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Posted by ブクログ
源氏物語2、この巻は末摘花から花散里までです。
リンボウ源氏は、「正確な古典解釈」が一番のウリで、根拠のない恣意的な解釈や省略は一切ありません、と言い切っています。
だから、原文を読めない私は、これが原作にいちばん近いんだ、というイメージの元読み進めているので、いろいろ細かい驚きが多いです☆
細かいけど例えば、王命婦に対してこんなに冷たい藤壷ははじめて。でもよく考えたら当たり前かも。この人さえしっかりしてくれてたらーー!って普通思うよね(笑)
あと、賢木の巻で、斎宮からの返歌が実は女官が代作代筆したものなのに、そうとは知らず批評するさまがあわれ・・・源氏さん、ビミョーにバカにされてるの?と面白かった。
それとこれはインパクトの違いだけど、紅葉賀の行幸は今まで本番より試楽の方が素晴らしかったと解釈していたので、本番の描写の丁寧さは新鮮でした。
その分試楽の青海波の描写がさらりと物足りないくらいだった。けど、これが原作なのかな、とか考えました。
さすがだな!いろいろ楽しめる♪