で仕事に疲弊していた彼は今や、 元妻をいたぶり奉仕させることに歓びをみいだす、暴君と化していたのだ!
  • 365日間の妄想愛
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    彼のネクタイで両手を縛り、目隠しをして命じる。 「その舌で、私が達するまで奉仕しなさい」 1年前、研修先で知り合った内気なグラハムと最終日に笑顔で別れて以来、ジュリアは倒錯的な夢想に悩まされ続けている。 “わたしの部屋に来ない?”と、彼を誘いたくてたまらなかったのに、勇気が出なかった。 返事がイエスだったら、彼を部屋に入れネクタイで両手を縛るか目隠しするかして、わたしが達するまで舌で奉仕しなさいと命じただろうか。 暴れ馬に乗るように彼に跨がって、わたしの名前を彼が叫ぶまで腰を振っていただろうか。 様々な妄想が頭を駆けめぐったあと、最後に行きつくのは決まって同じ―― 目の前にひざまずき、彼女の望みのままの行為をするグラハムの姿……。 やがて、運命の再会の日は突然訪れた。出張で彼の住む街で足止めを食らったジュリアは、彼に電話をかけてみたのだ。 案内されたレストランで、ディナーの間中、夢中でエロティックな妄想に耽っていた彼女は気づきもしなかった―― 目の前の従順そうな彼もまた、この1年、自分へのとてつもなく淫らな妄想を膨らませ続けていたとは。
  • チェンジ
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    だめ、友達カップルの前でこんなこと…。 その夜、互いのパートナーを“取り替えっこ”して――!? 私の恋人はライアン。男っぽくてワイルドなタイプで、 女友達のケイの恋人はショーン。いかにも科学者っぽい、線の細さがセクシーなタイプ。 あるとき4人でキャンプに行き、私たちは同じテントに寝ていた。 耳のすぐ横で聞こえるショーンの寝息に、私はどうしようもなく感じていた。 ライアンが反対側から手を伸ばしてきて、疼きの源を探り始める。 「や、やめてよ……」囁き声で抵抗するのに、彼はますます大胆になって、 ふとんの下で私の脚を割り、硬いモノを突き入れてきた。 2人ともわかっている――ショーンもケイも目を覚ましていることを。 私をイカせながら、ライアンはショーンに見せつけているのだ。 ほら、おまえも彼女とやりたくないか、と。 そしてケイにも。おれなら、きみをこんなふうにイカせてやるよ……と。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『野獣とイケメンに愛される夜~秘蜜の交換~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 夜のパフューム
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    「もうぐっしょり濡れてる」 「指と舌でイカせてほしいのか」 二人は私の好みを知り尽くしてる。 今宵、メレディスはホルターネックのドレスに身を包み、 ルームメイトのジョシュとウィルを両脇に伴って、 大富豪ロバート・クリーヴドンの屋敷で催されるパーティに赴いた。 ロバートは、メレディスと同伴の男たちを思惑ありげに見やりながら、 「屋敷のなかを好きに見てまわるといい。特に主寝室は見ものだよ」と言った。 主寝室のドアを閉めると、メレディスは海に面したガラス窓に手をつき、息をのんだ。 ジョシュが後ろから彼女の胸を包み込むと、首筋に唇を這わせる。 ウィルは前方に屈み、スカートの中から秘所を探る。「もう、こんなに……」 そのとき後ろでドアが開く音がして、ロバートが入ってきた。 グラスを片手に、ゆったりとした動作で壁際の椅子に腰かけると、彼は 「続けてくれ」と言った。ズボンの前を開き、長く突き出たものを解放しながら。
  • 先生の寝室
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    「爆発しそうでぎりぎりなんだ。 パンティを脱がせてもいいだろう?」 10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。 ミスター・ローレンス――高校3年のときの、数学の先生。 当時から、授業中に目が合うたび、ほかの誰とも感じられない何かを感じていた。 先生との間にはきっと何かがある、きっと先生も同じ気持ちでいるはず、と思っていた。 高潔な先生は何もしなかったけれど、私は違う。いつも思い描いていた。 先生が私にキスするところ。先生が私の胸を揉みしだき、いやらしいことを呟く。 もうたまらないというように乱暴に脚を開いて、私の中に入ってくるところ……。 10年経っても色褪せないこの想いを、まさか先生も抱いてくれていたなんて。 当時の教え子に囲まれていた先生は、私を見つけるなり「失礼」と輪を抜けだし、 まっすぐこちらへ歩いてきた。その数十秒後。私たちは廊下の角を曲がるなり、 激しく腰をぶつけ合いながら舌を絡め合っていた――。ひとりの男と女として。
  • 体育倉庫の思い出
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    「大きい…ああ、すごく大きいわ」 ずっと夢見ていた――彼のモノに貫かれる瞬間を。 10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。 同窓会は、高校のホールで開かれた。 私はいつ“彼”が現れるかとそわそわしながら、入り口のほうばかり見ている。 ドリュー・ハートリー。学校一のハンサムで、バスケのスター選手だった。 当時、彼とひょんなことから体育倉庫でふたりきりになったとき、 私たちは舌を絡め合ってキスをして、彼は私の下着に手を入れた。 もうすごく濡れてて、彼がオシリの穴を触ってくるだけでイキそうだったのに、 突然入ってきたスティーヴに邪魔さえされなければ、きっと最後までいっていたのに……。 10年も経って、いまだ引きずっているなんてバカげてると思うかもしれないけれど、 まさかその夜、同じ体育倉庫で、同じシチュエーションになるなんて。 しかも今度はあのとき邪魔をしたスティーヴも、ドリューと一緒に私を愛撫して……。
  • 深紅のドレスと真珠のプレイ
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    「何も穿いていないのか?」 「ええ、ストッキングと香水をひと振り。それだけ」 恋人の手ひどい裏切りに遭って以来、アナリースはもう誰ともつき合わなかった。 男たちには求められるままその美しい肢体を与え、アナリース自身も、 貢がれる快感を貪ってきた。“尻軽女”でいるほうが、ラクだし楽しい。 ところが、出会って3カ月になるゲイブとは、あまりうまくいかなかった。 誰といても何をしていても、ゲイブに会いたくてたまらないのだ。 こんなふうになるのは自分らしくないのに、彼のことを考えて切なくなる。 今も、募る想いを抑えきれず、わざわざこのレストランまで来てしまった。 商談中のゲイブから見える席で脚を開き、これみよがしにウエイターと触れ合う。 ゲイブは嫉妬に燃えるまなざしを隠しもしない。アナリースはどうしようもなく濡れた。 このあと彼がバスルームまで追ってきて、激しくファックされることを思うと……。
  • 受話器からの絶頂命令
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    「ぼくが贈った、あのパンティをはいているんだろう?」 卑猥な電話の声の主に 命じられるまま要求に応えてしまうのは、なぜ? 「ぼくが贈った、あのパンティを履いているんだろう?」 すっかり耳になじんだ声が、低くかすれた響きでささやいてくる。 わたしの体は即座に反応し、脚の間がじゅっと疼く。 こんな電話がかかってくるようになってまだ一週間にもならないけれど、 わたしは彼の言うがまま指先を踊らせ、彼の命令に服従するがまま、 激しくイッてしまうようになっていた。本当はこんな電話、すぐに切りたいのに。 「パンティに縫いつけられているビーズをプッシーにこすりつけろ」 彼の要求は徐々にエスカレートしていく。そしてわたしの興奮も。 スカートをまくりあげ、あられもない姿で激しいオーガズムに達したとき、 突然ドアが開き、入ってきたのは――! *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『甘美な絶頂命令』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 野獣とイケメンに愛される夜~秘蜜の交換~
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    私の恋人はライアン。男っぽくてワイルドなタイプで、 女友達のケイの恋人はショーン。いかにも科学者っぽい、線の細さがセクシーなタイプ。 あるとき4人でキャンプに行き、私たちは同じテントに寝ていた。 耳のすぐ横で聞こえるショーンの寝息に、私はどうしようもなく感じていた。 ライアンが反対側から手を伸ばしてきて、疼きの源を探り始める。 「や、やめてよ……」囁き声で抵抗するのに、彼はますます大胆になって、 ふとんの下で私の脚を割り、硬いモノを突き入れてきた。 2人ともわかっている――ショーンもケイも目を覚ましていることを。 私をイカせながら、ライアンはショーンに見せつけているのだ。 ほら、おまえも彼女とやりたくないか、と。 そしてケイにも。おれなら、きみをこんなふうにイカせてやるよ……と。
  • 無垢な幼妻は絶倫侯爵に調教される
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    ここはいったいどこ? ヘレンは眠気で朦朧とする頭を起こし、まばたきした。揺れるろうそくの光―― 見慣れない部屋だ。身を起こそうとして、愕然とした。縄で腕を縛られている! 「ようやく目が覚めたね」部屋の隅から聞こえてきた低い声の主は……新郎のピアースだ。 ヘレンは父を恨めしく思った――悪名高き放蕩侯爵に娘を嫁がせた父を。 固く立ち上がった乳首をピアースの指がかすめ、ヘレンはあえいだ。「ほら、体はこんなにも正直だ」 レースのナイトガウンの胸元からは乳房があらわになっているし、その下のサテン地も薄く、秘所の茂みまでが透けて見えている。 そのとき、食事の盆を抱え使用人が現れた。ああ、使用人の目に裸同然の新妻の姿をさらすなんて……。 花婿は、ズボンの前のふくらみを大きくした使用人を下がらせてから言った。 「清純ぶるな。その脚を開いて濡れたところにあいつのモノを突っこんでほしそうな顔をしただろう?」 卑猥な言葉に屈辱を覚えながらも、恥ずかしいことにヘレンはその部分が潤ってくるのを感じて……。
  • 生真面目な先生の野獣な本性
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    10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。 ミスター・ローレンス――高校3年のときの、数学の先生。 当時から、授業中に目が合うたび、ほかの誰とも感じられない何かを感じていた。 先生との間にはきっと何かがある、きっと先生も同じ気持ちでいるはず、と思っていた。 高潔な先生は何もしなかったけれど、私は違う。いつも思い描いていた。 先生が私にキスするところ。先生が私の胸を揉みしだき、いやらしいことを呟く。 もうたまらないというように乱暴に脚を開いて、私の中に入ってくるところ……。 10年経っても色褪せないこの想いを、まさか先生も抱いてくれていたなんて。 当時の教え子に囲まれていた先生は、私を見つけるなり「失礼」と輪を抜けだし、 まっすぐこちらへ歩いてきた。その数十秒後。私たちは廊下の角を曲がるなり、 激しく腰をぶつけ合いながら舌を絡め合っていた――。ひとりの男と女として。
  • 甘美な絶頂命令
    -
    「ぼくが贈った、あのパンティを履いているんだろう?」 すっかり耳になじんだ声が、低くかすれた響きでささやいてくる。 わたしの体は即座に反応し、脚の間がじゅっと疼く。 こんな電話がかかってくるようになってまだ一週間にもならないけれど、 わたしは彼の言うがまま指先を踊らせ、彼の命令に服従するがまま、 激しくイッてしまうようになっていた。本当はこんな電話、すぐに切りたいのに。 「パンティに縫いつけられているビーズをプッシーにこすりつけろ」 彼の要求は徐々にエスカレートしていく。そしてわたしの興奮も。 スカートをまくりあげ、あられもない姿で激しいオーガズムに達したとき、 突然ドアが開き、入ってきたのは――!
  • 花嫁の姉
    3.5
    妹の盛大な結婚式に出ることになり、ケイティは複雑な心境だった。1年前、妹はケイティがつき合っていた恋人を奪い取ったのだ。すると、母が気をきかせて当座の恋人役を演じる男性を用意してくれた。だが、それは以前、最悪の出会い方をしたジャクソンで……。
  • 危険な薔薇
    4.0
    故郷を離れシカゴで孤独に暮らすクリスティのもとに、ある日差出人不明の薔薇の花束とメッセージが届いた。ストーカーの影におびえていた彼女は警察に通報するが、駆けつけた刑事の姿を見て思わず目を疑った。かつて彼女が初めて恋し破れた相手スコットが、すっかり大人の男性となってそこに立っていたのだ。

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  • 涙は愛の言葉
    -
    突然の事故で親友を失ったネイトは、親友の妹ジョーダンと親しく過ごすようになる。だが、ジョーダンへの思いが日ごとにつのり、彼女の子供たちに懐かれれば懐かれるほど、ネイトの心の内には言いしれぬ罪悪感が膨らんでいった。
  • 脇役はおしまい
    -
    レベッカはウエディングプランナー。仕事は一流と評判だが、そんな彼女でも、わがままな花嫁メラニーの依頼には困憊させられどおしだ。そんななか、新郎の介添人を紹介され、彼女はさらなる混乱に陥った。それは、元恋人ライアンだった!
  • 別れの日まで
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    一九四九年、五月。一人の若者がウィンターズ家を訪れた。彼の名はジャック・マーフィ。戦死した兄の戦友だという彼をひと目見て、クレア・ウィンターズは恋に落ちた。だが、二人の間にはどうしても超えられない壁が立ちはだかって……。
  • 愛の言葉が言えなくて
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    クロエは、教会の運営アシスタントとして、牧師の父親をサポートする秘書として働いている。躾に厳しい父親の影響と、彼女自身のつつましい性格から、二十六歳の今まで、男性と深いつきあいをした経験がない。あるとき、老朽化した教会の彫刻を修復するため、サッド・シッペンという彫刻修復の専門家がやってきた。作業している彼の、赤銅色に日焼けしたひきしまった上半身に、思わずクロエは目を引きつけられた。彼のほうこそ、まるで彫刻のようだわ。はっとして目をそらし、クロエは自分を叱った。しっかりしなさい。彼は気が荒くて、無節操だという噂なのよ。やがてオフィスに入ってきたサッドを見て、彼女はショックを受けた。三年前、父親に反抗して衝動的に家を飛び出したあの夜、“接触”した、忘れられない相手だったのだ。
  • 愛を知らない億万長者【ハーレクインSP文庫版】
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    たった1年の契約結婚―― 年上の彼への恋心は秘密。父亡きあと、難病を患う母と残されたフェイス。 それでも苦労せずに今日まで暮らしてこられたのは、 いつも見守ってくれる若き大富豪、ストーンのおかげだった。 フェイスは後見人の彼に幼いころから憧れ続けてきた。 だが真実を知った今、彼にはとても顔向けできない。 ストーンは財産の管理をしていたのではなく、 何もかも私費で面倒を見てくれていたのだ。 働き始め、全額を返済したいというフェイスに彼は告げた。 「それなら、僕の妻になってもらいたい」
  • 孤島で愛して
    完結
    5.0
    孤島の海岸に打ち上げられていたところを救出されたものの、記憶を失っていたシドニー。助けてくれた男性ダニエルは不愛想ながらも、ケガが治るまでここにいていいと言ってくれた。彼は数年前、息子を誘拐されたうえに妻まで亡くし、悲しみから孤独に暮らしているという。ダニエルの美しい碧い瞳…なぜ懐かしい気持ちになるの? 胸が締めつけられるシドニーだが数日後、突然思い出した。そうよ、私は…自分の息子の父親が彼なのかを確かめに、ここに来たんだわ!
  • 女優よりすてきな仕事
    完結
    -
    人気女優のエンジェルはパパラッチやストーカーに悩まされる毎日に疲れきっていた。休暇をとりたいと切望する彼女は高校時代の友人に招かれ、友人の兄が営むニューメキシコの牧場を訪れる。そこで出会ったのは、たくましいカウボーイのデイと、彼の娘ベス=アン。愛らしいけれどどこか怯えた様子のベス=アンが気になって仕方ないエンジェル。だが元妻と娘の親権を争っている最中というデイは、エンジェルが女優だとわかると彼女を罵り、追い出そうとして…!?
  • 君に捧げる愛
    完結
    5.0
    夫と離婚し小さな農場で生計を立てながら子供を育てるディアドリーは、思いがけない再会に驚いた。3年前、夫の浮気に悩まされ地獄のような日々を送っていたとき、パーティーで優しく気遣ってくれたローナンだ。部屋を探しているという彼は、ディアドリーの農場の一室を間借りすることになった。知的でハンサムなローナンに惹かれてゆくディアドリー。離婚して以来、男性が怖くてたまらなかったのに…。ついに彼とキスしてしまうが、ローナンは正体を隠していて?
  • 友達ではいられない
    完結
    3.0
    ウエディングドレスデザイナーのフラニーは、事業拡大のため大手広告代理店オーナーのジャックに仕事を依頼した。セクシーでハンサム、ひと目でプレイボーイとわかる魅力的な男性…なのはいいけれど、1か月連絡がないのはどういうこと? 業を煮やしてジャックの家を訪れたフラニーは、彼が赤ん坊を抱えて困っている場面に出くわした。事故で亡くなった兄夫婦の娘を引き取ったのだという。ほうっておけず赤ん坊の世話を手伝うフラーだが、数年前の悪夢を思い出して?
  • 傷ついても愛したい
    完結
    3.0
    介護のため困窮していたタニスは、亡き親友の夫トムに便宜結婚を申しこまれる。子供のベビーシッターを探していたトムは、結婚すればお互いの問題が解決すると言うのだ。申し分のない条件に、彼の提案を受け入れたタニスだが、かりそめの結婚式で唇を合わせたとき、その冷たさに体が震えた。トムは私を愛していない。彼の心は永遠に亡き妻のもの。なのに私は彼に惹かれている。この先、想いが届くことはないという絶望を抱えながら、彼と暮らさなければならないの!?
  • 美しき同居人
    -
    ■すぐ近くにいるかもしれない運命の相手。あなたはその人に気づけますか?■マギーはサロンの一室から出てきたニックを見て、言葉を失った。髭を剃り、髪をカットした彼は、抗いがたいほど魅力的だ。「君の言いなりになって変身したんだ。満足かい?」マギーは黙ってうなずきながら、心がざわめくのを感じていた。私ったら、どうしてあんな提案をしてしまったのかしら?ニックは、マギーの家の部屋を借りることになった新しい下宿人。といっても祖母が勝手に契約しただけで、最初は断るつもりでいた。ところが自力で始めた結婚相談所の開業が間近に迫っていたせいでつい彼を宣伝用の男性会員に仕立てようなどと思いついてしまった。そして紹介する女性とのデートを条件に部屋を貸すことにしたのだ。ニックを見ただけで熱くなるのに、同じ家でどうやって眠るつもり?しかも私は彼に運命の相手を紹介しなくてはいけないのよ。この日から二人の危うい関係が始まった。
  • プリンセスの秘密
    -
    ■再会した恋人の冷淡な態度に、プリンセスは打ちのめされ……。■赤ちゃん! プリンセス・エリザベスの母としての本能が、ふくらんだおなかを隠すように告げた。こちらに向かって歩いてくる彼は、私に会えてうれしいようには見えない。私のほうは、ずっと彼を捜していたというのに……。エリザベスは、おなかに小さな命が宿った夜のことを思い出した。彼女の家でもあるウィンボロー王国の城で開かれた舞踏会の夜、背の高いハンサムな男性に一目で惹かれ、どちらも名乗り合わずにそのまま一夜をともにした。だが、エリザベスが運命の恋人に出会えたと思ったのもつかの間、彼は翌日には姿を消していた。今、彼は自分を捜し出したエリザベスに烈火のごとく怒っている。赤ちゃんができたことなど、とても言えない……。
  • 華やかな牢獄
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    ■この豪奢な屋敷の中には、愛と裏切りと陰謀が渦巻いている。■リチャードの目は、陰気な病室の中にいる女性に釘付けだった。女性は痩せ細り、かつては美しく輝いていた目にも生気がない。〝そのうえ、彼女は僕が誰だかもわからないんだ〟リチャードは、自分の妻を薬漬けにして、記憶を奪った病院に、怒りを抑えきれなかった。自分を見捨てて家を出た妻、レクシーに対しても。七カ月前、レクシーは事故で瀕死の状態にあったリチャードに、離婚と多額の財産分与を要求して姿を消した。少なくとも、彼の母はそう言っていた。だが、今、レクシーは記憶を失って怪しげな病院に閉じ込められている。いったい、七カ月の間に何があったんだ?そして、妻の裏切りに対する僕の怒りはどこに向ければいいんだ?
  • 心の鍵は誰のもの?【ハーレクイン文庫版】
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    父の急死で、身寄りのなくなった19歳のニコラは、憧れの弁護士ブレットと結婚した。しかし、新婚生活は惨めなものだった。父の親友で、ニコラの後見人でもあるブレットにとって、この結婚はニコラが男友達に襲われかけた事件がきっかけで生じた、便宜的なものにすぎず、ニコラを子供扱いして、指一本触れようとしないのだ。だから、2年たってもニコラは純潔のまま――しかも彼は、別れた美しい妻にいまも想いを寄せていた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シチリアでもう一度
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    空港で、ローレルは癒えない心の傷を抱えたまま立ち尽くした。滑走路に乗りつけた車から降りてくる、長身の男性に目をこらす。クリスチアーノ。見るだけで胸が締めつけられる夫の姿がある。子どもを流産したとき、夫は連絡さえくれなかった。大会社を背負っているとはいえ、初めての子どもだったのに――冷たいクリスチアーノに耐えきれず、ローレルは家を出たのだ。いま、2年の別居の末に、離婚をするため戻ってきたローレルを、彼は何事もなかったかのように見つめ、掠れた声で囁いた。「今晩は君のホテルに泊まる」
  • 後見人は億万長者
    完結
    4.0
    「私たち結婚するべきよ」クリスティンは少女時代から好きだった10歳年上の後見人デリクに、思いきって逆プロポーズした。妹としてしか見られていないのはわかっている。亡くなった奥さんをまだ愛していることも…。でも25歳になる今、長い片思いに決着をつけたいの。しかしデリクはまともに相手にすらしてくれず、がっかりしたクリスティンは新たな人生を楽しもうと別人のように女らしく変身した。それがデリクの心に激しい独占欲を生むことになって――!?
  • 恋人たちの再会
    完結
    -
    だめだ、まだ死ねない。マルコの乗ったヘリが熱帯雨林に墜落し、彼は瀕死の重傷を負った。死と隣あわせになって心を占めたのはただひとり。忘れようとしても忘れられなかった女性、ソフィーのことだけだった――。数か月後。マルコが帰省したと聞いたソフィーは、速まる鼓動を抑えきれずにいた。6年前、夢を追うためにソフィーを捨てた人。残酷な仕打ちにまだ心はひき裂かれたままだ。どんな理由で戻ってきたにせよ、もう私は2度と彼にかかわらないわ。
  • 悪夢のあとには 記憶をなくしたら
    -
    リンの顔にはまだ、元夫の暴力による醜い傷跡や痣が残っていた。最後に受けた暴力はとくにひどく、病院で目覚めたときには、記憶まで失っていた。男性への恐怖心はいまだに消えなかったが、リンは立ち直ろうと、友人の兄キャルの牧場で家政婦として働きはじめた。キャルは元夫とは違い、ことあるごとに彼女をいたわってくれる。いつしかリンは、たくましいキャルに恐怖を感じなくなり、抱いていた感謝の気持ちも、愛に変わっていった。だがそんなとき、元夫の死体が発見され、リンは殺害容疑をかけられてしまった。記憶も戻らず、自分が殺人者かもしれないという思いに彼女は悩む。キャルへの愛も空回りするばかりで……。★“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。★
  • 胸騒ぎの月曜日 20アンバー・コート1C号室 I
    -
    ある九月の月曜日。ジェインは朝から災難続きだった。セクシーな夢を見て寝坊し、出勤途中には大雨に遭った。憂鬱な気分に、さらに追い打ちをかけたのは、勤め先の宝石販売会社が何者かに乗っ取られるという噂だった。両親を亡くし、弟と妹を大学に通わせるために働く彼女は、リストラに遭うことを憂えて、冗談半分に同僚に言った。億万長者と結婚して別れる際に慰謝料をもらえたら、と。偶然その言葉を聞いた町の名士のエリックは、内心、小躍りした。彼女こそぼくが求めていた女性だ!これで、祖父が残した遺産相続の条件は満たされる!一人の女性だけに永遠の愛など誓えないプレイボーイと、家族を守るためにお金が必要な、恋におくてな女性。利害が一致したとき、ふたりの狂想曲が始まった。
  • 情熱の掟
    -
    麻薬密輸組織の全貌を暴くため、FBI捜査官のダナは、容疑者の一人マーカスのボディガードになりすまし、覆面捜査をするよう命じられた。だがマーカスの魅力的な瞳を見たとたん、任務をやり通せるのか不安を覚えた。こんな美しい女性が僕のボディガードだと?無実の罪を着せられるという苦境にありつつも、マーカスは内心にやりとせずにはいられなかった。二十四時間警護してくれるなら、楽しい時間が過ごせるだろう。
  • すれ違いのクリスマス【あとがき付き】
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】孤児として育ったシルヴィは、勤め先の仲間を家族のように大切に思っている。でも、その会社を滅茶苦茶にしようとする悪魔が現れた! 冷酷と噂の筆頭株主マーカスだ。会社を買収されたとは言え、独裁は許さないと抗議に向かったシルヴィは、まさしく彼は悪魔だと確信した。女性の心を一瞬で奪う美しさを備えた彼に無遠慮に見つめられただけで、身動きがとれなくなってしまったのだから。なんて傲慢なの? でも私に、彼の魅力に抗うことができるのかしら?
  • 子爵のトラブル カラメールの恋人たち I
    3.0
    メリサンド城でキュレーターを務めるキルステンは、いきなり上司として目の前に現れた彼の姿に唖然とした。アラゴン子爵ロウ・セヴラン。6年前、キルステンの家族を不幸に陥れ、そのうえ助けを求める彼女たちをあっさり見捨てた男だ。以来、ロウにだけはかかわるまいと生きてきたのに。それに今のキルステンは秘密を抱えている。ロウが知ったら、再び私の幸せを壊そうとするに違いない。そう警戒し、距離を置こうとするキルステンだが、ロウの強引な誘惑にあらがいきれずにキスをしてしまい……。■カラメール公国を舞台に繰り広げられる王族たちの恋を描いた、人気シリーズ第3弾『カラメールの恋人たち』1作目をお送りします。メリサンド城の伝説をめぐって紡がれる、3つの珠玉のラブストーリー。今回はアラゴン子爵ロウが主人公です。

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  • 傷ついても愛したい
    -
    「ぼくと結婚してくれないか。君がほしい…」突然のトムの熱い求婚に、タニスは呆然とした。親友でトムの妻でもあった女性が亡くなってかれこれ3年になる。トムは妻の代わりになる女性を求めていて、タニスも母の介護で、経済的な窮地に追いつめられている。結婚はお互いのためになると彼は言うのだ。だが、タニスはトムとベッドを共にすることに悩んでいた。磁石に惹き寄せられるように惹きつけられているのに、彼に愛されていないと知っていたからだ。
  • 禁断のときめき
    -
    シリーニは一人庭園のベンチに座り、ただ時が過ぎるのを待った。 父の政敵の資金集めパーティーにもぐりこんものの、命じられたとおりにスパイ行為を働く気にはなれなかったのだ。 「君は幽霊ではないんだね?」振り返ると、タキシードに身を包んだすてきな男性がいた。 男性はこのホテルの庭園に出るという幽霊の話を皮切りに、歴史や伝説を語り、心から楽しませてくれた。 やがて二人はあらがえぬ魔力に導かれるように踊り、口づけをする。しかし男性の名を聞いたとき、シリーニは慄然とした。 アダム・ダンフォース? 彼が政敵の息子だったなんて!
  • 孤島で愛して ある運命の物語 XVII
    -
    ダニーがハワイの孤島に隠遁して四年が過ぎた。愛息の誘拐、妻の死……いまだ、心の傷は完全に癒えていない。ある朝、ダニーはビーチで倒れている女性を発見した。幸運にも、大きな怪我はないらしい。ほっとしたのもつかのま、彼女が言った。「私……自分が誰なのかわからないわ!」
  • 後見人は億万長者【ハーレクイン文庫版】
    -
    クリスティンの父が莫大な借金を遺して亡くなったあと、父の仕事仲間である大富豪のデリクは彼女の家を高額で買い取り、まだティーンだったクリスティンの後見人となった。以来、彼女は10歳年上のデリクへのひそかな憧れを胸に秘め、3年前に彼が妻を病で失うと、愛娘の育児も手伝うようになった。そう、妹としてしか見られていないのはわかっている。彼は今も奥さんを愛しているのだ。でも、片思いはもう終わり――クリスティンは長年温めていたある考えを、とうとう口にした。「ねえ、デリク、わたしたち結婚するべきよ」 *本書は、初版ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 失意のドクター
    -
    愛する人のためについた嘘が、深い憎しみとなって返ってきた。■かつて“美人三姉妹のひとり”と謳われたエミリーは、体型も崩れ、最近では服装にも頓着しなくなっていた。そんな彼女の前に、高校時代の元恋人のマークが現れる。わけあって、もう愛していないと嘘をつき、彼女のほうから一方的に別れたのだ。だが、その後の十四年の月日はマークにだけ微笑んだ。ひょろりと痩せていた少年は、荒削りな魅力の男性へと変貌を遂げ、彼はいまや医学研究の実力者と言われるほどに成功していた。不器量な私など、近づいてはならない存在なのだ。あの嘘の理由を隠し通すためにも……。
  • 癒されぬ傷
    3.0
    お堅い牧師の娘が恋をし、捨てられた。その身に残ったのは心の傷だけではなかった。■ひと夏を親密に過ごした相手に裏切られたレイチェルは、看護婦として働く傍ら、そのとき宿した子を一人で育てていた。あるとき、職場の病院にたたずむ背の高い男性に目を奪われた。それは、あの夏の日、“ぼくの人生にきみは必要ない”という言葉を残して町を去っていった、マックだった。彼に傷つけられ、やるせない思いに苦しんできたのに、いざ再びそのハンサムな顔を目の前にすると、レイチェルの胸は痛みと同時に高鳴りを覚えた。そんな心の動揺を見透かすかのように、マックが甘く優しい言葉を投げかけ、彼女の心をさらに掻き乱した。どうせ体が目当てに決まっているわ。これ以上近づかないで!二度と傷つきたくない彼女の心が、警鐘を鳴らした。だがその音は、彼の耳には届かない……。
  • 心の鍵は誰のもの?
    -
    子守と安全のための結婚なんて、楽しいわけがないでしょう?■ニコラは二年前、ブレット・ハーコートと結婚した。でもそれは、身寄りのなくなったニコラを守るためのものだった。ブレットは別れた妻をまだ愛しているからだ。彼はとても優しく、大切にしてくれる。はためには何不自由ない暮らしだが、ニコラには牢獄だった。なぜなら彼女はブレットを愛しているのに、彼はニコラを子供扱いするだけで、指一本触れようとしないからだ。思いあまったニコラは、結婚カウンセラーに相談に行った。「あなたが誰か、ほかの男性に関心があるように思わせなさい」カウンセラーの意外なアドバイスに驚くニコラだが、今の状態を続けていくのももう限界だ。おまけに、ブレットを誘惑しようとする女性までが登場する。動揺し腹を立てるニコラの前にも、すてきな男性が現れた。ニコラには、助言を実行する絶好のチャンスだった。
  • 友達ではいられない 真実の花嫁 I
    -
    フラニー・ブルックスはウエディングドレスのデザイナー。事業をさらに拡大したいと考える彼女は、PR会社の経営者ジャック・ファレルと知り合った。笑顔ひとつですべての女性が足元に崩れ落ちると思っている、とんでもないプレイボーイ。だが、それだけの魅力はたしかにある。だからって、仕事が遅いのを許すわけにはいかないわ!パンフレットを考えてもらうのに商品の写真を渡してから、もう一カ月もたつ。いったいジャックは何をやっているの?怒りにまかせてジャックの家にのりこんだ彼女は、彼が生まれて間もない赤ん坊をかかえて、困っている場面にでくわした。事故で亡くなった兄夫婦の娘を引き取ったのだという。ほうっておけずに、赤ん坊の世話を手伝ったフラニーだったが、“男性と赤ん坊”という取り合わせに、数年前の悪夢のような出来事を思い出した……。
  • 銀色の誘惑
    -
    銀色の瞳の美女。復讐には絶好のターゲットだ。■デックは、シルバー・ジェンセンに出会ったとたん、今までになく激しい欲望が体の中にわき起こるのを感じた。だが、その後すぐにショッキングな事実を知る。まさか彼女が、あの憎きキャル・マコールの異父妹だったとは……。いや、ショックを受けている場合ではない。かつてキャルは僕の双子の妹の命を奪った。今度は僕がキャルの妹の心を奪って復讐するいい機会ではないか。一方、シルバーはデックの存在を厄介に思っていた。婚約者に裏切られてから、もう男性とは関わらないと決めている。男性はみな私ではなく、私の受け継ぐ財産にしか興味がないのだ。でも、このハンサムで強引なカウボーイ、デックは、いつの間にか私のうつろな心の中に忍び込んできて……。
  • 結婚は復讐の始まり 真実の花嫁 III
    -
    七年前、私を捨てたダックス。その彼と契約結婚をするなんて。■親友チャールズが不慮の事故でこの世を去り、ジリアンは悲しみに沈んでいた。そして葬儀の日、思いもかけない人物が現れた。チャールズの兄、ダックスだ。なぜ彼がここに? 私とチャールズを憎んでいるはずなのに。七年前、ダックスは私の婚約者だった。だが、私とチャールズの関係を疑ったダックスは、町を飛び出し、それ以来、戻ってくることはなかった。すべては誤解だったのだが、ダックスは今でも私たちを憎んでいる。それなのに、なぜ帰ってきたのだろう……。ジリアンの疑問は、葬儀のあとすぐに解けた。ダックスは彼女への復讐のため、ある計画を立てていたのだ。
  • 冷たい誤解
    3.0
    父の突然の訃報と軽蔑のまなざし――それが彼との冷戦のはじまりだった。■彼が戸口に立って名乗った瞬間、アナの興奮は一気に頂点に達した。ギャレット・ホールデンといえば、一代で巨万の富を築いた億万長者ということを知らない者はいない。アナは、この血のつながらない兄のことを父ロビンからよく聞いていて、いつか会いたいと思っていた。会えた喜びも束の間、彼の口からこぼれ落ちたのは、ロビンが死んだという知らせだった。しかも葬儀はすでに終わっていた。あまりの衝撃と悲しみに呆然自失している彼女に、義兄は軽蔑の念を込めた視線を向け、言い放った。「ロビンの次は僕をたらし込むつもりか?」アナは悟った――自分が老人の財産を狙った悪女だと思われていることを。
  • シークの孤独 アラビアン・プリンス I
    -
    魔法と魅惑とロマンスの王国、エル・ザフィール。アメリカ人のペニーは意欲と能力を見込まれ、王女の秘書としてこの国にやってきた。しかし宮殿で実際にボスとして現れたのは、世界中の女性の憧れ、ラフィーク・ハッサン王子だった。ペニーは予想外の展開に戸惑いつつも、漆黒の瞳を持つ魅力的な王子にしだいに心奪われていく。傷ついた過去から二度と恋をしないと決めていた彼女は、王子への思いを抑え込もうとするが、ラフィーク王子は突然キスをしてきて……。

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  • ボスにご用心
    -
    三カ月前、やむをえない事情でニコラスの秘書になってから、プルーデンスはずっと彼にいらいらさせられていた。傲慢で威圧的でありながらも、たまらなく魅力的なニコラスは、かつてプルーデンスの最愛の恋人だった――ささいな喧嘩が原因で彼が町を出ていってしまうまでは。あれから七年がすぎ、再び町に戻ってきたニコラスは、過去のいさかいなどなかったかのようにプルーデンスを誘惑する。私をおいて出ていったくせに、勝手にもほどがあるわ!プルーデンスは頑なにニコラスを拒絶するが、予想外のトラブルが起きて婚約者同士を演じることになり……。

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  • 孤高の御曹子 バロン家の受難 X
    3.0
    17の夏、シーリアは名家の御曹子リースと情熱的な時を過ごした。ところが、全身全霊を捧げたつもりでいた彼女のもとからリースが忽然と姿を消した。どうやら別の女性を妊娠させて責任を取るよう迫られたが拒否し、家族とも縁を切って行方知れずになったらしい。シーリアの初恋は無残に砕け散った。時が過ぎ、港の管理をする彼女の前に豪華なクルーザーが現れる。もの珍しさに近づくと、中から長身の男性が降りてきた。それは忘れもしない不実な御曹子、リース・バロンだった!
  • ドクターを慕って 富豪一族:知られざる相続人 I
    3.0
    看護師のアリソンはドクターのケインを慕っているが、彼は富豪一族の一員で、雲の上の存在だ。ただ仕事の苦労や悩みを聞いてあげることだけが、彼女にできる唯一の愛情表現だった。ある日、いつもより深刻な顔をした彼を見て、アリソンは自宅に招いて話を聞くことにした。だが、彼を慰めるうちに、純潔を捧げてしまう。気まずさから縁を切られることを覚悟した彼女をよそに、ケインはあまりにも衝撃的な言葉を言い放った。「僕と結婚してほしい。君を妊娠させた可能性もあるから」★富豪一族シリーズ新シーズンが今月よりスタート! 今まで存在を知られていなかった、フォーチュン家の血統を受け継ぐ者たちが次々に発見されます。D.パーマーの『テキサスの恋』新作の冒頭を巻末に掲載しています!★
  • 息づく素肌
    -
    たった一夜のSEXで妊娠。相手はよりによってリッチな遊び人の外科医。気の合う同僚だったベンが、あの夜は見たこともないほど絶望していて、カーチャはついほだされたのだった。だけど彼は私の事を好きなわけじゃないし、ましてや子どもなんて望むはずがない。女だから、妊娠したからといって、愛されたり完璧な母親になれるとは限らないのだ。カーチャは独り哀しい決断をするが……。男女の心の襞を優しく細やかに辿る感動作。●本書は、2009年8月に小社より刊行された『アマルフィの庭』を改題・再編集したものです。
  • 冷たい誤解
    完結
    4.9
    母の死で再開後、自分を支えてくれた父。その突然の訃報で、アナは義理の兄で億万長者のギャレットと出会う。彼となら悲しみを分け合える…。ところがアナを父の愛人と誤解したギャレットは、彼女に冷たい視線を向ける。その態度を、アナも許せず、二人の間は険悪。が、遺言から彼と1か月間一緒に暮らすことになり!?
  • プリンセスの秘密〈世紀のウエディングIV〉
    完結
    -
    ウィンボロー王国・第二王女エリザベス。彼女は、生き別れた兄と、舞踏会で情熱的な一夜を過ごした「運命の人」レイフを探すため一人、アメリカの地に降り立っていた。今やレイフはお腹の子の父親でもある。再会に胸ときめかせていたエリザベスだったが、やっと出会えたレイフの態度は冷たいもので…。
  • 愛を知らない億万長者
    完結
    4.0
    父の死後、学費や生活費のすべてを支払っていたのはフェイスが幼い頃から憧れつづけた、後見人のストーンだった…。-彼はいつも、私の心の支えだった…。でも、彼はただ、後見人として私の面倒を見ているだけ!これ以上施しを受けるわけにはいけないわ!-ストーンへの借りを返すために働き始めたフェイス。決心を変えない彼女に、ストーンはある提案をする…!「僕への返済と引き換えに、僕と結婚してくれないか」。ストーンが母親の会社を継ぐためには、彼が“結婚すること”が条件なのだという…!-愛する人のプロポーズが、取引だなんて…!-
  • 魂で愛して
    完結
    4.6
    彼だけはきっと、本当の私を見てくれる--。華やかなモデル業界を離れ、小さな町にやって来たリン。外見だけが騒がれる日々に疲れた彼女は、名前も服装も変えて平穏に暮らすつもりだった。けれど引っ越し初日にアパートメントの隣人ブレンダンと口論になる。廊下の荷物につまづいただけであんなに怒るなんて!でもリンは知らなかった。彼は盲目。その美しい瞳は何も映さないのだ。恥じ入った彼女をブレンダンはすぐに許し、やがてふたりは恋に落ちるが…?
  • 再会のモンテカルロ
    -
    ★わたしを豪華なヨットに閉じ込めて、いったい何をするつもりなの?★事故で片目の視力を失ったせいで、ミアはインテリアデザナーになる夢を絶たれてしまった。今モンテカルロのヘアサロンで受付係として働いている彼女は、ある日、新聞でラム・ヴァリンダに関する記事を目にした。彼はミアの兄の全寮制学校時代からの親友で、王族――マハラジャの後継者にして世界的なカーレーサーだ。ラムはミアが10代のころの淡い恋の相手でもあったが、身分の違いもあり、その恋が実ることはなかったのだった。再びラムに会って自分の望みを伝えたい気持ちを抑えきれず、ミアは思いきってラムに連絡を取るが……。
  • 愛を知らない億万長者
    4.5
    フェイスは十二歳のときにボートの事故で父親を失った。残された母親も難病を患い、常に病状の悪化に怯えている。それでも大学生の今日まで苦労することなく暮らしてこられたのは若き億万長者ストーンのおかげだった。ストーンは父の親友の娘であるフェイスの後見人となり、借金を精算し、母親の治療費も負担してきたのだ。その事実を知ったフェイスは愕然とした。施しを受け続けるわけにはいかない。フェイスはストーンに全額を返済するために大学をやめ、ひそかに仕事を探して働き始めた。だが、たちまちストーンに見つかってしまう。何か役に立ちたいと懇願するフェイスに向かって彼は言った。「それなら、僕の妻になってもらいたい」 憧れ続けてきた人と形だけの結婚をするフェイスの物語。切ない想いは成就するのでしょうか?
  • 理由なき情熱
    -
    ★出会えた幸運に感謝していたのに、最も会いたくない人だったなんて。★心臓移植のためのチャリティー・パーティーで、キャサリンは謎めいた男性にダンスを申し込まれた。グレイと名乗る彼は、新聞にも載るほどの有名建築家だった。間違いなく初対面のはずなのに、なぜか彼に自分のことを知られている気がしてならない。魅惑的な笑顔に惹かれる半面、不穏な胸騒ぎを覚えたキャサリンだったが、成り行きで彼の新居が完成するまで自宅の離れを貸すことになった。グレイが胸に秘めている、彼女に近づいた本当の目的も知らずに……。
  • 後見人は億万長者 年上と恋に落ち
    -
    クリスティンは少女時代から後見人のデリクに憧れていた。妻を亡くして以来、心を閉ざす彼を慰めたいと、二十五歳になってまもなくプロポーズした。彼女の真剣な思いとは裏腹に、デリクはまともに取り合おうともしなかった。その後、彼のことは忘れて新たな人生を楽しむべく、クリスティンは別人のように女らしく変身した。だがデリクに今までにない欲望もあらわな目で見つめられ、彼女は再び乱れた心をどうすることもできなかった。★“年上の男性との恋物語”――裕福で世慣れていて、罪なほど強引な大人のヒーローの魅力がちりばめられている名作をお届けします。現在発売中のK・ガーベラの新作D~1286「白いドレスに憧れて」でも、年上の伯爵に魅せられたヒロインの物語をご堪能いただけます。★

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  • 結婚は復讐の始まり
    4.0
    今も昔も彼しかいないのに、裏切ったと言われ―― ダックス。彼の姿を見るだけで心がざわめく。かつてジリアンが心から愛した人。「結婚してほしい」と囁かれたときは天にも昇る心地だった。なのに…「よくも裏切ってくれたな。君と弟が愛しあっていたなんて?」恐ろしい誤解の果てに、彼は家業も何もかもを捨てて去っていった。ふたりの結婚式の1週間前のことだった。あれから7年。ダックスの弟の葬儀で再会し、憎しみのこもった瞳でみつめられたジリアンは言葉をなくして彼の前に立ち竦むしかなかった。
  • 愛するがゆえの罰【ハーレクイン文庫版】
    -
    わたしは怒れる大富豪の玩具……。恋人でも、婚約者でも、妻でもない。 亡き姉夫婦が遺した幼い娘を引き取るため、エラは姪の後見人アリスタンドロスに会うことにした。ギリシアの海運富豪である彼とエラは、じつは7年前、熱い恋におちて結婚の約束までしていた。けれども、エラは彼女をかごの鳥にしたい彼に反発して、土壇場で婚約を解消したのだった。再会したアリスタンドロスは、以前と変わらぬ美貌に凄みのある冷たい瞳で、エラの申し出に条件をつけた!「君がここに住み、いつでも要求に応える愛人になるなら」と。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 拒めない情熱
    -
    愛なき情熱と知ったあとに、小さな命を身ごもった……。 二十歳のタリーはパーティで出会った美しきギリシア人男性に惹かれた。 海運王を父に持つ将来有望な投資家のプレイボーイ、サンダー。 タリーはといえば、古風な乳母に育てられ、恋愛経験は皆無だった。 このパーティには妹のつき添いとしてやってきたけれど、妹に使用人扱いされているような私を、サンダーはどう思うかしら? 彼の目はしかし、タリーを明らかに女性として賞賛しているようだ。 本当の相手が見つかるまでは独りでいいと考えていたけれど、胸が痛いほどのこの情熱を、今こそ解き放ってもいいのでは? タリーは誘惑されるまま、サンダーに純潔を捧げた――まさにその瞬間、彼がはたと気づき、吐き捨てた。「初めてなのか? 何を企んでいる!」
  • 億万長者とかりそめの秘書
    -
    あまりにも長すぎた、会えない時間。幼すぎた初恋が今、よみがえる……。 ゲイレンが帰ってきた。19年ぶりに。ルーラの勤め先のリゾートホテルで行われる、親友の結婚式に出席予定だ。彼は今や大企業の経営者。親の言いなりに結婚した私には、幸せなど無縁だった――5年前、暴力的な夫を亡くして以来、ひっそりと生きてきた。ゲイレンに再び会ってしまった今、ルーラの胸には昔の彼との幸福な日々が次々よみがえってくる。折しもゲイレンは産休中の秘書の代理を探しており、なんとルーラは彼の臨時秘書となることになって――?! ■愛される歓びを知ることもなく、辛い結婚生活に耐えてきたヒロインと初恋の男性との再会物語。はたして恋のゆくえは……? HQロマンスとイマージュ双方で大活躍する人気作家キャロル・マリネッリ。王道人気テーマ“ボス&秘書”をお楽しみください。
  • 富豪と灰かぶりの契約旅行
    -
    もう恋人のふりはできない。愚かにも彼を愛してしまったから。 住み込みで美容室の下働きをしている施設育ちのメアリーは、誕生日の夜、店長に命じられ顧客とのディナーに送りだされた。そこは商談の席で、彼女はまるでデート嬢のように扱われ、ショックを受けるが、その様子を商談相手のギリシア富豪、コスタは見逃さなかった。彼女をバーへ誘い、身の上話を聞き、誕生日を祝ってくれたのだ。メアリーは涙を浮かべて感激した。こんな素敵な男性が、私の恋人だったら……。数日後、彼から多額の報酬とともに、週末の3日間だけ恋人として同行してほしいと頼まれ、メアリーは仰天する。 ■養護施設で育ち、これまで誰からも誕生日を祝ってもらったことがないヒロイン。ヒーローと一緒に迎えた21歳の誕生日は、何にも代えがたい特別な思い出となりました。週末の恋人契約を通して、彼への想いが愛なのだと初めて気づくヒロインですが……。
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    私は愛されていない。辛い事実を知ったとき、彼女の内には小さな命が宿っていた。 クラウディアは3歳で母を亡くし、16歳まで修道院で育った。21歳で過保護な父から逃れ、一人暮らしを始めた矢先、チーロ・トラパニと名乗る長身のセクシーな富豪が訪ねてきた。以前この家に住んでいたというチーロとはなぜか話がはずんだ。クラウディアは彼の虜になり、2カ月後、二人は結婚した。だが幸せな日々はあっけなく消え去る。彼がプロポーズしたのは私を愛しているからではなかった……。クラウディアは孤独と絶望のなか、家を出た。妊娠に気づいたのはその直後で――。 ■人気急上昇中! アメリカ本社発、ダイバーシティ――多様性――を打ち出した設定の秀作をお贈りします。読み書きができない障がいをもつヒロインにはなんと一度聴いたことを一語一句記憶できる特殊能力がありました。優れた特性を生かしてヒーローを翻弄するヒロインにご注目ください。
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    2週間の愛人契約。無垢な乙女は、触れなば落ちん果実となった。 モデルという仕事は華やかでも、ジェマイマは内気な娘だった。そんな彼女が、若きイタリア人富豪専属の愛人になるとは――。だがチェザーレ・デュランテと初めて会食の席で出会った瞬間、彼女はその強烈な魅力の虜になり、誘われるまま夜を共にした。会食はジェマイマの従兄弟の事業へ投資を求めるためだったが、チェザーレはそれを巧みに利用し、愛人契約を迫ったのだった。「一夜では足りない。2週間、僕の愛人になれば投資をしよう」濃密な夜を重ねるうち、ジェマイマの心にある想いが芽生える。2週間では足りない。彼と、永遠にこうしていられたら……。 ■美しく細やかに男女の心の機微を描くクレア・コネリーの愛人契約ロマンスをお贈りします。もうこのふれあいは情熱だけではないはずと願うヒロインと、それを頑なに否定するヒーロー。二人が想いをぶつけ合う感動のラストまで、一気読み必至です!
  • イタリア富豪は惜しみなく奪う
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    イタリア富豪に知られてしまった――彼の子をひそかに産み育てていることを。 ヴェネツィアでつましい暮らしを送るキアラは、イタリア富豪ヴァルの誘惑に抗えず、なすすべもなく純潔を捧げた。プレイボーイのヴァルが去っていったあと、キアラは気づく。妊娠しているなんて! いっそう生活に困るようになった彼女は、ヴァルの父親である大富豪の庇護を受け、ひそかに娘を産んだ。3年後、ヴァルの父親が闘病の末に逝去し、遺言が開示された。その席でキアラはヴァルと再び顔を合わせ、自分の血を分けた子の存在を知って激高する彼に言い渡された。「娘にはぼくの姓を名乗らせる。きみはぼくと結婚するんだ」 ■濃厚ながらも品のあるラブシーンで定評のあるダニー・コリンズ。そんな彼女がお贈りする本作は『9カ月目の再会』の関連作で、ヒロインの親友として顔を見せていたキアラが主人公をつとめます。傲慢なヒーローの強引な振る舞いに怯えるヒロインにご声援を!
  • 胸に秘めた思い
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    アニーは傷心をかかえ、故郷に戻ってきた。最近亡くなった父の遺してくれた牧場を継ぎ、この小さな町で平穏に暮らしていこうと決心したのだ。ところが町に落ち着いたとたん、隣人のトラヴィス・マッケイブがアニーにつきまとい始める。彼のことは、父が生前息子のようにかわいがっていた。だがどうやら、お目当てはアニーの牧場らしい。いいえ、だめ。父が守り抜いた牧場を、誰の手にも渡すつもりはない。たとえそれが、目を離せないくらいハンサムなトラヴィスであっても。★四カ月にわたってお届けしてきたミニシリーズ『恋が始まる町』も最終話です。今月のヒーローは、恋に臆病だったマッケイブ家の長男トラヴィス。隣人アニーとの恋の行方は?★
  • 極上イケメンの淫らな愛撫に翻弄される【合本版】
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    ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集! 『ご主人様は淫らに調教する~服従~』『甘美な絶頂命令』『極上イケメンの淫らな愛撫 に翻弄される』のセンセーショナルな傑作3編を収録。 ①『ご主人様は淫らに調教する~服従~』 “S”の恋人の留守中、彼の“S”の友人ダニエルに貸し出されることになったエレノア。 “M”の妻の死後、屋敷に引きこもっていると聞いて、 年老いた幽霊のような男を想像していたが、 現れたのは、目も眩むほどセクシーで精悍な男性だった!  魅惑の“S”ご主人様が与えてくれる快楽への期待に、どうしようもないほど濡れてしまう……。 ②『甘美な絶頂命令』 「ぼくが贈った、あのパンティを穿いているんだろう?」 受話器越しに聞こえる謎めいた男の声に、今夜も体は即座に反応し、脚の間がじゅっと疼く。 わたしは彼の言うがまま指先を躍らせ、彼の命令に服従するがまま、激しくイッてしまうのだ。 彼の要求は徐々にエスカレートしていく。そしてわたしの興奮も。 スカートをまくりあげ、あられもない姿で激しいオーガズムに達したとき、突然ドアが開き――!? ③『極上イケメンの淫らな愛撫に翻弄される』 親友にもらったギフトチケットで訪れた超高級マッサージパーラー〈恍惚のスパ〉。 ハンサムな男性に裸同然の恰好でうつぶせにされて、大きな手でお尻を揉みしだかれる。 そして――えっ!ちょっと待って……こんなマッサージ、違法じゃないの? 身を硬くした私におかまいなしに、彼の指が割れ目から忍び込んでくる。 始まって10分。淫らなタッチだけで、ああ、2回もイクことになるなんて……。
  • クリスマス嫌いのシチリア貴族
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    富と力を誇る貴族の館でクリスマスを過ごす。彼の子どもたちの世話係として……。 マルク・ウベルト――傲慢なシチリア貴族がなぜここに?ロンドンの百貨店で働くモネは突然職場に現れた彼を見て驚いた。モネは母とともにウベルト家の屋敷に身を寄せていたが、マルクにひどく心を傷つけられ、イギリスへと渡ったのだった。あれから8年、やっとつらい記憶も薄れかけたのに、彼の亡妻が遺した子どもたちの休暇中の世話を私に頼むなんて!マルクの身勝手な振る舞いにモネは唖然としたが、権力と金に物を言わせる彼の手で城のような館に連れてこられた。熱い想いが再び燃え上がり、報われぬ愛に身を焦がすとも知らず。 ■婚外子という出自を持つモネは8年前の出来事で、自分がマルクの属する貴族社会にはふさわしくないということを痛感しています。それでもなついてくれたマルクの子どもたち。いつしか無垢なモネは家族となることを夢見ますが、彼には美しい婚約者がいて……。
  • 富豪一族と愛の忘れ形見
    3.0
    亡き姉の小さな忘れ形見。せめて父親の名を知りたくて……。 姉を亡くして1年余り、ナタリーは遺された甥を引き取ることにした。だが姉は未婚のまま産んだ幼子の父親が誰か明かしてくれず、ナタリーは甥にいつか教えるためにも、まず父親捜しから始める。わずかな手がかりをもとに、彼女は由緒ある公爵領を訪れた。ここの葡萄園で働く誰かが、甥の父親の可能性があるのだ。臨時の仕事に応募したナタリーは、面接官のドミニクを見て息をのんだ!深みのある黒い瞳と黒髪が、怖いほど甥に似ている。まさか……。でも、この公爵家出身の大富豪には、風貌のよく似た兄といとこがいて、姉が恋におちた男性が3人のうちの誰であってもおかしくなかった。 ドミニクでありませんように。ナタリーはいつしか、そう願っていた。 ■大スター作家R・ウインターズが、情趣豊かな南仏プロヴァンスを舞台に、胸に響くシンデレラ・ロマンスを書き上げました! 真実がわかるまで、甥の父親捜しをしに来たことをドミニクに伝えられないナタリー。秘密を抱えたままなのに、恋心は止められず……。
  • ガラスの靴を拾った大富豪
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    朝の光が映し出した一夜の恋人の姿。それは、私を蔑む大富豪だった……。 イゾベルがシカゴの上流社会のパーティに潜りこんだのには訳があった。レジ係の給金では2歳の息子をとても育てていけないため、富豪である亡き夫の両親に経済的援助を頼もうと思っていたのだ。ところが街が大停電に陥り、イゾベルは暗闇で一人の男性と出会う。顔の見えないなか、心と心で会話をするうち、いつしか気持ちが高まり、二人は情熱を交わす寸前でそのまま寝入ってしまった。翌朝、イゾベルは相手の正体を知って愕然とし、逃げ出した――彼が億万長者で亡き夫と兄弟同然に育った、ダリウスだったなんて……。亡き夫が自らの不品行を隠すためについた嘘を信じ、イゾベルを蔑む男だ。だが後日、ダリウスは彼女の貧しい住まいを訪ね、結婚を持ちかけた! ■ダリウスは親友の忘れ形見のために求婚し、イゾベルも名目だけの関係――つまり、ベッドは別という条件で承諾します。けれども、ダリウスの琥珀色の瞳がなぜか一瞬熱く燃えたように見えて……。USAトゥデイのベストセラー作家N・シモーン、日本初上陸!
  • とだえた皇太子の手紙
    3.0
    もう忘れたと強がってみせても、この胸にいるのは、あなただけ……。 少女の頃、ドネッタは馬術大会でさる王国の皇太子エンリコと出会った。毎年、顔を合わせるうちに親しくなり、16歳のとき初めてキスをした。エンリコが大学進学のため大会に出られなくなると、卒業したら二人で旅に出ようと約束し、文通で心を通わせ合った。ところが彼は国事に忙殺されるようになり、やがて手紙もとだえると、彼の薄情さにドネッタは人知れず懊悩したのだった。5年後、ようやく気持ちに区切りをつけたドネッタのもとに、エンリコの国で開かれる馬術大会への招待状が届く。いったいどんな顔をして会えばいいの……? ドネッタは戸惑ったが、愛しの皇太子とまた会いたくて、彼の待つ、かの国へ飛んだ―― ■ハーレクイン・イマージュ2600号を記念して、代表作家レベッカ・ウインターズの珠玉作をお贈りします! 真綿で首をしめられるような失恋の痛みに耐えてきたドネッタと、そうとは知らないエンリコの再会やいかに? 本作は『終わらない片思い』の関連作です。
  • 雪の天使をつかまえて
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    恋に落ち、愛し合い、そして別れた。十代の破れた夢が、今ふたたび……。 夫を亡くし、2歳の息子を女手一つで育てるジョージアは、クリスマスを前に車で実家に帰る途中、吹雪で立ち往生していた。渋滞を避けて入った脇道で、目の前に古い屋敷がかすんで見える。あれは、十代のころ恋人のセバスチャンとよく忍び込んだ空き家。生涯を誓い合ったのに、彼は二十歳を過ぎると人が変わったように我が事ばかりに夢中になり、彼女は寂しさから別れを告げたのだった。9年後の今、富豪となった彼は屋敷を買い取り、住み始めたと聞いている。ずっと疎遠にしていたけれど、このままでは息子が凍死してしまう!ジョージアはすがる思いで車の外に飛び出し、助けを求めた――思い出の屋敷から向けられるであろう、冷たい視線に怯えながら。 ■C・アンダーソン史上、特に出色の出来と編集者が太鼓判を押す自信作です! 長らく別々の道を歩んできた二人。二十歳のセバスチャンの身に起きた知られざる真実、そして彼が命を燃やすように立身を目指した理由とは……? 感動必至のラブストーリーをどうぞ。
  • ドレスを捨てた花嫁
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    恋愛運のない、捨てられた花嫁に、富豪一族の長男が手をさしのべて……? 美しい海辺の式場で、花嫁のドーンは不安を隠せずにいた。挙式の時刻はとっくに過ぎているのに、新郎が現れないのだ。代わりに現れたのは、新郎の兄で富豪一族の長男クーパー。彼は弟の手紙をドーンに渡し、結婚式の中止を冷たく宣言した。これまでの人生、5度も恋人に手ひどく裏切られてきたけれど、まさか今度は結婚式当日に捨てられるなんて――“また捨てられた、かわいそうなドーン”という周囲の囁きにいたたまれず、ドーンはその場から逃げ出した。その彼女を追いかけてきたのは、当のクーパーだった。傷心のドーンは、彼にもまた思惑があるとは気づきもせず……。 ■人生でいちばん幸せなはずの日は突然、最悪の日に。ウエディングドレスを脱ぎ捨てて、ひょんなことから新郎の兄と1週間をともに過ごすことになりますが……。人気急上昇中のソフィー・ペンブロークが贈る、キュートなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。
  • 妃になれないシンデレラ
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    私は王家の“然るべき花嫁”じゃない。だから言えなかった――お腹の子のことを。 2年前、スニータは公国のプリンス、フレデリックと半月ほど交際し、ただ一度だけ夜をともにした結果、彼の子を身ごもった。しかし、それを誰にも知らせず、亡き母の故郷に帰ったのは、妊娠して捨てられた母と同じ道を辿るのではという恐怖にかられたから。そして生まれた子どもは、王家の者として奪われると考えたからだ。しかも彼は兄と父王を相次いで亡くし、今や公国の君主となっていた。そのフレデリックが、ある日突然、スニータの前に姿を現した。さまざまな手を尽くして彼女の居場所を突きとめたらしい。彼女が隠してきた息子も見つけ、世継ぎの母として妃になれと言う――愛は与えないが、結婚後はさらに子を望む、と彼女を翻弄しながら。 ■大ヒット作『白鳥になれない妹』と『さよならを言わせて』の関連作です。フレデリックには、愛は与えられないと言われ、彼の周囲には、前の婚約者のほうが妃にふさわしかったと陰口を叩かれ……。愛に恵まれない彼女の幸せは、いったいどこにあるのでしょうか?
  • ボスがくれた小さな命
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    ボスからのプロポーズは、子どもに母親を与えるためだけのもの? デリアのボスは、億万長者の会社経営者イェーガー・マクニールだ。偶然出会った彼に苦境を救われ、秘書として雇用されて2年。ボスは自分には手の届かない人だとあきらめていた彼女だったが、ある日思わぬ出来事が起こり、彼の豪邸で熱く激しい夜を過ごした。数週間後、デリアは驚愕の事態に見舞われ、イェーガーに妊娠を告げる。すると、彼は“責任”という言葉を口にしてデリアの手の甲にキスし、彼女を見つめて言った。「ぼくと結婚してくれるかい?」こんな愛情の感じられないプロポーズを受け入れるなんて無理だわ!デリアは結婚をためらうが、音信不通の名門一族と会う彼に説得され、プライベートジェットでクリスマスシーズンのニューヨークを訪れ……。 ■『メールオーダー・ブライド』『この結婚は期限付き』に続いて、名門マクニール一族のいい男がヒーローを務めるロマンスをお贈りします。数々の受賞歴を誇るJ・ロックの筆才をご堪能ください。
  • 午前零時の花嫁
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    私の不幸続きの人生に訪れた、一縷の望みだったのに……。 フィービは病を抱えた母の治療費を工面しなくてはならず、イタリア人大富豪マッテオのひどく傲慢な口調に反感を覚えつつも、彼が所有する由緒ある豪邸2軒の改装を引き受けた。場所は、ここニューヨークとローマ。航空機事故で婚約者を亡くして以来、飛行機に乗れずにいたが、マッテオの支えでどうにかローマに降り立つことができた。彼の意外な優しさに、フィービの胸にえもいわれぬ感情が芽生えた。いつかまた人を愛せる時がくるのかと思っていたけれど、これは……。だが期待もむなしく、その後、マッテオは連絡を断つのだった――飛行機に恐怖を感じる彼女を、異国に独り残したまま。 ■イマージュで大人気を博している作家スカーレット・ウィルソンが描く、切なくも美しいシンデレラストーリーです! 不幸や苦労の連続だったフィービの人生に、ある日突然現れた不機嫌な大富豪。いかにもイタリア人男性らしいマッテオの魅力をご堪能ください。
  • 伯爵と幼なじみの秘密
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    ついに幼なじみの一線を越えたのに、ふたりの恋の糸はあまりに儚くて……。 パリで働くエレーナのもとに、ある日、幼なじみのルカが訪ねてきた。平民である自分と、公爵家に生まれて今や伯爵となったルカ……。エレーナは父の仕事柄、王侯貴族の子どもたちの近くで育ったが、いつも疎外感を覚え、昔からルカへの気持ちを抑える癖がついていた。しかし久々に再会し、エレーナの仕事の成功を祝って乾杯したふたりは、懐かしさとほろ酔いも手伝って、ついに一線を越えてしまう。やがて妊娠を知ったエレーナは、いずれ告げなければと思いつつも、言葉にできずにいた――独身主義の彼が家庭を望むわけがないから。そんなエレーナの気も知らず、ルカがとどめの一言を放った!「あの夜はしくじったと思っている。すべて忘れて友達に戻ろう」■喧嘩の絶えない家庭に育ち、愛や結婚を信じなくなった伯爵ルカと、愛情深い両親を持ち、愛し愛される結婚を望むエレーナ。幼なじみとしてずっと変わらずそばにいたエレーナの愛に、ルカが気づく日はくるのでしょうか? 悩めるシンデレラの、身分違いロマンス!
  • 愛なき富豪の子を宿し
    3.0
    愛なんて信じられなかったのに、あなたの愛なしには生きられない……。 「ここにいるのは君と僕の二人だけだ」ルシアンの思わせぶりな言葉に誘われたシャーロットはいつもの冷静な自分を忘れ、熱い一夜を過ごした。その過ちの結果が妊娠だなんて! 突然に人生の大転換を迎え、シャーロットは仕事を辞めて一人で子供を育てる決心をした。なにしろ、お腹の子の父親は彼女が勤める企業のCEOなのだ。シングルマザーになることを告げると、ルシアンは意外にも、二人で育てるための便宜結婚を迫ってきた――あくまでも子供のために、愛のない結婚を。密かに彼に恋していたシャーロットの胸は張り裂けんばかりに痛んだ。 ■シャーロットは過去のつらい経験から、恋愛に放縦な男性を避けてきました。ところが、そんな彼女が一夜の過ちをおかしてしまった相手は、次々に女性をものにすると噂の悪名高き大富豪ルシアンで……。カトリーナ・カドモアの本邦デビュー作をお楽しみください!
  • シークの憂鬱 ハーレクイン・ディザイア傑作選【ハーレクイン・ディザイア傑作選】
    3.0
    胸に抱えた重い秘密が、彼を愛する私の心を苛んでいく……。 クリスタルはナニーとして働くため、砂漠の国エル・ザフィールを訪れた。不格好な眼鏡、だぼだぼな服、引っつめ髪で変装をして。ナニーの絶対条件は、なぜか“不美人であること”。現れた逞しい黒髪の雇い主、第2王子ファリークは聡明な彼女を気に入り、クリスタルも彼に心惹かれていった。ある日、遠乗りに出かけた二人は、激しい砂嵐で帰れなくなり、一夜を過ごしたテントの中で熱いキスを交わす。偽りの姿でいることは心苦しいけれど、高額な母の手術代を工面するには仕方ない。彼女はそう思っていた。ファリークが、どんな嘘も許さないと知るまでは。■様々な時代の選りすぐりのディザイアの話題作をお贈りする“ハーレクイン・ディザイア傑作選”。今作は、大人気のナニーがヒロインの物語をお楽しみください。堂々たる体躯のセクシーなシークはなぜ不美人のナニーを雇ったのでしょうか? *本書は、シルエット・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・ディザイア版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • いつか涙の果てに
    4.0
    故郷を離れて街で孤独に暮らすクリスティのもとに、ある日、差し出し人不明の薔薇の花と手紙が届いた。まったく心当たりがなく、気味の悪さすら覚える。その後も、見えない相手の行動はしだいにエスカレートしていき、眠れぬ夜が続いた。たまらず警察に通報するが、駆けつけた刑事を見て思わず息をのんだ。そこには、彼女が初めて恋に落ちて破れたスコットの精悍な姿があった……。運命的な再会劇から始まる『危険な薔薇』と、悪の魔手から逃れようともがくふたりの絆を描いた『溺れた人魚』、ロマンティック・サスペンス2編を収録! *本書に収録されている「危険な薔薇」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 虚飾のピラミッド 闇の使徒たち II
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    言語学者のグレッチェンには恋愛経験がない。内気な性格と目立たない外見に加え、ひたすら学問に打ちこんできたからだ。でも最近、彼女は切実に孤独を感じていた。研究のために訪れているここエジプトの熱気のせいかしら?それとも、毎晩ひとりでとるディナーの味気なさのせい?ある夜、カートと名乗る魅力的な男性にダンスに誘われる。きらめく瞳と機知に富んだ会話はたちまち彼女を虜にした。カートが周到な罠を仕掛けていることに、純真なグレッチェンは少しも気づいていなかった。ディザイアの人気作家A・M・ウィンストンによる灼熱の恋物語。幼いころの記憶がないグレッチェン。実はその過去に最大の謎が隠されていて……。ますます目が離せない展開です。
  • シドニーを誘惑
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    結婚なんてしたくない。どうしてわかってくれないの?■成り行きからデレクと情熱的な一夜を過ごした翌朝、シドニーは大きな過ちを犯したことに気づいた。デレクは幼なじみで親友だ。恋人にはなれない……はずなのに、ゆうべ経験したのは、これまで知らなかった本当の歓びだった。そしてもうひとつ大きな問題があった。昨日シドニーはどうしても子供が欲しくて、人工授精の措置を受けたのだ!もし妊娠したら、父親は誰なのか?だが、デレクのほうはシドニーから人工授精の話を聞いても、まったく決意を変えなかった。彼女だって愛があるから、あんなふうに僕を求めたのだ――三回も。愛を自覚させて結婚に至るには、ただ攻撃あるのみ。こうしてデレクの誘惑と説得の日々が始まった。
  • 愛を確かめたくて
    3.0
    「億万長者の忘れもの」エイミー・アンドルーズ■ある夜、ジャッキーの家に別居中の夫ネイトが十年ぶりに現れた。車が故障したせいで土砂降りの雨の中を歩いてきたため、彼はひどい風邪をひき、高熱に苦しんでいる。しかたなくジャッキーはネイトを家に入れ、ソファに寝かせた。丸一日眠って目を覚ますと、彼は途方もない話を切り出した。■「公爵の花嫁」メリッサ・ジェイムズ■シドニーで働くマリはヨーロッパのヘレニア王国に来ていた。ヘレニア王国の末裔であることが判明したいとこが、壮麗な宮殿で結婚式を挙げたのだ。ところが、披露宴でマリは某国の俗悪な皇太子に言い寄られる。窮地に陥った彼女はライサンダーという男に助けられるが……。■リッチなヒーローに翻弄されるヒロインの物語二編を収録する『愛を確かめたくて』。メリッサ・ジェイムズの「公爵の花嫁」は〈恋人たちの宮殿〉の関連作にもなっています。お見逃しなく!

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