【感想・ネタバレ】本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年08月21日

本作品でデビューという藤木桂。
初めて知った作家だったが、実に良い作品だった。
目付けと言われる部署は、時代小説にはしばしば出てくる。
旗本などを取り締まる部署である。
なので、高潔でなければならない。
そして江戸城にあがるときに上がるときはどんな大大名でも、帯刀は許されないが目付けは、仕事が仕事だ...続きを読むけに帯刀が許される。

いくかのエピソードが語られ、最初の話に出てくる大目付けの美作との関わりは最後に大きな仕事として再度登場する。

違った見方をすれば、信じ合った仕事仲間とそれを統一する筆頭、今で言うところの管理職の関係をみるのも、何か人間関係をよくするには?
職場を風通しよくするには?
管理職の立場の人間がどう望んで人間関係を構築するか?など、興味深い。

シリーズ化が待ち遠しい。

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