【感想・ネタバレ】飯付き風呂付きオヤジ付き【イラスト入り】のレビュー

あらすじ

おっちゃんはセックスの時、声を出さない。近所に聞こえたらまずいだろ、って言うのがその理由だ。俺は今まで一度もこの人が本気で喘ぐのを聞いた事がない。聞きたいと、思う。(「雷を待ちわびる」より)目つきの悪さで人生の三割は損してる大学生の『俺』と、のほほんとしてるようで仄かに腹黒い中年の『おっちゃん』。縁あって築六十年の日本家屋で一緒に暮らしてる。時に年上の手練手管に転がされ、時に若者の情熱に翻弄され、求め合い、引っ付き合い、他愛のない日々を重ねる。まばゆく白く照りつける夏の太陽の下、二人で一緒に歩いて、買い物をして、飯を食う。舞台は南九州の架空の町、基本はまったりゆったり進行のコージーなBL。低身長年下攻め×おやじ受け、年の離れた恋人たちのゆるーい日常をつづった連作短編集。どこからでも読める。好きな所だけ読み返せる。お休み前のひと時に。寛ぎたい時にいかがでしょう?

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一風変わったヒューマンコミカル

BLノベルとしてはかなりテイストが独特です。人間関係になやむ大学生の主人公、俺。あるひ”おっちゃん”に拾われて、元旅館という薬局で共同生活を始めることに。。

舞台は九州のとある街の”おっさん”ち、季節は暑ーい夏。二人のゲイの心の交流を、”俺”の目線で、軽妙な会話を交えて描いています。よくあるBLファンタジーとは一線を画す、ホームドラマのような作品。二人のやりとりに、リアルで真摯な愛情のやりとりが感じられて、読み応えある作品。
エッチシーンもありますが二人の関係の中で自然に語られます。直接的描写はないけど、かなり官能的。
オススメです。

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2015年01月29日

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