【感想・ネタバレ】書院番組頭 本丸 目付部屋14のレビュー

あらすじ

出世だけが生きがい?
本分を蔑ろの組頭が、道を違え墓穴を掘る!

大番士が町人を打擲した!
書院番組頭からの通報に、目付が現場に急行すると…。
大番組頭との話の違いに、真実を追う目付の執念!

書院番組頭から目付筆頭妹尾十左衛門宛に、市中で大番士が町人を打擲したとの報らせが入る。桐野仁之丞が担当し現場に駆け付けると、当の組頭が、詫びと称して被害の町人らと宴会をしていた。一方、大番士たちの組頭に話を聞くと話に食い違いがあった。桐野らが調べ始めると、被害者と思われた町人たちが「追い剥ぎ」をしていたことが明らかに。出世に焦る武士の悲哀。
組頭からの通報に謎、大人気シリーズ第14弾!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 このシリーズもはや14巻目。
目付け衆一同の仕事ぶりやそれを束ねる筆頭の妹尾十左衞門の人柄といい、部下たちのつながりなど、毎回気持ち良い読後感。

会社のような部署集団というもの、上下左右(横の)つながりがものを言う。そしてその手先となる部下たちも。
この集団たちを見ていると、常に上に立つものも見識を高めつつ自分をも向上させてゆかねばならないと感じる。
一人一人の個性を尊重し、信頼する筆頭の魅力いっぱい!

組織というもののあり方が透けて見える素敵なシリーズ。

0
2024年03月08日

「歴史・時代」ランキング