新任目付 本丸 目付部屋6

新任目付 本丸 目付部屋6

770円 (税込)

3pt

3.5

目付総意で選んだのは、老中たちの信頼も篤い、奥右筆組頭だったが…



「湯呑み所」での喧嘩騒ぎや、泥酔旗本の水難救出騒ぎ、妻の密通での成敗騒ぎなど、忙殺される目付の膝元で、前代未聞の不祥事が……。



一人抜けた目付の後任に、目付全員の総意で選んだのは、奥右筆組頭の牧原佐久三郎。日々御用部屋に出入りし、上方の信頼も篤い牧原は、「切れ者」としてもつとに知られていたので、目付としても期待されていた。新任早々、元の職場である奥右筆方の不祥事に関わることになるが、その後、自らが目安箱により訴えられ、捕縛されてしまう…。目付衆は果たして牧原を救えるか。

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本丸 目付部屋 のシリーズ作品

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • 本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人
    770円 (税込)
    権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち 仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし── 「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。 「武家の鑑」目付の活躍! 早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。
  • 江戸城炎上 本丸 目付部屋2
    770円 (税込)
    清廉忠義の目付十人と、蔑みに歪む、お城坊主。 希代の企みは防げるか 表台所の味噌樽に毒草が。 台所組頭の屋敷の放火で、目撃される坊主頭の男……。 目付たちの探索に浮上する同朋頭の悲哀と覚悟! 江戸城表台所の小座敷で賄いの朝飯を食べた目付や小姓、小納戸衆が腹痛で七転八倒、味噌汁にあたったようだった。調べると味噌樽に毒草が入れられていた。いったい誰が、何のために? さらに表台所組頭の屋敷が放火され、放火犯は坊主頭だったという。目付の調べが進むと、目付筆頭もよく知る清廉潔白といわれる同朋頭に大きな疑惑が生まれ……。江戸城を舞台の第二弾!
  • 老中の矜持 本丸 目付部屋3
    770円 (税込)
    幕臣に目を付けるのは、われら目付の務め──誰に遠慮がいるものか 奏者番の切れ者大名から、礼法に従わぬ藩の者に説教を頼まれた十左衛門。 話は老中たちを巻き込み…。若き武士の意地を守れ! 目付筆頭の妹尾十左衛門は、奏者番かつ寺社奉行でもある切れ者大名から呼び出され、上様への献上物の件で盛岡藩の使者が礼法に従わぬので説教をしてくれと頼まれる。ところが、話が大きくなり老中をも巻き込む大事となっていく。幕府の中枢で重責を担う老中と、藩を背負う若き使者の覚悟の間に立つ十左衛門の取る道は……。幕臣を監察する目付を活写するシリーズ第三弾。
  • 遠国御用 本丸 目付部屋4
    770円 (税込)
    巨大異国船団が来襲!? 北九州沿岸での脅威に目付と藩が一致団結! 福岡藩、小倉藩の島々で、不審な山林伐採跡が……? 長崎奉行からの知らせに、幕府から急遽派遣される目付筆頭の遠国での活躍! 長崎奉行からの出島のオランダ商館長にキリシタンの疑いありとの報を受け、目付・稲葉徹太郎が赴く。また商館長の蔵から盗難があったことも判明し、稲葉が探索。そんな折、北九州沿岸に唐船出没との報せに、目付筆頭の妹尾十左衛門が急遽赴く。敵は大砲を備えた巨船群との報もあり、近隣の藩も及び腰だった。一方、江戸では目付を騙る者たちの悪行が横行し……。
  • 建白書 本丸 目付部屋5
    770円 (税込)
    幕閣を前に目付衆十人、恒例の「総意」ではなく、己が信ずる理を吐露! 目安箱に入っていた建白書。 幕府へ弓引く叛乱の狼煙か、はたまた善意の建議か。 侃々諤々、幕閣達の怒りと、目付衆の熱き自負と主張! 八代将軍・吉宗が設置した目安箱に前代未聞の建白書が入っていた。幕府の農政に関するもので、見方によれば吉宗公を批判するものともとれ、幕閣は即刻処罰を訴えるが、上様から目付方に諮問があった。十人の目付も侃々諤々、意見の一致を見ず、居並ぶ老中・若年寄を前に十人それぞれが意見を述べることに…。己が信ずるところを語る、目付の真骨頂がここに。
  • 新任目付 本丸 目付部屋6
    770円 (税込)
    目付総意で選んだのは、老中たちの信頼も篤い、奥右筆組頭だったが… 「湯呑み所」での喧嘩騒ぎや、泥酔旗本の水難救出騒ぎ、妻の密通での成敗騒ぎなど、忙殺される目付の膝元で、前代未聞の不祥事が……。 一人抜けた目付の後任に、目付全員の総意で選んだのは、奥右筆組頭の牧原佐久三郎。日々御用部屋に出入りし、上方の信頼も篤い牧原は、「切れ者」としてもつとに知られていたので、目付としても期待されていた。新任早々、元の職場である奥右筆方の不祥事に関わることになるが、その後、自らが目安箱により訴えられ、捕縛されてしまう…。目付衆は果たして牧原を救えるか。
  • 武家の相続 本丸 目付部屋7
    770円 (税込)
    御家存続に翻弄され、自らの出生に悩む若侍。 真実を追う目付の活躍。 徒目付に助けられた若侍、実は勘定方見習いだったが、嫡男でも血が繋がらず、家を継ぐ資格がないという。 真実を求める目付の活躍! 子のいない目付筆頭・ 妹尾十左衛門の家に跡取りとなる養子がやってきた日、身内だけの披露の場に、義弟が怪我をした武家の子供を連れてくる。しかし、記憶がない? ひょんなことから勘定方で行方不明の見習いと分かるのだが、嫡男にもかかわらず自分は血の繋がりがなく、このままでは父親は切腹となってしまうという。御家を継ぐことに翻弄される若侍と目付の活躍!
  • 幕臣の監察 本丸 目付部屋8
    770円 (税込)
    「怖く煙たい目付」が、「頼りになる目付」になるにはどうしたら!? 身の潔白を証さんと切腹。息子の死の真相を求めて、十左衛門を頼る白髪の父。調べると濡れ衣が明らかに。真の幕臣へ導く目付とは? 夕刻、目付筆頭の妹尾十左衛門が帰る自邸門前に、裃姿で平伏する白髪の侍がいた。話を聞くと、横領の罪で捕らえられた息子が身の潔白を証さんと切腹したという。大目付への「駆け込み訴え」も埒が明かず…、やむを得ず…。すでに決着のついたもの故、十左衛門が私的に調べ始めると、謂われのない罪だった。「怖く煙たい目付」が「頼られる目付」になるには……? 真の幕臣への導き大人気シリーズ第8弾
  • 千石の誇り 本丸 目付部屋9
    770円 (税込)
    『肥後政談』の写本騒動、「葵の御紋」瓦への冒瀆、幕府に危機が迫る? 馬が逃げ、まず追う目付と、中奥への報告が先の目付。 目付筆頭の十左衛門は言う、「おのれが最善に突き進め、後は儂が必ず戦う!」と。 『肥後政談』なる文書が大名家の間で取り沙汰され、老中部屋でも話題になる。上方からの諮問に、巷に出回るらしい写本を求め目付方が動いていると、今度はあちこちの寺で葵の御紋の入った飾り瓦が割られる事件が起こる。二つの事件にきな臭さを感じた目付筆頭・ 妹尾十左衛門は配下の者を使いつつ、内密に調べを進めるのだった。はたして、事件は幕府に弓引く者たちが? 目付筆頭の家禄は千石、大人気シリーズ第9弾!
  • 功罪の籤 本丸 目付部屋10
    770円 (税込)
    「功績」と「あら探し」、両面からの調査指示に、きな臭さを思う目付衆。 市ヶ谷で「殿様」といえば、評判の旗本・本多家だった。 大雨で周辺は水浸しになり、行き場のない者を救うため、武家たちは体面を捨てて…。 目付筆頭・妹尾十左衛門は老中方より、役高五千石の大番頭に家禄四千石の旗本・本多幡三郎を就けるか否か諮問される。屋敷のある市ヶ谷で、殿様といえば本多といわれるほど評判も高く、推挙に問題はないと思われるが、「功罪の籤」、つまり「功績」と「あら探し」の両面から調べよとの指示で…。折しも大雨が続き市ヶ谷は水浸しになってしまう。行き場のない町人を救うのは?
  • 幕臣の湯屋 本丸 目付部屋11
    770円 (税込)
    家督相続や屋敷替え…、幕臣の弱みに付け入る悪徳商人の企みを暴く。 武家屋敷になぜ湯屋が? 小火騒ぎで明らかになる、薬湯を隠れ蓑にした悪巧み。 そして異常な拝領交換…。 弱き幕臣を救う目付の活躍 武家屋敷で小火騒ぎ。目付が調べると、火事も怪しかったが、そこでは異常な拝領地の交換「相対替え」があり、仲立ちに怪しい商人が浮かぶ。一方、幕臣の当主が急死、跡継ぎの手続きを巡り、出入りの商人にいかがわしい働きが…。さらには大奥での町場拝領の屋敷替えに強引な仲介をする商人が現われ…。幕臣の弱みに付け入る商人らの、様々な悪行を暴く、目付の活躍!
  • 武士の情け 本丸 目付部屋12
    770円 (税込)
    武家の正しい有り様を何より重んじる目付が、大身の旗本を叱責! 自らの無実を訴えるため、敢えて見ず知らずの他家に救いを求める「駆け込み」。 その正義と矜持を守るため、公正を旨とする目付が行く。 旗本家どうしの揉め事に、武家の有り様を何より重んじる目付・小原孫九郎が現場に。七千石の大身旗本家の家臣が同僚と刃傷の末、四百石の旗本家に駆け込み、返せ返さぬと騒いでいたのだ。無実を訴えるため他家に救いを求める「駆け込み」だったが、駆け込んだ武士はその原因を語らず、両家の思惑も絡み、決着がつきそうにない。目付公平を胸に、小原は難題を解決できるか!?
  • 下座見の子 本丸 目付部屋13
    770円 (税込)
    下座見――登城する大名家がどこかいち早く判別する門番の下役のこと 江戸城大手門で騒動! 野良犬と子供が城中に。 一途な子供たちを守る目付筆頭は報われるか。 怪我人も出て責任は誰に? 門を守る大名は老中の子息。 子供らが親の名を告げぬ謎。 十左衛門を目の敵にする、若年寄の思惑と評定の行方。 幕府武威の象徴でもある大手門で、よもやの事件。鑑札なしには通過できないそこを、野良犬と犬を追う子供二人が警固の門番らを抜けて城中に。門番は古参の譜代大名家が交代で務める大役だが、今は老中首座の子息が任されていた。さらに、くだんの子供たちを目付筆頭の妹尾十左衛門が預かったことから、なぜか五手掛の評定まで聞かれてしまい、事件はあらぬ方向へ……。

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新任目付 本丸 目付部屋6 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    目付の一人清川の奈良奉行への昇進により、欠員を補充することに。普通はあまりないことなのだが、奥右筆の牧原佐久三郎に決まる。

    今回はこの新人牧原にまつわる話が多い。

    坊主方と徒歩組とのいざこざ。
    筆頭の大火傷。
    船頭から託されるのは秘密文書。
    そして牧原が罠をかけられ捕縛される。
    目付衆は上様の進...続きを読む

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新任目付 本丸 目付部屋6 の詳細情報

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