あらすじ
メグレーシェフから副料理長に指名されたジルベール。いきなり厨房を仕切る立場になったものの、部下の料理人たちはクセ者揃いで――。腕は一流、心は三流。気弱な料理人成長記!
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主人公のジルベールは、パリにある有名シェフのレストランで働く気弱で引っ込み思案なプロンジュール。プロンジュールの仕事は皿洗いと雑用。来る日も来る日も厨房で皿を洗っている。前のレストランからここを紹介されて移ってきたときは料理人だったが、トラブルで降格されたからだ。ある日、そんなジルベールの下に雑用係としてやってきたマルコとの出会いが、ジルベールの人生を大きく変えていく…のですが、とにかく読んでください! 料理マンガとしてもお仕事マンガとしても、とにかくおもしろいんです。登場人物はみんな一癖も二癖もあって、でも全員にちゃんとストーリーがあって魅力的で、そして何よりジルベールがいい人で、読んだ後にあたたかい気持ちになって、また読み返したくなって、そして続きが待ち遠しくなります。
でも、この本を読んでいるとフランスの料理が食べたくなります。気を付けてください。
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試し読みから購入
以前から試し読みで気に入りながらも、購入していませんでしたが遂に先を読みたくなり購入!
正直海外舞台の漫画は入りにくいイメージで読みもしなかったのですが、これは笑顔も見やすく可愛らしいし登場人物はクセだらけながら嫌味がない!
現実社会ではもっとドロドロで目を塞ぎたくなるような対人関係も、葛藤と成長と周囲の愛情で魅せている。
胸がキューッとなって泣きたくなる場面もあります。
とにかくネコが可愛く癒やし(笑)
刺さる
毎回、あったかい気持ちになるお話が多いですが、今巻は特にヤンのために怒る主人公の言葉が心に刺さりました。
取り返しのつかない裏切りをしたくせに、周囲の誤解を解こうとしないまま、またヤンと繋がりを持とうとする卑怯な相手に主人公が言う。
「なぜ、彼はあなたを許さないといけないのですか」
「なぜ、あなたに謝らせてあげないといけないのですか」
「謝って気分が良くなるのはあなただけだ」
自分のためには滅多に怒らない、普段は大人し過ぎるぐらいの主人公が放った怒りの言葉。
聞こえてきたその言葉に、ヤンがどれほど救われたか。
他の職場では居場所の無かった人たちが、それぞれの良さを引き出しあって最高のレストランを作り出していく。
とても素敵な物語です
匿名
大好き
アルティストの中ではこの巻が1番好きかもしれません…(どれも大好きですが)
お店の"厄介者"だったとされるジルベール、ヤン、リュカ、ディミトリがそれぞれ距離を縮みていくストーリーがどれも良い。良過ぎました。特にヤンがリュカの苦しみを解いていくシーンは、働く身としてもすごく参考になりました。何度でも読み返したいです。
匿名
人間関係
人間関係ってむずかしいよな〜特に職場は。
リュカは言えば理解できるけど、理解出来ない人もいるし、でも付き合っていかなきゃいけないし、ヤンみないな人がいたら本当に助かる 笑。
匿名
少しずつ変化していく
ギクシャクしつつ、メンバーが少しずつ、理解しあって距離を縮めている。この漫画は、人の多様性や、信条や理解などを、説教臭くせずに伝えてくれる、非常にあたたかい物語だと思う。本当に好き。
Posted by ブクログ
いいね!こういうみんな成長いていく…みたいな
こういうのよく読んでたけど、だんだんこんなあたたかい上手くいくものだけじゃないって知ってさみしくなってたけど、ただおもしろそうだなって思ったのが久しぶりにこういうのでよかった!テンションもすごい自分に合ってるし、巡り会えてすごい!嬉しい!
どんどんキャラの見方が変わって
ジルベールもはっきり言ってくれてだいぶすっきりした。安易に誰にとってもハッピーな感じにしてくれなくてよかった
ほんとにヤンがいいやつ
またマルコ出てきたー!やったー!ジルベールが先に気づいて声かけるのいいねჱ̒˶ー̀֊ー́ )(T ^ T)
Posted by ブクログ
お返しにチーズをご馳走するヨルゴ、なかなかちゃんとしている。
上質な音楽も料理も、当たり前のようにそこに存在することが豊かさだという考えは好きだ。
初登場時は正論とは言えずけずけ言ってくるし、握手もしてこないヤンが
ここぞと言うところで、きちんと行動してくれる人でよかった。
ディミトリがものを壊すのはどうも気になるが
パティシエになった理由がとても素敵。
エタンにジルがはっきり言ってくれて良かった。
エタンは本当にヤンにすまないと思うなら
店の皆に自白して自首すれば良いのに。
元々は明るい性格だったろうヤンが
少し変わってしまった理由はわかったし
新しい信頼関係を得てまた元に戻っていけるのではと思う。
ジルが戻してくれた。だからリュカとも向き合えた。
マルコとも再会して、自分の部屋に誘える成長ぶりが微笑ましい。