あらすじ
小さな同居人と暮らしています。ミステリー作家・朏 素晴(みかづき すばる)は、創作の邪魔をする他人が苦手。そんな素晴の元にやってきたのは、1匹の猫・陽(ハル)。忘れ物を届けに押守(おうかみ)さんの家に訪れた素晴と陽。そこで出会ったのは陽を「おねえちゃん…」と呼ぶ子猫で…?一歩ずつ広がる、ふたりの世界――。不器用男子×世話焼きの拾い猫。 ふたつの視点で贈る幸せ一緒ぐらし。
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自身のペースを乱されるのが嫌いで、人づきあいが苦手なミステリー作家である主人公・素晴(スバル)とその飼い猫となった陽(ハル)との日常を描いた作品。
給餌や頭を撫でるなどの日常のやりとりを通じて、人と猫、認識のしかたは違っていても、徐々に心の距離が縮まっていく様子にきゅんとしてしまいました。
同じストーリーが人間側の視点と猫側の視点の双方で描かれているのもとてもいい! あのときの行動にはそんな意味があったのか!と補完して読み進めることができ、納得&充実した読後感が得られました。
これからどんな出来事を通して1人と1匹の仲が深まっていくのか、続きが楽しみです。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
しっかりもののハルちゃんが、野良猫生活から、家猫生活になれていく心の動きが、繊細に描かれていて、とても沁みます。スバルさんと似た者同士、ゆっくりみんなと繋がっていくのがとても良いです。ハチちゃんの方が甘えん坊して馴染んでいて。ハルちゃんとハチちゃん、再会して本当に嬉しい。こうやって、他の保護猫ちゃん達も、家族と会えるといいなー。
心温まる
ハルちゃんよかったね〜、弟ちゃんと再会できて。
人づきあいが苦手なすばると温かい居場所が初めてなハルちゃんは良いコンビ。
これからの成長が楽しみです。