人類が全員石化して数千年…!生きのびた高校生2人の文明再建物語!!
原作:稲垣理一郎(『アイシールド21』)×作画:Boichi(『サンケンロック』)による超大型SF大作が満を持して配信!
科学バカの千空と体力バカの大樹……人類が石化した世界で数千年後に目覚めた2人が、文明をゼロから建て直すファンタジーロマンです。
第1巻は、人類と世界を救うと意気込む千空の情熱がアツい!
「『科学ではわからないこともある』じゃねえ わからねえことにルールを探す そのクッソ地道な努力を 科学って呼んでるだけだ……!!」
「ファンタジーに科学で勝ってやんぞ 唆(そそ)るぜこれは…!」
「科学の力で人類全員!もれなく助けてやるよ」
――科学の力を借りて、他者への愛・世界への愛を原動力に文明を作り替えようとする彼の心意気に脱帽です。
もちろん大樹も見過ごせません。石化した片恋相手の杠(ゆずりは)…彼女への気持ちの深さに胸がいっぱいになります!愛は石化した彼女を貫き、心を手に入れることができるのか!?(ダブルミーニング)
文明は科学によってつくられるかもしれないけれど、その根底には誰かから誰かへの強い思いがあるに違いありません。
高校生2人のつくりあげる新しい世界は、石化した人類はどうなるの!?さっそく続きが待ち遠しい一冊!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
石の世界にも人間の集落がある?
三連滑車で倒木の下から助けたコハクに連れられて、村を訪れた千空。
門番の金狼銀狼、妖術使いのクロム、なぜかマスクで顔を隠している村の子スイカなど、科学で人心を着々と掌握していく。
地球の地軸が傾いて遠い将来北極星が別の星になる話は、昔読んだことがあるけど、まさかその設定が生かされる漫画があるとは。
というかシャボン玉や炎色反応、磁石の性質に自力で気付いたクロム、すごくね?(多分それは千空が一番分かってる)
桃太郎やゴリラ等、何気なく出てきた語彙についても秘密があったとは恐れ入る。
あと、"全人類が好き"と思わずクソデカ主語になる千空のラーメンへの信頼が普通の男子高校生で可愛い
(普通に小麦的なもの→パン的な主食、かと思ったらいきなり麺類)
偵察に来たうさんくせぇマジシャン:ゲンも、発電機を目の当たりにして考えを改め寝返るのか?
一から作った電気の一瞬の光と、年相応に嬉しそうな千空が印象的だった。
着々と増えていく仲間
現地人いたのも驚きだが、3700年あって石鹸もない…???千空と合流したことで一気に進歩しているが、千空がこれだけ出来るのもクロムが長年集めてきた鉱物類のお陰でもあるんよな。