あらすじ
「一番嫌いなモノ、田舎」
ゆあ 高校3年、春。
カブキに生き、『今』を生きる二十歳の女の子、ゆあの前日譚を描く番外編『Stairway to Heaven』開幕。
そして第四章「Knockin’on Heaven’s Door」、本巻にて完結。
今巻は加筆修正にくわえ、カバー裏にサイコミ連載時にイベントにて特別掲載された「萌とゆあの夏の日のif」イラストを収録する。
みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
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病んでいる時は注意
ホストにハマって身体を売るようになってしまい大学も辞めてしまった萌。担当の誕生日までにお金を頑張って稼ぐも、当日にLINEの誤送信され、目が覚める。
萌、足洗えて本当に良かった。
ホストハマりになるきっかけとなった優愛とは関係が切れちゃったけど、それでいいよ…。幸せになってほしいな萌。
優愛もあんな風になった理由が徐々に明かされてきて、本当に辛い。
作品の絵柄も話もすきだけど、自分自身が病んでいる時や病みやすい人は読むだけで登場人物たちの病みがうつりやすいので要注意。
匿名
萌ちゃんが “戻って“ 来られたのはやっぱりご両親に愛されたとかこれまで本人が築いてきた友情があるからなんだろうな。すごく考えさせられる話だった。読んでよかった。
おー、、
楓、No.1になったんだね
なんか一気に遠く高い存在になった
萌は前に進めてよかったよ
いつでも迎えてくれるバーがあって、
家族がいてよかったよ
でも優愛にはそれがないんだよね
ゆあてゃの過去、、、
名言ありすぎた、、、
手元に入ってくるお金に反比例して心がすり減っていく
お前の意識の低さにキレてんだよ
客の管理ぐらいちゃんとしろよクソホストが!
このセリフ特に好き
ホストクラブ編終了
自分でも薄々わかっていながらのめり込んでいってしまった萌。
彼女を土壇場で救うのはSNS?
営業トークだと当初は理解していながらハマってしまい、許容範囲を超えていく描写が
リアルだった(実際どうなのかは知らないが)。取り返しの付かないこともあるけれど、
彼女には救いがあったのが良かった。しかし萌をホストクラブに連れていった彼女は・・・。