【感想・ネタバレ】ゴールデンゴールド(1)のレビュー

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欲望とは何かを考えさせられる

漫画の題材というものは色々なものがあるのですが、人間の欲望というものはとにかくネタにされやすいと思います。今作品も願いを叶える表紙にある胡散臭そうな福の神に願いを叶えてもらった少女と、それをめぐる島の変化というストーリー展開になってきているのですが、この人間の欲望関係の描写がかなりいい感じで人間臭いリアルなものとなっており、福の神像もまたミステリー的な謎があるので面白く読んでいます。

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2017年12月19日

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不思議系大好き人間にオススメ

「ゴールデンゴールド」という変わったタイトルの漫画であり、そのタイトルの意味、謎もさる事ながら、この漫画はある武士に海辺で斬り殺された同じ様な顔をした死体群から始まり、武士は「奴だけおらん、どこだっ?」といい残して舞台は現代のある離島へと変わります。

そこで人見知りの中学生女子が偶然お地蔵様を拾いなんとそのお地蔵様は生き物であり、離島の人間を段々と支配して行くという漫画です。

この漫画はそんなミステリアスで、謎解き要素の強い漫画であり、不思議系好きの人にはたまらない漫画となっています。

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2017年12月19日

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不気味さのある神様(?)の話

主人公の少女の視点を中心として、ある日突然現れた不気味さのある神様(?)の話。福の神のようでもあるが、その見た目や突然姿を現し、さらに家に居座るかのような様子は不気味さがある。本来神様というのはそういう一面があるのかもしれない、と思わせる。そう見せることができるのはこの作者の得意としたところかもしれない。

設定の異様さと、先の展開が読めず好奇心がくすぐられるところに面白さがある。

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2017年12月14日

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平穏な日常を侵食する「幸福」

瀬戸内海の小さな島で暮らす中学生・流花は、海で奇妙な置物を拾う。それは島でひっそりと語り継がれる、幸運をもたらす「フクノカミ」だった。
きっかけは主人公の淡い恋心から来るささやかな「お祈り」だったものが、フクノカミがもたらす「幸福」としてやがては島民全体を巻き込み、じわじわと平穏な日常を侵食していく。事態はとうとう殺人事件にまで発展し、遂には島外へと拡散していく・・・。

家族や友人も皆フクノカミに操られ琉花の「お祈り」を成就すべく、行動し始める。優しかった祖母が冷徹な「経営者」へと変貌していく様は、思わず背筋がゾッとする。

反面、都会への憧れや穏やかな人間関係など、リアルに描かれる離島の穏やかな日常もとてもイイ。

最新刊ではトラウマ確定(?)なシーンもあるので、ちょっと変わった漫画が読みたい方にオススメ。

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2017年12月13日

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神様のようなものが怖い

これ、面白すぎます。お話がしっかりしていて、先が気になってしょうがなくなります。

マンガに出てくる神様のようなものが本当に怖く得体が知れず気味が悪く嫌悪感を抱いてしまうビジュアルです。

主人公以外の島民が、神様のようなものの力でどんどん変になっていく恐怖。

何が目的なんでしょうか。気になりすぎます。

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2017年12月06日

Posted by ブクログ

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何と言うかとんでもない作品を読んでしまった気分だ……
異形の存在に少しずつ日常が侵食されていく筋書きの作品なんて幾つも有るけれど、本作はそれらとは少し違うような気がする。

主人公の琉花がフクノカミを目覚めさせたことで始まる怪奇現象。と言っても第一巻で描かれるのはホラー漫画のような恐ろしい展開が連続するわけではなく、フクノカミの見た目に目を瞑ればどこかコメディ要素すら感じられてしまうライトな描写が殆ど
だから次はどんな怪現象が起こってしまうのかとワクワクしてしまう

むしろ本作では琉花がフクノカミを利用して自分の恋心をどのように成就させていくかが気になってしまう

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2018年04月07日

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キモ可愛い

「ゴールデンゴールド」は謎が多い漫画で、ストーリーにどんどん引き込まれました。フクノカミは江戸時代にも寧島にいたらしく、その時に住民同士が殺し合う内乱が起こりました。現代でも琉花の祖母がフクノカミ化しているので、「また悪いことがおこるのでは?!」と考えてしまいます。フクノカミは良い神なのか?悪い神なのか?まだよく分かりません。琉花の読心術が良いように作用して、寧島を守ってくれることを願います。

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2017年12月19日

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ストーリーに引き込まれる

海で拾ったフクノカミの力で居候のおばちゃんの店が繁栄して行くが、次第に周囲の人間がその力に巻き込まれていく物語。フクノカミという名前だけに商売繁盛するが、反面良い事ばかりではなく徐々にキナ臭くなってくる。一巻の初めに、刀を持った侍の描写から始まるため、かなり古くから存在していた神様の様だが、誕生については現時点では不明。フクノカミは良い神なのか?あるいは悪い神なのか?何処から来て何処へ行くのか、今後の展開が気になるところ。

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2017年12月19日

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不気味さを楽しむ人へ

1巻目のページをめくった途端に恐怖のシーンの描写があります。まず私はここでくじけそうになりました。不気味なものは夢に出て来る気がしてしまい、あまり得意ではないのです。そのあとしばらくそのようなシーンからは遠ざかりますが、日常にありがちな風景を切り取っているため、うっかり夢に出て来そうな作品です。絵がこわいです。

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2017年12月14日

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恐くなってきます

出だしから怖いのですが、読み進めていくとわけのわからないフクノカミという生き物が出てきてどんどん恐ろしさが増してきます。富を与えてくれるから神なのかもしれませんが、それだけではなさそうで不安です。話は主人公がフクノカミに対抗していくのかと思いますが、無事に島を元のように取り戻せていけるのか見ものです

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2017年12月12日

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フクノカミがもたらす幸福が…

瀬戸内海の小さな島に住む中学生の少女、早坂さんは、高校受験を前にして進路の問題にぶつかっていました。思いを寄せる相手が大阪に行くと言い出すなど、思い通りにならない現実の中、彼女は仏像のような何かを発見します。洗って安置しようとしたところ「それ」は、人間のように動き出し、旅人のような役割を演じつつ、島全体に富をもたらしていくことに。

いわゆる根拠なきバブルを描いたような作品ですが、情景や人間の描写が緻密で臨場感がありますね。敏感過ぎるが故に周りと馴染めなかった早坂さんの態度や表情も真に迫っているので、より異変がリアルに伝わってきます。

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2017年12月07日

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絵がかなりリアル

女子高生が海岸で仏像のような変な物体を拾って持ち帰るとなぜか商売が繁盛するというのが面白かったです。漫画の内容は普段の日常が描かれていますが、少しずつ違和感が出てくるので、読んでいて不思議な気持ちになる漫画でした。絵はかなりリアルで好みが分かれそうですが、自分はそこまで読んでいて気にならなかったです

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2017年12月05日

ネタバレ 購入済み

フクノカミ

絵と世界観がシュールです。何か特別なことが爆発的に起きるのではなくてじわじわとフクノカミに支配されているような感じです。進むのが少し遅いかなとも思いましたがそれがより人の心境の変化をリアルに表しているような感じしました。

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2020年01月27日

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