【感想・ネタバレ】日に流れて橋に行く 3のレビュー

あらすじ

【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】雨模様となった日本橋の開橋式当日、「三つ星」は大胆な改装と、番傘の貸し出しで大盛況。更なる成功を求め、打ち出す一手は――。 時子に好意を寄せる流行作家の白石辰春は、呉服店で働く女性店員を主人公にした小説を新聞に連載する。その主人公のモデルが時子では?という噂が話題を呼び、「三つ星」は多くの客で賑わうように。一方、仕事に奮闘し自由に生きている時子を痛烈に批判する者も現れて…。

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時は明治末期。傾きかけた老舗呉服屋を、英国帰りの三男・星乃虎三郎が立て直す!というお話ですが、これがめちゃくちゃ面白かった!
競合の呉服屋が近代化の波に乗り、どんどん先へ進んでいくのに、虎三郎の店「三つ星」は依然として旧体制のまま。客足も遠のき、これでは未来がないと、虎三郎は英国で知り合った実業家の青年・鷹頭と二人で「三つ星」の改革を始めます。
従業員たちは、最初こそ反発するものの、虎三郎の商才と人心掌握術の上手さにほだされていきます。
初めての女性店員、下足番の廃止など、改革の内容がまた「明治」という時代をよく表していて、「ああ~これが文明開化!」という気分にさせられます。
打算か、友情か、虎三郎と鷹頭の関係も気になるところ(このあたりの描写は、さすがBLで人気の日高ショーコ先生という感じ)。
お仕事漫画が好きな人には、ぜひ読んでいただきたい。丁寧に織り込まれた時代背景と、痛快なストーリー描写に引き込まれる良作です。

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匿名

ネタバレ 購入済み

まさかのおまけ

黒木屋呉服店社長の黒木克巳と三つ星呉服店(元)社長の存寅さん、五百雀と虎三郎、それぞれの意外な関係に衝撃を受けました。

#ほのぼの #エモい #カッコいい

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2024年11月09日

ネタバレ 購入済み

日に流れて橋に行く

虎三郎、鷹頭、時子の三人を中心に物語は進みます。
三つ星を立て直す新たな施策は新聞小説とのコラボのようです。虎三郎と鷹頭の策略で時子は小説家の白井と信仰を深めます。ただし白井も一筋縄ではいかない癖のある人間で、時子はたびたび翻弄されます。お得意様の引きこもり娘との関係も上手くいかず、この先どうなるのでしょうか。
その他にも星乃次男や、鷹頭の過去など盛り沢山の3巻でした。

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2021年05月02日

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