名称未設定さんのレビュー一覧

眠らない仕事人間と睡魔さん

仕事仕事で全く寝ようとしない主人公。そこへあらわれた睡魔さん。人間を眠らせるのが仕事。
どこかで会ったような、なつかしい気もするイケメンな睡魔さん。でもなかなか担当した人間はてごわく、眠らせるのに苦労する。
仕事第一の女性と、目先の業績より本当に質の良い睡眠をとってもらえるよう本人の意識を変えることに心血をそそぐ、やっぱり仕事を大切にしている睡魔さん。

コミカルなテイストであっという間に読み終わってしまいます。
睡魔の前世が最後であかされ、ちょっとキュンとします。

お隣の、奥さんの話

国際結婚した、きれいなお隣の奥さん。それを少女の目を通して描いた作品。
突然夫が蒸発し、現実に耐えきれず、次第に常軌を逸する妻。それを冷ややかに見つめる娘。救いがあるわけではないが、狂気の隣家に対比して常識的で、人間的な心をもった少女の成長を描く作品でもありました。

バレーもの

練り物を売る会社のやり手営業さんが、会社のバレー部で頑張るお仕事&スポーツマンガ。
営業の妙も面白いし、スポーツものとしても楽しいです。もっと続いて欲しかったなー。

スパイ×アサシン

お互い素性を知らないまま結婚した二人のお話です。
スパイである夫と、それを守るアサシンの妻。スパイファミリーに設定が似ているような。
決してスパイものではなく、そういう設定を借りた恋愛ものです。色々細かいことを気にしても仕方がなくて、特殊職業なのに何食わぬ顔をして夫婦を“演じる”ギャクよりの恋愛マンガとして楽しめます。

雰囲気はいいけど短い

なかなかしっとりとした良いお話でしたが、いかんせん短いですね。。。

面白かわいエロス

正直それ程期待してなかったんですが、すっごく面白かった。

やもめの取り立てや、実は優しい橋場さん。一方、債権者の女性にもお金にもゆるいアホの子、でも気持ちが優しい八代。
取り立てにあうのですが、保育経験者ということから、ひきとったばかりの娘の育て方に悩んでいた橋場の家で家政夫をすることに。

恋愛は徐々に進行していくのですが、お互いを意識する過程が丁寧に描かれていてよいです。
そして、娘の律ちゃんがかわいい。
しかも、ところどころにはさまれてくるギャグがキョーレツ。思わず人前で吹いちゃったじゃないですか。。。

というわけで、掘り出し物を見つけた喜びで星5つつけてしまいまし...続きを読むた。これから海野サチさんの他の作品も読んでみたいと思います。

かわエロい

ほぼジャケットのイメージ通りでした。かわいいカップルのお話がつまっています。中編2つと短編1つ。

表題作は、やもめリーマンと、息子のコーチ（近所の八百屋さん）の年下攻めカップル。攻めは関西弁です。ごはんや家事・育児がなってないといつもコーチに怒られている受け。家事をやってもらううちに。。。という展開。オヤジ受けがかわいいですね。
短編もかわいいオヤジ受け。

黒髪受けが多い印象。エロも多めです。

思ったよりずっとよかった

初コミックスとのこと。軽いお話しかなと思いながらあまり期待せずに手に取りましたが、なかなかどうしてよかったです。

色んなカプの短編集。表題作のパパがエロかっこよかった。短編なので展開が早いですが、無理はなくじんとしたりキュンとしたり。

あとはリーマンのノンケ×年下ワンコや、素直になれない幼なじみ、少し昔の書生ものなど色々あります。どれも優しくほっとするなかにエロが自然にありよかった。

この版は修正も丁寧で、ストーリーを邪魔していませんでした。ほっ。

よいストーリー

檜原さんびいきなのでちょっと甘めかもしれませんが、よかったです。

時代は戦後すぐ。日系アメリカ人の押尾に家をのっとられた元華族の跡取り息子、春臣。短いですが前後編でまるまる表題作のお話しです。

どこまでも自分をしっかり持ち、優しい心を持つ春臣。一方押尾はつらい過去から傲慢で人を人とも思わない。

そんな二人は、無理矢理な体の関係から始まるが。。。

よくあるストーリーではあります。絵もところどころバランスがおかしいかなと思います。が、しっかり描き込めば一つの美しい映画になるような、そんな耽美な一作でした。

意外によかった

それ程期待せず読みましたが、各話それぞれにキュンとしてよかったです。赤根さん初読み。

短編集で、リーマン三角関係、アラブ、監禁もの、ファンタジーと色々あります。表題作が特に良かったです。おだやかで優しいけど純情ですごくかわいい時枝さん、オヤジ受けです。

ただやはり楕円でごっそり白抜きという恐ろしく手抜きな修正は頂けませんね。この点だけは改善して頂きたいです。BookLiveさま。

新井サチさん武士もの

現代物で、オヤジやワンコキャラのイメージが強い新井サチさんですが、今作は異色とも言っていい戦国時代の刀鍛冶とアサシンのカップル。美人だけど血も凍るような冷徹な殺しや、鴉（からす）。長く美しい黒髪と黒装束はまさに鴉。
一方、包み込むような暖かいキャラ、白鷺。鴉を助けたことが縁で、一緒に住むようになります。

お互いに（いや、白鷺の方が一方的か？）助け合ううちに、心を通わせます。
ツンで美人受けがかわいく、陰謀や生い立ちなどのエピソードも絡んで面白い作品でした。

ただ、BookLiveさんの修正は、真四角の白抜きがどーんとあったりと雑で相変わらず萎えますね。
そこが残念。

エロ重視

絵がきれいめですがエロ重視な作品。ツンデレ殺しや（受け）と俺様脱走兵（攻め）のカプ。
デレ具合がちょっとかわいい。
普通に読めるのでひどくはないですが、感動するというわけでもない。
BookLiveさんの修正はいつも適当なのでそこが残念なポイントですが、この作品もしかり。

4コマコミカル路線

4コマ形式で進む高校生の恋。コミカルで笑えるんだけど、だんだん甘々に。
エチはあんまりないけどほのぼのしててとてもよいです。

エロかった

内容はタイトル通り。ワンコ攻めがドSに豹変。あまあま展開を予想させつつも、1巻ではひたすら攻められるのみ。ストーリーよりエロ重視な作品。
珍しいと思うけどデフォルメされてるので白抜きはあまりなし。その辺がよかった。

初期作品かな？

作家買いです。今とはだいぶ違う絵です。同じ作家さんとは思えないくらい。
可愛い同級生ものでした。純情なヤクザの息子（攻め）が恋に気付くまで。起承転結はしっかりしてますが、軽く読める短編でした。

修正が。。

エロエロなおばかギャグで、能天気に楽しめます。
でも、修正が雑過ぎて、ほとんど何が何だか分からないコマばかりでした。
作品の魅力半減、いや、半分以下になっちゃってます。

一風変わったヒューマンコミカル

BLノベルとしてはかなりテイストが独特です。人間関係になやむ大学生の主人公、俺。あるひ”おっちゃん”に拾われて、元旅館という薬局で共同生活を始めることに。。

舞台は九州のとある街の”おっさん”ち、季節は暑ーい夏。二人のゲイの心の交流を、”俺”の目線で、軽妙な会話を交えて描いています。よくあるBLファンタジーとは一線を画す、ホームドラマのような作品。二人のやりとりに、リアルで真摯な愛情のやりとりが感じられて、読み応えある作品。
エッチシーンもありますが二人の関係の中で自然に語られます。直接的描写はないけど、かなり官能的。
オススメです。

女装男子

大学生の桃子こと桃司は女装にめざめ、ウィッグのお店に通うようになる。そこの店長さんが”似合わない女装”萌えで。。
最初はショートだったというお話しが、桃司ができるモテモテサラリーマンになるまで続き、ほぼまるっと1冊二人のお話になっていて、読み応えがありました。

確かに桃子ちゃんが、すね毛もっさりでフリフリの服を着てるのがかわいくって。あっという間に読破してしまいました。

切ない恋

亡くなった姉の夫、英司に想いを寄せる旭。独り身は不便だろうというのを口実に、朝起こしに行ったりとその後も義兄弟としての関係が続いています。だけどやっぱり抑えきれなくて。。
英司の姉への気持ちをしっているだけに、明かせない自分の思い。せつない恋の行方は。。

テンプレではあるのですが、しっかりと心情描写があり、絵もきれいでよかったです。

期待した割には。。。

悪くはないんです。ただ初期の作品なのか、台詞が説明調でコマ割も自然でなくて、から回ってる感じがあります。

ゲイやマゾ、ヘテロなど色々な登場人物の人間関係が描かれます。生きたい人と逝きたい人、それぞれの執着したいもの、が複雑に絡み合った人間模様を描かれたいんだと想いますが、何か消化不良で終わります。

「死にたがりや」の田貫のセクシーな瞳は好きでした。

年下リーマン×美人部長

本間アキラさんの昔の作品。この辺の新装版にはすべからくあとがきで”兎虎見て下さった方が多いと想うんですが昔の絵なので結構違います”というコメントがあるように、兎虎や坊主袈裟とはちょっとテイストの違う作品です。今のようなキュートさは控えめで、どちらかというとキレイな絵です。

リーマンもので、美人部長に果敢にアタックする部下ワンコの奮戦ぶりが見どころ。比較的軽くちょっぴりコミカルテイストです。
ラストシーンは、「猫侍」並のドッキューンで持って行かれました。

オジさん攻め

年の離れた叔父さんへの想いをかかえる香矢。告白しても相手にされない。鬱屈したままその場限りの関係を続けている。でもある日、目隠しをしたまま抱かれた男は。。

短いので当たり前ですがちょっと物足りない。でも、それなりに楽しめました。叔父さんの丁寧語攻めがいいです。Hシーン多め。

ワンコ×変人

レビュー評価高いんですが、割とさらっと読めました。
変人の一級建築士とお仕事仲間のワンコ攻めのお話し。
極度の方向音痴な受け、御園生さん。常識なくてしれっとすごいことを言う天然ちょいMな困った人。
攻めの滝川くんのがんばりで何とかハッピーに。

ちょっとコミカルタッチながら、ほぼ2人のお話しだったのはよかったです。
結構エロがっつりでした。

嘘から始まる恋

記憶喪失をきっかけに、お互いの嘘で始まった共同生活。その中で二人の関係が進んで。。
というお話し。最初が学生時代の苦い思い出や事故から始まるので暗めかなと思ったんですが、全体的には軽いテイストですっと読めました。

色々伏線はありますが、どんでん返しはなくあまあまで終わります。いずれ記憶が戻ったときに嘘がばれるとは思わなかったのかとか、ん？と思うことはいくつかありますが、基本あまあまテイストを楽しめるならよいかと。
和菓子やさんがお仕事の舞台なんですが、もう少し製作現場や工程の描写があったらよかったです。
橋本あおいさんのイラストがきれいでエロいです。