あらすじ
「手を繋いだりキスをしたり、いつもすごくドキドキした。でも今は……」
思わぬハプニングから始まった、年末の小旅行。田中さんと入江君は急遽ホテルの同室に泊まることに。心の整理もつかないまま、ふたりきりの夜が始まって…。好きな人が大切な人になっていく。脇役たちの恋に大きな転換期が訪れる第9巻。
アルバイトの面接で名前の「のぶこ」を「モブ子」と聞き間違えられても、「たしかにそうかも」と自分で思ってしまうくらい、脇役でいるほうが落ち着く田中信子、大学2年生。その面接で決まったスーパーでのレジ打ちのアルバイトも、1年ほど続けてやっと少しずつ慣れてきたところ。そして、アルバイトを始めたばかりの頃に困っているところを助けてくれた入江君のことをひっそりと心の中だけで好きでいる。そんな田中さんが入江君と距離を縮めていく様子を、アルバイト先のスーパーや田中さんが通う大学などでの生活と一緒に、大きな事件が起こったりはしないけれど、コツコツと描いているのが本作です。
お話の合間にちょいちょい書き込まれている「モブ子の習性」が、いろいろな場面を的確に表現していて、非常に納得させられます。また、ちょっと多めのモノローグが、田中さんと入江君という主人公2人が初恋に翻弄されながらもいろいろと考えたり悩んだりしている心の中を読者に見せてくれて、自分の初恋を思い出す人も多いのではないでしょうか。
個人的には、アルバイト仲間がみんないい人なのがすごく癒されます。特に、入江君に「誰かの事を考えてニヤニヤしちゃったら それが恋だよ」と言ってくれる金子先輩がいい人過ぎて、イケメンポジションなのにいい人で終わっちゃうのかなぁ…とちょっと心配になったりもしますが、そんな風に優しくてにぎやかな周りの人たちと一緒に、田中さんと入江君の恋の行方を見守りたくなる作品です。
感情タグBEST3
恋をするということは…
とうとう来ちゃいましたね! 入江君が田中さんの生まれ育ったふるさとへ! ふたりで初めての遠出…しかも1泊するなんて! ほんとドキドキ! さてさてどうしよう! でもふたりらしいすてきな話し合い…お互いを大切に想う気持ち…よかったね。入江君が田中さんのご両親にあいさつするところはほほえましくってほんわかしました。ご両親うれしそうでしたね。 そして初めてのバレンタインを迎え、チョコ菓子初挑戦のバイト仲間:安部ちゃん。年下で可愛いけど、田中さんもうなずくしっかり者! 恋にはいろいろなかたちがあって、いろいろな想いがわいてくる。だから面白い。楽しんじゃおう! 頼もしいね。 恋をするということはときにつらくて切なくて苦いこともあるけれど、時は止まらない。また新しいめぐりあいがはじまって恋がはじまる。…今回も感動! ありがとうございました。
ワクワクドキドキ😊
今回も可愛かったな〜。
2人で不安に思っている事を相談出来る関係性がとても素敵。
2人だけじゃなくて出てくる登場人物どの人も魅力的です。
きゅん
たまに熟年夫婦のような落ち着きもありながら、でも等身大の2人のドキドキを感じることができて9巻も読んで良かったです
甘酸っぱい恋
年末のハプニングで地元デートしたり、バレンタインで一悶着と読んでいてとても甘酸っぱい恋してるなと。
どちらも素直なので問題が深く進展しないのが良かったです。
初めての嫉妬…この二人の場合、嫉妬すら尊く感じる…。
年末年始の帰省、バレンタイン。
初めてのお泊まりとなったら意識しない方が無理だし、バレンタインなんて恋人にとっては一大イベント。
ああでも入江くんに惹かれるのは分かるなぁ。きっと知るほどに好きになっちゃう。あの子にも素敵な恋が訪れますように。
照れ臭く微笑ましい
ゆっくり進展していく2人がとても素敵。恥ずかしがってはいても、きちんと気持ちを言葉にできるのって本当は強いなと思う。
育ちも性格も違うもの同士が関係を築きあげていくには誠実さが大切だと改めて。
心がホッコリする!
登場人物がみんないい人ー!
で、入江君と田中さんがめっちゃ初々しい!!
最近、少女マンガでも付き合う前からキスとか、女性マンガだとHからはじまる恋愛なんかが多いから、心が洗われますー(T ^ T)
スローペースで進む恋愛もいいなぁ…
スローですが、随所にキュンポイントもありますので、キュンとしたい方にもおすすめです。
癒し
お互いの気持ちを考えすぎて動けなくなりそうになっても、二人のペースでゆっくり一歩ずつ進んでいる様子にとにかく癒されます。疲れたとき読んでほっこりできる漫画。