【感想・ネタバレ】新任目付 本丸 目付部屋6のレビュー

あらすじ

目付総意で選んだのは、老中たちの信頼も篤い、奥右筆組頭だったが…



「湯呑み所」での喧嘩騒ぎや、泥酔旗本の水難救出騒ぎ、妻の密通での成敗騒ぎなど、忙殺される目付の膝元で、前代未聞の不祥事が……。



一人抜けた目付の後任に、目付全員の総意で選んだのは、奥右筆組頭の牧原佐久三郎。日々御用部屋に出入りし、上方の信頼も篤い牧原は、「切れ者」としてもつとに知られていたので、目付としても期待されていた。新任早々、元の職場である奥右筆方の不祥事に関わることになるが、その後、自らが目安箱により訴えられ、捕縛されてしまう…。目付衆は果たして牧原を救えるか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代の城中で表坊主や奥祐筆などがどのように
仕事を進め、問題があればどこが担当してどの様な
手順で賞罰を決めていくかが小説で分かる

最近の作家は基本情報をおざなりにしないから勉強
になる、今回は奈良奉行に昇進した目付の穴埋めで
奥祐筆の新任が目付採用になったが、千石程度の目
付役に四百石の奥祐筆・・・足さないんだとか、役
高以外に業務円滑に進める為の役料二百俵の手許金
があるとか、老中・貴人の御前に出るための衣服を
見苦しくない様に整える様「四季施代=衣服代」が
二十四両二分支給されるとか、存外恵まれている

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2024年09月03日

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