アルバイトの面接で名前の「のぶこ」を「モブ子」と聞き間違えられても、「たしかにそうかも」と自分で思ってしまうくらい、脇役でいるほうが落ち着く田中信子、大学2年生。その面接で決まったスーパーでのレジ打ちのアルバイトも、1年ほど続けてやっと少しずつ慣れてきたところ。そして、アルバイトを始めたばかりの頃に困っているところを助けてくれた入江君のことをひっそりと心の中だけで好きでいる。そんな田中さんが入江君と距離を縮めていく様子を、アルバイト先のスーパーや田中さんが通う大学などでの生活と一緒に、大きな事件が起こったりはしないけれど、コツコツと描いているのが本作です。
お話の合間にちょいちょい書き込まれている「モブ子の習性」が、いろいろな場面を的確に表現していて、非常に納得させられます。また、ちょっと多めのモノローグが、田中さんと入江君という主人公2人が初恋に翻弄されながらもいろいろと考えたり悩んだりしている心の中を読者に見せてくれて、自分の初恋を思い出す人も多いのではないでしょうか。
個人的には、アルバイト仲間がみんないい人なのがすごく癒されます。特に、入江君に「誰かの事を考えてニヤニヤしちゃったら それが恋だよ」と言ってくれる金子先輩がいい人過ぎて、イケメンポジションなのにいい人で終わっちゃうのかなぁ…とちょっと心配になったりもしますが、そんな風に優しくてにぎやかな周りの人たちと一緒に、田中さんと入江君の恋の行方を見守りたくなる作品です。
感情タグBEST3
ほっこりしました。 読む度に温泉に浸かるようなじんわりあったかい気持ちになります。 モブ…脇役…けれどなくてはならない存在。 就活を終えて学生生活もあとわずか…ふたりだけのメモリｲ のような友人や恋人との思い出。やがては人ごみに流されて…日々の暮らしにうずもれて…寂しい気分になるけれど、それぞれに寄...続きを読むりそえる想いはかけがえのない力。 漫画も音楽もスポーツも…旅行も…その他の分野も様々なニュースを届けてくれる。 このめぐりあわせに感謝。
主役のふたりも素敵なんだけど、その話にしかでてこない脇役の登場人物も素敵に描かれてるのがとても良いです。
悩みや色んな壁にぶつかるけど嫌な人がでてこないのも読みやすくて気に入ってます。
この漫画は本当に人の感情の悪い面をあまり見せず、それでいてちゃんと心象描写を書くのがとても上手いと思います。
基本的に全員悪い人はいないから、心穏やかに読める。ただとても共感してしまうような恋愛の悩みなどが、たくさんあり感情移入をとてもしてしまいます。
付き合い始めて面白みがなくなるかと思っていましたが読んでいて恋愛がわからない主人公達は色んな人に相談や恋愛話を聞きますがかなりリアルで共感できて引き込まれていきます。
卒業が目前に迫ってきて、友達ともバイト先とも離れ、そして社会人と大学院生になり遠距離になる。もちろん未来への希望や期待もないではないんだろうけど、不安が勝ってしまう、そんな気持ちが自分のことのように伝わってきます。
クリスマスに卒業旅行にと、二人の様子を見守りながら…次巻が早く読みたいです…！
周りに流されず、焦らず、いつもお互いを大切に思っていて本当に素敵なふたり。
こんなに愛し愛されたら幸せですね。
人間的にも素晴らしい。
モブとか嘘！ふたりとも輝いてます。
卒業、就職、大きな変化を前にドキドキと期待する気持ちと、ドキドキと不安に思う気持ち。あったなぁ。2人がうまくその変化を乗り越えられるように祈りつつ、続きを待ちます！
第一話を買って読んでからずっと楽しくて追ってる作品だけど、
今巻だけかな？
作者の田村さん、そして編集さんとかきちんと校正してますか？
「以上」の意味を間違えてますよ？
そこだけ気になりましたが、ストーリーは相変わらず好きなんだけどなぁ〜
どうしたんだろ？
