現代社会に潜むニートな忍者
戦後GHQにより解体されたはずの忍者組織。しかし、その忍者は現代社会で一般人に紛れて普通に暮らし、組織的な繋がりを保ちながら暗躍していた。
ボロなアパートでニートな暮らしを送る下忍の雲隠九郎のもとに、配達屋扮するキャリア忍者から仕事が届き、物語が動き出す。
組織やSFチックな武器、忍術?など忍者周りだけでも十分に気になる設定に加えて、花沢健吾先生ならではの生活感万歳な展開が現代に潜んでいる感を押し上げて、抜群な世界観を構成する。
先の展開が全く読めない今作。物語の世界はどう広がり、各キャラや組織はどう絡み、話はどう展開していくのか、続きが気になって追いかけてしまうこと間違いなし。
感情タグBEST3
野口さん良い子
匿名 2023年11月02日
窓から部屋に侵入して上半身透明になった同級生に「お茶飲んでく?」と声をかける野口さん、良い子で可愛い。あと山田さんやばいな。どんどん不穏になっていく展開が面白い。
人目につかないようにしてるとは思うけど橋の下やらとはいえどいつもこいつもすぐ刀抜きすぎな気がするけど面白いからセーフ
強すぎる女の子の活躍にも期待です
とにかく山田さんの巻だった。おっとり天然美少女のまま暴走していく様が凄まじい。そのほかにも、相変わらず忍者関係者はみんな満遍なく毒のある日常会話を淡々とこなす傾向があって、血生臭い戦闘とのコントラストが妙に印象に残る。
この作家さんの作品に共通した特徴に主人公の影が薄い、というか、主人公に活躍なんかさせてやらねえ!みたいなものをいつも感じるんですが、今作品ではどうなるのかたのしみです。