あらすじ
イマン。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれる軍事用AI。電子空間でデボラらの対立勢力と通信の形跡があったイマンの解析に協力するため、ハギリはエジプトに赴く。だが遺跡の地下深くに設置されたイマンには、外部との通信手段はなかった。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明に。意識が戻らない「彼」を誘拐する理由とは。知性が抽出する輪環の物語。
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Posted by ブクログ
マガタ・シキ再登場で、このシリーズもいよいよ大詰めかな。
本作では、敵方の人工知能の正体が明らかになってきたけど、その動機は、感情的なものやイデオロギー的なものもなったくなく、単にエネルギーの確保と生存(シャットダウンを妨害する)のためだけという点が、科学的というか現実的。さすが、森博嗣さんである。
ただ、いまだマガタ・シキの真意はわからないし、人間の敵対勢力の存在もわからない。残り2作で明らかになるのか、楽しみ。
Posted by ブクログ
他の方の感想を見たら、百年シリーズを読んでないのは痛恨のミスのようですね、、、。
せめてwwの前には読んだ方がいいでしょうか。
クジさんは出てたな、と思ったけどロイディはどなたかわかりませんでした。
謎が増えるばかりの展開で今後が気になりすぎます。
Posted by ブクログ
帯に「人間を殺した最初の人工知能、イマン」とあった。このWシリーズは人間の登場人物よりも、人間以外の登場人物(人物とは言わないかもだけど)が多くなってきているのではないか。
帯に大々的に書かれた内容は、本書ではあまりキーポイントにならなかった気がする。イマン以外にクリスティナという人工知能の登場したが、こちらもキーマン(マンじゃないけど)ではなかった。むしろ、こんなにガッツリと百年シリーズとリンクするとは……。名前は懐かしいが、もうストーリィを覚えてないから、読み返そうかな。
そしてまたこれもね、最後の一言がね。あぁ!いたいた、その人!って感じで。うん、百年シリーズを読み返すしかないな。
Posted by ブクログ
Wシリーズ第8冊~ヴォッシュ教授に呼ばれエジプトに赴き、ネガティブピラミッドで見たAIイマンはがっかりな姿。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれ、反政府主義者に使われていたが、その会話が漏れてネットに流出した。漏らしたのは誰か。ケースには「血か、死か、無か?」と彫られていた。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が盗み出された。急遽帰国するが、イマンが盛んに情報交換していたAIが南極にあると連絡が来て、ヴォッシュと訪ねるとイマンと同じ小さなコンピュータが呼びを含めて144台。これがAIかと驚いていると、死んだはずのフランスの富豪・モレル氏も隠れていた。自己防衛のためにロボットを使い、二人の護衛であったキガタとペィシェスが乗っ取られた。アネバネらとデボラがアミラの援軍も得て、撃退した。盗まれた遺体からの連想で、メガツシュカやその夫・マイカ・ジュクが浮上した。フランスに帰国したモレルがエジプトに向かうという情報を得て、ハギリとウグイも飛ぶ~最後にマガタ・シキ博士が登場し,息子であるロイディを取り戻したが,夫のモレルは妻を悪魔后と呼んで逃げ回った挙げ句,南極に隠れていた!
Posted by ブクログ
知らないで読んだけど、百年シリーズと繋がってる。でもいまいちどのくらい時間経過があるのかよくわからなかった。女王四季だったのか。このシリーズは初めて読んだけど、ミチルが京都で殺されたとか、ロイディが…前のも読まないと。デボラってすべてがFになるの四季の研究所の?
Posted by ブクログ
ぎゃーーーーー
ミチルだけでなく、クジ・アキラが出てきたと思ったら、ロイディまで!?
私の記憶力はもう限界…
読み返すしかない……
ウグイの出番が多くて嬉しいということは、私はウグイが好きなのかもしれない。
モレルのメグシュツカに対する怯え方が面白い。
Posted by ブクログ
3
Wシリーズ8弾。人間を殺した最初の人工知能と呼ばれる軍事用AIイマン。フランスの修道院のベルベットとの通信履歴。エジプトを訪問するハギリ。一方でナクチュのジュラの冷凍遺体が行方不明に。調査段階で過去に100年シリーズとのリンクが面白い。イマンの交信先の最終地である南極の民間施設へ。144基のイマンと同じコンピュータによる共通思考クリスティナと200歳以上のジャン・ルウ・ドリィ・モレル・マイカ・ジュク。再びエジプトでモレルとマガタシキ。ロイディの回収。100年シリーズとのリンクが激しくなかなか面白い。
マガタシキの共通思考。生命体を排除した人工知能による新秩序の可能性。エネルギーの最省力化。
100年シリーズとのリンク。メグツシュカ。デボラの母親。王子ジュラはデボラの長男。メグツシュカはナクチュからフランスに移った。メグツシュカとマガタシキのリンク。子音MGTSKが同じ。カンマパの先祖。
南極の施設内にある研究所の出資者は資産家のジャン・ルー・モレル。フランスの修道院のオーナーでもある。自殺したという話だが、生きており隠遁のため自殺にしたことにしていた。ベルベットの後ろ盾の大元のコンピュータが南極にある。当時の修道院のオーナーは貴族ドリィ。ナクチュからドリィ家にメグツシュカが嫁いだ。キガタサリノを見てミチルと呼ぶモレル。100年シリーズのミチルは、キガタサリノと同じ姿。モレルは、正式にはジャン・ルウ・ドリィ・モレル・マイカ・ジュク。南極の研究所にいたモレルは、クリスティナのオーナーであり、メグツシュカの夫だった王。200年以上生きている。
110年前のサエバミチルの写真を見ながらニュークリアの地下で話すハギリとウグイ。クジアキラはキガタサリノと同じ顔。フランスの修道院になったイルサンジャックを訪れていたサエバミチルとクジアキラをいきつく。サエバミチルと一緒にいたウォーカロンはエジプトに。
悪魔妃(あくまきさき)を逆再生すると、血か死か無かになるらしい。
シキから逃れるために隠れていたモレル。王子はモレルの息子。首を絞めたのもモレル(マイカ)。クジササヤマは、クジアキラのボディにサエバミチルの頭脳を移植し、ウォーカロンのボディにまたサエバミチルの頭脳を移植した。ロイディ。