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  • 許されないキスと夜の記憶【分冊】 1巻
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    エレノーが婚約者と共同経営する会社は倒産の危機に瀕していた。そんな時、なぜか資産家のロバート・キャリトンから大きな仕事の依頼が舞いこんできた。条件は、仕事が終わるまで彼の屋敷で生活することで!? 彼の屋敷を訪れたエレノーは初めから既視感を覚え、心に温かく懐かしい何かを感じていた。そのうえ、容姿端麗な彼がエレノーに甘くやさしい誘いをかけてくる…。婚約者がいて、身分違いの私に、なぜ彼は優しくしてくるの? 彼の瞳に惹かれてしまうのが怖くて──。

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  • 運命のダイヤモンド【分冊】 1巻
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    歴史に名高い貴族の屋敷に招かれたシャーロット。他を圧倒するほどの美貌をもつサイモンは、彼女に夢のような週末を与えた。シャーロットはすっかり彼の虜になり、唇を奪われたときには、圧倒的な欲望に逆らえなくなっていた。高嶺の花とも言うべき男に激しく愛された歓喜の夜が明け、シャーロットは現実に戻らねばと自分に言い聞かせていた。しかし彼女はまだ知らなかった。この招待に隠された貴族の秘密の計画を! サイモンとの関係がさらに濃密になることを!!

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  • 愛と疑惑の宮殿【分冊】 1巻
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    画廊に勤めるソフィアは、ある男性と出会い衝撃を受けた。亡き父が描いた肖像画のハンサムな青年そっくりだったのだ。スティーブンと名乗る彼は、偶然にも翌日、父の遺作展を開催中の画廊に現れた。そしてソフィアが絵画修復の技術者だと知ると、自分の住むベネチアの宮殿へ来て絵画を見てほしいと強引な誘いをかけてきた。夢のような話にソフィアは舞い上がったが、スティーブンが彼女に近づいた本当の目的を、その時ソフィアは知るよしもなかった。

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  • 恋が仕掛けた罠【分冊】 1巻
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    理学療法士のマディは、とても魅力的な患者レイフからの積極的な誘いをかたくなに拒み続けていた。夫を亡くした悲しみから立ち直れないために。それでもレイフの誠実な態度に、ふたりはついに結ばれる。しかし蜜月は長くは続かなかった。彼の婚約者を名乗る女性が現れたのだ! マディは絶望し一方的に別れを告げたが、レイフは彼女を屋敷に閉じ込め、ベッドの上で別れの理由を問いつめる。心はすれ違ったまま、マディは果てしなく続く甘い拷問に耐えられなくなり…!?

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  • 謎めいた復讐【分冊】 1巻
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    ライアン…あなたの姿を見るだけで、まだこんなにも胸が痛い――。ヴァージニアは勤め先であるロンドンの画廊にやって来た男性を見て息をのんだ。2年前、彼女は彼、ライアンと婚約していたが、彼の愛人だという女性が結婚式の2日前に現れ、ヴァージニアは逃げるように彼のもとを去ったのだ。その彼がなぜ今さら? 思わず姿を隠したヴァージニアだったが、彼は画廊のオーナーに、彼女をモデルに描かれた、誰も知らないはずの幻の絵を購入したいと話を切り出した。

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  • 奔流のはざまで【分冊】 1巻
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    出会った瞬間、義理の従兄ニックに強烈に惹きつけられたレイン。彼の鋭いナイフのような魅力と美しいブルーの瞳に飲み込まれるようにすべてをかけて愛し、愛されていると信じた。しかしニックには可愛い妻がいた!! 幸福の絶頂から突然絶望の淵につき落とされたレイン――。 そして1年後、想いを断ち切ろうとしていたレインの前にふたたびニックが現れて――!! 激しい愛憎の渦に投げ込まれたレインが奔流のはざまで見つけ出す真実の光とは――?

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  • 罠に落ちた花嫁【分冊】 1巻
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    3.0
    17年前に生き別れた兄・マーク呼び寄せられ、アメリカの空港に降り立ったリサ。 だが彼女を出迎えたのは、若手実業家ソーンだった。長期出張中のマークに代わって、リサの面倒を見るというソーン。彼の冷たく光る甘美な美貌に一目で恋に落ちたリサは、その3日後ソーンに乞われるままに結婚を承諾してしまう。 それが、残酷な復讐劇の始まりとも知らずに・・・。

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  • プロポーズは古城で【分冊】 1巻
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    3.0
    新鋭ミステリー作家マイケルは元妻との離婚以来女性不信に陥り、多忙にもかかわらず秘書を雇うことを拒んできた。しかし、旧友から秘書候補として紹介されたジェニーをひと目見て、即座に採用を決めた。秘書としての優秀な才能はもちろん、彼女の古い指輪の紋様が気になったからだ。マイケルはさっそくジェニーと次回作のアイディアを練るため、ミレン島にある館、スリンター・ウッドへふたりきりで向かった。指輪がふたりの運命を結ぶとは気づかぬまま――…。

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  • 仕組まれた誘惑【分冊】 1巻
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    -
    出会い頭の突然のキス!!あの人はいったい誰なの?見知ぬ精悍な男に唇を奪われたベルは、思わぬ体の火照りに戸惑う。「私にはロドリックという婚約者がいるのに・・・」しかしよりにもよってその婚約披露パーティーで、あの男――アンドルーと再会してしまった!なぜだか磁石のように自分の心を惹きつけるアンドルーに、戸惑いを覚えながらも歩み寄るベル。それが、危険な愛の罠だとは知らずに・・・・・・。愛は時として残酷。それが運命だったとしても・・・。

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  • 略奪結婚【分冊】 1巻
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    大手企業に勤めるカサンドラは同僚のアランと婚約中。そんな二人を社長のラングが自宅に呼び出した。アランには緊急の出張を、カサンドラには彼が留守の間、自分と過ごすことを持ちかける。そして不安がる彼女をよそにアランは旅立ってしまった!! ”言うとおりにしないとアランはクビだ”、危険な2日間が始まった・・・。

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  • 獅子の館の誘惑【分冊】 1巻
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    仕事の依頼でベネチアを訪れた画廊商のルースは桟橋に佇む男性に強烈な既視感(デジャビュ)を覚える。 ――以前、どこかで彼と出会ったのかしら?―― 不思議な感覚にとらわれつつ、ベネチアを観光していたルースは、偶然にも桟橋の男性と知り合うことに!! ミケーレと名乗る彼は、「ベネチアは初めて」というルースの言葉に、なぜか怒りの表情を浮かべる。不可解な出来事の連続に困惑しつつも、雇い主の待つ“獅子の館”へと向かうルース。だが、扉の向こうで待っていたのはあろうことか、ミケーレその人で・・・!?

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  • 愛しい人と眠る夜【分冊】 1巻
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    -
    ナニーのキャロラインは、新しい仕事の依頼主の名を聞いて凍りつく。 マシュー・キャラン。かつて憎しみと共に、彼女を捨てた人・・・。 『今の私は名前を変え、昔とは外見も違う。きっと彼にはわからないわ・・・!』 危険を冒してもこの仕事は受けなければ・・・。 なぜならナニーが必要な子供というのは、彼女の娘かもしれないのだから!

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  • シャンパンは恋の媚薬【分冊】 1巻
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    3.0
    華やかな結婚パーティを、レベッカは周囲の白い目に耐え切れず抜け出した。 彼女の元婚約者と、レベッカの義理の妹が式をあげたのだ! パティオのベンチで、ひとり涙に暮れるレベッカ。そこに突然、セクシーでミステリアスな男性グレイが現れて、彼女にシャンパンを手渡した。 やがて二人は、ひと夏の情熱的な恋に落ちて・・・。

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  • 愛と恐れの記憶【分冊】 1巻
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    1.0
    「あなたが私の夫ですって?」 記憶を失い、病院の一室で目覚めた彼女の前に現れたのは、ジョス・ソーンダーズと名乗る魅力的な男性。彼女をクレアと呼び、自分達は新婚旅行の途中だと言うジョス。一方、彼と愛し合った記憶すらないクレア。彼が本当に夫なら、なぜ私は彼を怖いと思うのかしら・・・?

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  • ボスと秘書の休日【分冊】 1巻
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    1.0
    スパイとして企業秘密を入手するよう命じられたゲイル。そんなことしたくないけれど、断れば会社は買収されて社員全員クビ。すべてはゲイルの肩にかかって いた。しかもスパイする相手が、高校生のときの初恋相手、ゼイン・ロレンソンだなんて! 一方的にゲイルが熱をあげた挙句、残酷に傷つけられて終わった恋。彼とは絶対再会したくなかったのに、彼付きの社長秘書として一緒に行動しなければならない…。再会を恐れながらもゲイルは秘書の面接に向かうが?

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  • 旅立ちのヴェネチア【分冊】 1巻
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    親子ほども年の離れた亡きジョンとは純粋な友人関係でしかなかった。その彼からヴェネチアの館を含む莫大な遺産を贈られて驚いた二コラは、事情を探るためイタリアに向かう。旅の途中でドミニクという男性と恋に落ち、情熱的な一夜を過ごすが、翌朝何も告げず彼は姿を消してしまった。夫を失って以来、初めてのときめきだったのに、彼にとっては情事にすぎなかったのね。失意のままヴェネチアに着いた二コラを待っていたのは、巧妙に仕組まれたドミニクの罠だった!?

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  • 古城の恋は謎めいて【分冊】 1巻
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    ニューヨークに住むモデルのサマンサは祖父に関わるあることを調べる必要があった。そのためにはイギリスの貴族カル・ローリモアに接近して彼の住む古城に招待されなければ!パーティーでの作戦が成功しローリモア城に乗り込んだものの迎えにきたのは以前知り合ったカルとは別人で・・・!? 彼の疑いの目をかいくぐりそのグレーの瞳に魅入られそうになる自分を押さえながらサマンサの古城探検が始まった!

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  • 残酷な誘惑【分冊】 1巻
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    ―この扉をたたく勇気をください― オータムは、盲目の有名小説家・ソールを訪ねた。 4年前、彼の目から光を奪ったのは幼すぎた自分の恋。罪の意識が、オータムをソールのもとから去らせたのだ。 彼を支えたいと願うあまり、偽名を使い、“エリザベス”としてソールの介助役に採用されたオータム。困難を克服し強く生きる彼のそばで過ごすうちに、オータムの「恋」はより深い「愛」に変わっていくが・・・!?

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  • 薔薇はつぼみのまま【分冊】 1巻
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    「妹を誘惑するなんて許せないわ!」。 ジョアンの妹が、勤務先の社長ブラッドから出張の同行を求められた。しかも愛人として! ジョアンは直談判するためブラッドに会いに行くが、そこで思わぬ事態となる。妹の代わりにジョアンに愛人になれというのだ。不安を抱きつつも、セクシーな彼の甘い誘いに抗えなくて!?

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  • 花嫁の胸騒ぎ【分冊】 1巻
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    仕事の帰り道、ベサニーは寂しい峠道で霧にとらわれ、さらにタイヤがパンクして途方に暮れていた。そこに現れたのは、夢のように素敵な男性ジョエル――6年前、ベサニーがひと目見て恋におちた男性だった! 驚くと同時に、その紳士的な態度に彼女はますます心惹かれた。霧のためにホテルで一夜を過ごしたふたり。そしてロマンティックなムードのままベッドをともにし、夢心地で翌朝、目覚めたベサニー。しかし隣にいるべき運命の人の寝床はすでに冷えていた…。

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  • 輝く星に願いを【分冊】 1巻
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    13日の金曜日…縁起が悪いと言われるその日に、ティナは足を捻挫し車はパンク、そして会社から解雇を通告されるという不幸の連続に見舞われた。しまいには愛車を高級車にぶつけてしまうという始末。安らげる家は改装工事に入り、今から宿を探さなくてはいけないこんな時に…。さんざんなティナに救いの手をさしのべたのは、高級車の持ち主リチャード。優しい彼に惹かれてティナは思わず一夜をともにしてしまう。しかしこの出会いには、秘密が隠されていた――!!

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  • 夜よみがえる思い出【分冊】 1巻
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    -
    カリスは悪夢から目覚め、3年前の苦い恋を思い返していた。彼との思い出はあまりに甘美で、今も私を苦しめる。でももう忘れなければ。ところが、過去を振り切り不動産業の経営に打ち込むカリスの前に、再びあの男が現れた。ザンダー・デヴェルー! 圧倒的な富と美貌に恵まれ、自信に満ちたその態度に、カリスは再びめまいがするほど惹かれた。いいえ、だめ。あの冷酷な彼の裏切りを忘れたの? その上私には、ザンダーに絶対に知られたくない秘密があるのだから。

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  • 愛を裏切った罰【分冊】 1巻
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    -
    どうしてデイビッドがここに!? デボラは突然訪ねてきた元婚約者に驚愕した。3年前、デイビッドと親友の浮気現場を目撃したデボラは、一方的に別れを告げ婚約を解消した。その彼が今現れ、デボラの兄が事故に遭い危篤だと知らせてきたのだ。動揺しよろめくデボラに、彼はなぜか罰するような眼差しを向けてくる。「芝居がうまいな。それとも僕の胸が恋しかったのか?」デボラは困惑しながらもデイビッドと兄のもとへ向かった。これから彼の復讐が始まるとも知らずに。

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  • 人魚の涙【分冊】 1巻
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    もう2度と会いたくはなかった――。ジェシカがルークにひと目で恋に堕ちたのは4年前のこと。ルークはジェシカの父が経営する銀行経営アナリストで、継母の友人として紹介された。夢のような恋。だが、すべては一夜にして崩れ去った。父が亡くなったその日、継母とルークは抱きあっていたのだから! ジェシカは、お腹にいた彼の子のことを隠して彼と別れてしまった。まさか4年後、復讐を誓う彼に、仕組まれた舞台で再会するとは思いもよらずに。

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  • 近づかないで【分冊】 1巻
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    -
    婚約者マークと出席しているパーティーで、ロリスはひとり佇んでいた。マークは他の女性と踊っている。いくら遅刻したからって、冷たすぎる。冷たくされる理由は遅刻だけではないけれど。打ちひしがれるロリスの耳に、魅力的な声が響いた。「踊っていただけますか?」思わず見知らぬ男性の手を取ってしまったが、よく見ると金髪に緑の目をした美しく神秘的な容貌の持ち主だった。ロリスがマークへの当てつけに大胆にもキスをせがむと、彼は思いがけない反応を示した!

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  • 偽りの別れ【分冊】 1巻
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    1.0
    パーディタは、会社の融資先のCEOと面談のため空港に向かった。このチャンスを逃せばパーディタの会社は倒産を免れない。案内された飛行機に乗ると、そこにはなぜか元夫のジャレッドの姿があった。3年前、私を裏切り、その末に破産したと噂に聞いていた。しかし、彼は巨万の富と名声を手に入れ、会社を救いたいなら一緒について来いと一方的に彼女を飛行機でつれ出した。悪魔のような彼とふたりで旅行なんて、どんな罠が待ち受けているというの?

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  • 罠に落ちた二人 前編
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    ラーマン国際銀行の最上階へ案内されながら、待ち受けるラフィクとの再会を思い、メラニーは身を震わせた。8年前、ありもしない不貞を疑われたメラニーは、愛するラフィクに、無慈悲にもごみのように捨てられた。また彼に会うのは怖い……でも、今こそ真実を伝えなければ。決意をかためてメラニーが頭取室のドアを開けると、相変わらず傲慢さと権力を漂わせたラフィクが座っていた。そして彼は、あの日と同じ台詞を言い放った。「出ていけ」あなたには息子がいるのだと、メラニーが告げる前に。
  • 誘惑のイスタンブール
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    弟が仕事のトラブルでトルコに拘束されていると知り、弁護士のリジーはイスタンブールへ飛んだ。人々にスルタンと呼ばれる大物実業家ケマルと交渉するが、らちが明かない。そこで彼女は、クリスマスまでに弟を帰国させたい一心で、自分が人質になると申し出た。圧倒的な権力を誇るケマルのもと、絢爛豪華なハーレムでの暮らしが始まった。
  • シークの祈り【ハーレクインSP文庫版】
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    アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか!彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ――誰よりも先に、妻を誘拐するために。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悲しきシンデレラ
    3.5
    名家の生まれながら、継母と継妹に虐げられながら暮らすバーサは、自分のバースデーパーティにもかかわらず悪趣味なドレスを着せられ立ちつくしていた。大勢の招待客が美しい継妹に興味を示し、平凡な容姿のバーサには誰も近寄ってこない。そんななか、ドクターのオリヴァーが彼女に声をかけた。「ここを抜けだして食事に行かないか?」
  • 真夏のサンタクロース
    3.0
    南半球のクリスマスを三歳半になる息子サミュエルに見せるため、シャンテルはオーストラリアに帰郷した。母が催したパーティに息子と出席した彼女は、ギリシア人男性ディミトリと再会する。彼こそサミュエルの父親なのだが、その事実をシャンテルは告げていなかった。息子に向けられたディミトリの目に怒りが宿るのを見て、彼女は息をのんだ。
  • 残酷な誘惑
    -
    もう一度彼に会いたい、会わなければ、という思いに駆られ、オータムは名前を偽ってまでこのオフィスにやって来た。そして、4年ぶりにソールと再会した。堂々とした長身、黒い髪――どれもが目に親しい中で、色つきレンズのめがねだけが見慣れないものだった。あの事故のあと、オータムは彼の前から逃げたのだ。ここにいるのがわたしだと知ったら、ソールがどんな態度に出るか、考えただけでも恐ろしい。彼は交通事故で視力を失い、その結果、仕事も恋人もなくした。それらすべての原因は、わたしにあるのだから。
  • 罠に落ちた二人【ハーレクインSP文庫版】
    -
    再会など望んでいなかった。 あなたに瓜二つの、息子さえいてくれれば。ラーマン国際銀行の最上階へ案内されながら、 待ち受けるラフィクとの再会を思い、メラニーは身を震わせた。 8年前、ありもしない不貞を疑われたメラニーは、 愛するラフィクに、無慈悲にもごみのように捨てられた。 また彼に会うのは怖い……でも、今こそ真実を伝えなければ。 決意をかためてメラニーが頭取室のドアを開けると、 相変わらず傲慢さと権力を漂わせたラフィクが座っていた。 そして彼は、あの日と同じ台詞を言い放った。「出ていけ」 あなたには息子がいるのだと、メラニーが告げる前に。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 許されないキスと夜の記憶
    完結
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    エレノーが婚約者と共同経営する会社は倒産の危機に瀕していた。そんな時、なぜか資産家のロバート・キャリトンから大きな仕事の依頼が舞いこんできた。条件は、仕事が終わるまで彼の屋敷で生活することで!? 彼の屋敷を訪れたエレノーは初めから既視感を覚え、心に温かく懐かしい何かを感じていた。そのうえ、容姿端麗な彼がエレノーに甘くやさしい誘いをかけてくる…。婚約者がいて、身分違いの私に、なぜ彼は優しくしてくるの? 彼の瞳に惹かれてしまうのが怖くて──。
  • 旅立ちのヴェネチア
    完結
    3.0
    親子ほども年の離れた亡きジョンとは純粋な友人関係でしかなかった。その彼からヴェネチアの館を含む莫大な遺産を贈られて驚いた二コラは、事情を探るためイタリアに向かう。旅の途中でドミニクという男性と恋に落ち、情熱的な一夜を過ごすが、翌朝何も告げず彼は姿を消してしまった。夫を失って以来、初めてのときめきだったのに、彼にとっては情事にすぎなかったのね。失意のままヴェネチアに着いた二コラを待っていたのは、巧妙に仕組まれたドミニクの罠だった!?
  • 愛の記念日
    4.5
    アンドレアスと出会って二年目の記念日を目前に、ホープの心は弾んでいた。だがお祝いの計画を練るホープに、友人が心ない言葉を浴びせかけた。ギリシアの大富豪で、プレイボーイのアンドレアス。その彼にとって、ホープはただの愛人でしかないというのだ。だから、記念日を祝ったりするのは逆効果だと。そんなわけないわ!でも……本当にそう言い切れる?確かに将来を話し合ったことも、家族や友人に紹介されたこともない。私は彼にとって、都合のいい存在だったのかしら。数日後、その不安は現実となって彼女に襲いかかった。★ハーレクイン・ロマンスが誇る大人気作家リン・グレアムの新作をお届けします。ヒロインの切ない想いは、ヒーローに届くのでしょうか? ハーレクイン・クラシックスから好評発売中のC-641「愛ゆえの罪」もあわせてお楽しみください!★
  • 薔薇はつぼみのまま
    -
    ■思いがけないことはいつでも起こる。無理やり誰かの愛人にされることも?■結婚したばかりの妹ミリーが夫以外の男性に恋をした。相手はミリーの上司で、悪名高きプレイボーイのブラッドだ。彼はミリーに、ノルウェー出張への同行を求めている。秘書としてだけではなく、愛人として!ハンサムでセクシーなブラッドに熱を上げているミリーは夫を捨ててノルウェーへ行こうと考えているらしい。どうしたものかと思いあぐねていたとき、たまたまブラッドからの電話をとった。彼がミリーと勘違いして話し始めたのをいいことにジョアンは妹のふりをしとおして、ディナーの誘いに応じた。面と向かって意見するつもりだった。それが思わぬ事態を招いてしまい……。
  • 愛の記憶を探しに【ハーレクイン・セレクト版】
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    重い病気から奇跡的に回復したアナは、夫ルシオを待っていた。彼はハンサムでセクシーな年上の実業家で、熱烈な恋に落ちて結婚した。早くわたしたちの赤ちゃんに会いたい……。やっとルシオは現れたが、どこか様子が変だ。赤ん坊はもういない。君は流産して子供を失った、などと言う。なぜそんなひどいことを……。ルシオ、いったいどうしたの?ルシオは重い口を開くと、信じられないことをアナに告げた。「君が脳炎にかかって記憶を失う前、僕たち夫婦は離婚寸前だった」彼女は過去5年間に起きたことのすべてを忘れていると言うのだ。離婚なんて嘘……彼を心から愛しているし、赤ちゃんだっているわ! ■実力派作家ジェイン・ポーターが描く、記憶喪失ロマンスです。ルシオと出会ったころの初々しい17歳に戻ってしまったアナ。二人は愛を取り戻すことができるのでしょうか? そしてアナが訴える赤ちゃんの真相とは? 最後まで一気読み必至です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 輝く星に願いを
    完結
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    13日の金曜日…縁起が悪いと言われるその日に、ティナは足を捻挫し車はパンク、そして会社から解雇を通告されるという不幸の連続に見舞われた。しまいには愛車を高級車にぶつけてしまうという始末。安らげる家は改装工事に入り、今から宿を探さなくてはいけないこんな時に…。さんざんなティナに救いの手をさしのべたのは、高級車の持ち主リチャード。優しい彼に惹かれてティナは思わず一夜をともにしてしまう。しかしこの出会いには、秘密が隠されていた――!!
  • ルール破りの恋【ハーレクイン・セレクト版】
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    アンは国内有数の若き実業家マットの個人秘書に採用された。前職で性的ないやがらせを受けた心の傷がまだ癒えない彼女は、プレイボーイと悪名高いマットの前では地味な服装に徹している。初日から「僕に恋をするのはルール違反だ」などと言う傲慢な彼は、きっと女性はみな自分に夢中になるとでも思っているのだろう。がむしゃらに働くアンは、すぐにマットからの信頼を勝ち得、二人は息の合った仕事ぶりで次々とプロジェクトを成功させていった。ある夜、アンはマットから高価な真珠のチョーカーを贈られた。彼は「感謝の印だ」と言うが、その目には激しい欲望の炎が見える。男性的な情熱におののいたアンは、思わず逃げ出してしまい……。 ■富も権力もほしいまま、パワフルかつセクシーなヒーローを描く人気作家エマ・ダーシー。アンを失うことを恐れたマットは自分の欲望を封印します。いっぽう、一度は真珠も誘惑も拒んだアンでしたが、やがてマットを愛してしまったことに気づくのです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スペイン公爵の嘆き【ハーレクイン・セレクト版】
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    スペイン屈指の富豪で、公爵の称号を持つアレハンドロが、裕福で美人のいとこではなく、貧しく平凡な私を選ぶなんて。喜びに酔いしれたレナはひと夏を彼に捧げたが、愛を告げたとたん、アレハンドロは無情にも去っていった。身ごもっていると知ったのは、その後のこと――彼と連絡が取れないまま、失意のレナはたったひとりで出産した。だがつましくも平和な母子の生活は、ある日突然終わりを告げる。「その子は本当に僕の子か?」アレハンドロ――なぜここがわかったの!?ひどい仕打ちをされたのに、レナの胸はまだ彼への思慕に疼く。彼の目的はレナではなく、跡継ぎとなる息子だとわかっているのに……。 ■HQロマンスを代表する大スター作家ペニー・ジョーダンがお好きなら、新女王の呼び声も高いジェニー・ルーカスは見逃せません。情熱的なジェットコースター・ロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 望まれぬプロポーズ【ハーレクイン・セレクト版】
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    突然の訪問者に、ルビーは言葉を失った――6年前、17歳の彼女が両親を失った悲しみから、一夜のぬくもりを求めて情熱を分かち合った男性、サンダー。「ぼくの息子たちは我が一族の屋敷で育てる」ゴージャスなギリシアの海運王サンダーの一方的な宣言に、ルビーは激しく動揺した。彼はいつ知ったのだろう?双子の息子たちの存在を。学もなく貧しいわたしから二人を奪うなど巨万の富を持つ彼にはたやすいことだ。ああ、いったいどうすれば……?ルビーは悩んだすえ、彼がきっと拒むはずの条件を口にした。「どうしても息子たちがほしいなら……わたしと結婚して」 ■大スター作家ペニー・ジョーダンのシークレットベビー物語をお楽しみください。彼女が描く熱い愛を胸に秘めたヒロイン像がお好きなあなたには、HQロマンスを代表する人気スター作家、ジェニー・ルーカスとアビー・グリーンの作品も、ぜひおすすめします! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の記念日【ハーレクイン文庫版】
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    垢抜けない、太めのホープにまさかの奇跡が起こり、ハンサムなギリシア人投資家アンドレアスと、同棲し始めて2年。交際記念日を指折り数えていたが、友人が心ない言葉を呟いた。プレイボーイの彼にとって、ホープはただの愛人にすぎないと。確かに、アンドレアスは何かにつけて冷淡な態度をとるし、将来を話し合ったこともなければ、家族に紹介されたこともない。落ち込むホープだったが、家族パーティに招待され有頂天になる。その日のうちに、絶頂から奈落に突き落とされるとも知らずに。「君のことは、愛人としか思っていない」と断言されて。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • かりそめのパートナー【ハーレクイン文庫版】
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    アンバーは女学生のように野暮ったい自分が大嫌いだった。ある日、友人スピロのパーティで、怜悧な美貌の彼のおじ、ギリシア人富豪のルーカスと出逢い、生まれて初めて恋に落ちる。彼の目を引くために洗練された女性を装い、愛人関係を結ぶが、やがて美しすぎるという理由でアンバーは捨てられるのだった。アンバーにとって、彼は唯一無二の男性だったのに――数年後、アンバーのもとに再びルーカスが現れる。驚いたことに、死んだスピロが彼女に遺産を譲ったというのだ。富を分散させないための結婚を強要されて、アンバーは絶望する。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 記憶の中のきみへ【ハーレクイン・セレクト版】
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    なぜ今ごろ会いに来たの? カリスは喜びよりも強いショックを受けた。――それは身分違いの恋だった。マッターニ伯爵との夢のような日々。けれど彼にとっては、つかのまの戯れにすぎなかった。彼が突然姿を消したあと、カリスは絶望し、ひそかに男の子を産んだ。あれから2年。彼の狙いは……息子なのだろうか?やはり、この女性は僕のものだ。アレッサンドロ・マッターニはカリスをひと目見て確信した。だが、今はまだ彼女に真実を告げるときではない。もう1つ、確かめなければならないことがある……。 ■愛情による結婚などばかげている――かつて身も心も捧げた男性に浴びせられた、耳を疑う冷酷な言葉。富も名誉も欲しいままにする億万長者の前に、ひれ伏すしかなくて……。ピュアなヒロイン像が涙と共感を誘う、記憶喪失×シークレットベビー・ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋が仕掛けた罠【特典付き】
    完結
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    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!理学療法士のマディは、とても魅力的な患者レイフからの積極的な誘いをかたくなに拒み続けていた。夫を亡くした悲しみから立ち直れないために。それでもレイフの誠実な態度に、ふたりはついに結ばれる。しかし蜜月は長くは続かなかった。彼の婚約者を名乗る女性が現れたのだ! マディは絶望し一方的に別れを告げたが、レイフは彼女を屋敷に閉じ込め、ベッドの上で別れの理由を問いつめる。心はすれ違ったまま、マディは果てしなく続く甘い拷問に耐えられなくなり…!?
  • 新妻を演じる夜【ハーレクイン・セレクト版】
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    リジーのもとに、ある日一通の手紙が届いた。彼女が所有するアパートメントに問題が発生し、現地まで来てほしい、さもないと裁判沙汰にするという。差出人は大富豪イリオス・マノス。リジーはなんとか旅費を工面し、彼の住むギリシアへ飛んだ。金色の瞳と漆黒の髪を持つギリシア神話の英雄さながらの彼はしかし、「詐欺師め!」とリジーをなじったのだ。リジーは共同所有者にだまされ、莫大な借金を背負わされたと知る。だがお金などまったくないと言う彼女に、イリオスは憤然と言った。「では、その体で払ってもらおう。ぼくと結婚するんだ」 ■“ロマンスの女王”として不動の人気を誇り、2011年に惜しまれつつその短すぎる生涯を閉じた作家、P・ジョーダン。孤児として育ったヒロインは、真実の愛を見つけられるのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 惑いのバージンロード【ハーレクイン文庫版】
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    3年ぶりのフレイアは変わらず美しく、エンリコは心を乱された。かつてフレイアは、大企業の社長であるエンリコのもとで働き、彼の豪邸に住み、彼のベッドで眠った。だが全ては偽りだった。あの日、出張から帰ったエンリコが見たのは、彼のベッドで、半裸のフレイアに覆いかぶさるいとこの姿。屈辱の光景がいまも脳裏に焼きついて、怒りに胸がたぎる。優しい美貌の裏に、人をも欺く心が潜んでいたとは……。ふと、エンリコは彼女の側に小さな男の子がいるのに気づいた。彼は我が目を疑った。あれは僕の子か? それともいとこの―― *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花嫁になる条件【ハーレクイン・セレクト版】
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    21歳の掃除人マグダは、派遣先の豪奢な邸宅で、若きイタリア人実業家ラファエッロと初めてはち合わせた。ハンサムな顔に思わず見とれていると、彼がいきなり申し出た。10万ポンドの報酬で、半年だけ僕の妻になってくれないか、と。亡き友人の赤ん坊を育てるマグダは、戸惑いながらも引き受けるが、「跡取り息子が不器量で貧乏なシングルマザーを嫁にした!」と、由緒あるラファエッロの実家の逆鱗に触れてしまう。それこそ、両親と確執のある彼の思惑どおりだったのだが、あまりの責めを受ける彼女を不憫に思ったか、ラファエッロはマグダを美容室に連れていき、ドレスも買ってやる。すると……。 ■『マイ・フェア・レディ』を彷彿とさせる変身ヒロインを描いた気分爽快なまでのシンデレラ・ストーリーです。これこそハーレクイン・ロマンスの人気作家J・ジェイムズの真骨頂。磨かれて美しくなったヒロインを見て有頂天になるヒーローにご注目を! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スペイン公爵の愛人【ハーレクイン・セレクト版】
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    その夜、ローレンは愛するラモンに妊娠を伝えるつもりだった。ところが二人の将来に話を向けたとたん、衝撃の事実を告げられた。ラモンは実はさる巨大コングロマリットの総帥であり、さらにはスペインの公爵家の跡取りだというのだ。いずれ貴族の血を引く“ふさわしい女性”を花嫁に迎える、とも。ローレンは、何も言えずに彼のもとを去るしかなかった。1年半後、育児と仕事に忙殺される毎日を送るローレンの前に、ラモンが再び現れる――愛人として戻ってこいというのだ。怒りと屈辱と、愛し子の存在を知られる恐怖にローレンは震えた。そして、勝ち誇ったようにキスをするラモンへの、今も消えぬ愛に。 ■シャンテル・ショーはHQロマンスの名だたる人気作家たちの陰に隠れがちですが、実はベテランの実力派。格差に阻まれ非嫡出子を産んだヒロインと、自らの立場に囚われて愛が見えないヒーローの、切ないすれ違いが深く丁寧に描かれ、心を揺さぶられます。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 禁じられた言葉【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    イタリア人投資家で大富豪のジャンフランコとデヴラは、出会った瞬間から惹かれ合い、結婚した。だがそこに愛があったわけではない――ジャンフランコは、デヴラが愛人になるのを拒否したから求婚したにすぎなかった。最初の妻を出産で亡くした彼は、もう子どもは要らないし、永遠の愛も欺瞞にすぎないと言ってはばからない。だがデヴラは違った。夫を愛している。彼の子どもがほしい。願いは叶い、デヴラは妊娠。まるで天にも昇る心地だったが、愛するジャンフランコは、妻を遠ざけるようになり……。 ■新刊が絶好調のキム・ローレンス。今やHQロマンスを代表すると言ってなんの遜色もない、押しも押されもせぬ人気作家です。身ごもった喜びを、よりにもよって夫に拒まれるのではと苦悩するヒロインの愛と恐れが、読む者の胸に迫ります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 千年の愛を誓って【ハーレクイン文庫版】
    3.7
    エヴィの恋人の名はシーク・ラシード・アル・カダー。父の跡を継いで国を統治し、いずれ一族の女性を妻にするという定めを負った、見惚れるほど美しいアラブのプリンスだ。ラシードの立場を慮り、身ごもっていることを打ち明けるのをためらっていたエヴィだったが、いつものように抱きあい、甘美なひとときを過ごし――妊娠したことを告げると、冷たいまなざしでラシードに、「赤ん坊は僕の子か」と突き放されて、エヴィは青ざめた。しかも追い打ちをかけるように、彼の婚約を知らされ……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 旅立ちのヴェネチア 地中海の恋人
    -
    ヴェネチアの館を含む莫大な遺産がニコラに贈られる――急逝した友人ジョンの遺言にニコラは言葉を失った。ジョンのことは本当の父のように慕っていた。でもなぜ?彼女はその謎を解こうと、ヴェネチア行きを決意する。旅の途中、通りかかった町で足をくじきそうになり、ニコラはドミニクという男性に救われた。どうしてなのかはわからないけれど、とても気になる男性……。そのまま別れたくなくて、ニコラは彼と一夜をともにしてしまう。ところがドミニクは、翌朝フロントに簡単なメモを残して姿を消した。彼には一夜限りの遊びだった……。ニコラは激しい後悔の念に襲われた。ただ気になったのは彼のメモだ。連絡方法も教えていないのに、“ヴェネチアで会うのを楽しみにしている”とあるのはなぜ?★“ラテン系ヒーローとの恋物語”――情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。現在発売中のサンドラ・マートンのR-2295「奇跡の出会い」では、億万長者のイタリア人ヒーローが登場しています。どうぞお見逃しなく!★
  • 夜よみがえる思い出
    完結
    3.0
    カリスは悪夢から目覚め、3年前の苦い恋を思い返していた。彼との思い出はあまりに甘美で、今も私を苦しめる。でももう忘れなければ。ところが、過去を振り切り不動産業の経営に打ち込むカリスの前に、再びあの男が現れた。ザンダー・デヴェルー! 圧倒的な富と美貌に恵まれ、自信に満ちたその態度に、カリスは再びめまいがするほど惹かれた。いいえ、だめ。あの冷酷な彼の裏切りを忘れたの? その上私には、ザンダーに絶対に知られたくない秘密があるのだから。
  • 偽りの別れ
    完結
    4.0
    パーディタは、会社の融資先のCEOと面談のため空港に向かった。このチャンスを逃せばパーディタの会社は倒産を免れない。案内された飛行機に乗ると、そこにはなぜか元夫のジャレッドの姿があった。3年前、私を裏切り、その末に破産したと噂に聞いていた。しかし、彼は巨万の富と名声を手に入れ、会社を救いたいなら一緒について来いと一方的に彼女を飛行機でつれ出した。悪魔のような彼とふたりで旅行なんて、どんな罠が待ち受けているというの?
  • 真実は残酷に
    -
    拒絶されたと思っていた男性からの愛の告白。でも彼女には、それを受ける資格がなかった。■チェーザレは結婚を申し込むつもりでメガンの家を訪れた。何年も胸に秘めてきた思いを、今夜いよいよ彼女に伝えるのだ。彼はメガンが十代のときからずっと愛してきたが、彼女の父親から、娘が二十二歳になるまで待てと言われていた。だから誕生日の半年前に開かれた新年のパーティでは、メガンにうんざりしているようにわざと振るまったのだ。「冗談言わないで!」愛を告げる彼に、メガンはとまどった。嬉しいはずなのに、聞きたいと夢見ていた言葉なのに、信じられない。そんな疑惑も、チェーザレを求め続けてきた気持ちの前に影をひそめ、いつしかメガンは彼の激しい愛撫に身もだえしていた。だが一瞬ののち、彼女はチェーザレから身を引きはがし、唖然とする彼に向かって重い口を開いた。「わたし、妊娠しているの。赤ん坊が生まれるのは七カ月後よ」
  • 結婚は誰のために 情熱の国の人
    -
    情熱と洗練さを併せ持つラテンの男。だが、その仮面の下には恐るべき企みが。■ダンテ・ガルバン伯爵と結婚した姉のデイジーに会うため、ゾーイ・コリングズワースはブエノスアイレスを訪れた。出迎えの魅力的な男性に案内されてヘリコプターに乗ったとたん、彼の態度が豹変し、凄みのある声が彼女の胸を突き刺した。「静かにしろ。言うとおりにすれば何も心配はいらない」こみあげる恐怖とともに、ゾーイは誘拐されたことを悟った。街から隔絶された豪邸でとらわれの身となった彼女は、男の素性を問い詰め、信じられない言葉を聞く。「ぼくはガルバン・エンタープライズの社長だ」なんですって……お義兄さんの会社の社長?その男ラサロ・エレラはさらに驚くべきことを告げた。「今度の計画はダンテが仕組んだ」度重なるショックに、ゾーイはもはや失神寸前だった。
  • 近づかないで
    3.0
    私は彼を愛してる。あなたと踊ったのは彼にあてつけたかったから。■誰もがうらやむような婚約をして三カ月。幸せの絶頂にあるはずなのに、ロリスの気持ちは浮き立たない。フィアンセのマークもずっとご機嫌ななめだ。その理由はわかっている――彼女が体を許そうとしないせいだ。なぜイエスと言えないのだろう。結婚の意思は固いのに。マークも出席するパーティに、ロリスは遅れてしまった。彼はブロンド美人と踊っていて、ロリスを無視する態度に出た。茫然とするロリスの耳に、低い魅力的な声がささやいた。「踊っていただけますか」彼女が応じたのはマークへのあてつけでしかなかった。だが早めに彼を追い払えなかったことが、運命の歯車を狂わせる。その男ジョナサンは、ある意図を持って彼女に近づいたのだ。
  • 雪降る夜に
    3.0
    クリスマスイブ、降りしきる雪の夜、やどりぎの下、突然のキス……。■クリスマスイブの晩、アナは古書店の最後の片づけをすませた。長年の夢をかなえて開いた店だったが、店の賃貸契約が切れ、値上がりした賃貸料を払いきれずに閉店に追い込まれたのだ。せっかく軌道に乗りかかっていたのに……。降りだした雪の中、車に乗り、駐車場を出ようとしたとき、男が突然目の前に飛び出してきた。急ブレーキを踏み、危ういところで事故を免れたものの、転んで腕をけがした男を家まで送り届けることになる。車に乗り込んできた彼の顔を間近に見たとたん、アナは凍りついた。デイヴィッドに似ている――以前つき合い、苦い思い出のある男に。ギディアン・ストレインジと名乗ったその男性は、郊外の古い屋敷に住んでいた。車が着いたとき、雪はこんこんと降り、屋敷は暗く静まり返っていた。
  • 階段で鉢合わせ
    -
    愛しているけど不実な男性と、愛していないけど心を捧げてくれる男性と。■ある春の暖かな宵、セーラは買い物袋を胸にかかえ、古びたアパートの階段を上がっていた。上から男が一段おきに駆けおりてきた。二人はぶつかり、力強い男の腕がセーラを支えた。「大丈夫かい?」その声は低音で魅力的にかすれていた。それが恋の始まりだった。キアは男らしくユーモアにあふれ、申し分のない恋人だった。二人が結ばれるまで、さほど時間はかからなかった。だが、キアはワーカホリック並みに仕事第一。すれ違いが多くなり、しだいにセーラの心に影がしのびこむ。彼はわたしを本当に愛しているのだろうか?だからキアがセーラをさしおいて美女と出かけたと知って、誠実な愛をいちずに捧げてくれる人のプロポーズを受けたのだ……。
  • 愛を裏切った罰
    完結
    4.5
    どうしてデイビッドがここに!? デボラは突然訪ねてきた元婚約者に驚愕した。3年前、デイビッドと親友の浮気現場を目撃したデボラは、一方的に別れを告げ婚約を解消した。その彼が今現れ、デボラの兄が事故に遭い危篤だと知らせてきたのだ。動揺しよろめくデボラに、彼はなぜか罰するような眼差しを向けてくる。「芝居がうまいな。それとも僕の胸が恋しかったのか?」デボラは困惑しながらもデイビッドと兄のもとへ向かった。これから彼の復讐が始まるとも知らずに。
  • 異国から来たナイト 情熱の国の人
    3.0
    感情を持ち込んではいけないと知りつつもキスへの誘惑は抗いがたく……。■世間には伏せているけれどデイジーの父はアルツハイマーを患っており、正常な判断ができない状態で不利な契約を結んでしまった。法外な額を支払わなければならないが、なかなか思うようにいかない。とうとう契約相手の息子ダンテ・ガルバン伯爵が取り立てにやってきた。応対に出たデイジーは彼の魅力に圧倒され、ダンテも彼女の美しさに思考力を奪われそうになる。ふたりの間に性的緊張が高まるなか、彼は気持ちを引き締めた。あやうく唇を触れ合わせそうになった瞬間も切り抜けて、ダンテは無慈悲を押し通した。だが後日、あるパーティでデイジーに会うと、もはやダンテはキスの誘惑に勝てなかった。そのキスは彼を望ましくない方向に導くだろうとわかっていながら。
  • 思いは炎のように
    -
    美しく変身した彼女を見つめるまなざしは、限りない疑念と非難に満ちていた。■祖父の死の直後、十年ぶりに故郷に戻ったアレクスを迎えたのは、母親のいとこにあたるヨークの疑いに満ちたまなざしだった。髪の色がすっかり変わり、美しく成長したアレクスを、祖父の遺産を狙う偽者ではないかとヨークが疑うのも無理はない。一方アレクスにしても、けっして楽しい帰郷ではなかった。祖父もヨークも、母を屋敷から追い出した非情な男たちだったから。アレクスはいまさら遺産を相続する気などなかったが、母にかかわる大事な手紙を見つけるため、屋敷に滞在することにした。でも、そう決めたのは間違いだったかもしれない。少女のころ、ヨークにキスされた記憶はいまもなまなましい。彼が近くに来ただけですぐに反応してしまう自分を、アレクスはどうすることもできなかった。そしてヨークも、それを知っているかのように唇を重ねてきた……。
  • 謎めいた復讐
    -
    ヴァージニアは画廊に勤めている。恋人のチャールズは、情熱的な男性とは言えないが、やさしくて、包み込んでくれるようなタイプだ。順調な仕事と誠実な恋人――ヴァージニアは幸せだった。そんなある日、画廊に現れた男性を見て彼女は息をのんだ。ライアン……。どうして彼がここに?二年前、ヴァージニアはライアンと婚約した。けれど夢のような日々は、すぐに終わった。彼の愛人だという女性が現れ、結婚式の二日前にヴァージニアは逃げるようにして彼のもとを去ったのだ。「僕は二度と君をはなさない」そう言うライアンを見て、ヴァージニアは気づいた。私は今も彼を愛している。でも、二度と傷つきたくない。■“復讐から始まる物語”――愛情と憎しみのはざまで揺れ動く主人公たち。運命に翻弄される二人を描いたドラマチックなストーリーです。
  • 楽園の誘惑
    -
    白い砂浜と青い海が輝くカリブ海のリゾートで、ギリシアの大富豪の孫娘イヴは友人たちと休暇を楽しんでいた。だが祖父の仕事相手の建築家、イーサンは冷ややかで、ふたりの間にはいつも険悪な雰囲気が漂っている。そんなある日、迎えた24歳の誕生日パーティで、イヴは言い寄ってきた男性に襲われかけてしまう。窮地の彼女を救ったのは、イーサンだった。彼に非難のまなざしを向けられて涙がこぼれかけたとき、祖父が現れ、イーサンに結婚を命じた! *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 人魚の涙
    3.0
    彼との再会は、運命のいたずら――そう思っていたのは、大きな間違いだった。■金融アナリストのジェシカは、ある朝社長室に呼ばれ、翌日のニューヨークへの出張を命じられた。アメリカのリロイ・インタナショナルという大企業が、イギリスの提携候補企業を対象に、セミナーを開催するというのだ。ジェシカは、予定も把握できないまま取り急ぎセミナーに参加する。会場の演壇にリロイの最高責任者が登場した。そのとたん、ジェシカの全身に衝撃が走った。いちばん顔を合わせたくない男ルークに、こんな形で再会するなんて。ジェシカがルークと一目で恋に落ち情熱的に結ばれたのは、四年前の大学卒業を目前に控えたころだった。ところがジェシカの幸せは、ルークが継母と抱き合っている姿を見た瞬間、音をたてて崩れた。ジェシカは名前も変え、ルークの前から姿を消した。その彼が今、目の前にいるとは! 気づかれる前に逃げださなければ。
  • 遅すぎた告白
    5.0
    華麗なパーティで踊る婚約者とのダンスは彼女を絶望の淵に突き落とす合図だった。■ロンドンの旅行代理店に勤める二十四歳のニコール・ハントは、再婚した継母レオノーラの子どもの洗礼式に招かれ、ベネズエラの大富豪ペレサ家を一年ぶりに訪れた。レオノーラとその夫エドゥアルドはニコールとの再会を喜ぶが、長男のマルコスは冷酷きわまりない視線を彼女に浴びせる。決して許してはくれないのね……。マルコスを愛するニコールは、いたたまれない気持ちになり、ペレサ家再訪を悔やんだ。一年前、ニコールとマルコスは幸せの絶頂にあった。継母の結婚式に参列するため、ニコールがペレサ家に滞在したおり、二人は強い絆で結ばれ、結婚の約束を交わした。だが、レオノーラとエドゥアルドの結婚披露パーティの夜、二人の愛を砕く忌まわしい事件が起きて……。
  • 獅子の館の誘惑
    -
    行く先々で出会う謎めいた男性の目は、彼女を嘘つきと非難しているようだった。■ロンドンで画廊を営むルースは、生まれて初めてベネチアを訪れた。著名な彫刻家の展示会の手伝いをするのが目的だ。彼女はベネチアのターミナル駅で印象的な男性を目にし、強烈な既視感を覚えたが、彼はすぐ人込みにまぎれてしまった。その夜、ルースは散策の途中に迷いこんだ路地で、ターミナル駅で見かけた男性と思いがけなく再会する。彼――ミケーレ・ロレンゾはルースをカフェに誘い、以前ベネチアに来たことはないかと尋ねた。これが初めてだと答えたルースに、彼はなぜか怒りの表情を見せる。気まずい雰囲気のなか、彼女は別れを告げてホテルに戻るが、ミケーレとの出会いに運命的なものを感じ、眠れぬ夜を過ごした。翌朝、仕事先となる宮殿に向かったルースは我が目を疑った。優美な宮殿の持ち主は、ミケーレその人だったのだ。
  • 愛しい人と眠る夜
    3.0
    彼と娘にもう一度会いたい。この思いに胸が張り裂けそう。■キャロラインはナニーとして二年間、エイムズベリー家で働いた。しかし、それももう終わり。一家が引っ越すことになったためだ。あと数週間で彼女には仕事も、住むところもなくなる。そんなとき、新しい仕事の話が舞い込んだ。ある裕福な実業家がすぐに仕事につけるナニーを探しているという。だが相手の名をきき、彼女は呆然とした――マシュー・キャラン。数年前憎しみと軽蔑に満ちあふれた顔で、別れを告げられた相手だ。そしてナニーが必要な子供は、キャロライン自身の娘に違いない。産んでから一度も、この腕に抱くことさえできなかった娘。娘の顔が見たい。キャロラインの心は揺れる。今の彼女は名前も変え、整形手術をしたため見かけは別人のようだ。きっとマシューにはわからない。キャロラインは決意した……。
  • パリのシンデレラ
    -
    エマは年下の友人に泣きつかれ、その父親の援助を請いに重厚な内装を施したオフィスに足を踏み入れた。友人の父親ピアーズ・レッドフィールドは、一分の隙もない服装で、怖い顔をしてにらみつけている。彼の息子の窮状を訴えても、ピアーズは慈悲のかけらも見せず、エマのことを詐欺師まがいの女と決めつけて追い払った。友達を助けたかっただけなのに、こんな仕打ちを受けるなんて。だが数日後、思いもよらないことが起こった。ピアーズが彼女の働くレストランに現れて、いきなり言ったのだ。「今週末、一緒にパリに行かないか」。
  • 親密な契約
    -
    結婚の条件は子供を産んだら離婚すること。それは二人のあいだの密約だった。■マーケティングの会社に勤める二十五歳のエレクサは、仕事ひと筋で、結婚などまるで眼中にない。悩みの種は、娘を結婚させようと次々に男性を紹介する母親だ。エレクサが結婚するまで、母親の干渉はやまないだろう。そんな折、エレクサは問題解決に願ってもない男の存在を知る。息子は欲しいが、妻はいらない。子供を産んだら即、離婚してくれる女性を探している――友人にそう言い放つ、国際通信会社の部長ノア・ペバレルだ。無謀にもエレクサは面識のないノアに連絡をとる。最初は半信半疑だったノアも、やがて彼女の提案を受け入れた。結婚はするが、住まいは今までどおり別。妊娠の可能性があるときだけ肉体的交渉を持つ、という取り決めだ。真実を知らないエレクサの母親は大喜びだったが……。
  • 楽園の誘惑 恋する男たち II
    3.0
    楽園の蛇のように男を誘惑する女。そんな相手とはかかわるまいと彼は思った。■カリブ海に浮かぶ島で建築家のイーサンは休暇を満喫していた。しばらく前にシーク・ハッサンの妻リオーナとのあらぬ仲を噂され、トラブルに巻きこまれた経緯がある。だから当分、女性は避けるつもりだった。だが気になるのは、やはり島で休暇中の魅力的なイヴのこと。ギリシアの大富豪の孫娘で、いつも若い男たちに囲まれている。男を挑発し、誘惑し、破滅させてしまう官能的な娘だ。彼女の祖父の家で何度か会ったことはあるものの、イーサンはイヴのうぬぼれを嫌い、イヴはそんな彼を避けてきた。ある晩、イーサンが自分の部屋で寝ていると、隣接するイヴのビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった。
  • 罪深い関係
    -
    見覚えのある広い肩に心がふるえた。あれはもう、遠い過去だと思っていたのに。■恋人のリチャードとオークションに出かけたエリザベスは、会場でかつての夫クインと再会した。五年前、エリザベスは結婚式の直後に、夫から財産目当ての欲深女と思われていたことを知り、結婚の無効申し立て書にサインして、無断で家を出たのだ。その後名前を変え、都会の雑踏にまぎれてたったひとりで生きてきた彼女にとって、クインとの再会は過去の傷口を開くようなものだった。しかもクインは結婚を解消した覚えはないと言い、リチャードとの仲は絶望的になった。だがエリザベスは、そんな夫を今でも愛していることに気づいた。彼に誤解され、軽蔑されていると知りながら。
  • 略奪結婚
    3.0
    なぜそれほどに私に固執するのだろう。私を愛してもいないのに。■カサンドラは胸騒ぎがしてならなかった。社長のラングに呼びつけられて、フィアンセのアランとともにアメリカまでやってきたが、なぜか不安が胸を去らない。着いた翌日には、昇進をほのめかすラングの指図に従い、アランは嬉々として出張に行ってしまった。その上、せっかくだから観光してはというラングの提案で、ラスベガスへ行くことになった。二人きりで……。向こうでアランと落ち合うというけれど、それまでのほんの二日がなぜこんなに不安なのかしら。何かを胸に秘めているようなラングにおびえながらも、カサンドラは正面から事態に立ち向かおうと決意した。一週間たてば、晴れてアランと幸せになれるのだから。
  • 罠に落ちた花嫁
    -
    復讐のための結婚――夫の背徳を知り、花嫁はハネムーン先の小島で悲嘆にくれた。■母を亡くしたリサは両親の離婚で生き別れた兄のマークを頼り、三歳のときに渡英して以来、十七年ぶりでアメリカの土を踏んだ。リサはケネディ空港で兄を待ったが、彼女の前に現れたのは、兄の会社を傘下に収めた若手実業家ソーン・ランダーズだった。マークが海外出張している間、ソーンがリサの面倒をみるという。ほかにあてもなく、彼女はソーンの言葉に従うしかなかった。リサはソーンの案内で初夏のニューヨークを満喫し、冷徹さとやさしさの同居するソーンにぐいぐい惹かれていく。そして会って三日目、思いがけないプロポーズを受けたリサは、ソーンの性急さに不審を抱くが、愛を貫いて結婚に踏み切った。だが、リサはハネムーン先の小島で恐ろしい事実を知る。彼が私と結婚したのは、復讐の道具に使うため……。
  • 氷の美女
    3.0
    氷の仮面の下に隠された炎。燃えるのは憎しみか、愛か?■友人のスティーヴンから彼の会社のパーティに誘われたとき、アニスはむしろ義務感から誘いに応じたのだった。だが、彼の会社の新しい社長を紹介されて衝撃を受けた。ザン・パワー! ハンサムな顔もカールした黒髪も忘れていない。かつて、わたしが愛するすべてのものを滅ぼした男だ。だが何も知らないザンは、憎悪に震える彼女に熱っぽい視線を注ぐ。アニスをダンスに誘い、スティーヴンとの関係を詮索し、クールに宣言した。「きみを完全にぼくのものにするつもりだ」彼女は息が止まりそうだった。怒りと憎悪と恐怖が交差する。そして魅惑が。だが、まだアニスは気づいていない。どれほど愛が恐ろしいものか。どれほどザンが本気か。彼は絶対にアニスと結婚するつもりだった――たとえ脅迫してでも。
  • 落札された夜
    4.3
    結婚を夢見ていた彼女を裏切った男。その彼が、ふいにデートの相手として現れた。■ファッションショーの舞台を下りた花形モデルのリーナは、最後の仕事をするためにロールスロイスに乗りこんだ。チャリティオークションで彼女とのデートを落札した男性と、ディナーを共にする。それでリーナ・ローレンスと縁を切れる。明日からは本名のケイティ・メルデントンに戻り、念願の陶磁器デザイナーとして再出発をするのだ。だがデートの相手を見て、彼女は息をのんだ。ジェイク・グラントン。二年前に別れたきり、二度と会いたくないと思っていた男だ。かつてはジェイクを愛し、愛されていると確信していたけれど、それも、継母と彼が愛人関係にあるとわかったときまでだった。ジェイクは、なぜ大金を使ってまでわたしとの時間を手に入れたの?
  • 仕組まれた誘惑
    4.0
    仕組まれた誘惑は熱いキスで始まった。彼女の人生はその日を境に激変していく。■ベルは、昼食をとったレストランで長身の精悍な男とぶつかり、目と目が合ったとたん、いきなりキスされてしまった。わたしには婚約者がいるのに……。体を貫く熱いうずきにベルは狼狽した。その晩、婚約者の家で開かれたパーティーでベルはあの長身の男アンドルー・ストームに再び出会う。アンドルーとしばらく話していると、ベルはなぜか急に体がふらつき始め、彼に支えられて自分にあてがわれた部屋に戻った。翌朝、目覚めた彼女の隣にいたのは、裸のアンドルーだ。わたしは婚約者ではない男性にバージンを捧げてしまった!衝撃を受けたベルは婚約を解消し、心の安らぎを求めてローマに飛んだが、アンドルーは彼女の前にまた現れ、熱いキスを浴びせかけた。危険な予感を抱きながらも、ベルはなすすべもなく彼の誘惑に屈していた。
  • ネックレスはつけたまま
    4.0
    ■三年前につらい思いで別れたひとが、婚約したばかりの彼女の前に突然姿を見せた。■フランは宝石会社でデザイナーとして働く身だが、最近、社長のカークからプロポーズされ、婚約した。今日は彼女がデザインし直した貴重なネックレスを、依頼主であるイギリス人貴族に二人して届ける予定になっている。ところが待ち合わせ場所にカークから連絡が入り、遅れるから先に行ってくれという。やむなくタクシー乗り場に並んでいると、いきなりバッグを奪われ、道路に突き飛ばされる。ショックで呆然としながらも、彼女はとにかく依頼主の屋敷に急いだ。そこではさらにショッキングなことが待ち受けていた。フランを迎えた男性が、三年前に別れたブレイズ・ロードンだったのだ。どうしてブレイズがここに?アメリカ人のはずの彼が、なぜイギリスの貴族になったのだろう?
  • 古城の恋は謎めいて
    5.0
    ■君をこのまま城から帰すものか。彼女は幽閉の恐怖におののいた。■ニューヨークに住むサマンサは、祖父の介護費用を賄うため、医大を中退して、モデルとして働くようになった。イギリスの資産家カル・ローリモアの来訪記事を読んだ祖父は、死の床で、孫娘に驚くべき過去を打ち明ける。わしはローリモア家の家督を受け継ぐはずだった……。真偽を知りたくなったサマンサは、カルに近づいて気を引き、婚約指輪を手に入れる。そして招かれるままイギリスの古城へ着いた。だが、彼女を出迎えたのは見知らぬハンサムな男性だった。その男性こそ、ローリモア家の当主、カル・ローリモアで、ニューヨークで会ったのは、弟のリチーだという。カルは、財産目当てで弟に近づいたとサマンサを疑っていた。彼の敵意と監視の中、サマンサの古城探検が始まる……。
  • 近づかないで
    完結
    3.6
    婚約者マークと出席しているパーティーで、ロリスはひとり佇んでいた。マークは他の女性と踊っている。いくら遅刻したからって、冷たすぎる。冷たくされる理由は遅刻だけではないけれど。打ちひしがれるロリスの耳に、魅力的な声が響いた。「踊っていただけますか?」思わず見知らぬ男性の手を取ってしまったが、よく見ると金髪に緑の目をした美しく神秘的な容貌の持ち主だった。ロリスがマークへの当てつけに大胆にもキスをせがむと、彼は思いがけない反応を示した!
  • 甘美な罠
    -
    今は亡き義理の弟ティムのために、シャーロットは復讐を誓った。標的は彼女が働いている企業のオーナー、ダニエルだ。ダニエルに婚約者を誘惑されたことが原因で、ティムは命を落とした。今度は彼がわたしに恋するように仕向け、虜にしてから捨ててみせる。それがいちばんの報復の方法だ。ちょうど提示された、ダニエルの拠点であるニューヨークへの異動は、その計画を進めるまたとないチャンスだった。だがニューヨークについたシャーロットは、おそろしい事実を知る。人事異動はダニエルが自ら進めた“計略”で、彼はティムがシャーロットの弟であることも知っていたのだ!

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  • 愛の記憶を探しに 情熱の国の人
    4.5
    アルゼンチンの伯爵家に生まれたアナは、身分が違うという理由でルシオとの交際を家族に反対され、駆け落ちを決意したものの失敗に終わった。それでもアナは彼が迎えに来てくれるのを待ち焦がれていた。願いはかない、ルシオはやってきたが、どこか様子がおかしい。問い詰めたアナは驚くべき事実を知らされた。彼女は脳炎を患い、過去五年の記憶をすべて失っていたのだという。ルシオとはすでに結婚しているばかりか、二人は離婚寸前だったのだ。心は十七歳のままのアナはパニックに陥った。

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  • 花嫁になる条件
    5.0
    こんな豪華なアパートメントに住むのはどんな気分かしら?生活のために掃除人として働きながら、マグダは思った。そのとき突然、留守と聞いていた主人のラファエッロが姿を現し、狼狽する彼女にきみは独身か、と尋ねた。マグダがうなずくと、彼は驚くべき話を持ちかける。「十万ポンド支払うから、ぼくと結婚してくれ。今すぐ」何か深い事情があるらしいが、イタリアの実業家だという彼がなぜ、初対面で身分も違うわたしを選んだのだろう?正気の沙汰とは思えず、マグダはきっぱりと断ったが、その夜、ラファエッロが自宅に訪ねてきた。

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  • 人魚の涙
    完結
    4.0
    もう2度と会いたくはなかった――。ジェシカがルークにひと目で恋に堕ちたのは4年前のこと。ルークはジェシカの父が経営する銀行経営アナリストで、継母の友人として紹介された。夢のような恋。だが、すべては一夜にして崩れ去った。父が亡くなったその日、継母とルークは抱きあっていたのだから! ジェシカは、お腹にいた彼の子のことを隠して彼と別れてしまった。まさか4年後、復讐を誓う彼に、仕組まれた舞台で再会するとは思いもよらずに。
  • 謎めいた訪問者
    -
    エレノーとその婚約者デイヴを乗せ、車はロンドン郊外を走っていた。つい昨日まで、2人で興したコンピューター機器設置業の会社は、次の仕事の予定もなく倒産の危機に瀕していた。それが、資本家ロバート・キャリントンの登場で状況は一変したのだ。依頼条件はただ1つ、仕事が終わるまで彼の屋敷で生活すること。名高い資本家の彼が、どうしてこんなに小さな会社を選んだのかは謎だが、とにかくおかげで窮地を抜け出すことができた。鉄製の門をくぐり5キロほど走ったところで、ようやく屋敷が姿を現した。年月を経て渋い色合いを醸し出す石壁、煙突の先に見える彫刻――そのとき不意に、エレノーは不可解な既視感(デジャヴ)に襲われて息をのんだ。
  • 罪深き一夜
    -
    女医のフィービは、代診としてある病院に勤め始めたものの、休暇中の院長と顔を合わせる前に辞めようと考えていた。院長のコナーは、今は亡き妹の夫。そして、フィービがひそかに愛した男性でもある。妹が死んだ直後、二人ははずみでキスをしてしまい、以来フィービは妹への後ろめたさを感じてきた。だが予想に反して、コナーが早く出勤してきたため、二人は思いがけない再会を果たす。「元気かい、フィービ?」彼の言葉に、フィービの心は激しく揺れ動いた。
  • 運命のダイヤモンド
    完結
    3.0
    歴史に名高い貴族の屋敷に招かれたシャーロット。他を圧倒するほどの美貌をもつサイモンは、彼女に夢のような週末を与えた。シャーロットはすっかり彼の虜になり、唇を奪われたときには、圧倒的な欲望に逆らえなくなっていた。高嶺の花とも言うべき男に激しく愛された歓喜の夜が明け、シャーロットは現実に戻らねばと自分に言い聞かせていた。しかし彼女はまだ知らなかった。この招待に隠された貴族の秘密の計画を! サイモンとの関係がさらに濃密になることを!!
  • 千年の愛を誓って
    4.0
    イギリスの旧家の娘であるエヴィのおなかには今、恋人の子がいる。しかし、彼女はそのことを相手にきりだせずにいた。子供の父親は、アラブのプリンス、シーク・ラシードだからだ。この2年間、2人の関係は世間の好奇の的であり、両家の頭痛の種だった。どんなに愛し合っていても、ラシードはいずれ首長国を統治し、一族の女性を妻にするさだめを負っている。誇り高いエヴィは、子供を盾に結婚を要求するつもりはなかった。別れを覚悟で妊娠を打ち明けると、彼は結婚しようと言う。ところが、ラシードとほかの女性との婚約が発表され――。■一度は結婚を口にした恋人が故国へ戻って音信不通になり、絶望の淵に陥るエヴィ。そんな彼女にさらなる信じられない出来事が襲いかかり……。名匠M・リードの2000年の名作をお届けします。
  • シークの祈り
    3.5
    アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか!彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ――誰よりも先に、妻を誘拐するために。
  • 愛と疑惑の宮殿
    完結
    2.0
    画廊に勤めるソフィアは、ある男性と出会い衝撃を受けた。亡き父が描いた肖像画のハンサムな青年そっくりだったのだ。スティーブンと名乗る彼は、偶然にも翌日、父の遺作展を開催中の画廊に現れた。そしてソフィアが絵画修復の技術者だと知ると、自分の住むベネチアの宮殿へ来て絵画を見てほしいと強引な誘いをかけてきた。夢のような話にソフィアは舞い上がったが、スティーブンが彼女に近づいた本当の目的を、その時ソフィアは知るよしもなかった。
  • ボスと秘書の休日
    完結
    -
    スパイとして企業秘密を入手するよう命じられたゲイル。そんなことしたくないけれど、断れば会社は買収されて社員全員クビ。すべてはゲイルの肩にかかっていた。しかもスパイする相手が、高校生のときの初恋相手、ゼイン・ロレンソンだなんて!一方的にゲイルが熱をあげた挙句、残酷に傷つけられて終わった恋。彼とは絶対再会したくなかったのに、彼付きの社長秘書として一緒に行動しなければならない…。再会を恐れながらもゲイルは秘書の面接に向かうが?
  • 奔流のはざまで
    完結
    -
    出会った瞬間、義理の従兄ニックに強烈に惹きつけられたレイン。彼の鋭いナイフのような魅力と美しいブルーの瞳に飲み込まれるようにすべてをかけて愛し、愛されていると信じた。しかしニックには可愛い妻がいた!!幸福の絶頂から突然絶望の淵につき落とされたレイン--。そして1年後、想いを断ち切ろうとしていたレインの前にふたたびニックが現れて--!!激しい愛憎の渦に投げ込まれたレインが奔流のはざまで見つけ出す真実の光とは--?
  • 恋を生みだす銀貨 エメラルド色の誘惑 I
    -
    「銀貨を払ったら美女との出会いを予言してくれるかな?」突如現れたハンサムな男性の言葉に、バザーで女占い師を演じていたハリーは顔をしかめた。数時間後、彼女は父親の会社の弁護士として、その男性と再会する。彼の名はクイン・マクブライド、銀行の頭取だという。スキャンダルに巻き込まれそうな妹を救うため、新聞社を経営する父ジェロームの助力を仰ぎに来たらしい。彼はなぜかハリーをジェロームの愛人と勘違いして軽蔑の視線を向けてくる。クインのそんな態度に、彼女はいらだちを覚えた。そのいらだちは、クインが妹を脅迫する新聞記者の名を口にすると、驚愕と怒りに変わった。彼が名指しした記者はハリーの恋人だった!
  • 獅子の館の誘惑
    完結
    -
    仕事の依頼でベネチアを訪れた画廊商のルースは桟橋に佇む男性に強烈な既視感(デジャビュ)を覚える。--以前、どこかで彼と出会ったのかしら?--不思議な感覚にとらわれつつ、ベネチアを観光していたルースは、偶然にも桟橋の男性と知り合うことに!!ミケーレと名乗る彼は、「ベネチアは初めて」というルースの言葉に、なぜか怒りの表情を浮かべる。不可解な出来事の連続に困惑しつつも、雇い主の待つ“獅子の館”へと向かうルース。だが、扉の向こうで待っていたのはあろうことか、ミケーレその人で…!?
  • 愛しい人と眠る夜
    完結
    -
    ナニーのキャロラインは、新しい仕事の依頼主の名を聞いて凍りつく。マシュー・キャラン。かつて憎しみと共に、彼女を捨てた人…。『今の私は名前を変え、昔とは外見も違う。きっと彼にはわからないわ…!』危険を冒してもこの仕事は受けなければ…。なぜならナニーが必要な子供というのは、彼女の娘かもしれないのだから!
  • シャンパンは恋の媚薬
    完結
    -
    華やかな結婚パーティを、レベッカは周囲の白い目に耐え切れず抜け出した。彼女の元婚約者と、レベッカの義理の妹が式をあげたのだ!パティオのベンチで、ひとり涙に暮れるレベッカ。そこに突然、セクシーでミステリアスな男性グレイが現れて、彼女にシャンパンを手渡した。やがて二人は、ひと夏の情熱的な恋に落ちて…。
  • 雪降る夜に
    完結
    4.1
    車を運転中、アナは誤って見知らぬ男性にケガを負わせてしまった。男性の名はギディアン。町の由緒ある館の主人だった。彼を館へ送り届けるが、雪のため、二人きりでとじこめられてしまう。かつての恋人によく似た面差しの美しいギディアンに、アナはどんどん惹かれてゆくが、すべては卑劣な罠だった!
  • 愛に気づかずに
    3.5
    最近亡くなった父親が投資の失敗から多額の借金を残し、住んでいる家や家財を売らなければならないと聞かされたとき、エマも母親も呆然とするばかりだった。結婚相手と考えていた銀行員の男性はがらりと態度を変え、エマは母親と、別荘代わりに使ってきた避暑地の小さな家に移り住む。パートタイムの仕事が見つかって、ゆとりはなくてもそこそこの生活を送れるめどはついたけれど、贅沢に慣れた母親は質素な暮らしに適応できず、エマを困らせた。エマのひそかな心の支えは、診療所のオランダ人医師、ドクター・ヴァンダイクだった。やがて季節が移り、エマはそれまでの仕事を失ったうえ、母親の気まぐれから家を出なければならなくなった。深い絶望にとらわれたとき、ドクターからある魅力的な提案が……。
  • 愛と恐れの記憶
    完結
    -
    「あなたが私の夫ですって?」記憶を失い、病院の一室で目覚めた彼女の前に現れたのは、ジョス・ソーンダーズと名乗る魅力的な男性。彼女をクレアと呼び、自分達は新婚旅行の途中だと言うジョス。一方、彼と愛し合った記憶すらないクレア。彼が本当に夫なら、なぜ私は彼を怖いと思うのかしら…?

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