【感想・ネタバレ】薬屋のひとりごと 2のレビュー

あらすじ

大評判につき2巻も刊行決定! ! 中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が今度は外廷で起こる難事件に挑んでいく。

後宮女官を解雇させられた猫猫(マオマオ)は、花街に戻ってきた。しかし、戻るや否や、今度は超美形の宦官壬氏(ジンシ)のお付として、外廷に出仕することになる。
壬氏への嫉妬から他の官女たちにからまれ、倉庫の小火、官僚の食中毒、腕利き職人が残した不変な遺言の調査など奇妙な事故や事件が多発する。
いろいろな事件が重なりあう中、それらはある一つのことに収束することを猫猫は知る。そこにはある人物の思惑があった。
そしてそんな中、壬氏に付きまとう武官羅漢(ラカン)が現れる。変人として有名なこの男は、何かにつけて壬氏に問題を持ってくるようになる。それは、羅漢が古い緑青館の馴染みで猫猫をよく知っていたためであった。
猫猫に対してただならぬ執着を持つ羅漢に対して、猫猫の態度は普段と少し違っていた。いつもの飄々とした雰囲気と違う猫猫を気づかい、羅漢から守ろうとする壬氏であるが――。
羅漢の本当の狙いとは一体?
型破りな薬屋の娘と超美形だがどこか残念な宦官、それに巻き込まれる人々。
薬と毒、宮廷と花街、官と妓女、そして過去と現在が交わる中で、物語は紡がれていく。


日向 夏(ヒュウガナツ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。

しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。

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舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。

後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。

頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。

作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!

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猫猫が己の身を呈して祭祀を止めようとする場面と、外壁の上で猫猫が舞う場面が大好きです。
このシーンでの猫猫の行動に心を動かされました。

1
2021年02月24日

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壬氏付きの侍女

一度後宮をグビになった猫猫が壬氏付きの侍女として宮中に出仕してからの話ですが、後半は再び後宮でのお話になります。
だんだんと壬氏の正体の秘密も出てきています。
変人軍師も登場してキャラが一段と濃くなりました。
それにしても、猫猫はどう考えても好き放題やってますよね!

1
2019年12月15日

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ネタバレ

猫猫の出自を知ることができる第2巻。

あのシンデレラな最後からどう繋ぐんだろうと思っていたが、真正面から下女として採用していて、引っかかるものがないのも素晴らしい。

アニメを先に見ていたので、物足りなかった映像により情報が加えられて、頭の中で動く一大巨編が作り上げられた。面白い効果だった。

場人物、ひとりひとりの心情が、アニメよりも細やかにわかって、胸が温かくなった。

0
2025年04月16日

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ネタバレ

羅漢が鳳仙を身請けする話がとても好き
なぜあの時に!と思う気持ちと、でも、どんな姿になっても高額で身請けする変人羅漢がいい
独特の文体にも慣れてきた
登場人物がみなそれぞれ魅力的に描かれているところ、ストーリーのおもしろさ
コロナ前に赤木かんこさんが、すごくおすすめされていた
あの時はラノベだしなあ、と思って読まなかったんだけれど、あの時の私に言いたい
素直に読んどけ!

0
2025年03月13日

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ネタバレ

羅漢が壬氏に執着して見えたので、猫猫と何かしらの関係があるのかなぁ と思い読み進めたら、父親だったとは。
今回も面白い展開で読みやすくて楽しかった♪
次も楽しみ〜!

0
2024年12月02日

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アニメ一期はここまで!

正直猫猫のパパすごく好みです。
猫猫にはめっちゃ嫌われてるけど、、、
色んなことが重なって本当の幸せとはならなかったけど、それでも最後は一緒にいられて良かった。

#胸キュン #切ない #エモい

0
2024年05月09日

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羅漢の悲恋

羅漢の悲恋が描かれていて、コミカライズでは描写があまりされていない、羅半の視点が文章化されています。

また、猫猫が羅漢を何故に激しく生理的嫌悪を抱くのかということも、単純に幼少期に血みどろの羅漢が近づいてきたことがトラウマであることもわかります。

特に、最後の猫猫の舞の場面は、名シーンでアニメでもコミカライズ版でも三者比較しても面白い。

#泣ける #ドキドキハラハラ

0
2024年03月10日

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ネタバレ

毎話が5分間しかないんじゃないかと思うくらい、あっという間に終わり、
次週が待ちきれない状態に我慢ができず、アニメが終わってから読む予定
だった原作に早々に手を出しました。
ケガをした猫猫が心配で心配で仕方なかったですが、その件はタフな猫猫
のおかげか意外とあっさり。
それより、猫猫の両親について詳しく書いてあり、意外で素敵な(それ
でいて悲しい)事情が知れて良かった。”おやじ”の事も。
羅漢も悪い人じゃなくて本当に良かった。
相貌失認でのこれまでの苦労を考えると憎めない。
壬氏への敵意も納得。 微笑ましい。
完璧に見える壬氏の事も少し詳しく知ることができて良かった。

0
2024年02月21日

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ネタバレ

シリーズ第2弾。
今回の猫猫の職場は後宮から外廷へ移ることに。しかも壬氏のお付きに。猫猫と壬氏の仲も近くなるし周りで起こる事件の幅も広がるし、でますます目が話せなくなる。
あと、第1弾は人さらいにいきなり連れてこられた形での勤務だったけれど、今回からはきちんと契約を交わしての勤務なので、これ以後、猫猫の仕事の内容も専門的になりそうで楽しみになってきた。

今回はなんと言っても、猫猫の出生の秘密、父と母との長年に渡るすれ違いなどが早くも分かって濃い内容の一冊になった。猫猫の出自についてはもう少し焦らされると思っていたので、こんなに早く種明かしされてちょっと驚いたけれど。

「世の中、知らないだけで、不思議なことはほとんどない。不思議と言うなら、それは自分の知識がまだ足りないだけ」
またもや猫猫から一撃受けた。私の知識もまだまだ足りないと反省させられる。

丁度アニメと同じ内容のパートなので、これからアニメがこのパートをどんな風に表現していくのか、ラストの猫猫の舞う姿や、猫猫が欲しがっている"牛黄"がどんなものなのか、とても楽しみだ。

0
2024年02月11日

ネタバレ 購入済み

猫猫、

荒ぶる。
成る程、あの人は
そういう立ち位置だったのですね。
変わったキャラだと思っていましたが
ふむふむ(-_-)

#切ない #深い #シュール

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2023年04月19日

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なろう(Web)読後に購入

なろう(Web版)現在最新分まで読んでから購入しました。なろうよりも書籍の方が猫猫と壬氏の関係が進んでいるとの事なので期待しながら読んでいます。なろうと書籍の違いですが、今のところ話の進行に関係しないような事件・小話が全く別物の話になっている感じです。楽しんで読んでいます。

0
2021年01月30日

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2巻も面白い

1巻に続いて購入しました。
2巻は小さな謎ときが積み重なっていて読み応えがありました。
個人的には羅漢の昔話のくだりが好きですね。

0
2020年02月27日

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ネタバレ

羅漢が猫猫の父親だということが分かった。

でも羅漢と猫猫の母親との間に悲しい物語があった。

最後の羅漢が妓女を身請けするシーンにじんときた

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2025年10月06日

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ネタバレ

アニメ、コミカライズでいたので、内容は知っていたけれど、楽しくスラスラと読めた。
羅漢が妓女を身請けする所が、アニメでも好きだったので、今巻でも感動的だった。猫猫も舞を踊るくらいは、色々思う所はあったんだろうな。

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2025年08月24日

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ネタバレ

日向夏による「薬屋のひとりごと」の第2巻。TVアニメは2023年にSeason1、2025年にSeason2が放送されました。花街の薬師だったがひょんなことから後宮で下働きすることになった少女 猫猫は、美形の宦官 壬氏と後宮で起こる様々な事件を解決することに…。次々と届くちょっとした謎や事件を調査、解決していく猫猫。一つ一つの事件は個々に発生しているように見えるが、猫猫の中でだんだんとある疑念が。連作短編のような風を装いつつ、最後に全てが繋がったときの気持ちよさは最高。羅漢が強烈なキャラクターだな。

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2025年05月10日

ネタバレ 購入済み

少し謎が解ける

1巻からの謎が少し解けた。
猫猫の秘密。
悲しいけど、悲しくない事実。
それの受け止め方も猫猫らしいと言うか 血のせいかと言うべきか。

#泣ける #切ない

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2024年02月09日

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ネタバレ

ご近所の小学3年女子にお勧めしてもらった中国風ミステリ?ファンタジー?小説の2巻です。

10巻以上続く長い小説だと聞いていたのに、2巻にして大盤振る舞い。
主人公の生物学上の両親が明かされます。
また、ヒロイン的存在?の宦官の秘密や育ての父の過去にも触れられていて、子供相手でも謎を引っ張ったりせず、新しい展開をどんどん差し出す展開なんだなあと感心しました。
2巻あたりは小さな謎解きを積み重ねてもいい気がするのにね。
それじゃあ子供でも飽きちゃう、いや、子供だからこそ飽きちゃうのか。

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2025年11月29日

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